記録ID: 2977344
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ハイキング
関東
房総往還03（五井→木更津）
2021年03月06日(土) [日帰り]
千葉県
faroe
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 09:31
- 距離
- 30.4km
- 登り
- 43m
- 下り
- 43m
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| 天候 | 曇り 午前中は小雨あり 午後は晴れ間あり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
Out:JR木更津駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
房総半島の内房地区を湊をつなぎながら南北に進む房総往還。 第3回の今回は、養老川の河口の湊五井宿から、鶴牧藩の中心地姉崎宿、継立場として栄えた奈良輪宿を経て、房総半島の一大中心地木更津宿までです。 今までは平たんな場所を歩いてきましたが、姉崎宿と奈良輪宿の間では房総丘陵が迫ってきます。 途中のいくつかの道標には、房総内陸部の地名が出てきます。 大多喜藩や久留里藩などと江戸湾の関係が類推される区間ですし、養老川や小櫃川など、房総内陸部と江戸湾を結んだ河川交通の役割が認識できます。 道路の状態はおおむね良好ですが、交通量の多い道の割に歩道が狭く、その歩道が落ち葉や泥で歩きにくい場所があります。 姉崎から奈良輪の間、椎津から笠上にかけて房総往還は丘陵上に上がっているようですが、この区間は踏破はお勧めできません。 ものすごい薮です。体力と時間を浪費します。（遭難するかと思った） 覚悟をもって藪に入るか、丘陵下の旧国道16号線を利用することを「強く」お勧めします。 |
| その他周辺情報 | 自販機、コンビニは適度にあります 公衆トイレは、五井駅と證誠寺でしか見られませんでした。 |
写真
五井宿の南側の桝形です
右に行きます
この辺りは区画整理でずたずたになっています
右に行きます
この辺りは区画整理でずたずたになっています
青柳地区
バカガイことアオヤギはこの辺で大量に獲れたことに由来します
バカガイことアオヤギはこの辺で大量に獲れたことに由来します
線路で消失します
房総往還は向こうに続きますので、先ほどの歩道橋のところで線路をわたって迂回します
房総往還は向こうに続きますので、先ほどの歩道橋のところで線路をわたって迂回します
県道（旧国道）に復帰するところに道標房州道 木更津 たかくら道江戸 ちは寺道とあるそうです
たかくら、は木更津にある平野山高蔵寺（高倉観音）かと。
坂東三十三所
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3/6 9:41
県道（旧国道）に復帰するところに道標
房州道 木更津 たかくら道江戸 ちは寺道とあるそうです
たかくら、は木更津にある平野山高蔵寺（高倉観音）かと。
坂東三十三所
房州道 木更津 たかくら道江戸 ちは寺道とあるそうです
たかくら、は木更津にある平野山高蔵寺（高倉観音）かと。
坂東三十三所
不思議な交通標識ですが、この先の街路の形を示し、通り抜けできませんよ、と示しています
妙経寺にある義軍墓房総半島は小藩が中心でしたが、すべて譜代の藩でした
このため、戊辰戦争時には、藩が新政府に恭順を決めたあとでも、撒兵隊や請西藩主林忠崇の軍に藩士が参加したり協力したりするケースが多くありました
この結果戦後処理を含めて多くの犠牲者を出しています
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3/6 10:17
妙経寺にある義軍墓
房総半島は小藩が中心でしたが、すべて譜代の藩でした
このため、戊辰戦争時には、藩が新政府に恭順を決めたあとでも、撒兵隊や請西藩主林忠崇の軍に藩士が参加したり協力したりするケースが多くありました
この結果戦後処理を含めて多くの犠牲者を出しています
房総半島は小藩が中心でしたが、すべて譜代の藩でした
このため、戊辰戦争時には、藩が新政府に恭順を決めたあとでも、撒兵隊や請西藩主林忠崇の軍に藩士が参加したり協力したりするケースが多くありました
この結果戦後処理を含めて多くの犠牲者を出しています
この辺は小さなクランク状になっていたのですが、現在は直進できるようになっています
右側の空き地が昔の道の名残です
右側の空き地が昔の道の名残です
瑞安寺前でちょっとだけ左に入るように思うのですが、戻り方がわからず
百番札所道標右：文政元年戊寅十ニ月吉日 かさもり迄八丁
左：是より ちばてら四里八丁 たかくら四り
瑞安寺は鶴牧藩の菩提寺だったそうです
かさもりは、長生村にある坂東三十三所の笠森観音
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3/6 11:02
百番札所道標
右：文政元年戊寅十ニ月吉日 かさもり迄八丁
左：是より ちばてら四里八丁 たかくら四り
瑞安寺は鶴牧藩の菩提寺だったそうです
かさもりは、長生村にある坂東三十三所の笠森観音
右：文政元年戊寅十ニ月吉日 かさもり迄八丁
左：是より ちばてら四里八丁 たかくら四り
瑞安寺は鶴牧藩の菩提寺だったそうです
かさもりは、長生村にある坂東三十三所の笠森観音
房総往還は前方の丘陵に上がるのですが、直に上がれる道がないので左に迂回（ここからさきはお勧めできないので、無理をせず、このまま直進を強くお勧めします）
