阿舎利山〜一山(兵庫県宍粟50名山)


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,033m
- 下り
- 1,017m
天候 | 快晴〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
10:20 阿舎利山二ツ橋登山口 10:25 堤防 11:29 阿舎利山山頂 11:48 出発 12:08 分岐 12:18 林道出合〜道間違い 12:45 林道出合 12:59 一山登山口 13:09 一山登山路分岐 13:32 一山山頂 13:58 出発 14:14 分岐 14:41 一山登山口 14:44 阿舎利山二ツ橋登山口 |
写真
感想
朝起きると、快晴の天気。予定しておいた阿舎利山、一山に行くことにする。
予定しておいたのなら準備もしておけばよかったのだが、それは出かける前に。だから、またいつものように遅出である。時間がなければ、阿舎利山だけでもいいと思いながら車を走らせる。
阿舎利山登山口を目指したのだが、登山口までの道がはっきりせず、結局交番で尋ねることになった。なんのことはない、標識を見落としていたのだ。
国道29号線を北上、県道6号線に入る。次に国道429号線を西進し、阿舎利の名水の標識に従って、右折する。この標識を見落として429号線を進み続けたのが失敗だった。河原田公民館前を左折し、道なりに進む。途中、林間の細い道を走るが、阿舎利集落に辿りつく。こんなところに集落があることに驚く。集落の先に登山口がある。
車を止めようとすると、先に着いていた4名の方の車があった。少しお話をさせてもらう。ここから阿舎利山をピストンされるようだ。出発はほぼ同時になるが、先を行かせてもらう。
出発してすぐに堰堤が出てくる。ここから標識に従い、沢筋の道を登っていく。橋が2ヶ所にかかっている。道標やテープがしっかりつけられていて、迷わずに歩ける。しかし、目印がなければ分かりにくいところもある。何かわからないが、きれいな白い花がたくさん咲いている。また、ヒトリシズカやフタリシズカも多く咲いている。野鳥のさえずりも聞こえてきて気持ちがいい。さらにカエルの鳴き声も聞こえてくる。高い音の鳴き声はカジカガエルかもしれない。
沢を離れ、尾根の斜面を登る。ほとんど直登でけっこうきつい登りだ。しかし、木々の間から展望が出てくるようになると、登りもなだらかになってくる。北側の展望だから、三久安山と藤無山だろう。しばらく、新緑の中のゆるい登りを登っていく。音水湖方面からの登山道と合流し、間もなく山頂についた。
山頂の展望はない。ちょっとがっかりだ。しかし、樹林の中の山頂はそれはそれで気持ちがいい。もし、阿舎利山の展望のために木々を切るかと言われれば、それは絶対に反対だ。ここで昼食休憩を取る。
ピストンにするか、一山を目指すか、しばらく迷っていたが、ザックを担ぐときには吸い込まれるように「阿舎利峠」の標識に従っていた。南に向いて下る。ゆるい傾斜の尾根道で歩きやすい。テープも細かくつけられている。しかし、未知の登山道であり、慎重に下っていく。途中で熊除けのベルの音が聞こえてきた。こんな道から登ってくる人がいるのだ。お出会いしたときに、下の様子を尋ねてみた。阿舎利峠から登って来られたということだ。先が確かめられただけでも心強い。
尾根を歩きながら、「ん」と思った場所で少し戻ると、分岐標識があった。阿舎利峠に出る道と作業道登山口に出る道の分岐だ。作業道方面に下りる。しばらく下ると林道が見えてきて、そのうちに林道に出た。
ここから、尾根を歩く道はないかと探してみたが、はっきりしない。しかし、鹿除けのフェンス沿いに赤いテープが巻かれている。思い切って崖を登り、フェンス沿いに歩いてみる。すこし歩くと展望が出てきた。東山と日名倉山だと思う。気持ちよくフェンス沿いの道を歩いて行く。しかし、小さなピークから先の道がはっきりしなくなる。北寄りの尾根を進むが、途中から道が悪く、とても歩けそうにない。南寄りの道は急斜面だ。それでも思い切って下ってみるが、南の谷に下りて行ってしまうようだった。しかたがないので、林道まで戻ることにする。
しばらく林道を東に歩いて行くと、登山口の標識が出てきた。やれやれだ。作業道らしい広い道を歩く。緑に囲まれ気持ちがいい道だ。一山と二ツ橋への分岐に出る。一山に向かう。樹林の中の道を抜けると、草原状の斜面の中を登るようになる。すぐそこに山頂が見えているのに、けっこう急な登りで疲れる。
山頂に着いた。阿舎利山とは違い、広い展望がある。北西に阿舎利山を見据え、そこから三久安山、藤無山と続く。背後には氷ノ山が姿を覗かせている。東には段ガ峰や暁晴山が見える。後方には千ヶ峰が控えている。双眼鏡で見ると、遠くに笠形山も見えた。西には三室山などが見えているはずだが、いまひとつ同定できない。南方面だけは樹林があり、展望がない。フェンス沿いの道を歩いた時間はまったくの無駄ではなく、南の展望のあるスポットだったのだ。展望を楽しみながら行動食を摂る。
後は、下山するのみだ。二ツ橋方面分岐まで登ってきた道を引き返す。自然林からスギ植林に変わっていく。沢筋に出る。下っていくと、不思議な雰囲気のログハウスに出る。そこからは林道である。道端にクリンソウが咲いている。間もなく一山登山口に出る。登山口周辺に小さな集落らしきところがある。常住されているのか、週末等に利用されているのかわからないが、ここも不思議な雰囲気を醸し出している。
少し下ると、マイ・カーが見えてきた。阿舎利山登山口に戻ってきたのだ。
宍粟の山は深い。そこが大きな魅力だと思う。どっぷりと森林につかった1日だった。また、今の季節、野鳥の鳴き声、カエルの鳴き声、そして鹿の鳴き声が聞こえ、自然のBGMとして心を潤してくれた。
コメント
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hojinさん、おはようございます〜
近場とはいえ、最近はけっこう歩かれてるようで、なによりです
でも、予定してたんなら前夜に用意して早朝に出発したら、もっと小鳥のさえずりが聞けるような
夏は行けそうですか?
阿舎利山は雰囲気のいい山、一山は展望の山、とそれぞれいい山でした。やっぱり2つセットで登ったのがよかったですね
低山の藪山をよく歩かれている方も多いですが、中々藪山ハンターにはなれそうもありません
年に1度くらいは遠征したいですねえ
只今検討中・・・是非合わせてコラボしましょう
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