記録ID: 3037713
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜
【敗退】初めての蓮華温泉BCツアー
2021年03月27日(土) 〜
2021年03月29日(月)
nao
その他8人
- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 1,946m
- 下り
- 3,049m
コースタイム
1日目
- 山行
- 0:190
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
2日目
- 山行
- 0:840
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
3日目
- 山行
- 0:360
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
春の例会山行は蓮華温泉から雪倉岳とのことで、無理やり3連休ねじ込んで参加。
上は83歳から下は33歳、おじいちゃん、定年のおじ様たちと働き盛り若手女子という年齢幅のある9人パーティでの山行となった。
■3/27(土)
前夜に荻窪に集合して白馬へ。
7時くらいには栂池のゴンドラ乗り場に到着。
まだ3パーティほどしかいない。
初日は栂池から振子沢滑って蓮華温泉に行くだけなので、何もこんなに張り切って朝早く行く必要もないのだが、待ってるといつの間にか列がかなり長くなっていてびっくり。
そして、何でこんなに張り切って早く出発するのかもあとあと知ることとなる。
ゴンドラ、ロープウェイと乗り継ぎ、栂池自然園で降りたら、北の斜面を登る。
雪も前日に結構降ったようで、5〜8cmほど積もっている。
天気もよく、鹿島槍〜五竜〜唐松岳〜白馬岳の眺めがよい。
天狗原からは振子沢に入る。
名のとおり、出だしが振子状の斜面だが、快適に楽しめる。
ルートにも、蓮華温泉の方がテープをつけてくれているおかげで迷わず安心して滑れた。
途中から、トラバース気味に進み、林道に出る。
蓮華温泉へは、乗鞍沢にかかる橋を渡るが、これがなかなか、高いところダメな私みたいな人には嫌なところ。
雪が多いと橋の欄干よりも高いところを渡る羽目になる。
そこまでの、高さこそなかったものの、橋を渡ると結構な高さをトラバースして登らないといけない。
誤って滑落すれば、沢にぼちゃん。
ただでは済まないだろう。
どきどきしながらトラバースして、蓮華温泉に到着。
まだお昼である。
到着するやいなや5分もしないうちにおじ様方は野天風呂へGO。早い!
隊長Yさんは、一番風呂したかったらしい。
だから、乗鞍岳には目もくれず、蓮華温泉に直行したのであった。
そのおかげあって、蓮華温泉は満室御礼状態だったのに、露天風呂は貸し切り状態。
少し遅れて女性陣が野天風呂に到着すると、「仙気の湯」でおじさまたちはわいわい飲みながら、すでに出来上がっていた。
我々女性陣は、一段上の「薬師湯」へ。
これがまぁ展望抜群。
朝日岳をはじめとした北アルプスの山々の眺めがとってもよい。
BCして雪見風呂したいと思っており、そうなると頭に真っ先に浮かぶのは白馬の鑓温泉だが、そんなことを初めてできたのが蓮華温泉でとてもよかった。
五輪山って知らなかったけど、見た感じ、ほんと5段になってるし、滑ったら楽しそうだなぁなんて考えながら景色を楽しんだ。
山をスキーで滑ってきたものしか辿り着けない地で、絶景の温泉独占。贅沢すぎる。
薬師湯は泉質は「酸性硫酸塩泉」というものらしく、ちょっとしょっぱい感じの湯であった。
温度もずっと入っていられるほどほどいい感じで、1時間近く風呂に入りながらぐだぐだ。
