街道歩き 知立宿から桑名宿
愛知県
三重県
okome
その他1人 - GPS
- 112:00
- 距離
- 32.3km
- 登り
- 30m
- 下り
- 27m
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2日目：有松-鳴海宿-笠寺観音-宮宿-熱田神宮
3日目：桑名宿-海蔵寺-春日神社-富田駅
| 天候 | 1日目：曇り/雨 2日目：雨 3日目：晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
写真
殆どの商家は大火後に建てられたもの 切り妻造り、中二階、漆喰塗り込めの全面虫籠窓、平入り、桟瓦葺、格子、出格子などが特徴です
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「星崎の闇を見よとや啼く千鳥」
城南神社 古代に垂仁天皇の皇女倭姫命が皇祖神天照大神の鎮座地を求めて大和から近江、美濃を通り伊勢へ巡行の折り、この地に休息したとの言い伝えがあります
一休みしましょ！
感想
★雨の中の街道歩きとなりました。江戸から京まで日々変化する気象環境の中を旅する体験も大きな意義があります。 街道の整備状況や周辺の設備、また衣類や荷物等々、今日と比べ当時の旅はどのようなものだったのか想像するのも楽しいです。
★知立宿から鳴海宿、宮宿、桑名宿と、ついに三重県に入ります。
★有松の街道一の美観と言われている町並みは広重の絵そのままです。また有松・鳴海絞りは伝統の技法が今に受け継がれています。
★桶狭間古戦場 1560年のその日も雨だったのでしょう。臨場感が湧いてきます。そして信長が戦勝祈願で訪れた熱田神宮にもお参りしました。
★宮宿と桑名宿を結ぶ海上路「七里の渡し」揖斐川の広大な眺めに当時の風景を思い描いてみました。
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◆知立神社:三河国二宮で、嘉祥3年（850）に境内に神宮寺が創建され二重の塔が建立されたと伝えられている 現存する多宝塔は三間四方で、内部には後方に2本の円柱を立て来迎柱とし、屋根はこけら葺とする 神宮寺の建築遺構として全国的にも貴重な存在である
◆境橋:尾張と三河の立会で橋がかけられた 中ほどより西、尾張側は木橋、東、三州側は土橋の継橋で有名であった 狂歌「うち渡す尾張の国の境橋 これやにかわの継目なるらん」烏丸光廣
◆桶狭間古戦場:駿河・遠江を本拠としつつ、三河を領国化した今川義元は、1552年から1559年に三河支配の徹底と領国の拡大を意図し尾張に侵入、沓掛、鳴海、品野、大高の諸城を拠点として海岸沿いに勢力を築きつつあったが、永禄3年5月、駿・遠・三の2万5000余の兵力を動員し大規模な侵入を図った 織田信長はこれに対し、丹下、中島、善照寺、鷲津、丸根に築砦し防戦に備えたが、今川軍は鷲津・丸根砦を落とし、同月19日本陣を桶狭間のうちの田楽狭間に移した 一方信長は19日払暁、「敦盛」を舞いわずかの兵を率いて清洲を出発、進軍中に先の2砦の陥落を知り善照寺砦で兵力を結集させ（約3000という）、相原方面へ向かい太子ヶ根を経て今川軍に察知されることなく田楽狭間の今川本陣を急襲 義元は壮烈な戦死を遂げ今川軍は敗走した
◆有松：知立宿と鳴海宿の間の宿 名古屋城築城の為豊後から来ていた人達が絞りの着物を着ていたのに目をつけた竹田庄九郎が豊後の絞りを研究し知多の木綿を生かして手拭を絞って旅人に売り評判となったのが有松絞りの始まり 江戸時代の商家建築が軒を連ねる町並は伝統産業の技術と町の景観が密接に結びついた貴重な文化遺産
◆鳴海城:桶狭間の戦いで今川方の猛将岡部元信は義元が討たれた後もここに立て籠もって奮戦 義元の首と交換することで城を明け渡した
◆七里の渡し:江戸と京都を結ぶ東海道が制定され桑名宿と宮宿の間は海路7里の渡船と定められた 所要時間は3-4時間 宮宿には船番所も設けられ行き交う船の管理を行っていた 天保年間に利用された渡し船は75艘、小渡し船42艘で40~50人乗りの乗合船から3~5人乗りの小舟まであった
◆熱田神宮:信長塀 信長は1560年5月19日未明、熱田神宮で戦勝祈願を行い桶狭間で今川義元を打ち取り天下に名をあげた その戦勝のお礼として寄進したのが築地塀（信長塀）土と石灰を油で練り固め瓦を厚く積み重ねた塀は日本三大土塀の一つとして有名
◆海蔵寺:薩摩義士の墓 江戸幕府からこの付近の治水工事を命ぜられた薩摩藩、費用は全額薩摩藩負担、専門職人を雇ってはいけない等露骨な弾圧政策に薩摩藩士達の過労や伝染病による死亡が相次ぎ切腹する藩士も現れた 工事奉行の平田靭負（ゆきえ）は幕府との摩擦を避けるべくこれを事故死として処理 最終的に病死33名、自殺52名という多大な殉職者を出した 平田は藩への多大な負担の責任をとり自害している
◆春日神社:青銅鳥居 桑名で鋳物業が始まったのは本田忠勝が藩主となり鉄砲の製造を始めたのが起源と言われている。灯籠や梵鐘、農具、鍋など 神社の青銅鳥居は現在も桑名で鋳物業を営む辻内鋳物鉄工�蠅里汗菫弔�製作したものとの事
◆十念寺:森陳明の墓 桑名藩主松平定敬が京都所司代在職中に公用人となり戊辰戦争後 新政府から藩の責任者を出すように命ぜられ全責任を一身に負い深川の桑名藩邸で切腹 今も桑名義士として慕われている
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天武天皇の時代の営みから、戦国時代、そして徳川の世へと日本の歴史が怒涛のように駆け巡っていった土地に入りましたね！
何層にも折り重ねられた歴史の厚みが感じられます。
宮里宿からは、揖斐川を船で桑名へ渡ったのですね。当時は、河川改修ができていませんでしたし、埋立て等もなされていなかったから、随分と広かったのでしょう。今回は、どのような手段で、この間を移動されたのですか？
有松には、名古屋出張の帰り寄ってきた事があります。スーツ２着分の有松絞リの生地を購入しましたが、生地より仕立て代に目が飛び出るほどのお金を取られましたが、今でも好きな服の一つです。
「その手は桑名の焼き蛤」を通り過ぎて、随分と京都が近くなってきましたね。
mizuki
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