Tegelberg(Bayern, Deutschland)に登るも…。そして、Zugspitzeも雪解けにはまだ早く
- GPS
- 03:23
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 1,150m
- 下り
- 265m
コースタイム
Füssen駅 858/905 =<BUS78>= Hohenschwangauバス停 915/918 - 城 936/942 - マリエン橋 951/956 - 最初の展望地点 1011/1018 - 大岩の展望地点 - 1057/1100 - 尾根道との分岐点 1108 - ロープウェー直下 1145 - ロープウェー「谷」駅からの道との合流点 1149 - 最後の斜面 1155 - Tegelberghaus 1206/1210 - Tegelberg 1213/昼/1237 - ロープウェー「山」駅 1238/1240 =<Seilbahn>= ロープウェー「谷」駅 1250/1320 =<BUS73>= Wieskirche
●行動時間 … 2:55
天候 | 曇り〜晴れ〜ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
(Hotel/München =<Zug>= Füssen =<Bus>= Hohenschwangau) -- Tegelberg -- (BergBf/Tegelbergbahn =<Bus>= WiesKirche,Garmisch =<Zug>= Hotel/München) ●登山口へのアクセス ○ホーエンシュバンガウ(Hohenschwangau) ・日本人には人気の高いノイシュバンシュタイン城(Schloß Neuschwanschtein)に行くようにして行くことになる ・公共交通機関を利用するならば、 München起点として、列車で Füssenに行き、バスに乗り換え。約10分。同じ路線番号でも経由の違うものもあるので注意 ・バス停からは、城のチケット売場に向かうように行き、そのままマリエン橋に行くか、城を目指し、城からマリエン橋に行くか ・車で来た場合に駐車場がどうなっているのかは確認していないが、ドイツの近隣での例から予想すると、Hohenschwangauの付近に十分なものが提供されているはずである ○マリエン橋(Marien Bruecke) ・上記の通り、今回のようにSchloß Neuschwanschtein経由で歩いていくほかに、Hohenschwangauから車道を直接に登る手もある ・橋には観光客が滞留しているが、それを掻き分けて渡りきり、先へと進む。 ・渡ったところに“Tegelberg 3.0h" の標示がある ○テーゲルベルグロープウェー谷駅(Tegelbergbahn Talstation) ・Füssenからバスで行くか、Garmisch-Partenkirchenからバスを乗り継いでいくか ・城というか、上記Hohenschwangauから歩いても知れている |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース状況 !注意!下から歩いたために分からなかったが、(おそらく雪のために)コースはまだ閉鎖中であった ・コース自体はきわめて明瞭に整備されている。ドイツの2万5千分の一地図では複数の小径が示されているが、それぞれについて、明瞭に分かれる枝道はなかった ・Talstationからの道は別格として、それ以外には尾根道だけは踏み跡レベルの道が分かれていることが識別できた。しかし、そちらへは進んでいないため、その道の状況はわからない上に、分岐点にそちら方面への案内がないことも確か。お勧めはできない ・途中には標示はないが、分岐には結構明確な標示がある ●買う、食べる ・仕入れるならば、Füssenで何とかすべきであるようで、Hohenschwangauのバス停近傍において商店を見つけることは出来なかった。もちろん、土産物店はあるが |
写真
感想
●はじめに
ドイツにおける日本人観光客のメッカ、ノイシュバンシュタイン城の背後に聳える山に登った。
城の中も見ずに、山歩きを選択。
