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Yamareco

記録ID: 302145
全員に公開
沢登り
東海

御嶽 小秀山(東本谷)

2013年05月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:55
距離
13.6km
登り
1,704m
下り
1,693m

コースタイム

7:10駐車場-7:45 3ノ谷登山口-8:30 林道崩壊点-8:45入渓地点(準備)-9:15出発-9:20 1230m二又-11:05 1460m二又-12:20 大ガレ地点-12:50小秀山-13:30出発-15:10 3ノ谷登山口-15:30駐車場
天候 薄曇り
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道中津川-R257を経て乙女渓谷へ向かいます。
なお、2013年五月時点 乙女渓谷への右岸道路は通行止めなので迂回路の左岸道路を利用します。
コース状況/
危険箇所等
概要:小秀山の一般ルートは2ノ谷と3ノ谷があり、そのどちらも登ったことがある。今回は沢ルートで小秀山を目指すが、メインは山頂北西のガレ場にある火山の名残とも言うべき岩を見に行くことにあった。

駐車場〜林道崩壊地点(入渓):崩壊地点までは全く問題のない林道。崩壊地点手前で地図に載ってない林どの分岐があり若干迷ったが、今回は崩壊地点周辺を下って入渓した。

入渓〜1460m二又:入渓直後の二又の滝を巻くときに注意が必要。それ以外はとくに特徴はない普通の沢。(ヘタすると普通の登山靴でも行ける)

1460〜ガレ場:ほぼ伏流のガレた谷。急勾配が続くが言ってしまえばそれだけ。

ガレ場〜小秀山:独特な景観を楽しみつつ急登を稜線までこなすと笹のよく刈られた道が現れる。これをたどれば小秀山まですぐだ。

小秀山〜3の谷ルートで駐車場:一般登山道。小秀山〜兜岩間の林の中の残雪で一部ルートがわかりにくい(テープ多数設置されていた)。兜岩からの下りは注意が必要。あとは普通の登山道。


