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Yamareco

記録ID: 3017364
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
九州・沖縄

福岡西端の連山を歩く(十坊、浮岳、女岳、二丈)

2021年03月24日(水) [日帰り]
情報量の目安: B
都道府県 福岡県 佐賀県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:06
距離
20.8km
登り
1,606m
下り
1,611m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:09
休憩
0:58
合計
9:07
距離 20.8km 登り 1,611m 下り 1,611m
7:32
76
スタート地点
8:48
8:59
25
9:24
9:26
70
10:36
10:47
56
11:43
12:01
30
12:31
12:32
51
13:23
37
14:00
14:14
23
14:37
9
14:46
39
15:25
15:26
68
16:34
5
16:39
ゴール地点
このルートの最高地点は805mの浮嶽だが、今回のように4座を歩くと累積標高差は単純計算で1500mを超す北アルプス並みのコースとなる。下山後のGPSでは累積標高2300mと出ていた(驚き)。したがって結構足に来た。雨天時と霜柱の立つ時期は泥の道での滑落に要注意だと思った。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
西九州自動車道ー二丈吉居I.C下車、5分でマムシの湯付属ー登山者用駐車場
コース状況/
危険箇所等
危険箇所無し、全般を通じ足に優しい土の登山道続く。しかしupdownが多く、距離も長いのでコース設定を良く検討されて登って下さい。
その他周辺情報 マムシの湯温泉
7:30マムシの湯付設駐車場到着。遠く浮嶽が見える。
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7:30マムシの湯付設駐車場到着。遠く浮嶽が見える。
帰りに寄ります。
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帰りに寄ります。
登山口までの川筋に立派な「オガタマノキ」あり
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登山口までの川筋に立派な「オガタマノキ」あり
中村登山口道に合流
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中村登山口道に合流
この山域は中生代(前期白亜紀)の花崗閃緑岩となっている。
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この山域は中生代(前期白亜紀)の花崗閃緑岩となっている。
道中、この様な花崗岩の大石が「ゴロウゴロウ」している。見事!
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道中、この様な花崗岩の大石が「ゴロウゴロウ」している。見事!
シロダモ芽吹き
イチイガシ発見!
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イチイガシ発見!
登山道は風化した岩石とその上に溜まった落ち葉と腐葉土で柔らかくとても歩きやすい。
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登山道は風化した岩石とその上に溜まった落ち葉と腐葉土で柔らかくとても歩きやすい。
山頂が眼に入る
本日1座目「十坊山(とんぼ)」到着。
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本日1座目「十坊山(とんぼ)」到着。
セルフタイマーをセットして岩の上に立とうとしたが、10秒ではここまで。(笑)
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セルフタイマーをセットして岩の上に立とうとしたが、10秒ではここまで。(笑)
少し霞んでいる。
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少し霞んでいる。
至る所に風化して丸くなった岩が点在。
丸くなるところが花崗岩の特徴かも。
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至る所に風化して丸くなった岩が点在。
丸くなるところが花崗岩の特徴かも。
白木峠を跨いで浮きへ
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白木峠を跨いで浮きへ
本日2座目、順調に「浮嶽」到着。
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本日2座目、順調に「浮嶽」到着。
下りの大岩展望台
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下りの大岩展望台
ここはセルフが活躍。
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ここはセルフが活躍。
これは久し振りに見るツクシでないカンアオイ。
タイリンかウンゼンか?
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これは久し振りに見るツクシでないカンアオイ。
タイリンかウンゼンか?
荒谷峠に通ずる林道合流
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荒谷峠に通ずる林道合流
本日3座目「女岳」到着!
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本日3座目「女岳」到着!
下りの沢沿いでやっと春の小花と出合う
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下りの沢沿いでやっと春の小花と出合う
時間も許しそうなので4座目にGo
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時間も許しそうなので4座目にGo
見事な切り口、鮮やか!
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見事な切り口、鮮やか!
なんだか大手門へ上がる雰囲気だなあと思ったら、ここは城跡であることを山頂で知る。
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なんだか大手門へ上がる雰囲気だなあと思ったら、ここは城跡であることを山頂で知る。
本日4座目「二丈岳」到着です。
今日はここで終わり
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本日4座目「二丈岳」到着です。
今日はここで終わり
例によって大岩に上がります
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例によって大岩に上がります
まるで巨石の森
本日としては珍しく、山頂に花。シロモジ。
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本日としては珍しく、山頂に花。シロモジ。
アップで!
ここにも巨石の森が。
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ここにも巨石の森が。
「加茂ゆらりんこ橋」まで降りてきました。
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「加茂ゆらりんこ橋」まで降りてきました。
山桜が満開でした。
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山桜が満開でした。
園地にはソメイヨシノも満開状態。
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園地にはソメイヨシノも満開状態。
サクラは青空が良い
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サクラは青空が良い
登山口へ戻る林道途中で、
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登山口へ戻る林道途中で、
海と島と櫻
ツクシショウジョウバカマ1
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ツクシショウジョウバカマ1
ツクシショウジョウバカマ2
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ツクシショウジョウバカマ2

