熊野古道・中辺路(滝尻〜本宮大社)
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- GPS
- 14:13
- 距離
- 45.5km
- 登り
- 2,830m
- 下り
- 2,831m
コースタイム
2日目:7:40継桜王子-8:40草鞋峠-10:00蛇形地蔵-11:50発心門王子-13:15三軒茶屋跡-14:05熊野本宮大社-14:15大斎原
天候 | 1日目:晴れ、2日目:晴れのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
2日目:熊野本宮大社駐車場(河原)に駐車し、バスにて「野中の一方杉」へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道標もこまめに設置されていて迷うことはない。危険箇所もこれと言って無し。 |
写真
感想
5月2日。仕事から帰ってほんのちょっと仮眠をとり、23時前に出発。徹夜で走って3日朝の5時頃には近露に到着。バスの時間まで2時間程あるので車内にて仮眠。バスはハイカーで一杯。滝尻王子出発が7時40分。のっけから急な階段が続く。途中、古道から外れて飯盛山へ。天気が良くて気持ちがいい。
高原熊野神社への登りで犬を連れた地元の方とすれ違う。「今日の登りはもう少しで終わりですよ」と言われたが、高原熊野神社が目的地と思われたか?今日は最悪でも近露までは行きたいんで、まだまだ登りますよー。
高原熊野神社の少し先の休憩所で草餅を購入。途中で食べよう。果無山脈を見て、いつかは小辺路も歩きたいな、と思うのであった。十丈(重點)王子でトイレと小休止。草餅を食べていると2組程が追いついてきた。
ここから本日の最高到達地点となる悪四郎山への登り。先週の、絶食状態での西方ヶ岳とは違い、草餅パワーで順調に登っていける。ただし山頂はパスして先へ向かう。大坂本王子あたりで昼食を、と思っていたが狭くて先客が食事中だったのでスルー。その先の渓流を渉る手前で軽く食事を取る。逢坂トンネル出口にある道の駅はきっと人が多いだろうから嫌なのだ。
牛馬童子の像を見て近露王子へ。時間はまだ13時。あんまり寝てないのに調子はいい。このまま継桜まで行ってしまおう。近露に戻ってくるバスの時間もチェックし、先へ進む。比曾原王子を過ぎ1時間ほどで継桜王子。一方杉やその他の大木達がお出迎え。野中の清水で喉を潤し、バス停のある国道へと下りていく。
近露に戻り、「ひすいの湯」で汗を流す。その後車を走らせ熊野本宮大社へ向かう。途中、請川の中華黎明さんで夕食。JAのお店で明日の朝食用のパンと昼食用のおにぎりを仕入れて河原の駐車場に車を止め、車中泊の準備。前日からの睡眠不足もあって20時前に就寝。途中何度か目が覚めるものの、朝の5時頃まで良く眠れた。
明けて5月4日は、昨日の続き、継桜から。バスにて野中の一方杉に向かい、坂道を登って継桜王子へ。さぁ、出発。同じバスでやってきた何組かのカップルを尻目に、独りで歩き出す。小広峠までは舗装された林道で雰囲気はイマイチ。熊瀬川王子への登りからようやく山道となる。
草鞋峠を越えて下ると熊瀬川谷へ。ここから岩神王子へは現在通行止め。岩上峠を越える迂回路へ。蛇形地蔵、湯川王子を過ぎると三越峠への登り。これを登り切れば、以降はたいした登りはない。三越峠にはきれいな休憩所があり、ここで小休止。天気は良いが風が冷たい。
急な階段の下りの後、林道の下り。途中で林道を外れ川沿いを歩くとまた林道。しばらくすると湯の峰へと通じる赤木越との合流地点。猪鼻王子は林道を外れたところにあって、その先、また林道に戻る。再度林道を外れて急な階段。登り切ると賑やかな発心門王子に到着。ちょうどお昼時だった。バスやタクシーが何台も停車している。人も大勢、100人位はいそうだが、足の疲れもピークに近く、腹もぺこぺこ。人目を気にせずおにぎりをパクつく。
そうこうしているうちに、どんどん人が減っていく。もう、4、5人しか残っていない。みんなここから本宮に向かって歩いて行ったようだ。本宮大社までおよそ7km、約2時間の道のりだ。ほぼ最後尾で出発。集落の中を通る舗装路が続く。あんまり古道っぽくないし、休憩できる場所には人がいっぱい。水呑王子を過ぎると山道になってきて、杉木立の中を歩く。けど、前も後ろも人でいっぱい。伏拝王子もやっぱり人だらけ。足もかなり痛くなってきているが、人が多いところは嫌いなので先へ進む。
小辺路と合流する三軒茶屋跡を過ぎ、ちょっと寄り道の展望台へ向かう。大鳥居が良く見える。この頃になると少し雲が出てきた。足の痛みが我慢できなくなってきており、一度靴を脱いで一休み。
ここからは残り30分ほど、最後の力を振り絞って本宮大社へ向かう。祓殿王子を過ぎたらすぐに本宮大社。2日間のハイキングが無事に終了したことを感謝しつつ、家に帰るまでの安全を祈願。さぁ、締めくくりの大斎原へ。日本一の大鳥居をくぐって無事にゴール!
缶コーヒーを買い、熊野本宮館前のバス停に座り込み、限界が来ている足をマッサージするのでありました。一休みしたら、足の筋肉痛以外は大した疲労感もなく、車の運転も平気そうなのでそのまま帰路についたのでした。
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