第5回道志村トレイルぎりぎり完走(41.3km)
- GPS
- 09:55
- 距離
- 43.1km
- 登り
- 3,516m
- 下り
- 3,521m
コースタイム
7:37林道終点(渋滞20分ほど)
8:17ブドウの岩 1224m(シングル渋滞)
8:42菜畑山 1283m(シングル渋滞)
9:28今倉山 1470m
9:42道坂峠 1110m (水 休憩1分)
10:35白井平分岐 (ここから急な上り)
11:05御正体山 1681m (シングル渋滞)
11:55山伏峠 1145m 第1関門 (水、塩バナナ、7分休憩)
13:25菰釣山 1379m
14:11道志道の駅 690m第2関門 (水、チョコ、10分休憩)
15:15鳥ノ胸山 1207m(4分休憩)
16:35道志中ゴール
天候 | 曇り、晴れ、薄曇り、 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道志の湯の無料券ついていた。駐車場がその奥に多数用意されている。前夜雨だった割には、ひどく滑るところは無い。強いて上げれば、御正体山からの下りの途中がロープ場が滑ったが危険という程ではなかった。 しかし、もし雨だったら、あちらこちらの斜面は泥で滑って大変だろうと思います。また下界と比べ、全体的に涼しく、火照った体にとても気持ちいい気温でした。 |
写真
感想
昨年の上野原が疲労困憊で完走し、2度と厳しいのには出たく無いと思って居たのに、この上級者コースにチャレンジしてしまいました。やるからにはと、GWに試走をしてコースをつかんでおきました。結果、とても第一関門通過出来ないというのが結論。そこで、渋滞が予想されるので、スタートは前1/3、登山口までは周りについて走る。御正体山到着を10:45目標としてました。さて当日、5時半に駐車場に入れ、6時に受付、トイレも済まし、とりあえず30前には用意完了。ハイドロはMusashiのReplenishを溶かし1.5L。飴多数、ジェル。ナイロン袋。基本、20分に一口飲む。最終的には1Lと給水の水0.2L消費。塩バナナ1.5本、飴6個、チョコ1かけを頂く。
予定通りの位置で整列だが、スタートとともにどんどん越される。でも息が上がってはまずいと自分のJogペースを守る。舗装路の急な上り坂は足を温存するため無理して走らず、急ぎ足。登山口渋滞では自分の位置が全体のどこか不明だった。結果的に20分かかった。その後一列で登る、これがほぼ菜畑山まで続く。自分のペースよりやや遅く、時間も気になる。菜畑山以降は直ぐにばらけて走れる状態になった。追い越し追い越されつつ走り、道坂峠の給水所では口を潤すだけ。でも、スタッフが居るところは、その地点にたどり着いたという何か小さな達成感、安心感があり大変勇気づけられる。
御正体山の登り口から又シングル渋滞。すでに時間がヤバく、気になってしょうがない。追い抜くには急坂過ぎて無理すれば乳酸激増で自滅が怖い。やっと山頂。既に11:05。当然休むつもりは無かった。誰かが、スタッフに関門間に合うかな?と聞くと、まあ、頑張り次第かなとの率直な回答。それに刺激される様に、自分含めた5,6人が水芭蕉の下り緩斜面を走る走る。自分の試走の時は、写真撮りながら70分かかったから、思いっきりダッシュすれば、間に合うかもと希望は捨てず下る下る登る下る。見覚えのある風景と人のざわめき声が聞こえ、第一関門の幕が見えたときは、ゴールしたときと同じぐらいホットした。これで、後半戦参加できる。
元気なスタッフの声を聞きながら、塩バナナを半分頂き、旨かった。あと一本を袋に入れて後半戦に携帯。初めてやったがこれは結構いい。先日のハセツネ30Kでは、自前の塩バナナを持参して、旨くて元気がでたので今回はこれを思いついた。自分はジェルがどうも嫌いで、気分転換の為にも噛んで喉を通る食べ物が良いような気がする。
さて、関門が閉じられるのを確認もして、7分休憩後、ゆっくりと出発。ここからはランナーは思い切りばらける。脚は既に疲労で動き悪い。しかし、下りは走るが平地は時々歩く。何度も続くupdownに力が吸い取られる。一体あとどのくらいで菰釣山なんだと何度も地図と時計の距離を確認。やっと着いて、残りは下りと成ったときは、これで第2関門はOKだと確信したが、その後のもう一山の上りの脚が残ってるとは到底思えない状態であった。下りは腹と脚に応え、次第に腹痛が始まりスピードが出ない。砂利は脚に痛く。色んな意味でレース後半の下りは上りと同様の苦しさがある。ああ、道の駅が遠いと何度おもったか。
