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Yamareco

記録ID: 294367
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

酉谷山【東日原BS→ウトウノ頭→酉谷山→ヨコスズ尾根→東日原BS】

2013年05月06日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 東京都
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:04
距離
22.0km
登り
1,735m
下り
1,718m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

東日原BS0700→一石山神社0730→一石山0835→ミズナラの巨木0855→人形山0905→篶坂ノ丸0955→ウトウノ頭1030-1045→滝谷ノ峰分岐1150→酉谷山分岐1220→酉谷山1245-1255→七跳尾根分岐1350→ハナド岩1420→一杯水避難小屋1445→東日原BS1600
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■西東京バス 奥多摩・御岳山エリア
http://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/lib/objects/hiking_okutama_130401.pdf
■写真1 - 東日原BS
今日は天気予報が好転して青空になりました。
でも、午前中は展望のないバリ道をひた歩くことになります・・・。
2013年05月06日 07:00撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/6 7:00
■写真1 - 東日原BS
今日は天気予報が好転して青空になりました。
でも、午前中は展望のないバリ道をひた歩くことになります・・・。
■写真2
もの凄く咲き誇って綺麗だったので、つい。
何の花かは分かりません。
人里には色々な花が咲いているので調べるのが大変です。
2013年05月06日 07:04撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/6 7:04
■写真2
もの凄く咲き誇って綺麗だったので、つい。
何の花かは分かりません。
人里には色々な花が咲いているので調べるのが大変です。
■写真3 - 一石山神社
バリ道で一石山を目指す場合は、階段を登り写真上部の社務所の奥から取り付きます。
もう少し舗装路を奥に行ったところからは赤実線で取り付くことができるようです。
2013年05月06日 07:28撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/6 7:28
■写真3 - 一石山神社
バリ道で一石山を目指す場合は、階段を登り写真上部の社務所の奥から取り付きます。
もう少し舗装路を奥に行ったところからは赤実線で取り付くことができるようです。
■写真4
割と新しい感じのトラロープです。
手繰るほど難しい登りではありませんが、跨がないと先へ進めないのが何とも。
2013年05月06日 08:23撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/6 8:23
■写真4
割と新しい感じのトラロープです。
手繰るほど難しい登りではありませんが、跨がないと先へ進めないのが何とも。
■写真5
トレラン大会用の掲示ですね。
基本的に神社に下りろという事らしいです。
晴天でも林道に下りたほうが安全じゃないのかな。
それじゃ面白くないから?
2013年05月06日 08:32撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/6 8:32
■写真5
トレラン大会用の掲示ですね。
基本的に神社に下りろという事らしいです。
晴天でも林道に下りたほうが安全じゃないのかな。
それじゃ面白くないから?
■写真6 - 一石山
多少は踏み跡が薄いところもありますが、思ったよりも明瞭で気分よく歩けます。
一石山、人形山、篶坂ノ丸、そしてウトウノ頭の山頂標は確認できました。
2013年05月06日 08:34撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/6 8:34
■写真6 - 一石山
多少は踏み跡が薄いところもありますが、思ったよりも明瞭で気分よく歩けます。
一石山、人形山、篶坂ノ丸、そしてウトウノ頭の山頂標は確認できました。
■写真7 - ミズナラの巨木
珍しく丁寧な指導標に誘われて辿り着いた先には、ウッドサークルと新緑に囲まれて、大きな枝振りを広げる推定樹齢400年の水楢が静かに佇んでいました。
2013年05月06日 08:54撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真7 - ミズナラの巨木
珍しく丁寧な指導標に誘われて辿り着いた先には、ウッドサークルと新緑に囲まれて、大きな枝振りを広げる推定樹齢400年の水楢が静かに佇んでいました。
■写真8 - ミズナラの巨木
まぁ、確かに大きいけど、そうでもないよな・・・とか思っていたけど横から見たら大きかった!!
2013年05月06日 08:54撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/6 8:54
■写真8 - ミズナラの巨木
まぁ、確かに大きいけど、そうでもないよな・・・とか思っていたけど横から見たら大きかった!!
■写真9
木の幹から直接咲いているように見える、この楓のような葉は何なんだろう。
2013年05月06日 09:12撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/6 9:12
■写真9
木の幹から直接咲いているように見える、この楓のような葉は何なんだろう。
■写真10
ミツバツツジとスミレは、まだ元気に咲いていました。
馬酔木は、やっと終わりっぽいです。
2013年05月06日 09:20撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/6 9:20
■写真10
ミツバツツジとスミレは、まだ元気に咲いていました。
馬酔木は、やっと終わりっぽいです。
■写真11 - ウトウノ頭
急峻な坂を登りきって、展望のない無愛想な山頂で待っていてくれた物は・・・。
2013年05月06日 10:31撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/6 10:31
■写真11 - ウトウノ頭
急峻な坂を登りきって、展望のない無愛想な山頂で待っていてくれた物は・・・。
■写真12 - ウトウノ頭
愛するあまりの手作り山頂標でした。
とても丁寧で、山へのこだわりが滲み出てくるようです。
いつの頃からか思っていた、この山頂標を肉眼で見てみたいという願いが叶いました。
2013年05月06日 10:32撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真12 - ウトウノ頭
愛するあまりの手作り山頂標でした。
とても丁寧で、山へのこだわりが滲み出てくるようです。
いつの頃からか思っていた、この山頂標を肉眼で見てみたいという願いが叶いました。
■写真13 - ウトウノ頭
実は、そんなに大きくないです。
可愛い。
2013年05月06日 10:34撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真13 - ウトウノ頭
実は、そんなに大きくないです。
可愛い。
■写真14
さて、ここからがタワ尾根の核心部とも言えます。
踏み跡は薄いながらも途切れないので、しっかりと見定めて歩きたいところ。
2013年05月06日 10:48撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真14
さて、ここからがタワ尾根の核心部とも言えます。
踏み跡は薄いながらも途切れないので、しっかりと見定めて歩きたいところ。
