山行記録: 陸奥上街道 千本松長根

記録ID: 2977420

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講習／トレーニング

東北

陸奥上街道　千本松長根

2021年03月07日(日) [日帰り]

ほや太郎

体力度

日帰りが可能

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GPS: 03:13
距離: 22.8km
登り: 366m
下り: 358m

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歩くペース

とても速い

0.5～0.6

ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り

山行: 3:13
休憩: 0:00
合計: 3:13

距離 22.8km 登り 366m 下り 367m

8:25

193分

スタート地点

11:38

ゴール地点

天候	晴れ
過去天気図（気象庁）	2021年03月の天気図
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写真

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陸奥上街道

2021年03月07日 09:20撮影 by SC-42A, samsung

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3/7 9:20

陸奥上街道

磯良神社

2021年03月07日 09:34撮影 by SC-42A, samsung

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3/7 9:34

磯良神社

千本松長根

2021年03月07日 10:05撮影 by SC-42A, samsung

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3/7 10:05

千本松長根

撮影機器：

SC-42A samsung

感想

ほや太郎

林道沿いにある一等三角点
下一ツ栗村（しもひとつぐりむら：162m）

『西岩出山駅から高橋君と歩き始めた。』（T教官のかわいい山より）

ルートを検討。西岩出山駅は1997年、「上野目（かみのめ）駅」に改名。道理で地図にないわけである。

今日のミッション二本立て。
①県内に十ちょっとある「一等三角点」
②松尾芭蕉も通った「陸奥上街道千本松長根」

旧有備館の駐車場スタート。
空は明るいものの、時折強く吹く風が冷たい。

■陸奥上街道をゆく

江合川にかかる橋、続いて国道108号線を超え、県道栗駒岩出山線は上り坂に差し掛かる。
ほどなく塚を挟むように道路が二股に分かれる。「天王寺一里塚」に到着。説明板があった。

この上街道は説明板、案内柱👉が多くあり、歩ける道は刈払いされているから、のんびりと片道10kmほどのウォーキングが楽しめる。

今回は、上街道を辿って千本松長根へ。折り返して一等三角点に立ち寄りおおよそ20kmの道のりである。

県道を東に進み、さて上街道の分岐に入る。
左に牧場を見ながら進むと「狼塚」の説明板があった。
塚に登ると二つの標石（愛宮塔？、七庚申塔）。奥に崩れた石祠があったので積み直す。

■磯良神社

『磯良神社（いそらじんじゃ）に行った。神社は沼の端にあり朽ちかけた橋を渡らねばならない。神社も朽ちかけていた。河童に関係があるらしいが雰囲気は確かにある。』

一旦県道に出、再び上街道にを経由し磯良神社へ出る。

社に至る小さな橋は新しく造られたようだ。神社は30年前から変わらないのであろうやや朽ちているが、それでも縁側の一部が新しくなっていた。社の左右には愛嬌のある河童の石像が出来ていた。

沼は太陽の陽射しを浴びているものの緑に濁り、河童が現れてもよさそうな雰囲気ではある。

神社から10分ほど林道を入ると、いよいよ千本松長根である。
（実はここで誤って左の作業道に入り10分ロス）

■千本松長根

鼻かすり坂と名の付く道を登りきると千本松長根に出る。
両側に植林された松が並ぶ道は7～8mほど。数年前に整備の一環で両側の松を倒し、広い道に仕上げたとのこと。
江戸時代の街道が忍ばれる。

途中に「黒森古墳群」の説明板。
三つの塚（古墳）が一列に並び。その一つにまさかの四等三角点（点名：赤坂田）があった。

『尾根の両側は杉や檜の植林がなされているか又はその準備中であるが、雑木のままだったらなおいいだろう。』

この時期、ヒノキの緑は良いとしても、落ちた松が少々寂しい。
これからの新緑の時期がもっとも美しいのではないだろうか。
（夏になり過ぎてはいけない。）
残念なことに展望はないから。街道歩きを楽しむべきだろう。

長さ1.5kmにわたる千本松長根、最後の石畳を過ぎ、馬館まで歩みを伸ばす。
地図にあった石碑を確認し、復路は千本松長根～磯良神社を通り一等三角点を目指す。

■一等三角点

途中県道沿いに牧場があった。
黒く肉々しい牛たちが放牧されている。
実は今夜は妻と焼肉デート💑
ここにいる牛ではないにしろ、お腹に入る牛には感謝せねばなるまい。

『藪の中には「岩ノ沢林道開通記念碑」が建っている』

黒石の立派な記念碑が建っていた。昭和59年開通の林道に入る。10分ほどで平坦な広場に出た。

『収穫が終わったデントコーン畑の中の2～3坪の土盛りに一等三角点があった。』

右手にそれとわかる土盛り。一等三角点は四つの置き石に護られていた。
うーん、デントコーン畑には見えない。栽培はもうやめたのだろうか？

『白い栗駒、船形、禿岳が眺められ、七ツ森と薬莱山がもやに浮かんでいた』

林道から少しばかり遠くが眺められた。確認できたのは船形、禿岳の見事な白であった。
その左には白がなくなった泉ヶ岳。春が急に近くなった。

駐車場に到着する頃にはのどが渇き（ビールが飲みたい）、同時にとうもろこしが食べたくなってきた。
あと岩出山のかりんとう。
でもやっぱりあつみのかりんとうがイイ。