粟ヶ岳 〜世界農業遺産の里から〜

2021年03月03日(水) [日帰り]

• GPS: 01:53
• 距離: 5.7km
• 登り: 597m
• 下り: 598m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:36
• 休憩: 0:15
• 合計: 1:51

距離 5.7km 登り 600m 下り 598m

12:27 東山いっぷく処（山麓）
13:18 13:28 粟ヶ岳
13:36 13:41 東山いっぷく処（山頂）
13:46 粟ヶ岳
14:18 東山いっぷく処（山麓）

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

ハイキングコース。前半は、茶畑の作業道を登ることになります。

写真

3/3 12:23

掛川の東山地区のいっぷく処がスタート。粟ヶ岳の茶の字の一部が見える。

3/3 12:34

周りは、茶畑。

3/3 12:38

摩利支天様のお堂。明治28年ごろコレラが流行した時に天竜の光明山から分霊して建てたのだという。

3/3 12:42

細かく切られ、敷き詰められたすすきや笹。良質な茶を育てるのだという。

3/3 12:51

草刈り場は、総じて茶畑の上部。途中、2か所ほど草刈り場コースという標識があった。

3/3 12:54

ようやく、茶畑管理の舗装道路から脱出。

3/3 13:07

感じのいい山道に。

3/3 13:09

神社の社殿跡。現在は山頂に遷座。

3/3 13:14

御神木の大杉。

3/3 13:17

巨岩が出てきて、雰囲気が一変。

3/3 13:18

古代祭祀跡といわれる磐座を祭る鳥居でしょうか。

3/3 13:19

それにしても大きい。

3/3 13:21

頂上の阿波々神社

3/3 13:24

ヤマザクラはまだ早いから、彼岸桜でしょうか。

3/3 13:25

「無間の鐘」が投げ込まれたとの伝説残る井戸跡。

3/3 13:26

粟ヶ岳（532m）山頂。社殿の裏にあった。

3/3 13:28

茶草場テラス「かっぽしテラス」。かっぽしとは、刈った草を束ねて干している状態のものをいうそうだ。

3/3 13:29

テラスからは遠州灘、伊豆半島、富士山、南アの景観が楽しめる。かっぽしの造形物も。

3/3 13:36

この日は、あいにく富士山は雲の中。

3/3 13:37

茶を日本に伝えた栄西禅師の巨大な像が茶畑を見つめていた。

3/3 13:46

帰り道、この辺りも神奈備ていていい。

3/3 13:52

旧社地に残されていた天明期の石仏。

3/3 13:52

こちらは、台座に皇紀2,600年（昭和15年）記念とある。

3/3 14:18

いっぷく処に戻ってきた。

3/3 14:31

少し離れたところにある展望所からの粟ヶ岳。

撮影機器：

Canon PowerShot SX700 HS Canon

感想

fengsan

　以前から、東名や国道1号線から見える茶の字の山が気にかかっていた。調べると、粟ヶ岳という山で、付近の茶畑は世界農業遺産の「茶草場農法」の実践地だという。
　これで俄然興味が湧いて、登ってみた。
　茶草場農法というのは、茶園の畝間にススキやササを主とする刈敷きを行う伝統的農法というとのこと。この手間が、茶の味や香りが良くするのだそうだ。
　そういえば、山でカヤトを見かけることが少なくなった。そこには、色々な草花も育ち、生物多様性につながっていたことを改めて認識させられた。
　ちなみに、茶の字は、大きさが縦横約130m、昭和7年に造られたときは松の木だったが、昭和60年頃松くい虫の被害でヒノキに植えかえられたそうだ。
　もう一つ興味がそそられたのは、頂上近くの巨石群のである。古代祭祀の磐座だという。どうやら砂岩のようだ。
　今度は草刈りの時期に行ってみたい。

（参考）
世界農業遺産「静岡の茶草場農法」
https://www.chagusaba.jp/wp/archives/category/about