さらに、今度は、仙気の湯に行き、足湯しながら、うちの会のおじさま方とわいわい。
おじさんと若い女性陣のパーティーということと、Yさんが蓮華温泉の超常連客なのもあり、
宿のおじちゃんが食堂に飾りたいからと写真を撮ってくれた。
次に行ったら、きっと食堂に賑やかそうに温泉に入っているうちの会の写真が飾ってあるだろう。
宿に戻ると、朝早かったのもあり、みんな夕食まで爆睡。
夕食後も、すぐにねんねモードに突入し、明日の雪倉岳に備えた。
■3/28(日)
朝、4時起床。
宿に朝ご飯の弁当をお願いし、昨晩受け取っておいたので、それを食堂でいただく。
天気はというと、糸魚川ではお昼頃からは雨の予報。
Y隊長はそれでも行く気満々なので、とりあえず、行けるところまで行って遊ぼうと出発。
蓮華温泉から瀬戸川の渡渉点までは、ほぼ等高線どおりにトラバース。
小さいアップダウンが何回かあるが、滑走モードのまま登るので、たいして登っていないのに朝からやけに疲れる。
トラバースもずっと同じ向きなので、腰が痛い・・・
蓮華温泉から1時間ほどで瀬戸川の渡渉点に到着。
まだ、雪が豊富で埋まっているため、滑って対岸へ。
ここからようやく登りに。
瀬戸川の渡渉点から少し登り、一本右隣の沢へ移る。
シール登高でもよかったが、上の方は斜度があり、歩いた方が早そうだったので、シートラで登った。
ここでハプニング発生。
登って、ちょっと息を整えていると、横を通過していったMさんが何故かヘルメットを落とした。
おむすびころりん状態でコロコロ落ちていき、Mさんが慌てて拾おうとするが間に合わない。
このままでは、ずっと下まで落ちていってしまう!
すかさず、板を担いだまま私は走りスライデイングキャッチ!
我ながら、見事なスライディングであった。
ハプニングを目撃していたメンバーからは、見事だったから、動画にでもおさめておきたかったとのこと。
やがて大きな斜面が見えてくるが、だんだんと急登になる。
中間が超ぐさぐさで非常に疲れた。上部も少し四つん這いになりながら登った。
まぁ、がりがりよりはましか。
次第に雨もぱらぱらと降り始め、ガスり始めてきた。
協議し、あと50mだけ登って滑ろうとなった。
しかし、おじ様方はやはり登った分だけ滑れるから、あともうちょいとなり、登っているうちにあれ、もう50m登ったよね?え、まだ登るの?となり、結局、150mくらい登ったと思う。
さすがに濡れて、風も強くなってきたので、2150m地点から滑降開始となった。
あんだけ時間かけて登ってきても滑りはあっという間。
途中、滑るとコロコロ小さいアンモナイトが大量発生してひどかった。
それでも、わりと楽しめた。
大きな谷を滑りながら、去年は山スキーはじめたばかりで、というかスキー自体ほぼ始めたばかりだったのもあり、滑りが下手だし、コケることが数回あったが、去年よりはターンも多少よくなり、こけることなく滑れて、自分自身少し成長を感じられた。
濡れねずみになりながら、蓮華温泉に戻ると、宿でタオルを用意してくれていた。
山中の小屋でこの心遣い。すごい。
宿に戻ってもまだお昼!
内湯で冷えた体を温め、食堂で宴会開始。
コロナのおかげで例会もご無沙汰、人によっては在宅勤務で他の人と会う機会がないのもあり、みんな久々の大人数での山行が楽しく、話に花が咲く。
Hさんは、今年定年退職なので、東京を離れ、余生は山の仕事をして過ごすとのこと。
春〜秋までは上高地の小屋、冬は志賀高原で働くそうだ。しかも、管理人だとのこと。
我が家も、年をとったらそんな暮らしをしてみたいものだ。
夜には、YさんとKちゃんがサプライズイベントをやってくれた。
蓮華温泉のエイジレコードが78歳なのだが、Nさんは83歳!
そう、エイジレコード更新である。しかも、5歳も!
