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Yamareco

記録ID: 293834
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
蔵王・面白山・船形山

沢渡黒伏と柴倉山 船形連峰西部の鋭鋒へ

2013年05月05日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.6km
登り
1,196m
下り
1,199m

コースタイム

8:20出発 - 10:20白森 - 10:40出発 - 11:18沢渡黒伏 - 11:30出発 - 12:05白森 - 12:30銭山 - 13:02福禄山 - 13:27出発 - 14:15柴倉山 - 14:28出発 - 16:33下山
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
入山口近くにスキー場の広い駐車場があります。
コース状況/
危険箇所等
初めに村山野川を渡渉します。吊り橋は冬期間は撤去されているようです。赤水沢沿いの林道(歩道)は、奥の方ではほとんど雪に埋もれており、一部崩れていて急斜面のトラバースを余儀なくされました。白水沢との合流点より少し手前で左手の尾根に取り付き、黒伏山と白森をつなぐ主稜線へ登りました。

夏道の無い白森〜沢渡黒伏間は、前半は残雪豊富で快適。沢渡黒伏の細い稜線にかかると、灌木の藪こぎになります。ただ、踏み跡はあり視界もきくので、不安なく歩くことができました。

白森〜銭山〜福禄山間は残雪豊富、快適な広い稜線。福禄山〜1209ピーク〜柴倉山は小規模ながらアップダウン大。柴倉山山頂への登りは、灌木が切り払われていない細い急斜面。ほとんど夏道が出ていて助かりましたが、一部残雪の急斜面に乗り移ることもありました。残雪の多い時期の登頂は、難度が高くなると思われます。