■写真15
そう思っていながらもハマってしまったポイント。
ずっと頭の中で「岩稜は下りる」と刷り込んでいたせいで、道なき斜面を下りてしまいました。
正しくは、この岩稜の手前を右折して尾根沿いです。
2013年05月06日 11:01撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真15
そう思っていながらもハマってしまったポイント。
ずっと頭の中で「岩稜は下りる」と刷り込んでいたせいで、道なき斜面を下りてしまいました。
正しくは、この岩稜の手前を右折して尾根沿いです。
■写真16
ちょっと分かりにくいですが、中央に進入禁止用途のトラロープが張られています。
この誘導の通りに左から巻くように下りてきます。
2013年05月06日 11:11撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/6 11:11
■写真16
ちょっと分かりにくいですが、中央に進入禁止用途のトラロープが張られています。
この誘導の通りに左から巻くように下りてきます。
■写真17
下りきって振り返って撮りました。無印っすなぁ。
2段階に下りますが、いずれも下りから見たら左側、登りから見たら右側を巻くように通ります。
2013年05月06日 11:16撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/6 11:16
■写真17
下りきって振り返って撮りました。無印っすなぁ。
2段階に下りますが、いずれも下りから見たら左側、登りから見たら右側を巻くように通ります。
■写真18
そしてすぐにトラロープが垂れた登り返しをこなすと、徐に作業用モノレールの線路が合流してきます。
この瞬間、やっとタワ尾根攻略を確信できました。
2013年05月06日 11:26撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/6 11:26
■写真18
そしてすぐにトラロープが垂れた登り返しをこなすと、徐に作業用モノレールの線路が合流してきます。
この瞬間、やっとタワ尾根攻略を確信できました。
■写真19
線路に沿って歩けば良いので、特に何も考えずにブラブラ歩いてきました。
更に奥へと明瞭な踏み跡が続いています。
2013年05月06日 11:43撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真19
線路に沿って歩けば良いので、特に何も考えずにブラブラ歩いてきました。
更に奥へと明瞭な踏み跡が続いています。
■写真20 - 滝谷ノ峰分岐
指導標とか久しぶりに見ました。
無事、長沢背稜に合流することができました。
もう登りの足がヤバかったので滝谷ノ峰は踏みません。
2013年05月06日 11:49撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真20 - 滝谷ノ峰分岐
指導標とか久しぶりに見ました。
無事、長沢背稜に合流することができました。
もう登りの足がヤバかったので滝谷ノ峰は踏みません。
■写真21
途中で少し群生していた、あまり見ない花。
ググる気力があったら後で更新しておきます。
2013年05月06日 11:57撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/6 11:57
■写真21
途中で少し群生していた、あまり見ない花。
ググる気力があったら後で更新しておきます。
■写真22 - 崩落!
あー、楽勝トラバースだと思っていたのになぁ。
行くも地獄。退くも地獄。なので行きます。
まだ崩落は続いていてザレが流れ込んで滑りやすいので要注意です。
2013年05月06日 12:01撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真22 - 崩落!
あー、楽勝トラバースだと思っていたのになぁ。
行くも地獄。退くも地獄。なので行きます。
まだ崩落は続いていてザレが流れ込んで滑りやすいので要注意です。
■写真23 - 酉谷山
奥多摩の最奥部を横断する長沢背稜の、最奥に位置する酉谷山。やっと立てました。
珍しく写真でも撮ってもらおうと思ったけど、誰も居ません。
2013年05月06日 12:44撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真23 - 酉谷山
奥多摩の最奥部を横断する長沢背稜の、最奥に位置する酉谷山。やっと立てました。
珍しく写真でも撮ってもらおうと思ったけど、誰も居ません。
■写真24 - 酉谷山
南方面に展望が開けていました。
この陽気では、空が澄むのは朝のうちだけですね。
2013年05月06日 12:53撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/6 12:53
■写真24 - 酉谷山
南方面に展望が開けていました。
この陽気では、空が澄むのは朝のうちだけですね。
■写真25 - 酉谷山避難小屋
分岐のすぐ下に建っていました。
一杯水避難小屋が近すぎるんですよね。日向沢ノ峰あたりにあったら良いのに。
あ、水がないか。
2013年05月06日 13:09撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/6 13:09
■写真25 - 酉谷山避難小屋
分岐のすぐ下に建っていました。
一杯水避難小屋が近すぎるんですよね。日向沢ノ峰あたりにあったら良いのに。
あ、水がないか。
■写真26
ながーい回廊を渡ります。
2013年05月06日 13:18撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/6 13:18
■写真26
ながーい回廊を渡ります。
■写真27
そして、また回廊。
先代は役目を終えて自然に還りつつありますが、現役も見た目がボロくてちょっと怖いです。
2013年05月06日 14:04撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/6 14:04
■写真27
そして、また回廊。
先代は役目を終えて自然に還りつつありますが、現役も見た目がボロくてちょっと怖いです。
■写真28 - ハナド岩
登山道から、すぐの所にあります。
そんなに視界は広くありませんが、労せず来れる眺望としては優秀だと思います。
2013年05月06日 14:21撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真28 - ハナド岩
登山道から、すぐの所にあります。
そんなに視界は広くありませんが、労せず来れる眺望としては優秀だと思います。
■写真29 - 一杯水避難小屋
今日は、ここから初めての下りです。
BSまでCTで90分か。で、バスの時間まで・・・90分?
あれ、ちょっと急がないと。
2013年05月06日 14:47撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真29 - 一杯水避難小屋
今日は、ここから初めての下りです。
BSまでCTで90分か。で、バスの時間まで・・・90分?
あれ、ちょっと急がないと。
■写真30
色々と端折って下山してきました。
裏から見ると「おつかれさま」と彫られているんですね。初めて知りました。
2013年05月06日 15:55撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/6 15:55
■写真30
色々と端折って下山してきました。
裏から見ると「おつかれさま」と彫られているんですね。初めて知りました。
■写真31 - 東日原BS
珍しく出発点に周回してきました。
帰路の途中、古里駅でE115系が停まっていて何事かと思っていたら、むさしの奥多摩号の運転なんですね。
2013年05月06日 15:58撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真31 - 東日原BS
珍しく出発点に周回してきました。
帰路の途中、古里駅でE115系が停まっていて何事かと思っていたら、むさしの奥多摩号の運転なんですね。

