栗駒と蔵王を結ぶ中央分水嶺 中央分水嶺から純白の虎毛山を目指す(鬼首トンネルから往復)


- GPS
- 12:42
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,511m
- 下り
- 1,506m
コースタイム
- 山行
- 11:28
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 12:26
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スノーシューで歩く.ここ数日は晴れや気温の高い状態が続いたので雪が締まり気温の低い午前中は雪面がやや硬くスノーシューだと10cm程度しかもぐらなかったが,吹き溜まりだと膝上までもぐった.終始トレースはなく誰とも会わなかった. 尾根伝いに歩いたが分水嶺までのルートは地形がやや複雑なのでなるべく無駄な登りをしないように地形図を見ながら適当に歩く.中央分水嶺は起伏が多く思ったより疲れる.1087.7m峰への登りは途中に急で雪庇のある場所があり慎重に歩く.1097m峰の下りは東側に見事な雪庇が発達しているが,今年は豪雪で時期的にもやぶがまだ出ていないので西側の樹林の中を歩ける.中央分水嶺から虎毛山までの稜線は広大な緩斜面の雪原で展望が良い. 帰りは足跡を追って歩いたが,1087.7m峰から下りの急な場所を避けたかったので手前の鞍部から南西の沢に下って鞍部に登り返した.また948m峰は東側を巻いたが気温が高いため軟雪でもぐり,また尾根に出る場所の大きな雪庇の乗り越えが大変だった.送電線付近からヘッドランプを点けGPSで確認しながら分かりにくくなった足跡を追って車まで戻った. |
写真
感想
2013年3月20日に中央分水嶺歩きとして今回と重複するコースを歩いた.この時は虎毛山に行かないでさらに東側の1298m峰まで行き往復した.今回は高松岳に続く稜線を繋げるために中央分水嶺から虎毛山までを歩いた.これで高松岳までの稜線が繋がった.
中央分水嶺の部分は一度歩いているコースだが,3月と2月では状況が違った.3月は雪が落ち着きやぶも出始め雪庇の崩落も始まっていた.2月は雪庇が恐ろしいほど発達しているが,まだ崩落はなくやぶは隠れているので雪庇を避け樹林側を比較的楽に歩ける.今年は豪雪で雪が多い影響もあると思う.ただ1087.7m峰への急な登りは崩落しそうな軟らかい雪で緊張した.3月は特に問題とならない場所だったと思う.近くには雪崩の跡もあり,帰りはこの尾根を避けて沢に下って登り返した.危険はなかったが軟雪でもぐり疲れ,また稜線に戻る部分の雪庇の乗り越えに苦労した.
中央分水嶺から虎毛山までの稜線は広大な雪原で展望も良く気持ち良かった.虎毛山南東の沢の源頭にある巨大な雪壁と雪庇,1097m峰の北東側の雪庇はまだ亀裂もなく綺麗で一見の価値があると思う.3月以降の残雪期にこのルートを歩く登山者はそれなりにいると思うが,2月に登る人は稀だと思うので写真が撮れたことは良かった.
帰りは下りで楽だと思ったが,登り下りの多い稜線歩きと午後の軟雪で疲れがたまり最後は暗くなりヘッドランプを点けて歩いた.やっと帰宅し風呂に浸かり寝ようとしていたら大きな地震が来て急遽職場まで行き状況の把握をすることになってしまった.
ここと重複する中央分水嶺山行:
栗駒と蔵王を結ぶ中央分水嶺 鬼首峠〜1097m峰〜1298m峰
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1289495.html
ここから北につづく分水嶺山行:
栗駒神室の分水嶺 赤倉沢下降点〜虎毛山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2550332.html
コメント
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土曜日は天気が良くて最高でしたね。私はその日、高松岳を回ってました。
さて、全記録を拝見しました。きれいですね。見事です。鳥海山から神室山を結ぶ稜線をかつて「仙の山」とよんでいました。それを踏破したという方がいます。今後のご活躍を期待しています。
私が虎毛山に登った日に conanさんは高松岳に登っておられたとのこと.2月なのに風もなく穏やかに晴れて最高の天気でしたね.午後から神室連峰には雲がかかってしまいましたが,高松岳は綺麗に見えましたので conanさんも最高の山行だったのではないでしょうか.
私は分水嶺を中心に日帰りでコツコツと歩いています.山形在住なので県境の分水嶺も歩いていますが,鳥海山から神室山を結ぶ稜線はかなり渋くて大変になりそうです.高齢ですので達成できるかわかりませんが,無事に「仙の山」を歩けることを願っています.
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