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Yamareco

記録ID: 2895983
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

安達太良山

2019年01月25日(金) 〜 2019年01月26日(土)
 - 拍手
nabekuni その他1人
GPS
32:00
距離
7.5km
登り
407m
下り
392m

コースタイム

1日目
山行
2:45
休憩
0:20
合計
3:05
9:00
85
奥岳登山口
10:25
10:30
30
11:00
11:15
50
2日目
山行
1:50
休憩
0:15
合計
2:05
8:00
45
8:45
9:00
65
10:05
奥岳登山口
天候 1/25:晴れのち曇り、1/26:晴れのち雪
過去天気図(気象庁) 2019年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
あだたら高原スキー場
コース状況/
危険箇所等
スノーシューを履いても膝まで潜る新雪で疲れました。
その他周辺情報 奥岳の湯。→成駒食堂でソースカツ丼。
登山口のあるあだたら高原スキー場。小屋の手前が登山者用駐車スペース。駐車は無料。隣は小屋でご一緒したご夫妻の車。
2019年01月25日 08:37撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/25 8:37
登山口のあるあだたら高原スキー場。小屋の手前が登山者用駐車スペース。駐車は無料。隣は小屋でご一緒したご夫妻の車。
雪の状態次第なのでアイゼン、ピッケル、スノーシューを携行する。
2019年01月25日 08:39撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/25 8:39
雪の状態次第なのでアイゼン、ピッケル、スノーシューを携行する。
奥岳登山口。スキー場の末端が登山口になっている。快晴無風で気温-5℃と意外に暖かい。
2019年01月25日 08:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/25 8:47
奥岳登山口。スキー場の末端が登山口になっている。快晴無風で気温-5℃と意外に暖かい。
ゲレンデ。ここからは山頂は見えない。
2019年01月25日 08:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/25 8:59
ゲレンデ。ここからは山頂は見えない。
登山ポストに計画書を投函して出発。
2019年01月25日 09:03撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/25 9:03
登山ポストに計画書を投函して出発。
登山道に入って50mも行かないうちに膝上のラッセルになり、スノーシューを履く。
2019年01月25日 09:19撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/25 9:19
登山道に入って50mも行かないうちに膝上のラッセルになり、スノーシューを履く。
フカフカの新雪は気持ち良いが、疲れる。前を行くご夫妻はワカンだ。
 
2019年01月25日 09:19撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/25 9:19
フカフカの新雪は気持ち良いが、疲れる。前を行くご夫妻はワカンだ。
 
