倉見山ー杓子山縦走
- GPS
- 06:13
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,326m
- 下り
- 982m
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
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コース状況/ 危険箇所等 |
向原峠から杓子山はやせた岩尾根となっており、一応道はあります。稜線上に岩がある時は岩を直登するルートになっています。時折岩を巻く踏み跡もあるのですが、それを行くと稜線に向けて急な滑りやすい登り返しが待っていて、かえって消耗しましたので、なるべく稜線上を忠実に岩尾根を直登することをおすすめします。 |
その他周辺情報 | 皮膚病に効くという霊水・不動湯に下山して入浴(8時〜16時半までの入浴料は1000円、16時半〜21時までの入浴料は600円)。不動湯からはタクシーで富士急行・富士山駅へ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
当初3月13日(土)に計画していたが、雨の予報だったため、3月14日(日)に延期した倉見山ー杓子山縦走は快晴の好天に恵まれた参考となりました。前日の雨は杓子山北面の急登では雪となって落ち葉の上に積もっており、すべりやすくて消耗しましたが。
倉見山へ登るルートとしては、富士急行・東桂駅から入る倉見山北東尾根ルートが古くからある登山道で今でも一番人気です。次に人気があるのは富士急行・三ツ峠駅あるいは富士急行・寿駅から堂尾山公園を経て登るルートで、特に三つ峠駅から登る桐谷ルートの途中にはクマガイソウ群生地があり、花の咲く5月に人気のコースです。今回登ったのは、厄神社経由の厄神ルートで、倉見山までの距離が一番短いルートですが、その分約700mを急登することになります。あまり使われていないルートのため、コース状況を心配していましたが、道ははっきりしていました。途中のさすの平では下の町並みと三ツ峠山がよく見えました。倉見山北東尾根ルートと合流すると、すぐに倉見山山頂で、木々の間から富士山も見えますが、狭いので、5分ほど行った南峰にある見晴台(朽ちかけたベンチが3つある)に移動して休憩しました。
倉見山からは南の向原峠に向けて急な坂を下っていきます。途中、堂尾山に行くルートを西に分けて、どんどん下っていくと向原峠に着きます。向原峠からは西の向原集落に向けて下山する道もありますが、あまり使われていないように見えました。向原峠から杓子山にかけては、岩の多いヤセ尾根で急登も多いです。一応道はあり、稜線上に岩がある時は岩を直登するルートになっています。時折岩を巻く踏み跡もあるのですが、それを行くと稜線に向けて急な滑りやすい登り返しが待っていて、かえって消耗しましたので、なるべく稜線上を忠実に岩尾根を直登することをおすすめします。杓子山北面の急登では、落ち葉の上に昨日降ったらしい新雪が乗っていて、うっかりすると落ち葉と雪ごと滑りますので、要注意です。倉見山ー杓子山間はあまり歩く人のいないコースですが(それでも途中で杓子山から来たらしい3人組の登山者とすれ違いました)、アップダウンの多い痩せた岩稜歩きが楽しめますので、岩稜好きにはおすすめです。
きれいな雪がついた斜面を上り詰めると杓子山への登山道に出ます。すでに午後になっていて、多くの人が歩いたため、雪のついた登山道はぬかるんだ泥道と化していて、消耗しましたが、杓子山山頂から見る360度の大展望はすばらしかったです。富士山は真正面に見えますし、南アルプス、愛鷹山塊、伊豆半島、大菩薩・小金沢連峰、道志山塊、石割山など、周りの山がすべて見えました。ただすぐ東にある鹿留山のために御正体山は隠れていましたが。
当初は鹿留山にピストン往復する予定でしたが、道がぬかるんだ泥道となっていること、鹿留山山頂は木々が多く展望がききそうもないことから、あっさりあきらめました。杓子山からぬかるんだすべりやすい木道を降りて、パラグライダー離陸場のある大権首(おおざす)峠に着き、大権首峠からは林道とときおり現れるショートカットの山道を利用して、霊水・不動湯に無事下山しました。不動湯(8時〜16時半までの入浴料は1000円、16時半〜21時までの入浴料は600円)は皮膚病に効くということで。皮膚病治療の常連客の方々が多く、私達のような登山者はあまりいませんでした。浴場も皮膚病患者用と一般用に分かれていて、私達は一般用に入りましたが、洗い場は3人分しかなく、湯船も5人入るといっぱいでした。霊水は飲用できるため、蛇口の横にはカップも備え付けられていました。
不動湯からはタクシーに乗って富士急行・富士山駅に行って、2人は高速バスで新宿へ、私ともうひとりは富士急行を利用して大月経由で東京に戻ることにしましたが、なんとJR大月駅に19時過ぎに着くと、中央本線は15:45頃武蔵小金井でおきた信号故障のため、新宿ー甲府間で上下線とも全面ストップしていました。代替路線もないため、大月駅に停車していた列車の中でひたすら復旧を待ち続け(4時間以上待っていたからか、JRからは災害用に備蓄されていたと思われる5年保存可能な水とサバイバルパンが乗客全員に配られました)、やっと23時半に大月駅から豊田行きが動き出し、午前0時45分頃に豊田駅に到着し、そこからはタクシーに乗って自宅に午前1時15分に着きました。富士山駅で新宿行きの高速バスに乗っていれば、こんな目に合わずにすんだのですが、運がなかったのか、本当に疲れました。
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