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記録ID: 2952120
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ハイキング
東北

みちのく潮風トレイル陸前高田エリア1 広田崎攻略編

2021年02月23日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:01
距離
27.3km
登り
640m
下り
632m

コースタイム

日帰り
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
8:10
0
小友駅
8:10
小友駅
天候 晴れ時々曇り 強風
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小友駅の駐車場に車を置かせてもらった。トイレあり。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は特に無い。復興工事にも一段落ついたのか工事現場の数も減っていた。所々に地図にない新しい道路があるので道迷いに注意。
その他周辺情報 広田半島内に立ち寄れる商店、飲食店などは無い。自己調達必須である。
小友駅をスタート。今日は寒い!
小友駅をスタート。今日は寒い!
小さな商店前の交差点から潮風トレイルのルートに復帰する。
小さな商店前の交差点から潮風トレイルのルートに復帰する。
道の脇からツグミがひょっこり顔を出した。逃げないよね、この人達。
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道の脇からツグミがひょっこり顔を出した。逃げないよね、この人達。
高台から望む大野海岸。
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高台から望む大野海岸。
おいおいおい!晴れ予報じゃなかったか?
強風に加えて雪も舞ってきた。
おいおいおい!晴れ予報じゃなかったか?
強風に加えて雪も舞ってきた。
ん? 路地になにか有る!
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ん? 路地になにか有る!
潮風トレイルの看板が我々を怪しげな路地に誘う。 
潮風トレイルの看板が我々を怪しげな路地に誘う。 
墓地…だろうか。とても道とは思えない場所を山中へと突き進んでいく。
墓地…だろうか。とても道とは思えない場所を山中へと突き進んでいく。
真新しい道標が立っていた。どうやら正しい道を進んでいるようだ。
真新しい道標が立っていた。どうやら正しい道を進んでいるようだ。
いつの間にか断崖絶壁の上に出ていた。このあたりで一人のハイカーとすれ違う。潮風トレイルのマイナー区間で人と出会うのは珍しい。
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いつの間にか断崖絶壁の上に出ていた。このあたりで一人のハイカーとすれ違う。潮風トレイルのマイナー区間で人と出会うのは珍しい。
おお、絶景絶景♪
実に潮風トレイルらしい風景ではないか。
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おお、絶景絶景♪
実に潮風トレイルらしい風景ではないか。
対岸には碁石崎が見えて…いるが、微妙だなぁ。断続的に雪が舞い視界を遮ってくる。寒い。
対岸には碁石崎が見えて…いるが、微妙だなぁ。断続的に雪が舞い視界を遮ってくる。寒い。
小さな岬の突端に海蝕洞が口を開けているのが見える。このあたりは本当に海蝕洞の宝庫だ。
小さな岬の突端に海蝕洞が口を開けているのが見える。このあたりは本当に海蝕洞の宝庫だ。
小祝浜。
せっかく浜に出てきたが、我々は再び山に戻る。
せっかく浜に出てきたが、我々は再び山に戻る。
船の係留ロープにジョウビタキが止まっていた。先日、初めて目撃できて喜んでいたのだが、一羽見つけると連続で見つけるものらしい。
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船の係留ロープにジョウビタキが止まっていた。先日、初めて目撃できて喜んでいたのだが、一羽見つけると連続で見つけるものらしい。
黒崎の突端近くまでやってきた。ルートは右だが、せっかくなので岬の突端を見てこよう。
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黒崎の突端近くまでやってきた。ルートは右だが、せっかくなので岬の突端を見てこよう。
小さなお社があった。黒崎神社の…宮、読めない…。もう少し陸側に本宮があるようなので、ここは岬の突端支店なんだろう。
小さなお社があった。黒崎神社の…宮、読めない…。もう少し陸側に本宮があるようなので、ここは岬の突端支店なんだろう。
黒崎仙峡と呼ばれる大地の割れ目。地殻変動と浸食でできた狭い水路とのこと。
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黒崎仙峡と呼ばれる大地の割れ目。地殻変動と浸食でできた狭い水路とのこと。
黒崎の突端には真新しい展望台が設置されていた。
黒崎の突端には真新しい展望台が設置されていた。
展望台からの景色。
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展望台からの景色。
風が強いのに、意外と波が穏やかなのが不思議だ。