ただし、Münchenのホテル出発を遅らせたことが災いして、本来の山頂であるBranderschrofenには時間的に届かなくなってしまった
また、今回マリエン橋から山道へと進んだ際には、閉鎖中を示すものがなかったために気付かなかったのだが、まだ雪のためコース閉鎖中であった
●Tegelbergへ
朝のFüssen駅前では、BUSに乗り込もうとする人だかり。日本人、中国人も多数。日本語のガイドブック一冊を手に、日本語と手振りのみで頑張る人もいる。当方も人のことをいえた義理ではないが、更なる強者はいるものだ。
BUSは座席が埋まるほどの乗車で、Hohenschwangauへ。
殆どの乗客がここで降り、著名なるノイシュバンシュタイン城の受付へと向かう。その中、一人残り、歩いてまっすぐ城へと向かう。城に直接行ってもチケットがなければ中には入れない。
天候は曇り。ガスが重たく垂れ込め、城のわずか上までがガスの中に隠れている。
短絡道から城へと続く車道に一旦出て、緩やかな登りを進む。途中では馬車ともすれ違う。観光地の雰囲気。
城に着くと、既に多数の人が入場待ち。外から鑑賞させてもらって、上部のマリエン橋へと続く細道へ。程なく橋への道と合流し、すぐにマリエン橋。ここも有名ポイントで、観光客が橋を塞いでいる。
掻き分けて先へと進み、いよいよハイキングルートへ。“ルートを外すな”との標記や、“山頂3時間”など、標示も見受けられる。
日本でもありそうな良く踏まれた小道を進む。程なくガスの中へ。
気付くと家族連れの方がついて来られている。小さな子連れ。ドイツ語でも英語でもない圏域の家族連れ。途中で心配になり、家族連れと会話。どちらに行くのか、これは城への道ではない、などと英語で言ったら、ビューポイントまで行こうとしているとのこと。しかし、辺りは既にガスの中。やがて展望地点に着いたが、案の定、城はガスの中にわずかに輪郭が見えているだけ。小さな子どもは不満顔。聞けば、ポーランドのクラクフから車を飛ばしてきたそうな。日本からの飛行時間と同じだけかかるよ、と言われた。
そこでお互いの写真を撮って、お別れ。
更に濃くなっていくガスの中へ。転換点とも思われる大岩地点で小休憩。ガスがなければ見晴らしが良さそう。ここで確かにジグザグ道は一段落し、道はやや緩やかに小ピークを巻いていく。
小さなかわいい花が見られるようになってきた。名前は不明。イワカガミとよく似た花もある。
やがて、尾根道と思われる踏み跡を分け、区間中唯一の“Tegelberg”の標識が登場。一応、その指示通りに明瞭な踏み跡を進む。
すると残雪が現れる。
昨年の白馬のトラウマ。ちょっとどきどきする。
それでも3度目の残雪箇所までは、コースの輪郭が分かる状態でもあり、慎重に進めば特に問題はなかった。
4つ目に来て、いよいよコースも分からない。じっくり見ると、踏み跡と思しき跡があるので、それを頼りに進む。やがて、上空にロープウェー。どうやら適切に進んでいるようだ。ややあって、雪の切れ目に標識を発見。谷の駅からの道との合流点に到着。
あたりは白銀の樹林帯。美しい。
標識に従い、先へ。やがて、対面から親子連れ。どこへ行くのか気になったが、軽装なので地元民のよう。挨拶だけですれ違う。
斜面を詰めて、頂上へと向かう転換点と思われる場所へ。向きを変えると、白い残雪の斜面が延々と続いている。登り始めると、突然ガスが晴れ上がる。左手には、本来登りたかったBranderschrofenの姿も見える。
雪の斜面を登り、更に雪の切れた幅広の道を登っていくと、山頂部にあるTegelberghausが見えてきた。そこまで登ってみると、周囲が一望できる。
感動。登ってきた甲斐があった。
ロープウェー駅を通り越し、Tegelbergの山頂部と思われる所で昼食休憩。
目の前により高い山があるので、山頂という感じがしない。ちょっと悔しい。
それにしても独墺国境の山々がきれいに見える。
そんな山岳景観を存分に楽しみ、帰りはロープウェーへ。
とたんに、一面濃いガスが取り巻く。
幸運。
よくぞ山頂部で晴れてくれた。
●次の日…
ドイツの最高峰Zugspitzeに向かったが、ケーブルカーを降りるとそこは白銀の世界。しかも降雪。頂上は積雪により閉鎖中であった。
今年の欧州行きは山については宿題の残る旅行であった。
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