毛無岩 ワイルド過ぎる岩稜の先に大展望が!


- GPS
- 04:25
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 696m
- 下り
- 696m
コースタイム
09:30赤松の休み場
10:40分岐
11:10毛無岩11:20
11:45コル11:55
12:40赤松の休み場
13:20駐車場所
歩行時間4時間5分
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道45号線から93号線で南牧村に入り、道なりに行きます 「蝉の渓谷」を過ぎ、県道201号線分岐で右折し 「吉祥寺」で右方向に行き、「星尾浄水場」を過ぎるとすぐに車道終点 車3台位の駐車スペースがあります 登山口へは、車道を徒歩で下って戻り 神社手前の簡易舗装道路から入れます 登山ポスト、トイレ等はありません |
コース状況/ 危険箇所等 |
沢に沿って杉の植林帯を高巻きするようになると 次第に急坂になります 急斜面の雑木林はザレたジグザグ道で、滑りやすいです 「赤松の休み場」から尾根伝いに歩き、 岩峰を幾つも越えたり、巻いたりします 痩せ尾根、分かりにくい巻き道もあり 踏み跡が細く、ザレた急坂もあります 分岐近くなって、岩峰を右に巻く道を間違えて、 左斜面をトラバースしてしまい不安になりましたが 直登して尾根へ戻り本来の道に出られました。 帰路確認すると、反対側にあった赤テープを見落としていたことが判明 テープの存在を逐一確認しながら、慎重に歩かれることをお薦めします (迷った時の為にテープなども持参した方が良いかもしれません) コルから毛無岩までが本日の核心部 ロープ等の一切ない幾つかの岩峰の急斜面を登下降します (乾いていたので下りが非常に滑りやすく感じました) 痩せ尾根の連続で、滑落したら怪我では済まないと思います 木の根や枝を頼りに登下降しましたが、心配な方はザイルをお持ち下さい |
写真
感想
連休中に休みが一日あり、西上州の山にまたまたお邪魔をと計画していたところ
強力?な助っ人が現れたので、急遽計画を変更。
以前から行きたいと思っていたものの、恐れをなしていた「毛無岩」に
連れができたことを幸い、挑戦する事にしました。
登山口へは林道終点に車を停めて一旦下ります。
登山口付近は非常に狭い急坂道で、車を停める余地はなく
やむを得ないかと思います。
畑で農作業をしていらした御夫婦にあいさつすると
神社まで下らずに登山道に出る近道を教えていただきました。
随分説明慣れしていらっしゃる御様子でしたから、
きっとうろうろしている登山者が時々居るのでしょう。
歩き始めは手入れのされた杉の植林帯でしたが、
最終的に沢を左に渡って、雑木林の急斜面からはザレたジグザグ道。
木もまばらなので滑り落ちたくない雰囲気、下りの方が心配です。
一汗かく頃に尾根に到着すると、太い赤松の木が立っていました。
ここが尾根道コースの始まりでした。
尾根道だから、快適♪と思ったら、想像を絶するような尾根の連続!
新旧取り混ぜた色々なテープのみが頼りの分かりにくい踏み跡、
険しい岩峰を巻く岩場やら、人の殆ど歩いていない気配に
いやはや、とんでもない山に来てしまったと何回か後悔しつつ…
目の高さに近づいている稜線に気付き、ほっとしたところで
またもや大きな岩峰に阻まれ、どうしたものかと思案。
周囲をを良く探せば、右側に二箇所もテープがついていて、
岩場にロープ(かなり細いものでした)も見えたはずなのに
左斜面の下り気味の踏み跡に目を奪われ、トラバースを開始。
踏み跡は微かどころか、なくなってしまい、不安になり
一気に直登し尾根を目指し、登山道に戻れた時は安堵。
縦走路の分岐に着くと、林越しに屏風のような岩場が頭上に連なっています。
いよいよ本日の核心部の険しい岩稜歩き、
怖くなりますが、例によって「行ける場所まで行って見よう♪」の精神で
気持ちを楽にさせ、コルを目指します。
普通の里山なら、補助ロープがありそうな険しい場所に
一切そういうものがない登下降の繰り返しは、緊張の連続。
慎重に、慎重に歩を進め、到達した山頂でもあまりの絶壁に長居は無用の心細さ!
これ以上の展望はないと思われる天気とロケーションに早々別れを告げ
さっさと下山にかかりました。
コル迄下ってようやく人心地がつき、食事休憩。
思ったより早い時間で行動しているので、もったいない気もしますが
帰路も迷わない保証はないので、とっとと下る事にしました。
登山時に間違えた巻き道を通ってみましたが、
岩場に架けられている木橋が古くなり(釘も抜けそう)、壊れそうです。
落ちれば一枚岩の広がる急斜面を滑落して行きそうです。
林の中をトラバースして安全だったかもしれません。
これで大丈夫かと思いきや、更に下った場所で一回巻き道を間違え
踏み跡がなくなり、下れそうもない急斜面に突き当たり、引き返しました。
行きと帰りでは風景が違うので、こうした間違い防止に、
やはり、テープを持参して要所で付ける事も考えた方が良いと思います。
「赤松の休み場」から尾根を離れ、ザレザレの急斜面を下ります。
登りより、下りの方が足に力が入る、膝に応える道です。
しかし、無事に帰れてほっとしました。
二時半の閉店時刻に十分間に合って、千歳屋さんにまたまたお邪魔、
当然、助っ人に炭ラーメンを御馳走しました♪
コメント
この記録に関連する登山ルート
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いやあ、凄い。聞きしに勝る岩峰ですね。
紅葉時期にでも行こうかと思っていましたが、先延ばしにしてしまいたくなるような足元の写真の数々。
恐ろしい。でも行きたい。ですので、お気に入り登録させていただき、暫く様子を見ます。
ラーメンや餃子の写真を見ているとまた千歳屋に行きたくなりますね。
毛無岩はともかくとして、久しぶりに西上州の山に行ってみたくなりました。
moglessさまのヤマレコ、いつも楽しく拝見しています
最近、岩トレぽちぽちですし、連れが居りましたので、行ってみましたが、一人でやっぱり行かなくて良かったと尾根歩きの初っ端からつくづく思いました
滑落や道迷いで行方不明になって世間様をお騒がせするような事態になりかねませんから…
ですが、ヒトツバナ満開、遮るもののない視界、絶壁に立つ緊張感、思い切って実行して良かったと思っております
西上州の山って本当に面白くてハラハラドキドキ、止められませんね
紅葉の頃もきっと素晴らしい景色が楽しめると思います。
下仁田ネギの美味しくなる頃また出没したいですね
千歳屋さんもすっかり常連になってしまい ました
ちなみに、この日炭餃子は売り切れでした
手作りのボリュームに魅せられます
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