担ぎあげたカステラといちごでケーキをつくり、みんなでNさんをお祝い。
Nさん本人ももういい加減、年相応の山をやるようにする、みんなと行くのはこれが最後と言っていたけど・・・、もう結構なお年なので、今後も気を付けて山を続けてほしいなと思う。
■3/29(月)
朝、5時起床。
今日はのんびり北野に下山するのみ。
天気は快晴の予報なので、朝早く起きて、薬師湯に一番風呂に行く。
社長さんがお湯加減の調節をしていて、今日は熱いから水で調整して下さいと言う。
雨が降った後はお湯の温度が上がるらしく、昨日に比べてぐっと温度が高くなっている。
風呂に手を入れてみると確かに熱い!やけどしそうだ・・・。
これはそのままでは入れんということで、着ているものも脱ぎ、入る準備ができた状態で水を入れて温度が下がるのを待つも、源泉からのお湯の方が水よりも量が多いので、一向に下がらず。
これはダメだと思い、泣く泣く諦め、では、仙気の湯に入ろうと思うも、社長さんがずっと湯加減調整している。
こちらも諦めざるをえず、がっくりしながら宿へ戻り、最後に内湯を楽しんだ。
外は昨日の雨のおかげでかちかち。
乗鞍沢の橋のところまでのトラバース嫌だなぁが朝から頭の中ぐるぐる。
ぐずぐずしながら、高いところ苦手なのでとにかく下を見ないようにトラバースするが、来た時よりもクラックが大きくなってて嫌な感じ。
宿の女将さん曰く、過去に、トラバースのところで板をかつごうと板を外したら、沢に板を落としてしまった人もいるとのこと。
自信がないときは、トラバース地点手前のバス停のとこで板ぬいで担いだ方がよさそうだ・・・。
蓮華温泉からはフスブリ山まで沢地形の中をひたすら登る。
日当たりのいいところはザラメだが、日当たりの悪いところは硬く、クトーが活躍。
クトーつけていても滑ってるメンバーもいたが、私はクトーばちぎきで安心してがしがし登れた。
先日、クトーの練習しておき、クトーの扱い方に少し慣れておいたおかげかもしれない。
フスブリ山山頂では、白馬乗鞍、雪倉岳から日本海へと続く山々が連なり、絶好の展望台になっている。
美しい景色にさよならを告げ、下山開始。
雪原を滑り、風吹大池が見えてきたが、やはり、例年よりも雪解けが早いのか、池の一部が融けていた。
風吹大池には滑りこまず、そのままトラバースして、避難小屋へ。
避難小屋から先の斜面は去年の同時期はパウダーで楽しめたが、春の雪といった感じで重い。
登り返さなくていいように途中から大トラーバスをして、1627mあたりまで行く。
途中、クラックがあったり、座りながらお尻でずりずり登るような感じで登るような箇所もあったりしたが、Yさん弟さんのナイスルートファインディングにより、登り返しゼロで済んだ。
1333m手前まで滑るが、雪解け早くツリーホールが大きいので、気を付けながら滑った。
あとは林道目指して滑り、林道を滑って下山。
林道も途中、道の真ん中は雪が切れていたりして、どうにか雪を拾って下る感じであった。
それでも、何とか板をはいたまま下山。
この週末が、下まで滑って来られる賞味期限ぎりぎりだったと思われる。
上は83歳から下は33歳、おじいちゃん、定年のおじ様たちと働き盛り若手女子という年齢幅のある9人パーティでの山行となった。
■3/27(土)
前夜に荻窪に集合して白馬へ。
7時くらいには栂池のゴンドラ乗り場に到着。
まだ3パーティほどしかいない。
初日は栂池から振子沢滑って蓮華温泉に行くだけなので、何もこんなに張り切って朝早く行く必要もないのだが、待ってるといつの間にか列がかなり長くなっていてびっくり。
そして、何でこんなに張り切って早く出発するのかもあとあと知ることとなる。
ゴンドラ、ロープウェイと乗り継ぎ、栂池自然園で降りたら、北の斜面を登る。
雪も前日に結構降ったようで、5〜8cmほど積もっている。
天気もよく、鹿島槍〜五竜〜唐松岳〜白馬岳の眺めがよい。
天狗原からは振子沢に入る。
名のとおり、出だしが振子状の斜面だが、快適に楽しめる。
ルートにも、蓮華温泉の方がテープをつけてくれているおかげで迷わず安心して滑れた。
途中から、トラバース気味に進み、林道に出る。
蓮華温泉へは、乗鞍沢にかかる橋を渡るが、これがなかなか、高いところダメな私みたいな人には嫌なところ。
雪が多いと橋の欄干よりも高いところを渡る羽目になる。
そこまでの、高さこそなかったものの、橋を渡ると結構な高さをトラバースして登らないといけない。
誤って滑落すれば、沢にぼちゃん。
ただでは済まないだろう。
どきどきしながらトラバースして、蓮華温泉に到着。
まだお昼である。
到着するやいなや5分もしないうちにおじ様方は野天風呂へGO。早い!