しばらくはゲレンデ沿いの幅の広い車道を行く。
2019年01月25日 09:25撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/25 9:25
しばらくはゲレンデ沿いの幅の広い車道を行く。
ジグザクの馬車道とほぼ直線の登山道。近道でもあり、トレースの付いた登山道を行く。
2019年01月25日 09:38撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/25 9:38
ジグザクの馬車道とほぼ直線の登山道。近道でもあり、トレースの付いた登山道を行く。
勢至平に出ると風が強く、稜線の視界も悪くなった。
2019年01月25日 10:50撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/25 10:50
勢至平に出ると風が強く、稜線の視界も悪くなった。
くろがね小屋の手前は急斜面のトラバースが続くので慎重に歩いた。
2019年01月25日 12:02撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/25 12:02
くろがね小屋の手前は急斜面のトラバースが続くので慎重に歩いた。
県営のくろがね小屋は1963年建設。来年3月に営業停止し、2年間の建替工事休業に入る予定だったが・・・・。
2019年01月25日 12:04撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/25 12:04
県営のくろがね小屋は1963年建設。来年3月に営業停止し、2年間の建替工事休業に入る予定だったが・・・・。
くろがね小屋
2019年01月25日 12:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/25 12:07
くろがね小屋
玄関を入ると広い食堂スペースがあり、手前側は自炊に使える。
2019年01月25日 12:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 12:23
玄関を入ると広い食堂スペースがあり、手前側は自炊に使える。
昔懐かしいだるまストーブ。チェックインは13時なのでまずランチ。
2019年01月25日 12:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 12:23
昔懐かしいだるまストーブ。チェックインは13時なのでまずランチ。
今朝二本松市内のコンビニで買った「冷凍鍋焼きうどん」を温める。バーナーは床上で使うのがここのルール。
2019年01月25日 12:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 12:23
今朝二本松市内のコンビニで買った「冷凍鍋焼きうどん」を温める。バーナーは床上で使うのがここのルール。
具だくさんの鍋焼きうどんはカップ麺より美味しい。ワインもあります。
2019年01月25日 12:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 12:43
具だくさんの鍋焼きうどんはカップ麺より美味しい。ワインもあります。
吹き抜けの2階が宿泊室になっている。上下2段の部屋もある。定員は50人。
2019年01月25日 13:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 13:20
吹き抜けの2階が宿泊室になっている。上下2段の部屋もある。定員は50人。
こちらが我々の部屋。6畳間に4人なのでゆったりだ。同室は横浜から来られたご夫妻。
2019年01月25日 13:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 13:20
こちらが我々の部屋。6畳間に4人なのでゆったりだ。同室は横浜から来られたご夫妻。
浴室。Ph2.5の強酸性。湯温はかなり熱いが、しばらく入っていると慣れる。
2019年01月25日 13:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 13:26
浴室。Ph2.5の強酸性。湯温はかなり熱いが、しばらく入っていると慣れる。
風呂上がりにビールで乾杯。んまいぜ!
2019年01月25日 14:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 14:15
風呂上がりにビールで乾杯。んまいぜ!
赤々と燃える燃料はコークス。夏の間にジムニーで荷揚げするとのこと。
2019年01月25日 14:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 14:27
赤々と燃える燃料はコークス。夏の間にジムニーで荷揚げするとのこと。
早々と登頂を断念して温泉とビールを選択したが、同室のご夫妻は果敢に山頂アタック。でも峰の辻手前で悪天候のため引き返して来た。写真は小屋で休憩した日帰りの人。
2019年01月25日 14:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 14:32
早々と登頂を断念して温泉とビールを選択したが、同室のご夫妻は果敢に山頂アタック。でも峰の辻手前で悪天候のため引き返して来た。写真は小屋で休憩した日帰りの人。
今日の泊まり客は8人。アットホームな雰囲気で食卓を囲む。楽しい食事だ。
2019年01月25日 17:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 17:31
今日の泊まり客は8人。アットホームな雰囲気で食卓を囲む。楽しい食事だ。
くろがね小屋秘伝の大人気カレー。お代わり自由。
2019年01月25日 17:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 17:30
くろがね小屋秘伝の大人気カレー。お代わり自由。
とても美味しく、全員がお代わりした。
2019年01月25日 17:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 17:39
とても美味しく、全員がお代わりした。
食後はストーブを囲み、管理人さんも含め全員で団らん。これも空いている平日ならでは。
2019年01月25日 18:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/25 18:19
食後はストーブを囲み、管理人さんも含め全員で団らん。これも空いている平日ならでは。
朝食。牛すじ煮込みと温泉玉子、海苔の朝食。福島産のご飯が美味しい。
2019年01月26日 06:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/26 6:32
朝食。牛すじ煮込みと温泉玉子、海苔の朝食。福島産のご飯が美味しい。
出発前にMさんと記念撮影。
2019年01月26日 07:45撮影
1/26 7:45
出発前にMさんと記念撮影。
軟弱な我々は下山するが、M夫妻は山頂に向かう。
2019年01月26日 07:55撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/26 7:55
軟弱な我々は下山するが、M夫妻は山頂に向かう。
昨夜積もった新雪に消防士さんが付けてくれたトレースを辿る。
2019年01月26日 07:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/26 7:57
昨夜積もった新雪に消防士さんが付けてくれたトレースを辿る。
青空は次第に広がり、ちょっと後悔した。
2019年01月26日 08:16撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/26 8:16
青空は次第に広がり、ちょっと後悔した。
スノーハイクは楽し
2019年01月26日 08:43撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/26 8:43
スノーハイクは楽し
-5℃と暖かく、上半身はブレスサーモのアンダーとソフトシェルの2枚でも暑い。
2019年01月26日 09:01撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/26 9:01
-5℃と暖かく、上半身はブレスサーモのアンダーとソフトシェルの2枚でも暑い。
トレンチ
2019年01月26日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/26 9:31
トレンチ
烏川橋。ここまで来ればゲレンデは近い。
2019年01月26日 09:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/26 9:57
烏川橋。ここまで来ればゲレンデは近い。
ゲレンデ
2019年01月26日 10:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/26 10:10
ゲレンデ
奥岳の湯
2019年01月26日 10:16撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/26 10:16
奥岳の湯
昨夜の降雪で10cmくらいの新雪に覆われた車。
2019年01月26日 10:19撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1/26 10:19
昨夜の降雪で10cmくらいの新雪に覆われた車。
内湯より大きく開放感抜群の露天風呂。内湯より熱く、気持ちが良い。
2019年01月26日 10:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/26 10:48
内湯より大きく開放感抜群の露天風呂。内湯より熱く、気持ちが良い。
岳温泉の人気店「成駒食堂」でランチ。
2019年01月26日 12:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/26 12:04
岳温泉の人気店「成駒食堂」でランチ。
ボリュームあり過ぎのソースカツ丼。これは大盛りではない。美味しいが、ご飯は食べきれなかった。
2019年01月26日 12:17撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/26 12:17
ボリュームあり過ぎのソースカツ丼。これは大盛りではない。美味しいが、ご飯は食べきれなかった。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 バラクラバ 毛帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ