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3/6 11:09
房総往還は前方の丘陵に上がるのですが、直に上がれる道がないので左に迂回
（ここからさきはお勧めできないので、無理をせず、このまま直進を強くお勧めします）
（ここからさきはお勧めできないので、無理をせず、このまま直進を強くお勧めします）
丘陵上の旧道（もしくはそれに近似したところ）
このあとがひどかった・・・・
このあとがひどかった・・・・
こういうのがあるので、人が入っているとは思うのです国土地理院地図には幅1.5~3メートルの道があることになっていますが、もはや廃道
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3/6 11:41
こういうのがあるので、人が入っているとは思うのです
国土地理院地図には幅1.5~3メートルの道があることになっていますが、もはや廃道
国土地理院地図には幅1.5~3メートルの道があることになっていますが、もはや廃道
フェンスが出たのでここに沿ってと思ったけれども、それでもすぐに藪に行く手をふさがれます
あきらめて、途中で下の畑横に脱出しました（こう書くと簡単に脱出したように聞こえますが、降りるのも大変だった）
イノシシ用の罠
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3/6 12:00
あきらめて、途中で下の畑横に脱出しました
（こう書くと簡単に脱出したように聞こえますが、降りるのも大変だった）
イノシシ用の罠
（こう書くと簡単に脱出したように聞こえますが、降りるのも大変だった）
イノシシ用の罠
笠上側からさかのぼってみて、この辺が限界かなログで見ると、ほぼつながった形になりましたが、どこまで薮が続くかわからない状態では、あきらめたのも正解
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3/6 12:08
笠上側からさかのぼってみて、この辺が限界かな
ログで見ると、ほぼつながった形になりましたが、どこまで薮が続くかわからない状態では、あきらめたのも正解
ログで見ると、ほぼつながった形になりましたが、どこまで薮が続くかわからない状態では、あきらめたのも正解
三界萬霊道標
90度曲がっているようです。
というか、台座から落ちそう
90度曲がっているようです。
というか、台座から落ちそう
地蔵道標
右 う し く かさもり ミチ
左 江戸道
うしくは現市原市の牛久
かさもりは、長生村にある坂東三十三所の笠森観音かと
右 う し く かさもり ミチ
左 江戸道
うしくは現市原市の牛久
かさもりは、長生村にある坂東三十三所の笠森観音かと
奈良輪宿
今は袖ヶ浦駅前
宿場の面影はほとんどありません
湊としてよりも、継立場の色合いが強かった
今は袖ヶ浦駅前
宿場の面影はほとんどありません
湊としてよりも、継立場の色合いが強かった
浮戸川を渡ります
房総往還は直進（地蔵堂の先）で、右手の橋は新しい橋
房総往還は直進（地蔵堂の先）で、右手の橋は新しい橋
小櫃川に向かう橋の部分
この先で行き止まり
もどって小櫃橋から迂回
この先で行き止まり
もどって小櫃橋から迂回
戻ってきちゃいますが、再び旧国道をわたって直進
右側の歩道橋を使うか、左に戻って横断歩道を使います
右側の歩道橋を使うか、左に戻って横断歩道を使います
久留里屋商店
もともと久留里藩黒田家の御用米屋だったそうですが、廃藩置県後に木更津に出てきたとか
もともと久留里藩黒田家の御用米屋だったそうですが、廃藩置県後に木更津に出てきたとか
木更津宿大坂の陣で徳川家に協力し活躍した木更津は、幕府から種々の特権を与えられ、幕府の御用船として御城米廻送を行なうほか、商人米・薪炭・乗客などの輸送に従事し、江戸湾内水運の主力となって商品流通・交通に大きな役割を果たしました
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3/6 17:06
木更津宿
大坂の陣で徳川家に協力し活躍した木更津は、幕府から種々の特権を与えられ、幕府の御用船として御城米廻送を行なうほか、商人米・薪炭・乗客などの輸送に従事し、江戸湾内水運の主力となって商品流通・交通に大きな役割を果たしました
大坂の陣で徳川家に協力し活躍した木更津は、幕府から種々の特権を与えられ、幕府の御用船として御城米廻送を行なうほか、商人米・薪炭・乗客などの輸送に従事し、江戸湾内水運の主力となって商品流通・交通に大きな役割を果たしました
木更津船大力と称する海船と川船との折衷型で、通常の弁才型荷船に比べて細長く喫水が浅い
また、舷側には棹を使うための足場を設け、川船としての機能をもたせてあり、百石積から三百石積くらいの大きさでした
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3/6 17:30
木更津船
大力と称する海船と川船との折衷型で、通常の弁才型荷船に比べて細長く喫水が浅い
また、舷側には棹を使うための足場を設け、川船としての機能をもたせてあり、百石積から三百石積くらいの大きさでした
大力と称する海船と川船との折衷型で、通常の弁才型荷船に比べて細長く喫水が浅い
また、舷側には棹を使うための足場を設け、川船としての機能をもたせてあり、百石積から三百石積くらいの大きさでした
撮影機器：
感想
房総往還も3回目となると、少しずつ山が近づいてきているのが分かります
椎津〜笠上の丘陵地帯で体力を使い、最後はヘロヘロでした
木更津まで到着
いよいよ次回から南房総の険しい行程が始まります
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