隊長Yさんは、一番風呂したかったらしい。
だから、乗鞍岳には目もくれず、蓮華温泉に直行したのであった。
そのおかげあって、蓮華温泉は満室御礼状態だったのに、露天風呂は貸し切り状態。
少し遅れて女性陣が野天風呂に到着すると、「仙気の湯」でおじさまたちはわいわい飲みながら、すでに出来上がっていた。
我々女性陣は、一段上の「薬師湯」へ。
これがまぁ展望抜群。
朝日岳をはじめとした北アルプスの山々の眺めがとってもよい。
BCして雪見風呂したいと思っており、そうなると頭に真っ先に浮かぶのは白馬の鑓温泉だが、そんなことを初めてできたのが蓮華温泉でとてもよかった。
五輪山って知らなかったけど、見た感じ、ほんと5段になってるし、滑ったら楽しそうだなぁなんて考えながら景色を楽しんだ。
山をスキーで滑ってきたものしか辿り着けない地で、絶景の温泉独占。贅沢すぎる。
薬師湯は泉質は「酸性硫酸塩泉」というものらしく、ちょっとしょっぱい感じの湯であった。
温度もずっと入っていられるほどほどいい感じで、1時間近く風呂に入りながらぐだぐだ。
さらに、今度は、仙気の湯に行き、足湯しながら、うちの会のおじさま方とわいわい。
おじさんと若い女性陣のパーティーということと、Yさんが蓮華温泉の超常連客なのもあり、
宿のおじちゃんが食堂に飾りたいからと写真を撮ってくれた。
次に行ったら、きっと食堂に賑やかそうに温泉に入っているうちの会の写真が飾ってあるだろう。
宿に戻ると、朝早かったのもあり、みんな夕食まで爆睡。
夕食後も、すぐにねんねモードに突入し、明日の雪倉岳に備えた。
■3/28(日)
朝、4時起床。
宿に朝ご飯の弁当をお願いし、昨晩受け取っておいたので、それを食堂でいただく。
天気はというと、糸魚川ではお昼頃からは雨の予報。
Y隊長はそれでも行く気満々なので、とりあえず、行けるところまで行って遊ぼうと出発。
蓮華温泉から瀬戸川の渡渉点までは、ほぼ等高線どおりにトラバース。
小さいアップダウンが何回かあるが、滑走モードのまま登るので、たいして登っていないのに朝からやけに疲れる。
トラバースもずっと同じ向きなので、腰が痛い・・・
蓮華温泉から1時間ほどで瀬戸川の渡渉点に到着。
まだ、雪が豊富で埋まっているため、滑って対岸へ。
ここからようやく登りに。
瀬戸川の渡渉点から少し登り、一本右隣の沢へ移る。
シール登高でもよかったが、上の方は斜度があり、歩いた方が早そうだったので、シートラで登った。
ここでハプニング発生。
登って、ちょっと息を整えていると、横を通過していったMさんが何故かヘルメットを落とした。
おむすびころりん状態でコロコロ落ちていき、Mさんが慌てて拾おうとするが間に合わない。
このままでは、ずっと下まで落ちていってしまう!
