金比羅山・瓢箪崩山周回
- GPS
- 04:23
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 734m
- 下り
- 749m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 4:23
天候 | 腫れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ヒカゲツツジが咲いているらしいと言うので、コンピラから瓢箪崩を周回してきた。本当にヒカゲツツジは咲いていた。かなり昔(40年くらい前まで)は良くコンピラの岩場に来ていたが、花には興味が無かったのか?花については何も記憶がない。こんなに咲いているなら、少しは記憶の底に残っていそうな者であるが、まるでないのだ。
でも綺麗なヒカゲツツジを見ることが出来て最高だ。
今毘羅山の江文神社へは岩場以来何度来ているが、ここ10年はほとんど来ていない。社などは綺麗に保存されているし、むしろ綺麗になっているかのようだ?
そこにヘルメットを被った男女6名が真剣な眼差しで、リーダーらしき人の話を聞いている。これは、岩登りツアー一行のようだ。神社裏から昔登ったはずの樹林の中を進むと上から声が聞こえ、岩が見えてきた。小沢の右側にザイルを着けた人が上を見て声を出しているようだ。そこから上を目指していくと直ぐ左に10名くらいのメンバーが同じようにザイルを着けた人と、下で指示するような人がいて登攀の訓練をしている。ここはゲートロックと言われる岩場である。丁度そこに、江文神社でレクチュアを受けていたメンバーが到着して、これから訓練を始めるのかもしれない。
さらに上へ向けて登ると、右側から声がする。ここもザイルを結んだメンバー2名が登攀中で、下はジッヘル(確保)をする人である。垂直に近い斜面のハーケンかボルトにカラビナをセットしてザイルを通して上に向かっている所だ。下のメンバーがそこを右に行くとやばいぞ!まっすぐ上にいかないと!と指示を出している。登っている場所より右には真っ白なチムニー状の凹角のようなものがあるので、これはホワイトチムニーと呼ばれていたルートのはずだ。その昔は何度も登ったはずであるが、もう記憶の中には何も残ってはいない。
上を見上げると稜線らしき空が見えるので頑張ろうと足を進めると、左から再び声が。ここは垂直の壁が広がっていて、ここにも多数のメンバーが岩場に取り付いている。オーバーハング状の岩もあって人工登攀のアブミなどを利用しないととても困難なコースのようだ。何という岩場であったか、何も覚えていない。邪魔をしてはいけないので上を目ざすとすぐに稜線であった。すると稜線を歩いている人から声を掛けられた。”この下が岩場ですか?”と。”そうです。沢山の人が訓練登攀をしています”と答えた。”この先に展望台があると書いてあったので来たのだが”というので、稜線の大原より(南東)に進むが展望台らしきものはなく木々が多く何も見えそうもない。戻ろうとするとその人は物凄い倒木で大変であったとのこと。稜線からY懸尾根側に進むと開けた場所があった。しかし、ここが展望台とは何ともいえない。大原は少し見えるが、木だらけだ。倒木が多くて展望台どころではなくなっているのかもしれないが、管理状態ではなく、放置だ。ただ、そこにミツバツツジが彼方此方に沢山咲いているのには驚いた。昔はミツバツツジが咲いていることを認識していなかったからだ。興味がなかったのかもしれないが。そこに黄色のツツジらしき花が咲いているではないか!これはヒカゲツツジである。この花を見る為に、金毘羅と瓢箪崩に来ようとしたのだ。ヒカゲツツジを見ることが出来てよかったと思ったが、昔も咲いていたはずだろうな?と思うと、何も見ずに金毘羅でひたすら岩登りに興じていたバカがいたのか?と思えてきた。この黄色のツツジは落ち着いた趣のある上品な花に思えてきたのだった。
金毘羅山の山頂付近にある、三壺大神なる神社が祀られている。昔はここまで来たのか?何の記憶にも残っていないのである。三角点はこの先のピークらしい。
金毘羅に登ったら後は瓢箪崩にもヒカゲツツジは咲いているとのことなので、江文峠へ下降してから瓢箪崩を目指して樹林の中の緩い斜面を登っていると、樹林の中の少し木々の開けた場所に黄色のツツジは咲いていた。しかし、丹波篠山のヒカゲツツジ(向山)は無数咲いていると言っても過言ではないくらい咲いているのに比較すると少し寂しい気がするが、金毘羅にも瓢箪崩にもヒカゲツツジが咲いていることがわかったことで今日は満足である。
寒谷峠から瓢箪崩山に登ったものの、そこも景観は乏しい。僅かに比叡山や岩倉の町並みが木々の葉越しにほんの少し見えるだけだ。少しは木を切って景観をよくすることは出来ないのだろうかと、いつも思うのであるが。
瓢箪崩から大原・井出の集落までは道は少し荒れているが、数年前の秋に登った所なので勝手知ったるコースと思いきや、何も記憶にないし、集落手前の堰堤は出来て間もないのか?まったく記憶にないものであった。集落の初めの庭にシャクナゲと桜など沢山の花が咲き乱れるほど丁寧に手入れをされている場所があったが、何方か特別花の木を集めている方かもしれない。大原には多くの有名人の家があるらしいとは聞いているが、どんな方が優雅にお暮しなさっているのでしょうかね。
江文神社参道(随分下)の鳥居の脇の空き地に止めた車につくまで、出発して4.5時間弱である。
金毘羅山という山に対する印象が今回でがらりと変わって、春の花のいい山となった。
”単独”
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