下山は柴倉山と1209ピークの間から、1101ピークを通る尾根を下りました。この尾根には登山道がありましたが、稜線からの下り口は不明でしたので藪に突入。細い尾根に下りた地点で夏道を見つけました。
朝の黒伏山
2013年05月05日 08:24撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 8:24
朝の黒伏山
林道を下っていく
2013年05月05日 08:24撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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林道を下っていく
村山野川にかかる橋は撤去されている。やむを得ず渡渉する
2013年05月05日 08:27撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 8:27
村山野川にかかる橋は撤去されている。やむを得ず渡渉する
赤水沢右岸沿いの林道を進む
2013年05月05日 08:38撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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赤水沢右岸沿いの林道を進む
途中、崩れているところ
2013年05月05日 08:46撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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途中、崩れているところ
赤水沢と白水沢の合流部
2013年05月05日 08:56撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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赤水沢と白水沢の合流部
少し戻って、尾根に取り付いた
2013年05月05日 08:57撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/5 8:57
少し戻って、尾根に取り付いた
残雪の樹林帯を登っていく
2013年05月05日 09:26撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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残雪の樹林帯を登っていく
春山らしい登り。青空も広がってきた
2013年05月05日 09:36撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 9:36
春山らしい登り。青空も広がってきた
柴倉山が見えてきた。その手前には下山に使った尾根
2013年05月05日 09:36撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 9:36
柴倉山が見えてきた。その手前には下山に使った尾根
主稜線が近い。背景には白森
2013年05月05日 09:50撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 9:50
主稜線が近い。背景には白森
ブナの幹に付いたコケが渋い雰囲気を醸し出している
2013年05月05日 09:55撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 9:55
ブナの幹に付いたコケが渋い雰囲気を醸し出している
白森へ続く稜線
2013年05月05日 10:02撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 10:02
白森へ続く稜線
山頂直下は夏道が出ている
2013年05月05日 10:15撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/5 10:15
山頂直下は夏道が出ている
白森山頂
2013年05月05日 10:24撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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白森山頂
船形山が大きい。右手前には柴倉山
2013年05月05日 10:25撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 10:25
船形山が大きい。右手前には柴倉山
白森から沢渡黒伏。遠景は村山葉山
2013年05月05日 10:26撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 10:26
白森から沢渡黒伏。遠景は村山葉山
白森から黒伏山
2013年05月05日 10:42撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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白森から黒伏山
これから向かう沢渡黒伏
2013年05月05日 10:43撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 10:43
これから向かう沢渡黒伏
灌木をかき分けて進む
2013年05月05日 10:59撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/5 10:59
灌木をかき分けて進む
沢渡黒伏が近づいてきた
2013年05月05日 11:01撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 11:01
沢渡黒伏が近づいてきた
ここで荷物を置き、空身で山頂へ向かった。だがすぐに雪の急斜面が目に入り、ピッケルを取りに戻る
2013年05月05日 11:04撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 11:04
ここで荷物を置き、空身で山頂へ向かった。だがすぐに雪の急斜面が目に入り、ピッケルを取りに戻る
15mほどの雪の急斜面を登り、振り返ったところ
2013年05月05日 11:14撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 11:14
15mほどの雪の急斜面を登り、振り返ったところ
山頂手前にあった岩穴
2013年05月05日 11:19撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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山頂手前にあった岩穴
沢渡黒伏山頂
2013年05月05日 11:22撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 11:22
沢渡黒伏山頂
山頂からの眺望はすばらしい。これは村山葉山
2013年05月05日 11:22撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 11:22
山頂からの眺望はすばらしい。これは村山葉山
山頂から北西方向
2013年05月05日 11:23撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/5 11:23
山頂から北西方向
沢渡黒伏から白森(左)
2013年05月05日 11:25撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 11:25
沢渡黒伏から白森(左)
手前の大岩に立つとすごい高度感! 中央奥は荒神山
2013年05月05日 11:27撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 11:27
手前の大岩に立つとすごい高度感! 中央奥は荒神山
名残惜しいが、帰ろう
2013年05月05日 11:34撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/5 11:34
名残惜しいが、帰ろう
沢渡黒伏に別れを告げて
2013年05月05日 11:45撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 11:45
沢渡黒伏に別れを告げて
白森へ戻る
2013年05月05日 11:50撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 11:50
白森へ戻る
白森から、これから辿る稜線
2013年05月05日 12:11撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 12:11
白森から、これから辿る稜線
のびやかな稜線漫歩
2013年05月05日 12:17撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 12:17
のびやかな稜線漫歩
銭山への登り
2013年05月05日 12:20撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 12:20
銭山への登り
銭山山頂
2013年05月05日 12:33撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 12:33
銭山山頂
青空が広がり、風が心地よい春山稜線漫歩
2013年05月05日 12:36撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 12:36
青空が広がり、風が心地よい春山稜線漫歩
眼下に広がるブナ林
2013年05月05日 12:50撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 12:50
眼下に広がるブナ林
1212ピーク付近からの柴倉山
2013年05月05日 12:51撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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1212ピーク付近からの柴倉山
福禄山へ向かう
2013年05月05日 12:55撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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福禄山へ向かう
福禄山山頂
2013年05月05日 13:05撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 13:05
福禄山山頂
福禄山から白森方向を振り返る
2013年05月05日 13:06撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 13:06
福禄山から白森方向を振り返る
福禄山から見る柴倉山。手強そうだ
2013年05月05日 13:06撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 13:06
福禄山から見る柴倉山。手強そうだ
急斜面の下り
2013年05月05日 13:32撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 13:32
急斜面の下り
1209mピークへの登りで福禄山を振り返る
2013年05月05日 13:42撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/5 13:42
1209mピークへの登りで福禄山を振り返る
1209mピークからの柴倉山
2013年05月05日 13:49撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 13:49
1209mピークからの柴倉山
柴倉山の山頂は間もなく
2013年05月05日 14:14撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/5 14:14
柴倉山の山頂は間もなく
柴倉山山頂から船形山
2013年05月05日 14:20撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 14:20
柴倉山山頂から船形山
最上カゴ(中央)と仙台カゴ(中央右)
2013年05月05日 14:20撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 14:20
最上カゴ(中央)と仙台カゴ(中央右)
柴倉山山頂から東側下方に雪堤が延びていたが、その先は不明。いずれにせよ、急斜面だ
2013年05月05日 14:21撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 14:21
柴倉山山頂から東側下方に雪堤が延びていたが、その先は不明。いずれにせよ、急斜面だ
面白山・大東・蔵王方面
2013年05月05日 14:22撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 14:22
面白山・大東・蔵王方面
柴倉山から1209mピーク(手前)
2013年05月05日 14:35撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 14:35
柴倉山から1209mピーク(手前)
柴倉山から白森(右)と黒伏山。白森の奥に沢渡黒伏
2013年05月05日 14:35撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 14:35
柴倉山から白森(右)と黒伏山。白森の奥に沢渡黒伏
1209ピークに戻った。中央の沢(白水沢)を下るか、尾根(左)を下るか、検討した。やはり尾根を下ることにする
2013年05月05日 15:04撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 15:04
1209ピークに戻った。中央の沢(白水沢)を下るか、尾根(左)を下るか、検討した。やはり尾根を下ることにする
改めて、1209ピークからの柴倉山
2013年05月05日 15:06撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 15:06
改めて、1209ピークからの柴倉山
藪に突っ込んで下り始めて間もなく、残雪のブナ林が現れた
2013年05月05日 15:10撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/5 15:10
藪に突っ込んで下り始めて間もなく、残雪のブナ林が現れた
尾根上に夏道発見
2013年05月05日 15:16撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 15:16
尾根上に夏道発見
柴倉山南西面
2013年05月05日 15:25撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 15:25
柴倉山南西面
ブナ林に午後の光があたる
2013年05月05日 15:30撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 15:30
ブナ林に午後の光があたる
新緑の時期にまた来たいな
2013年05月05日 15:48撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/5 15:48
新緑の時期にまた来たいな
最後にまた沢を渡る。このぐらいで済んだから良かったか
2013年05月05日 16:30撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 16:30
最後にまた沢を渡る。このぐらいで済んだから良かったか
渡った村山野川
2013年05月05日 16:30撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 16:30
渡った村山野川
駐車地から柴倉山。左は下山した尾根
2013年05月05日 16:37撮影 by  EX-Z550 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/5 16:37
駐車地から柴倉山。左は下山した尾根

