祝瓶山(祝瓶山荘から時計回り周回)



- GPS
- --:--
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 947m
- 下り
- 934m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
祝瓶山荘前に整備された20台程度の駐車場。 山荘前に引水あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
桑住平で大朝日方面と分岐し、2度渡渉するが、足元は濡らさずに通過可能。 ヌルミ沢は飯豊・石転沢を想起させるスケールの大きな大雪渓をなし、そのため横断して尾根に取りつく地点が判然としないので、的確な見極めが要求される。 中ほどは数か所、主に左に急峻にナダレたザレの最上部の通過に注意。 ルート最上部は2か所、急傾斜の大きな雪田で夏道が隠されているうえ、左はコカクナラ沢、右はヌルミ沢の源頭部で狭められ、高度感はタップリ、残雪のこの時期、この地点の通過が最大のポイント。 帰路は一般路だが、朝日平方面分岐から大朝日・桑住平分岐までの間、膝上まで笹が覆うところが続くが、ルートは確かで問題なし。 |
写真
感想
東北シリーズ9泊10日『10山を登る』の第3戦。
‘78、大朝日岳に立ったとき、南西に鋭角にとがった山があって、地図で確かめて初めて祝瓶山の名を知ったのだが、いつしか忘れていた山ではあった。
当時は300名山などという俗的な選別・選択なかった(と思う)が、この際、祝瓶山〜神室山までつきあうという昔の山仲間2人、計3人の“高年登山隊”、世の風潮に流されて登ってきた。
小国・朝日平からの西ルートはアクセスもよく、一般的で祝瓶山山開きもこちら側のようだ。
一方、祝瓶山荘(閉鎖されていた)側からの東ルートは平岩・大朝日岳方面と尾根上で分かれて山頂に向かうルートと直接山頂へ向かう2本があるが、この直登ルートは上部の崩壊が著しく、吊り橋たもとの看板にも控えるよう注意書きがあった。
とはいえ、単純往復は我らが性に合わないので、今回、時計回りの周回としたが、ヌルミ沢を横切る地点下部まで豊富や残雪で埋め尽くされ、さらに雪崩などでなぎ倒された樹木で夏道が判然とせず、尾根取りつきの探索に時間を浪費する失態。
登山道最上部は斜度のある2つの大きな雪田があり、1番目は約40m、特に下〜中段が急峻で、ここの右はヌルミ沢源頭部で全く論外、おそらくルートは左だろうと判断するが上部の傾斜がいやらしいので、真ん中を直登する。
慎重のうえ慎重にキックステップで登ると10mほどの岩場となり、これを登るとやや傾斜が緩やかな約30mの第2の雪田、本来のルートがあると思しき左はいやらしいので、これは右から絡めるように登る。
登りきると10mほどのブッシュまじりの岩場、その上はツツジなどの小ブッシュ帯となり、ここもおなじく左右どちらも芳しくないので強引に直登し、ブッシュ帯のほうが安全だろうと、これも強引にかき分けて登ると、ヌルミ沢の源頭部の雪渓最上部に出た。
雪渓の縁を左上すると、予想どおり夏道が2番目の雪田の左から上がってきていた。
山頂はそこからほんの15mほど。
すぐそこ、手を伸ばせば触れられるように残雪の朝日の山々、飯豊、まったく壮観。
ちょっとスリルを味わった山、久しぶりに若いころにもどった気分を味わえた山だった。
残雪の東北の山は白と新緑、すばらしい!!
足元は軽登山靴は危険だと思う。それなりの雪山の経験と蹴り込みのできるしっかりしたソウルの靴、アイゼンがあれば、なお、安心できるだろう。
いずれにせよ、この時期、一般的にはこのルートはお勧めできない。
西側の朝日平あるいは下山にとったルートが安全だと思う。
また、おびただしい虫がゴマ塩のごとく顔や手腕、髪の毛の中まで入り込んでチクリ、チクリとやるのでイライラが募る。
この対処も必要。
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