精進湖パノラマ台から本栖湖佛峠


- GPS
- 04:38
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 905m
- 下り
- 904m
コースタイム
09:54 パノラマ台手前分岐点
11:00 県道300号線中之倉トンネル上
12:15 佛峠分岐点
12:54 本栖キャンプ場
自転車移動
13:30 精進湖駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
パノラマ台手前分岐から本栖湖佛峠方面への道は不明瞭 身長170センチの私が熊笹から頭だけ出して細い尾根の踏み跡を、慎重に一歩一歩探る恐怖感 こぶのように突き出た岩のピークを巻く道は、急斜面の上靴の幅しかない細道で、その上に枯れ葉が何層も降り積もっていて滑りやすい 途中一箇所ある展望台から本栖湖の絶景を望めるほかは 鬱蒼とした樹林の中をひたすら歩く道で、風通しも悪くこの時期は暑苦しい |
写真
感想
2006年11月29日、自転車店のご主人に「極上のトレイルがある」と囁かれ、その店で買ったばかりのマウンテンバイクと共に精進湖から山へ入ってみれば、トレイルという名の山道は険しく細く分かりづらくて、何度も道に迷って「死ぬかもしれない」という恐怖感と不安と寂しさのなか必死で自転車を「押し」、ようやく本栖湖畔へ下りてきたときは、もう二度とこの道を通ることはないだろうと自分の中で封印した。はずだった。
2008年9月17日の天気予報は最高気温が30度近くなると伝えた。ブヨに刺されて腫れるのはいやだったので、足は長い丈のパンツで覆ったものの、さすがに上は半袖にした。虫除けの薬を塗るのは忘れた。1ヶ月近く山から遠ざかると、こういうちょっとした忘れ物をしてしまう。
今回で4回目の訪問となるパノラマ台入り口へ立ったときに気が付いた。お供に自転車も犬もいないのは初めてだ。自分ひとりの身軽で、自分のペースでゆっくり登れる嬉しさ、などとうかれる間もなくハエの襲撃に遭う。耳元で絶えずブンブン言われてはひっそりとした湖畔の山道を満喫するどころではない。
うるさい奴らを引き連れつつ、いつものペースでパノラマ台手前の分岐点までやってきた。ここからが今回のメインルートだ。恐怖の藪漕ぎの後に続くしつこいアップダウンは事前に散々シミュレーションしてきた。実際に歩きながらも、立ち止まっては地図と現在地を照らし合わせて、その先の地形を先読みしておく。ただ、先読みはできても藪がなくなるわけじゃない。靴の幅しかない細い巻き道が太くなるわけじゃない。2年前の私はどうやってこの道を自転車と共に歩いたのか思い出しながら歩く。
ピークを巻く道がわからず、泣きながらMTBを担いで岩を登ったり、自転車のタイヤでエッジを効かせながら急斜面の細道を、滑落の恐怖と戦いながらゆっくり進んだり。総じて道の案内が悪いので、今回も何ヶ所かルートを外した。それでも前回は全く気が付かなかった展望台からの絶景を楽しむことはできたし、何より心の余裕があった。これでハエさえいなければ。あと、もう少し涼しければ。
行程の2/3ほどの地点でキノコ獲りのおじさんと会った。精進湖から来たと言うと驚いていらした。自分でも物好きだと思う。
カシミールの予想では3時間30分のルートを4時間かけて歩いた。カシミールレベル高過ぎだと思う。事前に下り口へ止めておいた自転車に乗って精進湖へ戻り、今回も無事終了。彼女に作ってもらったおにぎりを車の中でのんびり食べて幸せいっぱい。ごちそうさまでした、また作ってね。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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このマイナーさは散弾銃の薬莢が転がってても、キノコ採りのおっちゃんに驚かれてもおかしくないですね(笑)
地図見てニヤリとしております
これは面白ルートです
でもここ、一応地図に点線ついてるルートなんですよね。
この記録をネットで整理しながら、周辺の情報を検索していたら、毛無山から雨ヶ岳を経て、そこから地図に点線の無い尾根を辿って佛峠まで歩いたすごい人がいました。しかも女性ひとりの単独行です。
思わずブログに「真似できません」て感想書いたら、「是非真似してください」とお返事がきました。
で、今そのルートを確認中なのですw
雨ヶ岳〜佛峠 の尾根線
今、地図で確認しました、確かに地図上では取り付きやすそうですが・・・
これは踏み跡もない箇所がありそうですね
「是非真似してください」
計画の詳細については、日記で報告しますw
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