感想

一昨年の秋にkiyoshiさん、yamaya7さんと同行させていただき、船形連峰西部の山域を黒伏山まで縦走したことがあった。白森山頂付近で休憩した際に目にとまり、気になっていたのが沢渡黒伏である。標高はさほどでもないが、痩せた稜線の先にギザギザの山頂部、北東面はムクロ沢に切れ落ちて険しい顔を見せている。kiyoshiさんに伺うと、白森からの登山道は無いとのこと。以来、残雪期に登ってみたいなと心の片隅に留めていた。

せっかくのG.W後半だが、秋田地方には寒気が居座って連日曇りか雨。唯一の晴れ予報だった5日も、前日には曇りで雨がぱらつくという予報に変わった。当初予定していた、地元秋田の山々を残雪を踏んで登るという計画はとうとう諦め、南へと向かうことにした。二万五千図を持っていて、この時期に私でも登れる・・となれば船形山域。朝5時に自宅を出、雲がかかった神室連峰を横目に、さらに南下する。右手、村山葉山が白く輝いて見える。

船形連峰西部の山域は周回コースがとれるのがいい。スキー場まではとても良い道路、長い林道歩きがないので助かる。標高700m付近まで車で上がってしまうので、この時期でもすぐに雪が現れる。だが一つ難点は、村山野川の渡渉だった。滑って右手を着き、シャツの袖と手袋、それに右の長靴の中を濡らしてしまった。今回は標高差も距離もさほどではないが、沢渡黒伏へは藪こぎもあるだろうし、こりゃワイルドな山登りになるな〜と出だしから覚悟した。

赤水沢右岸沿いの道をしばらく辿ってから、左手の尾根に取り付く。南西側に回り込むと残雪が多く現れた。次第に高度を上げ、黒っぽいコケの付いたブナ林の世界に囲まれると、白森と黒伏山をつなぐ主稜線は近い。白森へは歩き易い雪堤が延び、急登をしのいでまず山頂へ。今回はワカンを付けることもなく、ツボ足で通した。

白森から沢渡黒伏へは、中間ピークまで期待通りの残雪歩き。中間ピークからは背の低い灌木をかき分けながら行くが、踏み跡が付いていて、足元は意外に分かりやすい。途中でザックをデポし、空身で山頂へ向かう。沢渡黒伏山頂は四方が切れ落ち、すばらしい眺望を拝むことができた。朝日連峰や月山、神室連峰も次第に姿を見せてきた。船形山は巨大な船底を現し、仙台カゴ等も個性を発揮している。荒神山方面にも奥深さを感じた。来て良かった!

いつまでも留まっていたかったが、風が強い。寒さを感じる前にザックをデポした場所へ戻ろう。再び白森に立ち、今度は柴倉山へ向けて縦走を開始する。1211mの福禄山まではアップダウンもさほどではなく、快適な雪山散歩だった。福禄山で休憩し、手強そうな柴倉山に向けて鋭気を養う。柴倉山山頂直下は両手を使って登る。雪庇の残るもう少し早い時期だったら、自分には登れなかっただろう。登山道に素直に感謝する。

柴倉山からの展望もすばらしかった。正面に船形山が大きい。一昨年秋の時はガスで見えなかったが、今日はすべて見え、なかなか立ち去り難かった。

下山は柴倉山と1209ピークの間から藪に突入、間もなく残雪が現れて急斜面を下った。尾根に移ると登山道が現れ、以後はブナ林を楽しみながらゆっくりと下った。

秋田の山々も尾根筋は雪が消えてきている。今年は予定していた山々に登れずじまいだったが、今回の沢渡黒伏と柴倉山は面白く、遠征して良かった。そして丁度いい時期に登れたと思う。秋田の天気が良くない時は、またこの山域にお邪魔したい。ブナ林の樹肌が美しく、かつ静かな山々だと思う。山中で人をお見かけすることはなかった。動物たちの足跡だけがにぎやかな稜線だった。

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コメント

このルート
冬の沢渡黒伏はこのルートからの登りでしたね。徒渉点、やはり第一関門でしたか。
柴倉山という最高難度のオプションもついて、言うことなし!凄すぎです
ここでも冬靴を温存して長靴でしたか。いつ冬靴使うんだろ

