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記録ID: 288017
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ハイキング
支笏・洞爺

有珠外輪山 〜誰もいない外輪山遊歩道〜

2013年04月23日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:31
距離
8.2km
登り
533m
下り
519m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

登山口(12:45)→外輪山展望台531m(14:00)→旧火口原展望台477m(14:25)→登山口(15:15)
天候 快晴 (ただし全天薄曇り)
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
有珠山外輪山遊歩道・登山口スペースを利用して駐車。
4台ほど停めればいっぱいになりそうです。
登山口までは国道37号線の「有珠山登山口」の小さい標識を目印に交差点を曲がって山側に直進すれば着きます。
コース状況/
危険箇所等
登山口から右に続く林道は登山者及び一般車両通行禁止です。当初、四等三角点のある貯金山(243m)が地形的に噴火湾のいい景色が見れるのではと思って行きたかったのですが、これにつながるルートがことごとく通行禁止になっていて諦めました。もっとも、ひっきりなしにダンプカーが通っていて身の危険を感じるので行く気になりませんでしたけど。

有珠山遊歩道はよく整備されていて歩きやすく、標識も整備されていて迷うこともないですが、林道等の色んなルートが交差しているので遊歩道以外の場所に入ると、この限りではないかもしれません。あと明らかに道ではない沢伝いにピンクテープが多く付けられていますが、多分、砂防ダムのメンテ用ではないかと思いますので、入り込まないようにするほうが無難です。

外輪山展望台から標高520m点に向かう稜線は、落石土石流の発生のため途中で柵が設けられて立ち入り禁止になっています。また、旧火口原展望台の標高477m点からロープウェー駅方面は冬季通行止めと思われるロープ規制がされています。おそらく4月いっぱいで解除になると思います。

写真コメントの標高表示は、GPSの位置情報を元に国土地理院の基盤地図情報10m標高から算出しています。
登山口よりも先の林道は車両はおろか登山者も通行禁止。大型車両が頻繁に通っている。
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登山口よりも先の林道は車両はおろか登山者も通行禁止。大型車両が頻繁に通っている。
遊歩道登山口。
標高117m点。迂回してきた林道と出会う。地図上の林道は169.7mの三角点を経由してぐるっと回って登山道に帰ってくる。
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標高117m点。迂回してきた林道と出会う。地図上の林道は169.7mの三角点を経由してぐるっと回って登山道に帰ってくる。
標高155m点。四つ角になっている。果樹園と書かれた方角に進むと169.7m三角点に、何も書かれていないほうに進むと涸沢を渡って対岸の通行禁止林道に入れるハズ。
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標高155m点。四つ角になっている。果樹園と書かれた方角に進むと169.7m三角点に、何も書かれていないほうに進むと涸沢を渡って対岸の通行禁止林道に入れるハズ。
標高231m点。一旦、涸沢に降りてまた登るという状態が何回か続く。
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標高231m点。一旦、涸沢に降りてまた登るという状態が何回か続く。
標高235m点。先程の階段を登り切ったところに柵が。どうあっても工事林道には入れたくないらしい(^^;。
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標高235m点。先程の階段を登り切ったところに柵が。どうあっても工事林道には入れたくないらしい(^^;。
標高269m点。外輪山まで1.5km標識が出てきた。案内板では登山口から外輪山まで2.6km。GPS表示は登山口から既に1.8km。残り0.8kmの計算なんだけど...なんか騙されたような。
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標高269m点。外輪山まで1.5km標識が出てきた。案内板では登山口から外輪山まで2.6km。GPS表示は登山口から既に1.8km。残り0.8kmの計算なんだけど...なんか騙されたような。
標高298m点。登山口近くで出会った林道と交差する。標識があるが...
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標高298m点。登山口近くで出会った林道と交差する。標識があるが...
近づいて見ると林道方向には「行けません」と書いてある。ウソつき! ちゃんと手書きで「OK」の文字も書いてある。
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近づいて見ると林道方向には「行けません」と書いてある。ウソつき! ちゃんと手書きで「OK」の文字も書いてある。
標高387m点。1.0km標識が出てきた。GPS表示は登山口から2.5km。標識のうさぎに嘲笑われているようで妙にムカつく(^^;。
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標高387m点。1.0km標識が出てきた。GPS表示は登山口から2.5km。標識のうさぎに嘲笑われているようで妙にムカつく(^^;。
標高403m点。林道との交錯点。地図上でもあと少しで外輪山に出るようだ。
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標高403m点。林道との交錯点。地図上でもあと少しで外輪山に出るようだ。
標高456m点の残り0.5km標識。GPS表示は、既に案内板に書かれた行程距離をオーバーしている。
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標高456m点の残り0.5km標識。GPS表示は、既に案内板に書かれた行程距離をオーバーしている。
標高473m点。山頂が近いハズなのに山頂方向には何も視認できず。近づいている実感が全くしない。
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標高473m点。山頂が近いハズなのに山頂方向には何も視認できず。近づいている実感が全くしない。
標高521m。外輪山に到着。結局のところ登山口からここまで3.4kmだった。予想に反して観光客の姿が一人もなく、とても静か。
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標高521m。外輪山に到着。結局のところ登山口からここまで3.4kmだった。予想に反して観光客の姿が一人もなく、とても静か。
標高530m、外輪山展望台。溶岩のレリーフがあった。
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標高530m、外輪山展望台。溶岩のレリーフがあった。
外輪山展望台から小有珠。山裾の曲線がとても美しい。奥に洞爺湖が見える。
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外輪山展望台から小有珠。山裾の曲線がとても美しい。奥に洞爺湖が見える。
外輪山の稜線は標高521m点で立ち入り禁止になっていた。
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外輪山の稜線は標高521m点で立ち入り禁止になっていた。
立ち入り禁止点から手前に銀沼大火口、奥に有珠新山と大有珠を見る。ダイナミックな景色。
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立ち入り禁止点から手前に銀沼大火口、奥に有珠新山と大有珠を見る。ダイナミックな景色。
善光寺奥の院というのもあった。
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善光寺奥の院というのもあった。
さっき登った伊達紋別岳を反対側から見ようと、標高481m点まで来た。双眼鏡では伊達紋別岳の鳥居型の山頂標識が見えたが、肉眼ではどのピークなのか全くわからない。
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さっき登った伊達紋別岳を反対側から見ようと、標高481m点まで来た。双眼鏡では伊達紋別岳の鳥居型の山頂標識が見えたが、肉眼ではどのピークなのか全くわからない。
標高464m点。旧火口原展望台から先はロープで冬季規制中? 観光客がいない理由はこれかと納得した。双眼鏡で標高573mの火口原展望台を見てみると、こちら側が静かなのと対称的に多くの人で賑わっているのが見えた。
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標高464m点。旧火口原展望台から先はロープで冬季規制中? 観光客がいない理由はこれかと納得した。双眼鏡で標高573mの火口原展望台を見てみると、こちら側が静かなのと対称的に多くの人で賑わっているのが見えた。
旧火口原展望台から火口を眺めて見る。展望台という割にはあまり景色がよくない。
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旧火口原展望台から火口を眺めて見る。展望台という割にはあまり景色がよくない。
下山時の標高226m点。沢地形に沿って謎のピンクテープが多く見られる。砂防ダムの作業用?
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下山時の標高226m点。沢地形に沿って謎のピンクテープが多く見られる。砂防ダムの作業用?
撮影機器:

感想

伊達紋別岳に登った後、せっかくここまで来たので有珠山と近場の貯金山に登ろうと有珠登山口に来たわけだが、貯金山へと通じる林道は大型車両がひっきりなしに通っている上に登山者通行禁止の標識が...貯金山は四等三角点のある標高243mの低山だが地形的に噴火湾のいい景色が見れるのでは期待していただけに正直がっかりしたが、せまい道を大型車両と行き交うなんでゴメンなので諦めて有珠山に向かった。

有珠外輪山まで案内図では2.6kmでそれほど大したことはないと思っていたが、本日2座目ということで足が重く、周りは落葉しているとはいえ密度の濃い森林で景色が単調なのも拍車を掛け、思ったよりも進まない。登山道はよく整備されているが、登っても登っても目指すピークらしいものが見えず、写真のように外輪山のすぐ近くまで来ているハズの標高473m点でも山頂側の情報は目視できず、心理的に辛いルートだった。それでも1時間15分掛けて何とか外輪山の展望台に立った。外輪山展望台から山裾の曲線がとても美しい小有珠、小有珠の右側には有珠新山と大有珠のダイナミックな景色もバッチリ。外輪山の稜線を辿って行くとロープウェー駅近くにある標高573mの火口原展望台も見える。

景色はいいんだけど平日とはいえ有名な観光名所に誰もいないのが妙に無気味で、双眼鏡でロープウェーに続く稜線を追ってみたが本当に人っ子一人いない。ロープウェー運休してるのか?とか思いつつ、稜線をロープウェー駅のほうに辿りつつ午前中に登った伊達紋別岳が見えるポイントに来た。肉眼や写真では、どれが伊達紋別岳か判別不明だけど、双眼鏡ではちゃんと伊達紋別岳の特徴ある鳥居型の山頂標識が見えていた。双眼鏡って本当にすごい。直線距離で11kmも離れているのに、たかだか1mほどの山頂標識が見えるんだから。

ついでなので標高464m点の火口原展望台にも行ってみたが観光客とは遭遇せず。ロープウェー駅のほうはどうなってるんだろうと興味が出てきて先に進もうとしたら、ロープで規制されていた。どうりで人が来ない訳だ。改めて双眼鏡で標高573mの火口原展望台を覗いて見ると今度は6人ほどの人が確認できた。ちゃんとロープウェーも営業してるみたい。とはいえ人間心理は不思議でマイナーな山頂で誰もいなくても全然平気なのに、人間の痕跡の強いところに誰もいないというだけで妙に気味悪く感じ早々に下山することにした。

下山中は進行方向から絶えず獣臭のようなイヤな匂いが風に乗ってやって来て、ヤバいなぁとか思いつつ降りたが、結局、何とも出会わずにすんだ。下界はポカポカ陽気で、帰り道にあこの窓を全開にしてたら畑のほうから、さっきと同じ匂いが漂ってきて、先程の心配の種は堆肥の臭いだったのかと納得したが、紛らわしいなと思いつつ帰路についた。

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