常念岳 北東面

2013年05月05日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.6km
• 登り: 1,590m
• 下り: 1,588m

コースタイム

1367894681

天候

終日快晴

写真

5/5 5:45

常念岳の雪面状況が極めて良好とのことで、一の沢(ヒエ平)登山口にやって参りました。登山口手前に車を止め、出発です。

5/5 5:45

ところで、登山口付近から正面に聳える端整なお山を常念岳としているガイドブックがありますが、こちらは横通岳になるそうです。常念岳は少し先に進むまで見えません。

5/5 6:15

初めは雪の無い樹林帯歩きです。

5/5 6:23

1300m付近で目指すべき常念岳が見えました！　まばゆいばかりの輝きを放っています。標高1600mを超えるあたりから雪がところどころまとまって現れますが、途切れがちに見えましたので標高1800m付近まで結局担ぎました。

5/5 7:49

標高1900m付近の開けた出合です。前常念岳からの滑降ルートが見渡せました。たしかに例年と比してデブリが遥かに少ないようです。

5/5 8:46

出合にて登山靴から兼用靴に履き替え、スキーで登っていきます。途中、左手に滑降予定の常念岳北東斜面が見えました。これは快適そうだ…！！！

5/5 8:56

ここで後続のスキーヤー2人組さんにお会いしました。この時間帯は小屋で前泊なさっていた方が続々下山しており、一の沢はとても賑わっていました。

5/5 8:56

出合からすこし登ると噂の急登になりました。この箇所は狭く人通りが多いため、スキー利用の自粛が呼びかけられているそうです。確かに板を流したりすると逃げ場がなさそうです。僕はそれ以前にスキーの登りの技術が未熟なため手に負えず、担いで登りました。

5/5 9:28

急登をすぎてふたたび板を履きました。ここからは小屋を経由せず、左に左に雪を拾って直接稜線を目指しました。

5/5 10:05

スキーで2550m付近に詰め上げました。眼下には賑わう常念小屋と横通岳。

5/5 10:06

そして西に目をやれば…出ました槍ヶ岳！！！イヤッホウウウーーーウウウ！！！！！！！

5/5 10:50

稜線に雪はまばらなので山頂までふたたび板を担ぎます。少し登ると南岳、大キレット、そして北穂高岳が見えてきました。南岳東壁のヒマラヤ襞が目を引きますが、実はこの日、「未知へのシュプール」のskialpinist様が初滑降に成功なさったそうです。信じられません…

5/5 11:05

そしてさらに進むと…　奥穂高岳・涸沢圏谷のお出ましです！！！！

5/5 11:11

山頂直下には平坦地があり、ここで一息つきました。ここで先行スキーヤーさんがひとり、北東斜面に滑り込んでいきました。

5/5 11:42

常念岳山頂に到着です！穂高に槍の大絶景！！！！たまりません！！！！！

5/5 11:50

剱岳、鹿島槍方面です。鹿島槍ヶ岳の西面、滑ってみたいな…

5/5 11:50

中岳・大喰岳・槍ヶ岳です。大喰岳の圏谷には雪がたっぷり、目が釘付けです…

5/5 11:51

前穂高岳・奥穂高岳・北穂高岳です。奥穂の直登ルンゼ、北穂沢いずれも複数のシュプールが確認できました。

5/5 11:56

前常念方面と、手前は南東面の急斜面。ここを滑る方もいらっしゃるらしい…汗

5/5 12:00

山頂にて、途中から登りをご一緒させていただいたスキーヤー様です。本当に絵になります。カッコいい…

5/5 12:01

山頂から颯爽と滑降なさっていました。

5/5 12:11

穂高の眺めがたいへん名残惜しいところですが、そろそろ僕も下る事にします。雪はすっかりゆるみ、真の山頂で板を履く事ができました。まずは山頂直下の平坦地へひと滑り。

5/5 12:35

大喰岳の大斜面を目に焼き付けます。

5/5 12:43

平坦地から北東斜面に滑り込みます。最上部は前日の新雪によりモナカ気味でした。

5/5 12:43

少し高度を落とすと快適ザラメになりました！イヤッホウウウウーーーーウウウ！！！！！

5/5 12:46

凹凸もほとんどありません。

5/5 12:48

素晴らしい！！！！大回りで飛ばしました！！！

5/5 12:55

あっという間に滑り降りてきてしまいました。一の沢に合流です。スキー自粛の急登区間より下に出ますので、そのまま滑り続けます。

5/5 13:01

一の沢からも雪面の凹凸は少なく、のんびりと板を走らせる事ができます。

5/5 13:10

出合まで滑ってきました。時間に余裕がありましたので、ここで心行くまで贅沢な時間を過ごしました。常念岳、好天に恵まれ、素晴らしい景色、素晴らしい斜面を堪能する事ができました。次は大天井岳を含めた周回ルートを滑ってみたいです。

撮影機器：

DSC-WX50 SONY

感想

kamatsuka

今年は沢沿いのデブリが少なく、雪面状況はかなり良好のようです。