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風が強いのに、意外と波が穏やかなのが不思議だ。
南には、我々を待ち受けるリアス式海岸の岬、岬、岬…。気が遠くなりそう(笑
南には、我々を待ち受けるリアス式海岸の岬、岬、岬…。気が遠くなりそう(笑
分岐点に戻り先へ進むと黒崎温泉の前に出る。残念ながら温泉は休止中のようだ。コロナの影響か?
分岐点に戻り先へ進むと黒崎温泉の前に出る。残念ながら温泉は休止中のようだ。コロナの影響か?
黒崎神社は思ったより立派な佇まいを見せていた。
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黒崎神社は思ったより立派な佇まいを見せていた。
社殿も大きく堂々としている。親子連れがお参りに来ていた。
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社殿も大きく堂々としている。親子連れがお参りに来ていた。
黒崎を過ぎると舗装路歩きとなる。
黒崎を過ぎると舗装路歩きとなる。
籾殻を撒いた場所に野鳥が群がっていた。食べ物はあるし暖かいしで居心地が良いのだろう。
籾殻を撒いた場所に野鳥が群がっていた。食べ物はあるし暖かいしで居心地が良いのだろう。
古くからの集落の中を行く。この道沿いに「これより下に家を建てるな」と彫られた石柱を見かけた。
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古くからの集落の中を行く。この道沿いに「これより下に家を建てるな」と彫られた石柱を見かけた。
その教えを守っているのか、それとも津波でさらわれたのか、たしかに道より海側には建物がなかった。
その教えを守っているのか、それとも津波でさらわれたのか、たしかに道より海側には建物がなかった。
なにか視線を感じると思ったら、民家の庭にカモシカが居てこっちを見ていた。人を恐れるでもなく、我が物顔で獣が闊歩している。
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なにか視線を感じると思ったら、民家の庭にカモシカが居てこっちを見ていた。人を恐れるでもなく、我が物顔で獣が闊歩している。
正式ルートは直進だが、途中ですれ違ったハイカーさんから広田崎が良かったと聞いたので左折して岬の突端に向かう。
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正式ルートは直進だが、途中ですれ違ったハイカーさんから広田崎が良かったと聞いたので左折して岬の突端に向かう。
海に向かって下りていく。
海に向かって下りていく。
コース外のはずだが、潮風トレイルのテープが設置してあった。テープに従って徒歩道に入っていく。
コース外のはずだが、潮風トレイルのテープが設置してあった。テープに従って徒歩道に入っていく。
どうやら遊歩道が整備されているらしい。
どうやら遊歩道が整備されているらしい。
分岐点がある。標識も何も無いが左手が明るい。景色が見れるかもしれない。行ってみる。
分岐点がある。標識も何も無いが左手が明るい。景色が見れるかもしれない。行ってみる。
見晴らしのいい岩場に出た。目の前には大海原と青松島。青松島の後ろの灯台がある岩礁は椿島というらしい。
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見晴らしのいい岩場に出た。目の前には大海原と青松島。青松島の後ろの灯台がある岩礁は椿島というらしい。
こういうところに来たらお約束の「火サスごっこ」をしてひとしきり遊ぶ。今日の犯人役はツートン。
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こういうところに来たらお約束の「火サスごっこ」をしてひとしきり遊ぶ。今日の犯人役はツートン。
足元には、またしても海蝕洞が口を開けていた。海が青くてきれいだ。ここも潜れば青の洞窟みたいな感じになっていたりして。
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足元には、またしても海蝕洞が口を開けていた。海が青くてきれいだ。ここも潜れば青の洞窟みたいな感じになっていたりして。
遊歩道に戻り先へ進むと広場に出た。地図にはレストハウスがあるように表記されていたが何もない。
遊歩道に戻り先へ進むと広場に出た。地図にはレストハウスがあるように表記されていたが何もない。
岬の突端に出る遊歩道があるようなので行ってみる。さっき海際から登ってきたばかりなのに、また下る。
岬の突端に出る遊歩道があるようなので行ってみる。さっき海際から登ってきたばかりなのに、また下る。
また雰囲気のある岩場に出た。
また雰囲気のある岩場に出た。
火サスごっこ第二幕。今度は私が犯人役。
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火サスごっこ第二幕。今度は私が犯人役。
広田湾を挟んだ対岸は、いよいよ宮城県となる。長かった岩手区間も終わりを迎えようとしている。
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広田湾を挟んだ対岸は、いよいよ宮城県となる。長かった岩手区間も終わりを迎えようとしている。
遊歩道は複雑な地形を縫うように設置されている。少々風化が進んでいるので足元には注意を要する。
遊歩道は複雑な地形を縫うように設置されている。少々風化が進んでいるので足元には注意を要する。
なにせ足元には太平洋が黒々と渦巻いているのだ。波が高い日は怖そう。
