比叡山


- GPS
- 03:39
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 778m
- 下り
- 771m
コースタイム
3'40(11km)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
<コース状況> 今回は滋賀県坂本側日吉大社からの登山コース。比叡山は山頂まで車でもケーブルカーやロープウェイでも行けるため登山道としての整備状況は不十分かもしれないと感じた。それでも道幅とかはしっかりしている。荒れているところもあるが歩きにくいというほどではなかった。やはり気になったのは、案内が非常に少ない事である。延暦寺関連の案内はあっても山頂への案内は皆無で下山してくる人に聞いて初めて分かったくらいである。おなじみの赤のガイドテープなども皆無で地図を持ってなかったこともあり少々不安になることが多かった。後に地図を確認したらほとんど一本道のため迷う事はなかったのだが・・・。ちなみに山頂付近の京都側のハイキングコースは歩きやすかった。 <アクセス> 車を利用。日吉大社付近に無料駐車場多数有り。 <登山口> 登山口自体がはっきり分からなかったが、登山ポストなどは無いと思われる。日吉大社の赤い大鳥居前にトイレ・自販機あり。 <道中> 山中には何も無いが、途中の延暦寺や山頂駐車場などにトイレ・売店・自販機多数あり。 <下山後の温泉> 近くに雄琴温泉がある。 私は地元のため温泉利用せず。 |
写真
感想
今回の比叡山は、近場の三百名山ということで選んだ。
でも本当は、今もっているトレッキングシューズのキャンバス部分(外側のみ)が破れてしまったので、新しい登山靴を買って、その足慣らしとして登るのにちょうど良いだろう思い予定にしていたのだ。ところが、私の足のサイズが29cmとばかデカイため欲しかった靴の在庫がなく、結局買えずじまいで、今週はどこにも行けないなと正直あきらめていたところだった。
しかし天気が良かったので、なんか無性に山に行きたくなり、破れた靴しかないのに急遽行くことにした(笑)。
比叡山には車やケーブルカーで何度も山頂には行っていたので、三百名山に入っているとはいえ、登山としての興味を実はあまり持っていなかった。しかし、このヤマレコで良く調べてみると比叡山とは大比叡(おおひえい)と四明岳(しめいがたけ)の二峰から成る双耳峰の総称であることなど地元のくせに知らない事がいろいろ判明し、一体山頂(三角点)はどこにあるのだろうと思い、調べてみたくなったのだ。
三角点は大比叡にあるとすぐ分かったが、そんな山頂らしき大比叡なんてあったっけなと思いながら地図もガイドブックもなし(手持ち分には記載なし、正直買うまででもないかも(笑))で登山口に向かう。
とりあえず日吉大社に車を止めさせてもらう。無料のため感謝である。
日吉大社の鳥居をくぐり、いざ出発と意気込むもいきなり迷う(笑)!正直どこから登ったらよいのか分からず日吉大社の中をうろうろしてしまった。そこで、ふと出かける前に見たネット上の地図から比叡山高校の辺りになにかあったなと思い出し、近くまで行ってみることにした。
比叡山高校の北側に登り口らしきものを発見!
