中伊豆三山 城山-葛城山-発端丈山 〜やさしさに包まれて〜


- GPS
- 06:20
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,149m
- 下り
- 1,148m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 6:14
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
都内各所の人の多さに、躊躇なく富士見の山に出かけられた。
渋谷集合、東名、新東名、伊豆縦貫、伊豆中央道、修善寺道路を経て狩野川記念公園へ。およそ1時間半、便利な時代になった。8時出発、この上ない陽気にすこぶる気分が良い。
登山口までのんびりと歩き、登山道を速足で進む。ブランクなど物ともしない。置いて行かれそうになる。
登山口の駐車車両の数から、城山の岩壁に張り付いているクライマーは数名いるとのこと。目を凝らして探したが、見つからなかった。
緩やかな坂を上がって行き、城山には登山口から1時間ほどで着いた。東から北にかけて開けている。青空に富士山の姿が映え、それだけで心が大きく動く。
分岐に下り、葛城山への直登コースに向かう。起伏の無い道、会話が弾んだ。そのコースの始まりには、葛城山背面登山口という道標が立っている。今日一番の急登に臨んだ。登山靴でなくトレッキングシューズ、慎重に進む。
ショートカットのお蔭で、葛城山には予定よりも20分ほど早く到着した。予想どおり多くの観光客が、好天の下、眺望を楽しんでいる。慌ててマスクを着けた。
沼津アルプスの向こう、愛鷹山塊を従え、富士山は堂々と正面に在った。左に目を向けると駿河湾の先に南アルプスが浮かぶ。北岳から上河内岳まで見渡せた。富士山の日に相応しい大展望に魅了される。
風の当たらない南側の斜面に陣を張った。山頂でホットサンドを味わうことなど初めてであり、その美味しさに心から感謝する。優しい日差しの中、1時間はあっという間に過ぎた。
山頂を後にし、三つ目のピークを目指す。幾つかの分岐を経て最後の登りにかかった。少し息が上がっている。これでは沼津アルプスに挑めないぞ。奮い立たせて何とか発端丈山にたどり着いた。
12時半、このまま下りるのは勿体ない。少し近づいた駿河湾と南アルプスに、そして雲のかかった富士山に別れを告げ、踵を返す。分岐まで戻り、益山寺を目指した。
樹齢800年の大楓と樹齢400年の大銀杏を前にして、むしろ時の儚さを感じる。5度目の年男になってしまったが、まだまだ登りたい。精進し鍛えねば。
雄飛滝に寄った。静かで趣のある場所だった。ぶつぶつ言いながら登り返した甲斐あった。
ダンプの往来する車道を行き、出発点へ。単調な歩きが、楽しくかみあった会話を演出してくれる。過ぎ去った様々な光景が思い浮かび、そして流れていった。
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