すかさず、板を担いだまま私は走りスライデイングキャッチ!
我ながら、見事なスライディングであった。
ハプニングを目撃していたメンバーからは、見事だったから、動画にでもおさめておきたかったとのこと。
やがて大きな斜面が見えてくるが、だんだんと急登になる。
中間が超ぐさぐさで非常に疲れた。上部も少し四つん這いになりながら登った。
まぁ、がりがりよりはましか。
次第に雨もぱらぱらと降り始め、ガスり始めてきた。
協議し、あと50mだけ登って滑ろうとなった。
しかし、おじ様方はやはり登った分だけ滑れるから、あともうちょいとなり、登っているうちにあれ、もう50m登ったよね?え、まだ登るの?となり、結局、150mくらい登ったと思う。
さすがに濡れて、風も強くなってきたので、2150m地点から滑降開始となった。
あんだけ時間かけて登ってきても滑りはあっという間。
途中、滑るとコロコロ小さいアンモナイトが大量発生してひどかった。
それでも、わりと楽しめた。
大きな谷を滑りながら、去年は山スキーはじめたばかりで、というかスキー自体ほぼ始めたばかりだったのもあり、滑りが下手だし、コケることが数回あったが、去年よりはターンも多少よくなり、こけることなく滑れて、自分自身少し成長を感じられた。
濡れねずみになりながら、蓮華温泉に戻ると、宿でタオルを用意してくれていた。
山中の小屋でこの心遣い。すごい。
宿に戻ってもまだお昼!
内湯で冷えた体を温め、食堂で宴会開始。
コロナのおかげで例会もご無沙汰、人によっては在宅勤務で他の人と会う機会がないのもあり、みんな久々の大人数での山行が楽しく、話に花が咲く。
Hさんは、今年定年退職なので、東京を離れ、余生は山の仕事をして過ごすとのこと。
春〜秋までは上高地の小屋、冬は志賀高原で働くそうだ。しかも、管理人だとのこと。
我が家も、年をとったらそんな暮らしをしてみたいものだ。
夜には、YさんとKちゃんがサプライズイベントをやってくれた。
蓮華温泉のエイジレコードが78歳なのだが、Nさんは83歳!
そう、エイジレコード更新である。しかも、5歳も!
担ぎあげたカステラといちごでケーキをつくり、みんなでNさんをお祝い。
Nさん本人ももういい加減、年相応の山をやるようにする、みんなと行くのはこれが最後と言っていたけど・・・、もう結構なお年なので、今後も気を付けて山を続けてほしいなと思う。
■3/29(月)
朝、5時起床。
今日はのんびり北野に下山するのみ。
天気は快晴の予報なので、朝早く起きて、薬師湯に一番風呂に行く。
社長さんがお湯加減の調節をしていて、今日は熱いから水で調整して下さいと言う。
雨が降った後はお湯の温度が上がるらしく、昨日に比べてぐっと温度が高くなっている。
風呂に手を入れてみると確かに熱い!やけどしそうだ・・・。
これはそのままでは入れんということで、着ているものも脱ぎ、入る準備ができた状態で水を入れて温度が下がるのを待つも、源泉からのお湯の方が水よりも量が多いので、一向に下がらず。
これはダメだと思い、泣く泣く諦め、では、仙気の湯に入ろうと思うも、社長さんがずっと湯加減調整している。
こちらも諦めざるをえず、がっくりしながら宿へ戻り、最後に内湯を楽しんだ。
外は昨日の雨のおかげでかちかち。
乗鞍沢の橋のところまでのトラバース嫌だなぁが朝から頭の中ぐるぐる。
ぐずぐずしながら、高いところ苦手なのでとにかく下を見ないようにトラバースするが、来た時よりもクラックが大きくなってて嫌な感じ。
宿の女将さん曰く、過去に、トラバースのところで板をかつごうと板を外したら、沢に板を落としてしまった人もいるとのこと。
自信がないときは、トラバース地点手前のバス停のとこで板ぬいで担いだ方がよさそうだ・・・。
