久多:深洞山-天狗峠-府大尾根周回



- GPS
- 08:20
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 937m
- 下り
- 925m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
京都の北の端にある久多の集落をぐるっと周回しようとして、8/20と今回で3/4くらいは歩いたことになる。
今回は久多・上ノ町から尾根を登り、深洞(フカンド)山、927mピーク、天狗峠、府大尾根を経由して、岩屋谷出会から上ノ町に戻るというコースで、久多周回の西半分となる。GPSの操作をミスしたのか、府大尾根下降中にGPSがいつの間にかOFFになってしまった。下山後残りの軌跡分はカシミールでポイントを追加したものだからポイントが少なく直線が多いのである。
上ノ町奥の沢(何谷なのか失念した)から西向きに古い林道をほんの少し入って、すぐに左の尾根に登ると一直線に久多越えからの尾根に向かって比較的楽な倒木の多い尾根を登った。晴れて暑いのだが、深い樹林のコースなので直射日光のあの暑さがないのがせめてもの救いである。歩いていると後ろのメンバーが『ツルリンドウ』が咲いているというので見てみると、踏んでしまいそうな場所にひっそりと小さな花弁を抱えて佇んでいた。実に愛おしい可愛らしさであった。
久多からの稜線に合流して緩い傾斜の尾根を進むと深洞(フカンド)山に到着した。踏み跡は僅かで赤布も少ないなど静かでこの上ない環境だ。フカンドを越えて進むと足元に小さなミヤマウズラが咲いるとのことで写真に収めたが、これも実に小さな花でよく見つけたものと感心した。次の897mピーク周辺には板取台杉があるというのもこのコースの魅力であるが、幹の側面を剥がされたかのような様は痛々しいものである。何本かの芦生杉や台杉などを鑑賞して、927mピークの直前の東方向が見渡せる場所で昼食とした。経ヶ岳やイチゴ谷山、909mピーク、865mピークなどもよく見えて、今春歩いてタムシバの花を沢山見たことを思い出した。
927mピークからは踏み跡も少しであるが鮮明となって歩き易い道となったものの、921mピークでは少し左(西)方向に曲がる所を直進してしまい、GPSの確認で慌てて左方向に無理に斜面をトラバースして正規な稜線に戻った次第だ。このコースは10年ほど前にはよく歩いたものであるが、木々などが繁茂してきたからか見通しも悪くなってきたように感ずるし、踏み跡は昔より薄くなったようにも感じた。そうこうする内に天狗峠分岐に着いたので、荷物を置いて空身で天狗峠(岳)をピストンした。天狗峠までには物凄い大きな芦生杉が色んな形で何本もあるのには再見であるが、何時も驚きである。天狗峠には一つの標識だけが、ひっそりと細い木に取り付けてあるだけで芦生に相応しいシンプルさだ。
分岐に戻って府大尾根への分岐迄昔は木々が小さいかったからと思うが、見通しが効いて先行がよく見えたと思うが、今日は初めての場所のような感覚でGPSを頼りに鬱蒼とした灌木と樹林に満ちた尾根をひたすら歩いていると、急に開けたイワヒメワラビの草原に出た。府大尾根分岐かと思ったが、少し手前の広場であって、昔来たことを思い出したのだった。草原を歩き少しの樹林を越えると府大尾根分岐で、イワヒメワラビの先ほどより広い開放地にやっと到着して、先日8/20に来た場所に再び来たのだった。あとはついこの前の記憶に残る急斜面の下降路を無理やり下るのみだ。府大小屋からは林道なので何の心配もないが、上ノ町までの長い道路歩きが堪らない。足の裏が痛いと言いながら、いつもは車で一瞬の地も歩くと大変だなと再認識して、本日の長い縦走に足が動かなくなって這う這うの体で上ノ町駐車地に到着した。
”八”、”竹” L
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