RF:初級

装備:お助け紐ていどがあれば他はいらない。岩はヌメリが多いのでシャワー直登するならラバーソールはやめといた方が良い。

虫:顔にたかってくる虫が多いが、咬まれたりはしなかった。ネットやハッカなどあればなおよい。
学校登山の送迎車で若干林道が詰まりながらも無事駐車場到着。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
5/26 12:06
学校登山の送迎車で若干林道が詰まりながらも無事駐車場到着。
3ノ谷登山口方面へ向かいます。
今日は2の谷を通らないのでここまで車でこればよかった…
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
5/26 12:06
3ノ谷登山口方面へ向かいます。
今日は2の谷を通らないのでここまで車でこればよかった…
前回(2013年2月)はここから登りましたが、今回は林道を奥まで進みます。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
5/26 12:06
前回(2013年2月)はここから登りましたが、今回は林道を奥まで進みます。
1250m付近。
地図上の林道は直進(東)方面だが右(南)にも林道が延びている。
最初は南に進んだが、やっぱり違うと思って引き返してきた。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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1250m付近。
地図上の林道は直進(東)方面だが右(南)にも林道が延びている。
最初は南に進んだが、やっぱり違うと思って引き返してきた。
それで東に進んだら崩落していた。
奥にガードレールが見えるが、いくら何でもこの傾斜は進めない。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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それで東に進んだら崩落していた。
奥にガードレールが見えるが、いくら何でもこの傾斜は進めない。
灌木を頼りに崩壊地を河床まで降りた。
ガードレールに向かって登り返してもよかったが、面倒なのでこのまま入渓。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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灌木を頼りに崩壊地を河床まで降りた。
ガードレールに向かって登り返してもよかったが、面倒なのでこのまま入渓。
入渓
まあ普通の沢だ。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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入渓
まあ普通の沢だ。
すぐに二又となり滝がかかる(右又側)
登れなさそうなので左又側の様子を見に行く。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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すぐに二又となり滝がかかる(右又側)
登れなさそうなので左又側の様子を見に行く。
右又側にも滝がかかる。
写ってはいないがこの右手のルンゼを高巻きに利用。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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右又側にも滝がかかる。
写ってはいないがこの右手のルンゼを高巻きに利用。
木の手がかりに問題はないが、若干足場が悪い。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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木の手がかりに問題はないが、若干足場が悪い。
フリーでも降りられるが、練習のため10m程度のロープを出す。
なお、8mmX30m持ってきたが今回のルートは不要
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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フリーでも降りられるが、練習のため10m程度のロープを出す。
なお、8mmX30m持ってきたが今回のルートは不要
沢に復帰。
奥には鶏岩らしき岩峰がみられる。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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沢に復帰。
奥には鶏岩らしき岩峰がみられる。
小滝の先に堰堤
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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小滝の先に堰堤
すぐさま堰堤が現れる。
左岸を見ると林道があるようだった。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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すぐさま堰堤が現れる。
左岸を見ると林道があるようだった。
小滝が続く沢を進み10m滝が現れた。
ここは右岸のルンゼから巻く。
10mの上には6mほどのナメ滝があったがこれも脇を進んだ
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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小滝が続く沢を進み10m滝が現れた。
ここは右岸のルンゼから巻く。
10mの上には6mほどのナメ滝があったがこれも脇を進んだ
ほとんどがこのような景色。
なお、岩はぬめっていてよく滑る。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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ほとんどがこのような景色。
なお、岩はぬめっていてよく滑る。
CS3m滝を巻いた先に1460mの二又地点。
遡行を楽しむなら右だろうが、今回の主目的は遡行ではないので、左側へ進む。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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CS3m滝を巻いた先に1460mの二又地点。
遡行を楽しむなら右だろうが、今回の主目的は遡行ではないので、左側へ進む。
休憩中に靴を替えようか迷ったがそのまま沢靴で行くことにした。
なおこのルートは巻きに徹すれば登山靴でも濡れずに登れると思う。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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休憩中に靴を替えようか迷ったがそのまま沢靴で行くことにした。
なおこのルートは巻きに徹すれば登山靴でも濡れずに登れると思う。
山肌に隠れる鶏岩を後にします
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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山肌に隠れる鶏岩を後にします
ヤマザクラがまだ咲いていたとは驚き
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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ヤマザクラがまだ咲いていたとは驚き
なんとなくガレてきました
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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なんとなくガレてきました
ヌメって登りにくそうな3m滝もトラロープのおかげで難なくクリア。
この先にも4m滝があったがトラロープのおかげで問題なし。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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ヌメって登りにくそうな3m滝もトラロープのおかげで難なくクリア。
この先にも4m滝があったがトラロープのおかげで問題なし。
3m滝を越えてガレ地形の基部に到着。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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3m滝を越えてガレ地形の基部に到着。
独特な雰囲気だ
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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独特な雰囲気だ
小秀流紋岩(だっけ) 薄いプレート状の石がゴロゴロしてる。
河原のように甲高い音がする
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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小秀流紋岩(だっけ) 薄いプレート状の石がゴロゴロしてる。
河原のように甲高い音がする
自然のなせる技。
これを見に来ました。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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自然のなせる技。
これを見に来ました。
適当に拾っただけでも化石が見られる。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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適当に拾っただけでも化石が見られる。
傾斜が急でスゴク登りにくいぞ
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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傾斜が急でスゴク登りにくいぞ
登り切ったらなんと道があった。
これに沿って小秀山に向かう。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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登り切ったらなんと道があった。
これに沿って小秀山に向かう。
避難小屋てまえ10mだけは草刈りされてない。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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避難小屋てまえ10mだけは草刈りされてない。
小秀山到着。
学校登山の集団がちょうど下山していった。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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小秀山到着。
学校登山の集団がちょうど下山していった。
装備解除し腹ごしらえ。
なお展望はほぼ無い…
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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装備解除し腹ごしらえ。
なお展望はほぼ無い…
林の中は残雪&泥でちょっといやらしい。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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林の中は残雪&泥でちょっといやらしい。
兜岩で集団に追いついた。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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兜岩で集団に追いついた。
3ノ谷登山口。
若干ショートカットを交えながら数人を抜かした。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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3ノ谷登山口。
若干ショートカットを交えながら数人を抜かした。
無事下山。
2013年05月26日 12:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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無事下山。
(字の汚い遡行図)
2013年05月26日 14:44撮影 by  DSC-TX20, SONY
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(字の汚い遡行図)

感想

小秀山はルートや展望がよく 好きな山の一つです。
前回は2013年2月に積雪期3ノ谷ルートで登りました。

さて今回ですが、小秀山には北西斜面に変わった景観が楽しめるスポットがあると言うことで、東本谷と呼ばれる沢ルートからスポットを経由して小秀山に向かう事にしました。

(ここでお断りなのですが、東本谷ルートは登山道ではない沢登りルートの為、事前に調査した時点で詳細な情報はあえて載せられていないような気がしました。今回GPSデータもアップしてありますが、何か問題があるようでしたらご連絡ください。)


感想を一言で言えば、沢は普通。奇岩は珍しいが規模が小さい。こんな感じ


具体的には、沢登りとしてはヘタしたら登山靴でも濡れずに進める普通のゴロ谷と言ってしまえるような物で、ゴルジュやナメと言ったアクセントがほぼ無いのでわりと単調と言わざるを得ない。

奇岩は すごくガレた斜面に点在し、風雨や雪崩などにもよく耐えて現存している大変珍しいと思います。ただ火山由来とか考えてしまうと「地獄谷」的な恐怖すら感じる圧倒的スケールを想像してしまい、地質学者でもない私はなんとなく「もうワンパンチ」欲しいとか贅沢なことを考えてしまいます。(関係者の方々ごめんなさい)


ともあれ、小秀山を新たなルートで登頂したことに大変充実感を感じています。

他にも、三の谷遡行や東本谷の別ルートなどまだまだルートが考えられるので、小秀山にはまた訪れることと思います。

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