看板には延暦寺表参道(本坂)入口とある。登山口・山頂などの記載は無かったが、延暦寺方面まで行けば何とかなるだろうと思い、石段を登り始める。
また、駐車場?に出る。横川方面への分岐に「延暦寺から大原へ」の道標がある。えっ、大原?って・・・山頂にはいけるのか?と思いつつ、延暦寺方面の他の道はなさそうなのでそのまままっすぐ進む事にする。
しばらく進むと山道にでる。やっと登山らしくなってきた(笑)。正しい道なのかも不明(笑)。とりあえず登りなのでそのまま進む。
延暦寺東塔方面の道標がでる。コースがほぼ正しいことを確信し、ここで少し安心する。結局どんどん進んでもほぼ一本道のままだった。唯一延暦寺手前付近で大宮谷林道への分岐があったのみである。
おそらく比叡山山頂や延暦寺へは車かケーブルカーなどで行く人が圧倒的なので、登山道としてはあまり整備されていないのかもしれない。山道も道幅はあるが、結構荒れており、所々歩きにくいところがあった。しかも、案内標識の類はほとんどなく、あっても延暦寺への案内が数箇所あるのみである。
舗装された道が突然現れ、延暦寺近辺に到着したのがわかる。そのまま進むと延暦寺会館・文殊楼・根本中堂などがドーンとでてくる。これまでの山道にはほとんど人がいなかったのに、ここには観光客がわんさかいたので、少々可笑しくなってしまった(笑)。
根本中堂や大講堂近辺を目的地とする人も多いだろうが、実際に何回も来ていたので、ほとんど立ち止まることなく山行記録用の写真を撮るのみとした。延暦寺には他にも見所が多いのだが、今回は山頂へ先を急ぎたかったので他は全てカットすることにした。
しかし、ここで本日2回目のLOST(迷う)してしまう(笑)!大半の人はここが目的地であるためか山頂へいざなう案内が全く無いのである。
仕方が無いので、カン?で東海自然歩道から京都方面に行くことにする。途中に非常に大雑把な比叡山の見取り図があり、そこに大比叡や四明岳の文字があるのだが、現在地やルートの記載がないため余計に分からなくなってしまった(笑)。
拝観料を取る関所みたいなところ(京都方面からの人用?)で山頂へのルートを聞くことにする。拝観料は?と詰め寄られたが、途中の案内に通過だけなら不要とあったので、拝観料は免除してもらい山頂への行き方を教えてもらう。良く考えたら延暦寺方面から来たのに・・・なんで?とも思う(笑)。
とりあえずガーデンミュージアム比叡へ向かえと言われたので、道標にしたがってドンドン進む。このあたりは京都市であるらしくコース状況も良く、案内の標識もきれいで分かりやすいものに変わっていた。
山頂への分岐付近に展望台があり、今日初めて登山らしい良い景色を見ることができた。景色は京都の町並みのはずだったが、京都在住のくせにどこかよくわからなかったのが少し悲しかった・・・。
すぐに山頂と言われるガーデンミュージアム比叡に到着した。ちなみに昔はお化け屋敷があったとこらしい。駐車場にも山頂という表現はあるが、案の定実際の山頂への道標は存在しなかった(笑)。
たまたま前を歩いていた3人組のベテランハイカーらしき人が、「駐車場の奥のあの坂やで」と言っているのが聞こえ、多分この人たちも山頂を目指しているのだろうと思いついて行くことにした。
するとこの3人組はなんとガーデンミュージアムの入口の方に行ってしまい、またもや違うのかとも思ったが、そのまま駐車場の奥に行くことにした。
正解だった(笑)!
すぐに大比叡への分岐が現れ、鬱蒼とした道を進むとあっけないくらいすぐに山頂(大比叡の三角点)に到着した!
そこは非常に狭い空間で、しかも横にはアンテナ塔があるなどとても一等三角点の山とは思えなかったが、気分的にはなんだか宝探しをしているみたいで結構楽しいものであった(笑)。昼食はまだだったが見晴らしは良くなかったので、もう一つのピークである四明岳山頂を探すことにする。
四明岳はガーデンミュージアムの中にあることはなんとなく推測がついていた。だから先ほどの3人組は先にそちらに行ったのだろう。
大比叡からの四明岳に向かう途中でこの3人組にあったので、四明岳のことを聞いてみることにした。非常に親切な人たちだったが、ガーデンミュージアムに入るには1,000円必要なので、結局止めたらしい。景色見るだけなら駐車場からでも同じやでと言われ、四明岳のピークを示すなにかがあるのかは分からなかった。
確かに1,000円払うのは少しバカらしいと思ったが、双耳峰の片側だけというのも非常に中途半端な気もした。だからチケット売場の人に四明岳のことを聞いてみることにした。しかし、四明岳の山頂を示すもののことはわからないらしく、いろいろ調べてくれたが結局分からなかった(無いとしか言われなかった)。
なので余計に悩む事になってしまった(笑)!1,000円払って本当に何も無かったらどうしようと思ったが、折角ここまできたし、きれいそうなので思い切って入ることにした。
確かに花や絵画などがありきれいな庭園だったが、一通り歩いても山頂を示すものは見つけられなかった(はず?)。後で調べたらポイントとしての将門岩なるものがあったらしい(見落としたが・・・)。
帰りはほぼ来た道を戻り、余裕があったので大宮谷林道コースなるヤマレコのルートマップにも出ないような?鬱蒼とした道を通って帰ることにした。
一回りしてみると非常に単純なルートであり、ハイキングとしては見所も多くて良いのではと思った。
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