記録ID: 298026
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無雪期ピークハント/縦走
石鎚山
ツツジの藪漕ぎ・石鎚山系鷹ノ巣山
2013年05月12日(日) [日帰り]

- GPS
- 03:52
- 距離
- 2.9km
- 登り
- 370m
- 下り
- 364m
コースタイム
11:47登山口-12:13・1390m独立標高点-13:08〜13:40鷹ノ巣山山頂-14:06〜14:37鷹ノ巣西峰-14:55〜14:59鷹ノ巣山山頂-15:39登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口斜め向かいのカーブ部に二、三台駐車可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪登山者皆無のマイナー山でアケボノツツジ三昧≫ 石鎚山系、中でもUFOライン(いの町道瓶ケ森線=旧国有瓶ケ森林道)から土小屋までの山脈近辺の山の中には、岩黒山(1745.6m)を筆頭にアケボノツツジを始めとしたツツジ類が群生している山がある。 が、岩黒山はシーズン中、超満員御礼になることは分かっているので、昭文社の山と高原地図に山名が表記されてあるものの、コースの記載がない鷹ノ巣山(1596.2m)に登ることにした。 山慣れた方なら、この登山口が1390m独立標高点南方の、UFOラインが稜線を横切っている箇所近辺にある可能性が高い、ということはすぐ分かると思うが、実際、その稜線横断地点のやや北にある。尤も、元々登山道のない無名峰なだけに、「道」として存在している訳ではない。「鷹ノ巣山雨量観測所」の横の地形が若干平らになっているため、ここを歩き、奥で稜線に乗るのである。奥の方には先人が付けた赤テープもある。 数分で平らな地は稜線鞍部に接近するので、斜面を適当に上がって稜線に乗る。 稜線は予想通りの笹道だが、ほどなく、腹から胸の高さになり、藪漕ぎが必要になる。が、そんな箇所は10分以上続かず、再び笹の背はある程度低くなる。 記憶が定かではないが、1390m地点か、そこから少し行った箇所かに、突端に岩場のある急勾配の斜面があり、岩場の北側の斜面を巻いて這い上がる。 これ以降も至る所に岩場があるが、主に北側を巻く。中には乗り越えられる岩場もある。 「鷹ノ巣山」という山名の山は概して岩場が多いが、これは鷹が岩場に巣を作ることに由来しているのかも知れない。 高度が上がってくると、時折ミツバツツジやアケボノツツジが現れるが、この前、山行記録を投稿した鋸山のように、この山も今年は花の付き方が良くない。花弁が殆ど地面に落ちているものもあれば、蕾が多い木もある。 ツツジが有名な愛媛県久万高原町の大川嶺から笠取山にかけての稜線や、高知県津野町の穴神山(後藤山[1113.3m]中腹の林野名)も数年前、花が殆ど開花しなかったことがある。 とは言え、それでも鷹ノ巣山は、普通の山よりはツツジ類の開花が見られる。 尾根に全長七、八メールほどの半円形の岩が現れる辺りで尾根の幅が広がるが、遠目に見ればきれいな笹原に見える。逐一記録は取っていないが、この尾根幅が広がる地点は標高1470m辺りから1490mにかけてだろう。 一旦笹は深くなるものの、上部に来れば背が低くなり、アケボノツツジの木の間越しに寒風山から笹ヶ峰にかけての稜線を遠望できる箇所もある。 花がちらほらしか付いていないアケボノツツジの灌木群を漕いで進むようになると、山頂は比較的近づいている。枝を傷めることのないよう、尾根上を避け、下りたり上がったりするのは少々イラつく。 灌木の背が低くなり、周囲の景色が木の間越しに見渡せるようになると、三角測量の航空標識が残る、三等三角点が地面から突き出た(土が流失して)鷹ノ巣山頂に至る。ここからもアケボノツツジ越しに寒風山から笹ヶ峰にかけての展望が広がっている。山頂の少し先からは、西から南にかけての展望が広がっている。 ここのような痩せ尾根の山頂は、有名峰であればくつろぐことはできないが、100%後から来る登山者はいないと分かっているので、尾根上にザックを置いて山頂の空気と景色を独り占めできる。 大休止後は、この先の1630mピークへ登る。それは登山者間でその峰が「鷹ノ巣西峰」と呼ばれているからである。 西峰にかけてのルートも、端が切れ落ちた岩尾根や断崖等がある。しかし危険箇所はない。 西峰には10分台で行けると思っていたが、思ったより時間がかかった。地形図を見る限りでは尖峰のように思えたが、実際の山頂部は案外広い。最高所は稜線の南端にあるが、稜線ルート上には「主三角点」と刻字された森林管理局の三角点標石がある。やはり測量の基準点がある箇所を「山頂」と見做すべきだろう。 西峰山頂にツツジがなかったことに憮然として、試しに西に下ってみると、枝に花弁を付けたアケボノツツジの小群生があった。鷹ノ巣山頂と比べると展望がないため、これが救いになる。信じる者は救われる、とん汁飲めばあたたまる(なんじゃそら)。 |
写真
撮影機器:
感想
[UFOライン通行止め情報その他]
‘13年6月28日までの平日、旧寒風山トンネル東口からUFOラインを3kmほど行った地点で道路工事のため、8時40分から17時過ぎまで、10分間通行させて50分間通行止めにする通行規制が行われている。鷹ノ巣山登山口は規制区間には入ってないはずだが、かなり手前から交通規制を行っている可能性もある。
余談だが「UFOライン」の名称の由来を知っている者は意外と少ない。由来は過去、この町道瓶ケ森線から何度もUFOが目撃されているからである。
因みに高知市介良で’70年代、ある中学生が小型UFOを捕獲したことがあり、それが全国ネットのUFO特別番組内で、再現ドラマによって再現されたことがある。「うそ〜?」という方は、そんなことゆーふぉー(言う方)が悪い(?)。
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