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Yamareco

記録ID: 3116642
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬

七曲谷左俣〜七曲谷南尾根〜七曲谷右俣〜観音山山道ルート〜七曲谷北尾根

2021年04月27日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.5km
登り
605m
下り
590m

コースタイム

日帰り
山行
5:32
休憩
0:48
合計
6:20
9:00
11
「柏堂町」バス停
9:11
9:11
10
夫婦橋
9:21
9:26
1
剣谷第4公園
9:27
9:27
1
七曲右俣 分岐
9:28
9:28
5
七曲谷左俣・南尾根 分岐
9:33
9:34
3
七曲堰堤(堰堤上)
9:37
9:37
16
七曲谷左俣 入渓
9:53
9:53
5
七曲谷第二堰堤(堰堤手前)
9:58
9:58
58
七曲谷第二堰堤(堰堤上)
10:56
10:56
4
七曲谷南尾根下り始め地点 合流
11:00
11:00
0
七曲谷南尾根分岐T字路
11:00
11:00
7
七曲谷左俣の泥沼(別下り地点探索)
11:07
11:07
13
七曲谷南尾根下り始め地点 合流
11:20
11:22
12
鉄塔の展望地
11:34
11:34
2
七曲谷左俣 分岐
11:36
11:49
1
剣谷第4公園
11:50
11:50
2
七曲右俣 分岐
11:52
11:52
16
七曲右俣 入渓
12:08
12:10
2
七曲谷第三堰堤(堰堤手前)
12:12
12:13
22
七曲谷第三堰堤(堰堤上)
12:35
12:36
4
七曲滝
12:40
12:40
37
斜め横に流れる滝
13:17
13:17
21
石組みのある2分岐
13:38
13:39
9
奥池分岐 合流
13:48
13:56
1
観音山(山頂)
13:57
13:57
15
山道ルート 下り口
14:12
14:13
1
岩場の分岐(北尾根分岐)
14:14
14:14
25
基準三角点
14:39
14:39
8
無名堰堤
14:47
14:47
1
七曲谷右俣 分岐
14:48
15:01
8
剣谷第4公園
15:09
15:09
11
夫婦橋
15:20
「柏堂町」バス停
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)さくら夙川駅からさくらやまなみバスで柏堂町バス停まで移動ののち、徒歩で剣谷第4公園登山口へ
(帰り)剣谷第4公園登山口から柏堂町バス停まで徒歩移動ののち、阪急バスで阪急夙川駅へ
コース状況/
危険箇所等
「七曲谷左俣」について
人が滅多に入らない巨岩だらけの危うい谷だが、比較的最近の時期に有志により滝の直登補助や巻き道に虎ロープが設置されたり、随所に進路マーキングとして赤テーピングなどが付けられた。そのため随分と歩きやすくなっている。谷筋ならではの分岐もあるが、基本は谷筋の忠実遡行を心掛けつつマーキングに従って進めば道迷いに関しては大丈夫だろう。谷筋はそれなりに水量もあり、巨岩も含めて大小の岩がごろごろ転がっている中を遡行していく形なので十分注意して歩く必要あり。
ルートの最初にいきなり登場する七曲堰堤は、左岸側の急傾斜の巻き道を進んで堰堤上に立つ。昔はこの堰堤上を右岸側まで渡っていたようだが、今は堰堤上が完全に通行禁止になっているので、そのままさらに巻き道を登れば安全に河原へ降りられるようになっているので、そのルートを利用するのが最善だ。次の2番目の堰堤は右岸側に虎ロープが張られた巻き道が作られているのでそれを利用する。左岸側の斜面からも越えられなくはなさそうだが、整備はされていないので敢えてそちらへ行く必要もないだろうと思う。
いくつかの滝は直登することが前提の箇所もあるが、比較的大きな滝については右岸側に巻き道があったり虎ロープが張られていたりするので、無理せずにそれらを有難く利用させてもらうのが良い。滑落が怖いのでとにかく安全第一で。
後半で谷筋が2つに分かれるようだが、マーキングに忠実に従って歩くと右のほうへ曲がり、七曲谷南尾根の下り始めの平行道に合流する形になる。これは新たに開発された進路のようでこちらのほうがより安全に進めるという判断で整備されたのだろうと思う。昔からの元々のルートは分岐で左の谷筋を遡行するのだが、こちらは近年やや荒れてしまったようで斜面崩れや倒木や落ち葉堆積などが散見され、歩きづらい印象もある。こちらの進路は七曲谷南尾根の下り分岐口のすぐ西にある沼地の奥に出る形だ。メインの谷筋を最後まで遡行したい場合はこちらを行くことになる。