実はある雑誌で、厳冬期沢渡黒伏のスキー記録読んだばかり。登りは同じコース取りでしたね。その方は確か沢渡黒伏山頂からムクロ沢に滑り込んでいたような。これもありえない記録ですが。

ゆっくりお休みくださいね。
(私の)心臓に悪い記録は今シーズンはこれくらいでもいいんじゃない
2013/5/6 21:05
kiyoshiさん・・
「りらく」ですね。私も読みました。七十七銀行秋田支店で この方は本当にすごいですね。本当にありえない 特に体力・スタミナは自分の3倍はあるな〜と思って読んでます それに山頂からムクロ沢は、すごい高度感でしたよ

レコに書いたように、今回は時期がベストだったと思います。沢渡黒伏と柴倉、両方登るには。

冬靴、まだ値札付いたまま・・ 返品しちゃおうかな  長靴オヤジスタイルから抜け出せない
2013/5/6 21:33
沢渡黒伏山
のとんがりはすごい存在感です。
ここから落ちたら骸になるのでムクロ沢?

こんな場所誰が行くの!?
と一般人は思いますが、山屋さんは普通の歩く場所なんですね

マニアックな山の歩き方、写真を見ながらドキドキです
山形側から見える船形山、独立して大きく見えます
2013/5/6 22:01
写真から想像するだけですが・・・
いやはや、まだまだタフな山歩きにエスカレートされたのですね。悪いお友達の影響でしょうか?!

東北の山の懐の深さには本当に参ったものです…

それにしても、ここを長靴ですか。恐れ入ります。
筋肉痛とかひっかき傷とか、名誉の勲章もあるのでしょうか? どうぞ下山後はご自愛ください。
2013/5/6 22:34
meikenさん・・
山形側からこんな見事な船形山の姿を見たのは私も初めてでした。船をひっくり返した姿、存在感ありましたよ〜
沢渡黒伏も東根市内からだと目立ちますね 隣の黒伏山は横向いてますから、なおさら 修験者の聖地だったらしいですが、そんな感じ、わかります

沢渡黒伏山頂の大岩に立つと、ムクロ沢への高度感でこわいくらいでした なんか妖しい雰囲気も漂うような・・
2013/5/7 7:00
nomoshinさん・・
悪いお友達に影響を受けて・・でもホントはもう少し悪くなりたい
新雪が降った後で、それが融けて10cmぐらいもぐる状態もあり、長靴で良かったです。最初の渡渉もありましたから。でももうワカンは必要無かったかなと。ワカンを付けないなら、スパイク付きの長靴がベストだったなと思いましたよ。スパイク付き長靴だと、ワカンを付ける時に中央のベルトにスパイクが当たってしまうので、ワカンを持参するときは止めていたのですが・・

東北は間もなく新緑の季節です。またぜひお出でください
2013/5/7 7:13
沢渡黒伏
そう言えば以前、岳人か何かに沢渡黒伏〜白森の記事が載っていましたよ。
この山に行くには大抵は下から登って行きますからね。かなり険しかったのではないですか?
ハーネスやロープが欲しい山ですからね。

確かにこれは心臓に悪い記録です
私は吊橋が使えるようになったら観音寺黒伏(黒伏山)にでも行ってきましょうかね
実はこちらも未踏だったりします
2013/5/9 22:37
参りました。
昨年の秋、僕が分水嶺から眺めた黒伏高原のあの難しそうな山域ですね

沢の渡渉、藪漕ぎ、急登と三拍子揃ってますよね。
こういう山行をするのがkamadamさんです

久しぶりのアウェイは歩き甲斐があったのではないでしょうか
人と会わない山歩きをしたくなったら、kamadamさんに相談します

アイデア料金とらないでくださいねbleah
2013/5/9 23:53
mokkedanoさん・・
沢渡黒伏に下から登るには、相当険しいようですね。ガイドブックで紹介するような山じゃない、なんて書かれているネツト記録を読んだことがあります。
この山頂に一番楽に立つ、いいタイミングだったなと思います 藪が酷いと思われる、白森〜中間ピークが歩き易い残雪で覆われていましたし、中間ピークからの細尾根は雪庇が落ち切っていましたし ただただラッキーでした

観音寺黒伏も下から登る道はすごい急登ですね
2013/5/10 7:17
tooleさん・・
あはは・・ tooleさんに人と会わない山歩きを相談されても・・
沢渡黒伏と白森の間は、雪が消えたらまず会わないと思いますよ ただ、今回雪に覆われていた白森と中間ピークの間は、夏季はたぶん背丈くらいの藪に覆われるのではないかと推測します。踏み跡も見えないでしょう。まさにtooleさんの世界

GWは越後までは無理でしたが、私も遠征して楽しみました
2013/5/10 7:29
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