北穂高岳

コースタイム
テン場発4:50 北穂高着6:47 発7:30 テン場着8:35 涸沢発9:14 横尾着10:57 発11:22 バスターミナル着13:49
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
本谷橋かかりました。帰りから夏道へ。 |
写真
感想
今年も行ってくることができました、涸沢へ。異動になってから連休がとりにくく、月に1回しかない。貴重な連休を満喫できました。
月初めにやったぎっくり腰。前回焼岳へ行ってなんとか歩けることを確認できたが、テント装備となると話は別。焼岳後、やはり腰に違和感が発生しており、長距離に不安が出てきていた。テント装備で歩く距離を短くしたほうが良いのではないか。時期もすでに5月末。雪も溶けているだろう。立山か八ヶ岳あたりに変更するつもりだったが、直近の涸沢のレポが上がっており、まだまだ雪はある様子。上まで行けなくてもよいからやっぱり涸沢へ行こう。行けたら北穂へGO
今年最初のテン泊。色々忘れ物をしたが、竹ペグを忘れたのは痛い。手ごろな枝を拾いながら林道を歩く。腰は大丈夫な様子。朝の上高地はそれほど苦にならない。横尾で腹を満たして橋を渡る。本谷橋まで来ると小屋スタッフの人たちが橋の組み立て最中、ていうかほとんどできていた。沢はまだまだ雪で覆われている。去年より2週間遅く来ているが、雪の量は変わらない。が、ところどころぱっくりと口を開けており、左上を見上げると一筋の線が。夏道トレースが出来ている模様。
アイゼンはつけずにそのまま進む。なしでも全く問題ない。去年はあったデブリ地帯がなくちょっと残念。日が当ってきてもそれほど雪が緩まず、そこそこ快適に歩けた。
横尾から3時間かけてヒュッテ着。テン場下には遺跡発掘現場のようなたて穴が。テント受付小屋の掘り出し作業中とのこと。雪の高さ7mらしい。テン場で隣になった人とお話。目的地は一緒のよう。安心して眠りにつく。
3時に目覚ましセットし無事起きる。北穂方面を見上げるとヘッ電の明かりがひとつ。もう一度寝る。4時ぐらいになると周りが動き出す。朝食・便所を済ませてあとを追いかける。傾斜がきついと評判の北穂沢へ取り付く。まだ日が当らず歩きやすい。トレースもしっかりとしているため、傾斜のきつさをあまり感じない。前を行く人たちとは結構距離が離れており、後ろもいないのでマイペースに登れ、それほど疲れを感じない。
ちょうど1時間で少し傾斜が緩む所に着く。時計の高度計で2700。ちょうど半分ぐらい。ここから下から見上げた時に傾斜がきつそうに見えたアルファベットのMの文字のところに取り付く(インゼルというのか?)。途中主トレースを外してしまい、ちょっと怖い思いをした。ここを抜ければコルまで一直線。歩みは遅いが疲れは少ない。3時間を見込んでいたが2時間ほどで登頂できた。
風もなく大変おだやか。遠景がやや霞んでおり残念だがそれはぜいたくというもの。去年の涸沢岳に続き無事登頂でき感無量。北穂小屋でうわさのコーヒーを飲むつもりだったが、暖かい、というより暑い、というほどの天候。アイスコーヒーなら飲みたかった。
さぁ肝心の下り。吸い込まれそうな高度感。雪は緩んできておりずりっといきそうな感じがして怖かったが、それも最初だけ。下る、ということに体が慣れたらあまり怖さを感じなくなってきた。最大傾斜のところもステップがしっかりしており、落ち着いて下れた。ここから下はかなりぐさぐさのズボズボ。登りの人は大変だ。下りでも足を取られて消耗する。広くなったところでシリセードで降りた。
帰りはやはり夏道に変わっていた。夏道の雪道は結構怖いと思うがどうだろうか。すれ違いがほとんどなくて助かった。横尾でラーメンを食して残り3時間にわたる最大の難関に挑み完敗。腰に残る鈍い痛みといつもよりきつく締めた靴ひものおかげで足首に擦り傷を残して今年の涸沢は終わった。
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