「七曲谷右俣」について
こちらも人が殆ど入らない巨岩だらけの危うい谷。剣谷第4公園奥の登山口付近すぐのところに流れている沢が七曲谷右俣で、沢の遡行をある程度こなすと七曲谷第三堰堤が真正面に突然現れる。この堰堤は右岸側に巻き道があるのでそれを利用して簡単に越えられる。(なお七曲谷第三堰堤には七曲谷南尾根の途中から下っていける短い分岐道が付けられているが、こちらは正規ルートではない単なるショートカット枝道なので右俣遡行の前半部を省略してしまった形になるので注意)
こちらも尾根筋のようなところには行かずに谷筋を忠実に遡行することがポイント。谷の様相は左俣とほぼ同じで、水量もあり巨岩も含めて大小の岩がごろごろ転がっている中を遡行していく形だが、滝越えという意味では左俣よりも巨岩越えの箇所が多いので厳しい印象だ。こちら右俣は(左俣と違って)テープマーキングなど補助がかなり少ないので進路の判断が大変重要。また滝越え箇所などに巻き道の誘導や虎ロープの補助はないのですべて自力で。
後半で2分岐地点が出てくるのだが、左右に分かれた進路の両方にテープマーキングがあるので、ここが進路に迷う最大のポイントだろうと思う。右は石組みの上を越えて藪の中へ突入する形になりその先はおそらく観音山へ向かうメイン道の途中に合流しそうだ(未確認)。よって右へは行かないほうが良い。分岐では左へ進路を取ると谷筋をさらに忠実に遡行する格好になり、踏み跡が明確になるとともにテープマーキングが豊富になるのでこちらが正解だ。左を突き詰めると奥池へ下る分岐点の真向かいに出てくるのでやはりこちらが正解ルートだ。