蓮華温泉からはフスブリ山まで沢地形の中をひたすら登る。
日当たりのいいところはザラメだが、日当たりの悪いところは硬く、クトーが活躍。
クトーつけていても滑ってるメンバーもいたが、私はクトーばちぎきで安心してがしがし登れた。
先日、クトーの練習しておき、クトーの扱い方に少し慣れておいたおかげかもしれない。
フスブリ山山頂では、白馬乗鞍、雪倉岳から日本海へと続く山々が連なり、絶好の展望台になっている。
美しい景色にさよならを告げ、下山開始。
雪原を滑り、風吹大池が見えてきたが、やはり、例年よりも雪解けが早いのか、池の一部が融けていた。
風吹大池には滑りこまず、そのままトラバースして、避難小屋へ。
避難小屋から先の斜面は去年の同時期はパウダーで楽しめたが、春の雪といった感じで重い。
登り返さなくていいように途中から大トラーバスをして、1627mあたりまで行く。
途中、クラックがあったり、座りながらお尻でずりずり登るような感じで登るような箇所もあったりしたが、Yさん弟さんのナイスルートファインディングにより、登り返しゼロで済んだ。
1333m手前まで滑るが、雪解け早くツリーホールが大きいので、気を付けながら滑った。
あとは林道目指して滑り、林道を滑って下山。
林道も途中、道の真ん中は雪が切れていたりして、どうにか雪を拾って下る感じであった。
それでも、何とか板をはいたまま下山。
この週末が、下まで滑って来られる賞味期限ぎりぎりだったと思われる。
天候 | 3/27(土) 快晴 3/28(日) 曇り→雨 3/29(月) 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・栂池に車1台デポ ・栂池ゴンドラ&ロープウェイ \2,000 ■OUT ・北野に車1台デポ |
コース状況/ 危険箇所等 |
■栂池〜天狗原〜振子沢〜蓮華温泉 ・乗鞍沢の橋を渡った後のトラバース。 滑落すると結構な高さから沢にぼちゃん。 蓮華温泉の方曰く、トラバース途中で、板を外し、沢に落としてしまった人が 過去にはいるとのこと。 ■蓮華温泉〜瀬戸川SB〜雪倉岳2150m ・瀬戸川SBを渡り、1600m地点で隣の沢に移動するが、尾根にクラックあり。 ・同ルート下降時、下りすぎないこと。雪倉の滝あり。 ■蓮華温泉〜フスブリ山〜風吹大池〜北野 ・風吹大池より先、昨年同時期より雪解け早く、雪少ない。 ・風吹大池〜P1627mまで、ひたすらトラバース。途中、2、3箇所クラックあり。 ・林道も雪少ない。北野まで滑って降りれたが、恐らく、この週末で賞味期限。 |
その他周辺情報 | ■宿泊 蓮華温泉ロッジ 1泊2日 2食付き \14,000 コロナの影響等で値上げした模様。 宿の方はとても優しく、食事も最高です。もちろん温泉も! ■日帰り温泉 道の駅おたり 深山の湯 \660 |
写真
装備
共同装備 |
ツエルト*2
ロープ30m
GPS
無線機*3
前泊テント*2
|
---|
感想
蓮華温泉が思ったよりもいいところで気に入った。
Yさんが学生時代から足しげく通うのも納得。
いい温泉でした。
雪倉岳ピーク踏めていないので、またチャレンジするとして、
朝日岳、五輪山も楽しそうなので、これは蓮華温泉通うパターンですな。
とにもかくにも、この数回の山行が敗退続きでまともに滑れていなかったので、楽しく滑れてよかった。
今シーズンも残り少し。
欲を言えば、金山沢、杓子沢、針ノ木滑って、GW北海道、富士山で山スキー2年目を締めたい。
雪よ、融けないで〜
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