感想

あの有名な山頂標が設置されていて、前から興味があったウトウノ頭。
でも、よく分からない距離のバリ道。情報も少ない。果たして踏破できるのか。

そして奥多摩エリアの最深部にして、何となく行かなかった未踏の酉谷山。
GW最終日ながら、なお混雑が予想されるメジャールートは避けて通りたいなぁ・・・。

「じゃあ、いつ行くの!?」
「今でsh・・・いや、いつでも良いんだけど」

得体の知れない長さのバリ道に腰が引けつつも、そろそろやっつけておく頃合かと思って日帰りで挑戦です。

■東日原BS→ウトウノ頭
もちろん、同じルートを歩く人は誰も居ませんでした。
てか、ヨコスズ尾根まで誰にも会わなくて何事かと思ったくらいです。

2013年は5月11日に青梅〜東日原のトレラン大会が実施される予定らしいです。
トレイルって言っても最後はバリ道とは恐れ入ります。

一石山神社まで延々と舗装路を歩いて身体を暖めます。
平日なら鍾乳洞BSまで行くバスも出ますが、時間が遅いので東日原止まりの朝早いバスを使いたいところ。

神社の社務所の脇から取り付きますが、一石山まで断続的に急登が出現するので嫌でも汗が垂れてきます。
枝道がいくつか出てきますが、太いほうの道を選べば問題ありません。
但し、そこはバリ道なので道筋はハッキリしていても、急峻なザレ道だったり軽く崩落していたりします。

バリ道という事もありCTが分からなかったので、ゆっくり一石山まで1hくらい掛けて登りました。
結果論ですが、このベース配分は悪くなかったと思います。
急峻、平坦、急峻、登り返しと富んだバリエーションで襲ってくるので、5hは歩き通せる足の残し方を心掛けたいところ。

地図上は人形山まで様々なルートがあるように見えますが、実際は自分が通ったルートが最もポピュラーなようです。
指導標の整備もされていないようで、他のルートは生きているのかさえ分かりません。
が、一石山直下の分岐にあるトレランの指導標らしき張り紙には、雨天時は一石山神社でなく小川谷林道へ下りるように指示があるので、泥濘が予想される場合は使用するべきでないルートっぽいです。確かに危ないかも。