「七曲谷北尾根(仮私称)」について
観音山へ上り下りする複数ルートのうち一番西側にある「山道ルート」と呼ばれている道の下り終盤の岩場のところに東に延びる明確な踏み跡がありその先に小山がある。山道ルートはこの岩場の箇所でスイッチバック的に谷筋へ下って鷲林寺境内へ降りていくのだが、ここでこの踏み跡のほうへ入っていくのが今回挑戦したルートだ。特に決まった名称はなく、いわゆる抜け道として存在しているようだが、その割にはテープマーキングも豊富でしっかりした道なので、便宜上の仮私称として七曲谷北尾根と呼んでおくことにする。(北尾根と呼ぶにはあまりに短いし最終合流地点が山道ルートなので複雑な気持ちだが)
今回は下りで挑戦したが、ザレた砂地状のあまりの急下り斜面には閉口した。腰を完全に落としてずるずる進まないといけない区間には緊張を強いられたが、逆に言うと上り利用であれば大した問題もないだろうなというのは想像がつく。とはいえ急斜面は足腰にきついかも。
道自体はテープマーキングがやたらと豊富なので、迷うようなことは一切ない。距離自体も短いのですぐ終わるだろう。然し途中に堰堤を挟んでいることでテープマーキングがなければ迷うかもしれないそんな道。山歩きの全体行程の中でこの道を組み込むのは至難の業というか、利用価値があんまり見い出せない感じがする。バリエーションルート好きの猛者が制覇目的で歩くようなルートかな。強いて言えば、観音山からの下山の際に鷲林寺方面へ出るのではなく、柏堂町へ出たいという場合には非常に有効だということ。柏堂町へ出たほうが帰りのバス便が豊富だから。
西宮市柏堂町「北山緑化植物園」の正門の少し北にある、剣谷町の看板が立っているここを左折して坂を登っていく
2021年04月27日 09:02撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 9:02
西宮市柏堂町「北山緑化植物園」の正門の少し北にある、剣谷町の看板が立っているここを左折して坂を登っていく
「夫婦橋」のところまで来たら右折して橋を渡って、さらにその先へ
2021年04月27日 09:11撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 9:11
「夫婦橋」のところまで来たら右折して橋を渡って、さらにその先へ
広い道路を歩いて、この立て札のあるところで左折して北へ向かうのが最短
2021年04月27日 09:14撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 9:14
広い道路を歩いて、この立て札のあるところで左折して北へ向かうのが最短
「剣谷第4公園」は水道管理施設の隣にあるこの風景
2021年04月27日 09:21撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 9:21
「剣谷第4公園」は水道管理施設の隣にあるこの風景
剣谷第4公園のさらに奥のほうに、七曲谷周辺の様々なルートへの登山口・入渓口がある
2021年04月27日 09:21撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 9:21
剣谷第4公園のさらに奥のほうに、七曲谷周辺の様々なルートへの登山口・入渓口がある
まずはひたすら直進して古い木橋のある沢を渡り、さらに奥へ勅直進。目の前に大きな堰堤がそびえているのが見えるところまで来たら、すぐ右手前の急斜面をよじ登る
2021年04月27日 09:27撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 9:27
まずはひたすら直進して古い木橋のある沢を渡り、さらに奥へ勅直進。目の前に大きな堰堤がそびえているのが見えるところまで来たら、すぐ右手前の急斜面をよじ登る
「七曲谷堰堤」の上に立つ。ここで慌てて堰堤のすぐ脇を危険を冒して降りようとする必要はない。というのも・・・
2021年04月27日 09:32撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 9:32
「七曲谷堰堤」の上に立つ。ここで慌てて堰堤のすぐ脇を危険を冒して降りようとする必要はない。というのも・・・
堰堤の真上ですぐ後ろを振り返ると、しっかりとした踏み跡の巻き道が見つかるのでそこを行くのが安全
2021年04月27日 09:34撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 9:34
堰堤の真上ですぐ後ろを振り返ると、しっかりとした踏み跡の巻き道が見つかるのでそこを行くのが安全
巻き道はこのように分かりやすく視界も良好。河原へ向かって一本道が続いている
2021年04月27日 09:35撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 9:35
巻き道はこのように分かりやすく視界も良好。河原へ向かって一本道が続いている
七曲谷堰堤を左岸側から巻き道で越えた先にあるこの場所から「七曲谷左俣」への入渓を開始
2021年04月27日 09:37撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
4/27 9:37
七曲谷堰堤を左岸側から巻き道で越えた先にあるこの場所から「七曲谷左俣」への入渓を開始
岩石が転がる河原を遡上。このような大岩が連なっているような場所の上もずんずん越えて行く
2021年04月27日 09:51撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 9:51
岩石が転がる河原を遡上。このような大岩が連なっているような場所の上もずんずん越えて行く
やがて2つ目の大きな堰堤に行き当たるが、ここは右岸側から越える
2021年04月27日 09:53撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 9:53
やがて2つ目の大きな堰堤に行き当たるが、ここは右岸側から越える
右岸側は急斜面ではあるが、補助の虎ロープが張られているのでこれを伝って登っていけば大丈夫
2021年04月27日 09:54撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 9:54
右岸側は急斜面ではあるが、補助の虎ロープが張られているのでこれを伝って登っていけば大丈夫
