若狭の里山🌸タムシバ開花の鏡山で三方五湖の絶景を望む
- GPS
- 03:30
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 503m
- 下り
- 519m
コースタイム
- 山行
- 2:49
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 3:32
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・上りの尾根は道なし、アセビが繁茂している所あり。下草なし。 ・稜線には登山道が整備されている。 ・下り尾根は途中からバリルート、後に巡視路。 |
写真
感想
今日の予報では15時までは晴れるが、夕刻には雨予報となっている。近場の山を物色する。若狭は野坂山地と江若丹国境に主な山が連なっている。後は600m以下の低山が県境と若狭湾の間に点在している。何れも優しい山容をしていて険しい山はない。今回はその中のひとつ、旧上中町の鏡山に訪れることにする。
自宅からは車で愛称「梅街道」を西へ小一時間、海士坂集落の道路脇に駐車する。三生野集落から林道を利用して登る道が一般的だが向笠峠から上がろうと考える。舗装林道を詰めて行くと獣害柵の扉がある。何重にもビニール紐で巻かれた扉は開けるのに難儀しそうだ。しかも大きなコンクリ片が立てかけられていた。20m右手に人が入れる扉があったので入ることが出来た。
林道を進めば向笠峠に行けるが、左の川向こうの尾根伝いに登ることを思いつく。堰堤を伝った山裾には、ショウジョウバカマとミヤマカタバミがひっそりと咲いていた。タラノ木が群生する所から尾根に取付く。杉の植林がしてあり、アセビやシキミが繁茂しているが間を縫うように登って行く。標高が200mを越えると自然林となるが相変わらず倒木やアセビが煩い。
約一時間で東西に続く主尾根に乗ると歩きやすい道が整備されていた。三角点峰424.3からは南に転向して尾根を下る。タムシバの花を眼前で鑑賞できた。今年お初である。やがて向笠峠に下り立つ。この峠道は向笠と海士坂を繋ぐ古道、今日まで整備されていて驚く。
峠から120mの登り返しを凌ぐと鏡山に登頂した。山頂には二面の反射板が設置されている。カンカンと音がするので何事かと思っていたら、6人の方達が基台の塗装作業中だった。現場監督に挨拶して伺うと、土曜日だが明日から雨予報なので急いでいるということだった。
ここの山頂台地は広い。北側は杉の植林で展望はないが西側は大きく切り開かれている。南側は低木の自然林、東側も切り開かれて三方五湖と三十三間山を一望できる。絶景だ。腰を下ろしすとザックのサイドポケットにストックがないことに気が付く。上りの倒木が多い尾根で引っかけたのだろうか。食事後に同じルートを引き返すしかない。さあランチは肉うどんを仕込んできた。しかしバーナーが見当たらない。二つもポカミスを犯して意気消沈、展望もそこそこにおにぎり一個で昼食を済ませる。
元来た道を下り始めると10分で黒いものを発見!ああよかった。天はお見捨てにならなかった。再度山頂では一人の作業員の方と会話する。どこから来たんですか?お気を付けてと言われ少し心が和んだのだった。下山するのは南西の尾根でほぼ自然林が続く。登山道は林道に繋がっているので東にトラバースしている。ここはそのまま尾根を直進することにした。薄い踏み跡があって下生えはなく歩きやすい、反面倒木が多いので難儀する。やがて鉄塔に差し掛かると明瞭な巡視路が現れ快適に下ることができた。
駐車地の前に目立つ建物があるので近くまで寄ってみると「嶺南地域有害鳥獣処理施設」だった。新しい施設で軽トラが数台、保冷車が一台止められていた。処理して廃棄したり、ジビエ食材として出荷しているのだろうか。帰路の梅街道では八重の紅白の梅が見頃を迎えようとしていた。
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