感想

1月25日(金) 晴れのち曇り

 安達太良山は今回で5回目だが、過去3回は日帰りで小屋泊まりは2009年2月以来の2回目だ。荷物は小屋泊ながらアイゼンやスノーシューがあるので15kgくらい。
 横浜北線の新横浜ICで降りて純子さん宅に向かったが、GoogleMapのナビがとんでもなく狭い道を指示するので参ってしまった。やはり保土ヶ谷バイパスで行くべきだった。
 純子さんを乗せ首都高・大橋JCT経由で東北道に乗ったが、木曜日の夜なので空いている。羽生PAで休憩し0:20に安達太良SAに到着。天気は晴れ、気温は0℃。
 2,3列目をフラットにし、エアマットを敷いてシュラフに潜って車中泊。ワインを飲んで0:50就寝。

 6:00起床。気温0℃だが寒く感じる。まだスイッチが入っていないようだ。天気はピーカン、素晴らしい。サービスエリアの一角から安達太良山が見えるが山頂に雲が棚引いている。
 朝食は二本松IC近くのすき家にするつもりだったが、サービスエリアのラーメン、チャーハンセットを食べた。
 昼食の冷凍鍋焼きうどんを二本松IC近くのセブンイレブンで買おうとしたら、なんと冷食は一切置いてなかった。しばらく市内を山とは逆方向に走り、ミニストップで冷凍鍋焼きうどんを買った。
 岳温泉までの道路に雪は無く、温泉街を抜けて上り坂に入ったところから雪道になった。凍結している所もあるので慎重に走る。
 8:00あだたら高原スキー場に到着。平日のせいか駐車場は空いている。夜間に車を置きっぱなしにする登山者は駐車場の手前に置くことになっており、目印の小さな小屋の手前に駐車する。
 隣には横浜ナンバーの車が1台あるだけだった。この車にいたのは小屋で同室になったM野さんご夫妻だった。駐車場で少し話をし、スキーセンターやスノーシューを装着した所でも言葉を交わした。
 駐車場の気温は-5℃。身支度をしてスキーセンターでトイレを済ませ、パトロール隊の詰所脇の登山ポストに計画書を投函して出発。
 最初はゲレンデ内なので良く締まっており、スノーシューはザックに付けていたが、ゲレンデ脇から登山道に入ったとたんに膝上まで潜るようになり、スノーシューを履く。M野夫妻も同じ場所でワカンを装着した。
 登山道はジグザグに迂回する「馬車道」をほぼ直登しており、そこそこの急登が続く。気温は0℃と高く、快晴無風で登っていると汗をかく。上着を脱いでブレスサーモのアンダーシャツとソフトシェルだけでも暑い。
 先行者のトレースは1〜2人と山スキー1人で、スノーシューを履いていてもトレースを少し外すと膝まで潜ってしまう。
 急登を登り切り、平坦な勢至平の入口付近になると風が強くなった。稜線もガスがかかっている。
 勢至平分岐からくろがね小屋までの15〜20分間は湯川に向かって切れ落ちた急斜面をトラバースする。トレースが細いので滑落しないように気を付けて通過する。
 12:05くろがね小屋に到着。奥岳登山口から2時間55分。コースタイムは2時間20分だが、スノーシュー装着や雪道を考慮すればまずまずだろう。小屋の前が3mくらいの雪の斜面になっており、スノーシューで降りるのはやや恐い。
 小屋の中はだるまストーブが焚かれて暖かい。チェックインは13時なので、それまで食事をしながら待っていてとのことで、今朝買った冷凍鍋焼きうどんを温める。バーナーは床の上で使うのがこの小屋のルールだ。
 途中の気温が高かったので、冷凍うどんが融けるのを危惧したが、カチカチで全く融けていなかった。具だくさんの鍋焼きうどんはとても美味しい。冬期はカップ麺より絶対コレだ。
 13時にチェックイン。入湯税と暖房費込みで2食付き6,630円は格安だ。小屋番さんによると県営なので儲けてはいけないとのこと。素晴らしい。
 小屋の定員は50人だが、金曜日の今日の泊まり客は8名とのこと。我々の部屋は6畳の4人部屋。同室は駐車場で隣だった横浜のM野さんご夫妻だった。敷き布団と毛布2枚で掛け布団は無いのでちょっと寒そうだ。
 当初計画では昼食後山頂往復する予定だったが、ガスで展望無いので登頂は諦めて温泉に変更。湯温はかなり熱めだが、しばらく我慢していると慣れて来る。
 守谷市から来た東京消防庁の48歳の消防士さんと一緒だったが、彼は日本酒を飲みながら温泉に浸かり、一度上がってから酒を買って再度温泉に入って行った。
 風呂から上がって良い気分でビールを飲んでいると、M野夫妻は山頂アタックに出発していった。しかし、1時間くらいで戻って来て、峰の辻あたりでホワイトアウトしたので引き返してきたとのこと。
 食事を作りながらストーブに燃料を補給する管理人さんと話をしたが、ストーブの燃料は石炭より火持ちの良いコークスで、冬の間は荷揚げが出来ないので夏の間にジムニーで荷揚げするらしい。
 荷揚げの道路は小屋の前まで通っているが、相当の悪路で普通の四駆軽トラでは壊れてしまうらしい。小屋は来年3月まで営業したあと建替の為2年間休業するとのこと。
 小屋は県営だが、運営しているのは独立行政法人で、小屋番さんはそこの職員とのこと。客の少ない平日は1人で、客の多い週末はアルバイトも含めて数人で運営するらしい。我々が着いたときは小屋番は2人居たが、交代らしく1人は夕方スキーで下って行った。
 17:30〜夕食。くろがね小屋の夕食は毎晩秘伝の「くろがねカレー」。いまどきカレーの山小屋は少ないが、くろがねカレーはかなり美味しい。お代わり自由で、8人全員がお代わりした。
 今夜の泊まり客は8人と少ないので、食事中も食後も小屋番さんを含めて四方山話で楽しい時間を過ごした。
 小屋はずっと黒字で、客は夏より冬の方が多いらしい。生物食材を持ち込める冬は自炊をする人が多く、50人満室でも夕食を食べるのが6人で残りは全員自炊という事もあるとのこと。
 食事のあと寝る前にもう一度風呂に入った。毛布2枚では寒いので管理人さんに断って他の部屋の毛布を2枚ずつ借りて1枚を下に敷き、3枚を掛けて寝た。21時消灯と同時に就寝。

