記録ID: 30578
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
荒海山(太郎岳) 中三依駅―荒海山―会津高原駅
2008年10月29日(水) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,038m
- 下り
- 950m
コースタイム
野岩鉄道中三依温泉駅10:05−11:15沼の沢出合11:25−11:28太郎岳登山口―12:10二俣(990m)12:15−13:30県境稜線1420m地点―14:05荒海山・太郎岳山頂14:20−15:30北尾根1170m鞍部―16:00林道―17:10野岩鉄道会津高原駅
天候 | 曇り時々晴れのち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
東京を7時台の東武特急で発つと、下今市で乗り換えて登山口の中三依温泉駅には10時ごろ到着する。 中三依温泉駅からは入山沢に沿って平坦な林道が続く。途中、中の沢出合付近で芝草山登山道が右手に分岐し、そこに芝草山・荒海山兼用の登山ポストがある。栃木 県側からこの山に登る人は少ないらしく、記入は少なかった。 沼の沢出合の手前で林道は左にカーブし、荒海山に直接突き上げる沢に入っていくが、カーブするところで右へ降りる古い林道が荒海山へのルートで、林道はすぐ途切れて太郎岳登山口の標識がある。登山道は左手から沼の沢にそそぐ倉掛沢沿いについている。 ここから太郎岳への道はあまり整備が良くない。沢沿いの道は非常に細く、滑りやすいので転落に注意が必要。一部は沢筋をそのまま歩く場所もある。美しい小滝をたくさん見ながら登っていくと、990mの二俣で道は沢筋を離れる。ここから標高差100mくらいの間は非常な急登で、ロープが取り付けられてはいても滑りやすい。1100mくらいから上は一旦緩やかになるが、1200mくらいから上はまた急な登りになり、木の根、岩角をつかんで登っていく。 1420m地点で県境稜線に出ると緩やかになるが、山頂直下が笹ヤブのやや急な登りになっている。栃木県側から太郎岳(荒海山)への道は山慣れた人限定のコースで、軽いハイキングのつもりで入ると思わぬ事故につながる可能性もある。 頂上は東西二つに分かれ、会津高原方面へは、西峰(荒海山の標識あり)から北に下っていく。滑りやすい急な下りを交えて下っていくが、ひとしきり下って小さな上下のある尾根になってから、沢へ降りる下降点となる鞍部までが長い。道は尾根の左手を巻いていく場合が多いが、稜線に戻っては左へ下るのを繰り返す。鞍部から荒海川への下りは、沢伝いに下るが、それほど時間はかからない。本流に出た先に紛らわしい指導標があるが、道は本流の右側(右岸)に付けられているので、木につけられたテープに注意する。 しばらく歩いた場所に登山ポストがあり、その先は坦々たる林道になる。会津高原駅付近には日帰り温泉施設もあるが、時間の都合上今回は利用しなかった。 |
写真
撮影機器:
感想
栃木県側では太郎岳、福島では荒海山と呼ばれるこの山。頂上もわずかな距離ですが二つに分かれていて、東峰は「太郎岳(荒海山)」、西峰は「荒海山(太郎岳)」となっていました。
福島県側から登られることが多いようですが、長い林道歩きの末の往復登山でちょっと行く気がそがれていました。しかしネットで栃木側からの道もあることを知り、今回登ってみました。
入山口の駅の標高が650mくらい、下山口も720mということで、標高差はそれほどないのですが、本当の登山口まで7km、下りも登山ポストから7kmくらいと林道歩きが長いな、という印象がのこりました。もっとも、紅葉の時期でもあり、車の通りの少ない林道は歩いていて気持ちよかったのですが。
福島側からの道は大体よく踏まれていましたが、栃木からの道はまだ一般ルートというにはちょっと整備不足、という感じでした。沢沿いの道も、尾根に取り付いてからも、滑りやすい個所が多いので、もし往復登山でなく、縦断するのであれば、やはり栃木側から入って福島に抜けるのが順当と思いました。
登りは曇り時々晴れ、下りは気にならないほどの小雨という天気でしたが、荒海山は日本海と太平洋を分ける中央分水界上の山。時間の経過とともに天気が変わったというよりは、東北南部の弱い前線の影響が、この山の北面には及んだものの南面には及ばなかった、というのが正確かもしれません。
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