記録ID: 3007674
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アルパインクライミング
栗駒・早池峰
禿岳 ダイレクト尾根 完登
2021年03月20日(土) [日帰り]
- GPS
- 07:20
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 967m
- 下り
- 957m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:24
3:01
60分
スタート地点
4:01
4:10
40分
ダイレクト尾根取り付き
4:50
4:50
142分
森林限界
8:25
8:35
110分
新中峰トップ
10:25
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ダイレクト尾根は藪が出ている箇所もあったが、8割方は雪稜を登る。一部モンキークライムあり。 今回はまだ雪が締まってる時間に歩いたので、とても快適に登る事が出来た。 ダイレクト尾根はもろに東面なので、日が昇ってくるとあっという間に雪が緩み危険な登攀になる。 尾根上には安全な所はない。休憩する時もセルフビレイは必要。 今回ザイルを出したのは1ヶ所。co1100m付近の岩場交じりの雪壁で30m伸ばした。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ダブルアックス
アイゼン
ガチャ類
30mロープ
ヘルメット
日帰り冬装備
|
---|---|
共同装備 |
簡易無線
|
感想
2週間前の教訓を生かし、今回は3時にヘッデンスタート。
二人とも2時間程しか寝てなくて、眠い目を擦りながらのスタートとなった。
2週間前と比べるとだいぶ雪は溶けていたが、火の沢の渡渉も問題なし。
ダイレクト尾根上も、一部藪こぎはあるが、崩落前の雪稜が立派に残っていた。
そして、なんと言ってもこの時間のスタートは本当に大正解だった。
日が昇る頃にはダイレクト尾根上部の核心辺りまで到達しているようにスタートしたが、稜線に抜けるまで雪質はずっと最高、アイゼンもアックスも気持ちよく決まればこっちのもんだと言わんばかりに軽快に登る事が出来た。
この日は午後から天気は下り坂だったのも都合がよく、最高の天気の中禿岳に登頂して、緩み始めた新中峰を下ってきてもまだ10時半であった。
禿岳のダイレクト尾根は歴史が古く、昔から数々の岳人達が挑戦し登ってきた。
そのルートを最高の条件で登頂する事が出来て本当に嬉しかった。
この禿岳の冬季ルートは他にも歩いてみたいルートが何本もあるし、このダイレクト尾根も毎年登りたいと思わせる素晴らしいルートである。
これからも雪山はもちろん、沢でも一般道でも幾度となく通う事になる山であり、まだまだ私の知らない禿岳の姿を見るのを毎回楽しみにして、また地形図を眺めたいと思う。
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コメント
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二週おいてのアタックでさらに条件が悪かったような気がしますが、計画どおりの完登。おめでとうございます。夜明け前のナイフリッジとか聞くとかなりゾクゾクきますが見えなかった下のほうも結構苦労したんじゃないでしょうか。お疲れさまでした。
chicken_manさん、ありがとうございます😁
2週間空いたので、どれくらい崩落が進んだか心配でしたが、そこまで状況は悪くありませんでした。
ヘッデンスタートのおかげで気持ちいい登攀が出来て満足しています。
今日の雨とこれからの高温で、今シーズンのダイレクト尾根は近付かないつもりです。他の尾根はわかりませんが😁
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