金袋山への直登とミズナラの巨木への分岐は、指導標に従ってミズナラの巨木への寄り道を選びました。
ミズナラの巨木に着くや否や、いきなり踏み跡が怪しくなりますが、半周した先の尾根に取り付けば踏み跡が見えてきます。

以降はバリ道とは思えないほど、しっかりとした踏み跡に導かれてウトウノ頭を目指します。
たまに踏み跡が途切れたり交錯したりするので、地図に載ってないようなバリ道やシカ道に迷い込まないように注意です。
忠実に尾根を歩きましょう。

ウトウノ頭への急登が始まると、やはり踏み跡が自由に交錯し始めます。
尾根を外して明後日の方向へ行ってしまう可能性があるので、必要に応じて軌道修正が必要です。
楽にウトウノ頭へ辿り着く巻き道があるかも知れませんが、基本的に尾根に忠実に歩きます。

最後の岩稜は乗り越える事も、巻く事もできます。

■ウトウノ頭→酉谷山
登りは頂上を目指すだけなので割と楽ですが、バリ道の下りは裾野が広いので相当に神経を使います。

恥ずかしながら一箇所だけ下りるポイントを見誤りましたが、迷った時の心得に倣い、分かる場所まで登り返して周囲を観察したら間違いに気付きました。
葉の茂る夏場は通用するか分かりませんが、木々の間から見える採石現場と酉谷避難小屋が進むべき方角を教えてくれます。

至る所に自由に巻き道が作られていますので、迂闊に踏み込むと進むべき方向が分からなくなるかも知れません。
注意しながら使えば、小規模なものは除いて岩稜は巻けたように思います。

下り最後にして最大の岩稜は直進禁止のトラロープが設置されているので、そのまま従うと左から巻いて下りるようになります。
すぐに登り返しになりますが、踏み跡は目の前に聳える岩稜を左から巻くように登っていくので、忠実に辿って問題ありません。

地図上では大京谷ノ峰と記されているピークの直前で、作業用モノレールの線路と合流して、しばらく行動を共にすることになります。
モノレール終点から道なりに歩くと、やっと長沢背稜に合流して一安心です。

トラバースの沢筋は大小なりとも崩落していることが多いですが、最初の崩落箇所は現在進行形で崩れているので注意です。かなり。
上部からサラサラと崩れてくるザレが谷側に傾斜するように積もっていくので、足を取られると滑落は必至です。

酉谷山の山頂は虫が湧いていて鬱陶しいので、避難小屋でランチする方が良いかも知れません。

■酉谷山→一杯水避難小屋
引き続きトラバースながら、平坦で道幅が広い箇所が多く、歩きやすいの一言に尽きます。
が、一杯水避難小屋の近くで、ちょっと登山道の老朽化が目立ちます。

名付けられたピークにも、名も無きピークにも踏み跡が付けられています。
体力に余裕があれば踏みたいところですが、登りの足は使い切ってしまったので全てパスです。

ただ、ハナド岩はアップダウンなく行けるので少し寄り道します。
春霞で遠望は利きませんが、これまで歩いてきた山を見渡せるので充分に楽しめました。

■一杯水避難小屋→東日原BS
登りでは何度も使ったヨコスズ尾根も、下りで使うのは実は初めて。だって急峻なのは知ってるし。
でも今日は、ここから下りないと日帰りできないので止むを得ません。

序盤は傾斜が緩いのでスピードを出して先行者を追い抜きながら軽快に飛ばしていきます。
が、中盤の滝入ノ峰を巻く辺りから下りの足も怪しくなってしまったのでスピードダウン。
後半の植樹林の九十九折では久しぶりに爪先に全体重が乗って痛くなって変な歩き方に。

前述の先行者ですが、実は7.5hぶりに人にあったので、ちょっと雑談したくてウズウズしていたのですが、バスの時間も迫っていたのでクールに挨拶だけして去っていきます。
その代わり、バスに間に合う確証が持てたところで、ちょうど登山道の整備をされていた地元の人と暫し雑談。

近くトレランの大会があるとの情報を得て、もの凄い勢いで駆け下りてくるランナーが怪我しないようにヤブを刈ったり石を退けたりしているそうな。
感銘を受けて礼を述べたら「お前ら邪魔な石とかあっても整備しながら登ろうとはしないだろw」とのカウンターを喰らって、返す言葉もなく苦笑いでその場を逃れます。

東日原BSの少し上のほうにある個人商店で酒類の調達ができます。
到着点に東日原や川乗橋を計画する人は少ないようで、臨時バスが用意されましたが実質1台程度の乗車率で奥多摩駅に向かいました。

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