1月26日(土) 晴れのち雪

 5:30起床。寝床の室温は0℃だが、毛布を3枚かけたせいか寒くはなかった。6:00頃ストーブがついたので下に降りてコーヒーを淹れる。
 朝食は牛すじ煮込み、温泉玉子、海苔、味噌汁。ご飯は福島産の米とのことで、とても美味しい。
 消防士さんは小屋の朝食を食べずに早立ちして行った。今日はグランデコから吾妻山に登るらしい。
 早朝は曇っていたが、青空が広がって来た。M野夫妻は再度山頂を目指すとのこと。我々は奥岳の湯に一直線だ。
 トレースは消防士さんの付けたものだけ。小屋近くの急斜面のトラバースは新雪が20〜30cmの新雪で、足場を固めながら慎重に通過する。滑落したら沢に転落するのでただでは済まない。
 天気は次第に良くなり青空がさらに広がって来た。天気予報は悪かったが良い方に外れたようだ。山頂に向かわなかった事を少しだけ後悔したが、下山後M野さんから純子さんに届いたメールによると山頂はホワイトアウトだったらしい。
 勢至平分岐付近は無風で気持ち良い。土曜日なので続々と登ってくる。樹林帯のトレースはしっかり踏まれていてスノーシューは不要な状態で、途中で外した。
 1時間50分で奥岳登山口に着いた。車には10cmの新雪が積もっていた。奥岳の湯の駐車場まで車で移動。奥岳の湯はかつて富士急ホテルがあった場所に3年前にオープしたものらしい。
 料金は600円と比較的安い。内部は新しくて快適。内湯より露天風呂が広く、開放的な露天風呂は素晴らしい。内湯はやや温めだが、露天風呂はやや熱めで気持ちが良い。
 くろがね小屋のお湯は湯の華が多くて白濁しているが、同じ湯が奥岳まで来るうちに透明になっている。不思議だ。とても良い温泉だが、休憩室が無いのがちょっと残念だ。
 車で15分下った岳温泉の成駒食堂でランチ。名物の「ソースカツ丼」はカツが丼から溢れていてボリューム満点。カツは完食したが、ご飯は少し残してしまった。
 近くの玉川屋というお土産屋でお土産を買って帰路に着いた。昨夜の雪で二本松市内まで雪景色になっていた。
 二本松IC近くのスタンドで給油。東北道の渋滞は無く、大橋JCT付近で少し混んだが、16:50に青葉台に到着し、18:05に君津に到着した。
 今回は登頂は出来なかったが、温泉付きでアットホームな山小屋で楽しい時間を過ごす事が出来、気持ちの良いスノーシュー歩きが出来て満足な山行だった。来年3月に建替で閉鎖されるので、今年のグリーンシーズンに川崎さんを誘ってまた来よう。

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