がやっと到着。途中人気が多くなり応援してくれる人も居て、元気がでる。エイドにバナナあるかなと思ったら、チョコしか無いのは、とても残念。すでにさっきのバナナは食べたし、仕方なくジェルを半分飲む。旨く無い。忘れてはいかんと、おやじさんかに頭から冷たい水を2杯かけてもらう。気持ちがいい。トイレにもより、再び出発。そして、最後の登山。頂上までの標高差300mぐらいの急坂は、上を見上げると空が無いぐらいに続いていた。くらくらっとして、心が折れそうになる。1歩1歩が狭くゆっくりしか上がらない。こんなにゆっくりな動作は初めてだと思う。他のランナーも似たような状態だった。妙に一体感。それでも、自分の後続ランナーの姿が遠くなり、前のランナーが徐徐に近づく、その繰り返し。この時間帯のランナーの中では自分の速度が平均よりやや上である事を知り、やや気持ちが前向きになる。上を見ずにひたすら脚を動かすことに専念。時々時計の標高をチェックする。100m、200m、300mと着実に高さが上がるのが、景色が変らない中では大きなモチベーションとなる。そして、突然の念願の頂上。
登山者と間違えてしまったスタッフの方から、飴を貰い下りへ出発。
まだ、脚がつらずに何とか軽く走れて下れたのはありがたかった。前半セーブした効果だと思う。やがて、長い砂利の割に急な下りが続く。これが、脚首や腹への振動となって応え。疲労とで、やはり胃が痛み出した。速度出すと胃が痛いので前かがみで走る。平均7分/km、LSD並みの速さ。どんどん後続のランナーに越される。抜いた人にも何人も抜かれた。折角の下りなので、限界まで息を弾ませて走りきりたかった。ちなみに心拍数は大分落ちていたのに体と脚が辛いという状態でロードを6kmはしった。
会場の駐車場や道志の湯付近では、走り終わったランナーやバスの運転手までほぼ全員が、必ず頑張れー、後少しー、良いぞーその調子、と声援してくれた。いよいよゴールに近いと期待と元気が出る。角を曲がって黄色のゴールバルーン門が見え、下にはゴールテープが張られていた。それを切ってゴールで来、思わずばんざい。お約束の元気な笑顔で写真顔。辛かったことも、良い思いでに一気に変った瞬間。みなさんありがとう御座いました。
今回は、ベストコンディションで、渋滞にも諦めず、全体を考えて平準化して走り切れたのでとてもいい勉強になった。ただし、走ってる時は意識が朦朧としているので、どうも記憶が断片的で、空が晴れだったのかすら良く分からなかった。写真を観ると、青空もあったのに。一つ残念なのは、富士山が見えなかった事ですね。今の体力でうまく時間コントロールすれば、9時間を切れる可能性もあるので、来年も出て、富士山を観たいと思って居ます。スタッフの皆さんありがとう御座いました。また、経験が少ないですが、多くの方と知り合いになれると山ももっと楽しくなると思って居ます。
(長くて、すみませんでした。以上)
コメント
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熱いレコですね!
自己管理面でのコメント、共感するところ大です。
飲み物がまずくなるというコメントが印象的です。
これが出てくると内臓疲労のサインですね、自分も良くあります。
お疲れでした。
ainuさん コメントありがとうございます。
まだ経験が浅く、修行僧のような頑張りのみで過去胃腸を度々壊してました。やっぱ内臓披露ですね。
熱いレコというより、ダラダラ書いたら自分でも長文でビックリ。
abeshiさん、はじめまして。
臨場感のあるレコを拝読して、自分が参加した第4回大会を思い出しました。
道志村のように制限時間が厳しいレースでは、登山口までのスタートダッシュと、目処がつくまで休まないことが大事ですね。
第1関門到着が制限時間間際だと、第2関門までの道は苦しかったと思います。最後までお疲れ様でした。
ロングの部では一人ひとりにゴールテープを張ってくれるのが嬉しいですよね
それから、第2関門でチョコを渡されて、微妙な気持ちで受け取った場面に共感しました。あそこにも塩バナナがほしいところです
kizitoraさん ありがとうございます。色々共感できるところがあったと聞くのはとても嬉しいです。黙々と山を登ったり走ったりしている者同士が、言葉に出さなくても結構同じ気持ち感覚になってて、一体感があるというのが好きです。
そう、ロープも初めてだったので、エッ!て感じで、じゃあ嬉しさを表現しようというのりになりました。
関門のチョコは、他の方も、チョコならいらないと言ってました。自分は食べましたが。もし、主催者スタッフの方がヤマレコ読まれたら、是非第2関門でも最後までバナナをお願いします(笑)速い選手の方は、残しておいて下さい。お願いします。
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