湖北・杉野川・土倉谷左又右支流
- GPS
- 05:45
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 739m
- 下り
- 722m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ここ連日天気がとてもよく、遡行気分も上々である。
今回はあまり入渓したことがない湖北の谷を選んでみる。地元ではよく知られた流域らしいが、いかんせんネット上にはあまり入渓の記録を散見しない。今回入渓した土倉谷もその一つで、谷が平凡ということもあるのか、支流などについてはほとんど記録が見つからなかった。
木之本で高速を降りて国道303を東進する。八草トンネル手前で谷側に降り、しばらく進むとまるで城壁のような姿の鉱山跡に出くわして驚く。廃鉱になって60年余なのでそう古くはない。当時は1500人ほどがここに住んでおり、多くの住居も存在したことを後で知った。また谷名は「土倉」だが、突き上げる山頂名は「土蔵」である。
二又まで車で入り、橋の手前で旋回して駐車。どこの駐車地にもすでに釣り師と思われる車が止まっている。さすがに釣り師の朝は早い。
身支度を済ませて10分ほど左又の林道を歩く。ちなみに右又の林道は地図には明記されているが、いまは崩壊したのか跡形もない。
支流はやはり藪っぽく、両側から覆い被さる藪がうっとおしい。おまけにくもの巣もあって、それを払いながらの前進となる。するとしばらくでF1となる。
この谷は小粒ながら微妙に登れる滝が多く楽しめる。今日は外気温も高く、水が冷たくなかったために果敢に水流に突っ込めた。F2はGくんリードでモロシャワー。出口が際どくてフォローのオレは頭からずぶ濡れとなるが、いやはやこりゃ楽しい♪
続く小滝もすべて直登でやり過ごし、ぐんぐんと高度を上げると途端に源流帯に突入した。緩いおわんのような源流部には高く上がった日差しが注ぎ込み、春というより初夏のような暖かさになっていた。時間も早いのでここで大休止。どっぷりと自然のただ中に浸ることにした。
尾根越えからの下降はなかなか急だったが、それもすぐに緩くなる。どんどん下るがいっこうに滝らしいものが出てこなかった。それでも右又出合付近には何かありそうな気配を地図から読み取っていたが、その狙いが的中。いきなり両岸が立ち上がって狭まり、ゴルジュ地形となった。
ゴルジュは見事な景観で、中に小滝がかかっていてフリーでの下降は無理。たかが3m弱の高さだったが、ここはロープで懸垂することとなった。ここは遡行するとなると一番の難関になりそうだ。
ゴルジュを抜けるとすぐに大きな幅を持つ右又に飛び出した。時間はまだ12時ということで、ここでザックを下ろして再び大休止となった。
しかし気持ちのいい陽気だ。この時期は虫もいなくて快適、流れる風もとても心地よい。
重くなった腰を上げて右又を下降すると、大きな堰堤に飛び出して、ここで下降はほぼ終了となる。この堰堤下流には旧鉱山跡地の残骸が点在し、なんとも異様な雰囲気に包まれている。何より谷が地下を流れるように作られているのには驚いた。その深さは10m以上もありそうだった。
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詳細は以下をごらんください。
http://www.yamareco.com/modules/diary/27093-detail-50001
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