朝鮮岩-満観峰-高草山縦走〜山ガールとアップルパイと温泉事件と〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 979m
- 下り
- 984m
コースタイム
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
[復路]焼津18:49++静岡19:20++小田原++新宿++高田馬場++東伏見 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全く問題なし。 ■日帰り湯 【焼津駅前健康センター】黒潮温泉 静岡県焼津市栄町1-13-1 TEL:054-627-7200 |
写真
感想
5月末で「歩こう会」の重鎮NJ氏が定年退職となった。
退職祝いの山行計画をバッチリ立てて満を持していたが、山行当日はナンとざぁざぁ降りの大雨。
こりゃぁムリだぁ。これがホントの涙雨?
こちらの目も涙雨で山行きを中止した。
そのリベンジをしなければと6月の暦をニラんでいるうちに、早くも日本列島は梅雨入りとなってしまった。
しかしながら空梅雨(からつゆ)のようで、ちっとも雨が降らない。
「よーし、行くなら今でしょー!」
朝8:20安倍川駅集合。東京から新幹線で駆けつける。
コンビニで糧食を調達すると丸子川沿いの春爛漫のお散歩。
すぐに井尻橋で、そこを渡って山ふところに分け入ろうとすると地元のおじさんがフラフラやってくる。
「朝鮮岩登るかね」
「ええ」
「最初の登りはえらーでなー、2時間はかかるよー」とおじさん。
「そうすかぁ。そうだ、おじさん、写真撮ってくれませんか」
という質問には、まったく反応なしでフラフラ行ってしまった。
会話まだ終わってないぞ(怒)!
小野薬師寺でしっかり山行の安全とその他のわがままなお祈りを全部詰め込んでお祈りが終わると登り始める。鳥がやたらいい声で鳴いている。ホーホケキョ、トッキョキョカキョク。うぐいすとホトトギスだ。
ツエをついたおじいさんが下りてくる。
「みんなどこからかね」
「いや、いろんなところから・・・」
「そう、今日はたくさん登っていったよ」
よくホトトギスの鳴き声を聞いてみると「トッキョキョカキョク」と鳴くのでなく「トッキョキョカキョ」で終わっている。はて、そういう鳴き方もあるのかと。ま、個性がある方がいいか。
小野平で休んでいると、ひとりのじいさんが登ってきた。空身だ。何度も何度も来ているらしい。むかしはちょっと登っただけで、はぁはぁ大変な思いをしたらしいけれど、来ているうちに慣れたなんてもぐもぐ言っている。
朝鮮岩まで一緒に歩いて、一緒に写真にも納まってもらった。
ときおり人が行きかう中、尾根通しにいき、やがて丸子富士の分岐で急登へ。
丸子富士は昔、高山と言ったらしい。遠くから見ると丸子富士はいい形をしているが、登ってみると面白みはない。頂上は三角点と小祠と碑があるが鬱蒼とした樹林の中だ。ひとりトレランの人がいた。
小さな箱の中にノートがあって、それを見てみると小兵衛さんという人がいて、毎日のようにこのピークに登ってきている。すごい! みんなで驚嘆の声を上げる。
下ってゆるやかに登ると満観峰の頂上。いっぱい人がいる。東屋や日蔭のテーブルは全部占拠されちまってる。日蔭の場所を探し昼飯タイムとすることにした。
メニューはおでん。黒はんぺんつき。うま! 押さえの塩ラーメン。これもうま!
突然、STKクンが何かを持ち出した。自分の誕生祝いのアップルパイだった。事前にアピールしておいて良かった!(笑) ろうそくも自宅から持参してくれた。
頂上が火事になったらどうすんだー?なんていいつつ吹き消そうとしたら風が全部消してしまった(笑)。ま、写真撮ったし、いいか。花より団子。ローソクよりアップルパイだ。これまたうま!
本日のメインイベントのNJ氏の退職祝のプレゼント贈呈式。NJ氏にはJohnnyWalkerの高級ウイスキーをプレゼントした。こっそりザックに忍ばせ持ち上げたのだ。プレゼントはNJ氏のJとJohnnyを、そして「今後も山を歩いて欲しい」という意味でWalkerをかけた。
可愛い4人組の山ガールが登ってきた。NJ氏の退職祝いにこっそり呼んだ山ガールだ・・・・は冗談。メシを喰い終わったので頂上の写真。 山ガールたちとお互いのグループで撮りあった。
そろそろ出かける時間。頂上からNJ氏の「こっちだ」の声にしたがい下りていったがどうも方向が違う。西北西。よく見たら逆川に下りている! 登り返して指導標に従い、高草山へと向かった。しばらくすると先ほどの山ガール軍団においつき、そのまま鞍掛峠まで下った。峠からは重いからだを持ち上げながら高草山へと歩いた。
高草山からは、焼津の街が一望できて良かった。最高点ではないけれど、三角点峰まで行き、そこにあったソロモン島の慰霊碑にみんなでお祈りをした。半世紀以上も前の砲声が聞こえてくるような気がした。
下山したあと、しばし焼津の平地を歩き、焼津駅前黒潮温泉に到着。
さっそくお風呂にじゃぶん!・・・・・・・とはいかなかった。
「プカプカ浮いてんからナンだ?とつかんだら、ナンとそれが○○○。柔らかかったんですぐわかったんだ!」と隣のおじさん(笑)。
どうも子供が浴槽の中で粗相(そそう)してしまったらしい。
たしかにさっきまで黄色い声が浴室内に響いていた。
やがて温泉のお兄さんが掃除道具を抱えてやってきた。
浴槽のお湯を全部抜く。湯がなくなると今度は洗剤でごしごし。
それをみんな車座になって眺めている。
あ〜あ、この掃除が終わっても、お湯をためるには時間がけっこうかかるなー。
700円も払っているんだぞ!おい!どこ行った、こども!(笑)
薬草風呂もあった。どどめ色で、いかにも薬効がありそう。唐辛子(とうがらし)が配合されているとかで、入っているとだんだんと、自分のデリケート部分がヒリヒリしてくる(笑)。
道理で湯船からあがっていくおじさんが「○○○○の表面がいたくてしかたねー(笑)」なんてブツブツ言っていたわけだ。
最初「ナニこのおっさん云っているのかな?」なんて思ってたけど。
山ガールよし、アップルパイよし、宴会よしに温泉事件も彩りをそえ(笑)、思い出に残った退職お祝い山行でした。
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