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なにせ足元には太平洋が黒々と渦巻いているのだ。波が高い日は怖そう。
広田崎を堪能したのでルートに復帰しよう。
広田崎を堪能したのでルートに復帰しよう。
高台にある県道まで戻ってきた。結構なアルバイトだった。
高台にある県道まで戻ってきた。結構なアルバイトだった。
広田半島の南側に出たら風が強くなってきた。海から吹き上がってくる風が強烈だ。
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広田半島の南側に出たら風が強くなってきた。海から吹き上がってくる風が強烈だ。
景色は見れないが風よけになるので樹林帯に入るとホッとする。
景色は見れないが風よけになるので樹林帯に入るとホッとする。
手元の地図にない道が延びていた。復興道路か。我々は左へ。
手元の地図にない道が延びていた。復興道路か。我々は左へ。
高台の集落から広田漁港に下りていく。
高台の集落から広田漁港に下りていく。
復興工事もほとんど完了したのか、広田漁港はすっかりきれいになっていた。
復興工事もほとんど完了したのか、広田漁港はすっかりきれいになっていた。
真新しい防潮堤が港の内側をがっちりガードしている。
真新しい防潮堤が港の内側をがっちりガードしている。
堤防の外に出ると、いよいよ風が強く寒くてたまらない。
堤防の外に出ると、いよいよ風が強く寒くてたまらない。
陸側から白波が押し寄せてくる。今日は西からの強風だ。
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陸側から白波が押し寄せてくる。今日は西からの強風だ。
泊という集落に登っていく。ここも強風。
泊という集落に登っていく。ここも強風。
三度県道と合流。
三度県道と合流。
復興道路と交差。いよいよどこを歩いているのかわからなくなってきた(笑
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復興道路と交差。いよいよどこを歩いているのかわからなくなってきた(笑
大久保集落の交差点で現在地を確認。直進すると最短距離で小友駅に戻れる…が、それをしてしまうと次回が大変になる。
大久保集落の交差点で現在地を確認。直進すると最短距離で小友駅に戻れる…が、それをしてしまうと次回が大変になる。
寒くて厳しいが、ここは我慢して先へ進む。
寒くて厳しいが、ここは我慢して先へ進む。
またしても立派な道路ができていた。車通りは多いが、歩道があるので助かる。
またしても立派な道路ができていた。車通りは多いが、歩道があるので助かる。
復興道路はまだ先へと延びているが、トレイルのコースは左だ。
復興道路はまだ先へと延びているが、トレイルのコースは左だ。
まっすぐ行ってしまったほうが早いんだろうけど…コースに忠実に進む。また海へ向かって下りていくのだ。
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まっすぐ行ってしまったほうが早いんだろうけど…コースに忠実に進む。また海へ向かって下りていくのだ。
ツートンの歩き姿がおかしい。風が強すぎてまともに歩けないのだ。
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ツートンの歩き姿がおかしい。風が強すぎてまともに歩けないのだ。
轟々とうなりを上げて吹き付けてくる風に恐怖すら覚える。トレッキングに適した日ではなかったか…。
轟々とうなりを上げて吹き付けてくる風に恐怖すら覚える。トレッキングに適した日ではなかったか…。
広田湾の深部まで来ると氷上山が見えてきた。
広田湾の深部まで来ると氷上山が見えてきた。
堤防が見えてきた。これで海沿いの道も終了となる。
堤防が見えてきた。これで海沿いの道も終了となる。
水没した干拓地は再開発中?
なんか干潟を復活させるとかいう話を聞いたような気がするんだが、計画が変わったのかな?
水没した干拓地は再開発中?
なんか干潟を復活させるとかいう話を聞いたような気がするんだが、計画が変わったのかな?
ルートはここを左に曲がり先へと続いていくが、本日はここで終了とする。一旦離脱して小友駅へ戻る。
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ルートはここを左に曲がり先へと続いていくが、本日はここで終了とする。一旦離脱して小友駅へ戻る。
ルート外の1.5kmほどをアルバイトして駅へ戻ってきた。すっかり冷え切ってしまった…。お疲れさまでした。
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ルート外の1.5kmほどをアルバイトして駅へ戻ってきた。すっかり冷え切ってしまった…。お疲れさまでした。

感想

みちのく潮風トレイルは大船渡エリアに続き陸前高田エリアを歩いてきた。今回は広田半島の攻略パートだが、小友駅を出発して小友駅に戻るというもの。25km強も歩いて一つも南下しないという鬼のような区間だ。福島は遠い(笑
この日はとにかく風が強く、寒さと突風に弄ばれた。いつぞやの強風警報の日ほどではないにしろ、海から吹き上がってくる風は強烈で、しばしば耐風姿勢を余儀なくされたほど。そのため、距離の割には疲労感が濃く、正直なところあまり印象に残っている場所がない。
設定されたルートからは少々外れるが、広田崎の突端は奇岩景勝が広がり一見の価値はあると思う。時間と体力が許せば寄ってみたほうが良いと思う。

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