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ

感想

背振や英彦山、井原山など人気の山が多い福岡県ですがこの西端のエリアは登ったことがありませんでした。山友は既に踏破済みだったので今回単独行です。ロングコースなので8時間は覚悟して望んだのですが、やはり9時間要しました。しかし日も長くなり、気温も上がらなかったので快適な歩行を楽しむことが出来ました。大部分が植林の中の尾根筋を歩くので、残念ながら早春の草花には出合えませんでしたが、山頂から望む玄界灘の風景は一見の価値ありと思います。又登山道は軟らかで足に優しく、ピッチを上げても快適に歩を進めることが出来てとても満足なコースでした。

ゆらりんこ橋から登山口まで戻る林道はさすがに疲れました。75分で歩き通しましたが、タクシーを利用したり、自転車をデポしておいたりと、皆さん色々工夫されているようですね。

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コメント

丸い巨岩
MISBさん、こんばんわ。

これは面白いです。
丸い巨岩の花崗閃緑岩が多数存在する。

こんな不思議な場所があるとは。
自分が知らないだけかもしれませんが、全国区の知名度でなくても面白い場所が日本には沢山あると思います。

どのようなメカニズムで丸い巨岩ができたのでしょうか。教えていただければ幸いです。
2021/3/25 18:53
Re: 丸い巨岩
fujikitaさんこんばんは。いつもコメントありがとうございます。

>どのようなメカニズムで丸い巨岩が・・・
疑問の節同感です。私自身も現地で同じ疑問が沢山湧きました。

下記の巡検サイトに少し関連する解説が有りました。
http://1604-016.a.hiroshima-u.ac.jp/chiken/guide/wiki.cgi?page=20190329

私の地元では砂岩でこの様な「玉ねぎ状風化(コアストーン現象)」をよく見かけます。

花崗岩類もその組織は「均質で粗い結晶」の場合が多く、温度差による膨張収縮や雨水による凍結などを繰り返す内に「コアストーン現象」が起きるのではないかと想像します。

佐賀と福岡の県境に横たわる背振山系は、そのほとんどが「中生代前期白亜紀の花崗閃緑岩やトーナル岩」で構成されており、その裾野の海岸では鳴き砂が見られます。
2021/3/25 22:32
Re: 丸い巨岩
ご両名様

コアストーン、勉強になりました。

これからも、いろいろ教えてください。
有難うございました。
2021/3/26 20:46
背振山地西部、懐かしいです +花崗岩コアストーンについて
MISBさん、こんにちは。ベルクハイルです。

今回歩かれた背振山地の西部は、はるかな昔、私が福岡で学生時代を送っていたころに登ったことがあります。
なんとなく懐かしい気持ちになりました。

この辺りの山々は、標高は1000m未満ですが、海(玄界灘)が見えるのが、爽快ですね。


なお、花崗岩の丸みを帯びた巨岩が山頂部などに鎮座しているのは、MISBさんご自身もコメント返信で述べられてるように、土木業界などで使用される用語と聞く「コアストーン」というものだと思います。

花崗岩は地下から地上に上昇してくると、地圧の低下により、縦/横に節理(割れ目)ができやすく、その割れ目に沿って風化、浸食が進むため、割れ目と割れ目との間の部分は風化、浸食のスピードが遅くて、丸っこい巨岩が取り残され、それを「コアストーン」と呼ぶようです。
(土木業界では厄介者扱いらしいです)


日本の高山では、中央アルプス空木岳の「駒岩」や、奥秩父の名峰 金峰山のシンボル「五丈岩」などが、同じような花崗岩系コアストーンと思われます。そういえば屋久島の、宮之浦岳などの高峰にも花崗岩の巨岩があった記憶があります。
2021/3/26 18:21
Re: 背振山地西部、懐かしいです +花崗岩コアストーンについ...
bergheilさんこんばんは。いつもコメントありがとうございます。

佐賀で育ち、福岡で学ばれたのですか、なるほど懐かしい場所ですね。

大地を覆う盤石も節理で割れ目が入り、やがて風化と浸食の果てに丸い巨岩として大地にゴロゴロと転がるところは、まさしく悠久な地球時間を物語っています。

日本各地について本当によくご存じですね、とても勉強になります。

人も花崗岩のように、歳を取れば角が取れて丸くなりたいものです。
2021/3/26 20:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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