大小の岩石がゴロゴロしいている沢に沿って忠実に遡行。岩石が目立つが水の流れもちゃんとある。足元がずっと不安定な状況なので転倒しないように
2021年04月27日 10:04撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
4/27 10:04
大小の岩石がゴロゴロしいている沢に沿って忠実に遡行。岩石が目立つが水の流れもちゃんとある。足元がずっと不安定な状況なので転倒しないように
岩壁を伝う小滝。ここは直登は無理なので右岸側から越える
2021年04月27日 10:06撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 10:06
岩壁を伝う小滝。ここは直登は無理なので右岸側から越える
右岸側には虎ロープはあるものの、足の置き場がやや狭い岩の上なので注意
2021年04月27日 10:09撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 10:09
右岸側には虎ロープはあるものの、足の置き場がやや狭い岩の上なので注意
次に現れる滝。ここも右岸側から越える
2021年04月27日 10:11撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 10:11
次に現れる滝。ここも右岸側から越える
まるで山のように積み重なった岩石の塊の上を滝が流れている場所。足掛かりはありそうに見えるが実際は難しい。そういう滝が意外と多いので安全かどうかその都度判断が必要となる
2021年04月27日 10:12撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
4/27 10:12
まるで山のように積み重なった岩石の塊の上を滝が流れている場所。足掛かりはありそうに見えるが実際は難しい。そういう滝が意外と多いので安全かどうかその都度判断が必要となる
岩石の塊の滝は右岸側にロープがあるので、それを利用して登っていく
2021年04月27日 10:13撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 10:13
岩石の塊の滝は右岸側にロープがあるので、それを利用して登っていく
水で滑って危険そうな場所には補助のロープがあるので、無理せずにそれを頼れば比較的楽に進んでいけるので大丈夫
2021年04月27日 10:14撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 10:14
水で滑って危険そうな場所には補助のロープがあるので、無理せずにそれを頼れば比較的楽に進んでいけるので大丈夫
なかなか良い雰囲気の滝
2021年04月27日 10:21撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 10:21
なかなか良い雰囲気の滝
2条の流れの滝。行けるところから越えていくが、滝によっては少し離れた場所に進路がある場合も
2021年04月27日 10:23撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 10:23
2条の流れの滝。行けるところから越えていくが、滝によっては少し離れた場所に進路がある場合も
遡行するにつれて次第に巨大な岩が行く手を遮るような光景が増えてくる。然しそういうところが谷筋となっているので頑張って越えていくしかない
2021年04月27日 10:31撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
4/27 10:31
遡行するにつれて次第に巨大な岩が行く手を遮るような光景が増えてくる。然しそういうところが谷筋となっているので頑張って越えていくしかない
「七曲谷左俣」の中でも最大級の滝がここ。垂直の岩壁に滝が流れ、真正面には足掛かりはないので右岸側のロープ頼みとなる。この後の2分岐ではお好みのほうを選んで尾根筋迄頑張るだけ
2021年04月27日 10:35撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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4/27 10:35
「七曲谷左俣」の中でも最大級の滝がここ。垂直の岩壁に滝が流れ、真正面には足掛かりはないので右岸側のロープ頼みとなる。この後の2分岐ではお好みのほうを選んで尾根筋迄頑張るだけ
「七曲谷左俣」から「七曲谷南尾根」ルートに合流してその尾根道を下り、いったんこの複数ルート合流地点(分岐点)まで戻ってくる
2021年04月27日 11:35撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 11:35
「七曲谷左俣」から「七曲谷南尾根」ルートに合流してその尾根道を下り、いったんこの複数ルート合流地点(分岐点)まで戻ってくる
次に挑戦する「七曲谷右俣」はその合流地点から少し西斜め上の方向へ歩く。すぐにテープマーキングが付けられたこの場所に出るが、踏み跡が明快なので迷わないと思う
2021年04月27日 11:50撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 11:50
次に挑戦する「七曲谷右俣」はその合流地点から少し西斜め上の方向へ歩く。すぐにテープマーキングが付けられたこの場所に出るが、踏み跡が明快なので迷わないと思う
すぐ先でこのような巨岩沿いを通過する
2021年04月27日 11:51撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 11:51
すぐ先でこのような巨岩沿いを通過する
「七曲谷右俣」へは、七曲谷南尾根への取り付き地点よりも手前にある沢のこの場所から入渓を開始
2021年04月27日 11:53撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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4/27 11:53
「七曲谷右俣」へは、七曲谷南尾根への取り付き地点よりも手前にある沢のこの場所から入渓を開始
水量は豊富。入渓して始めのうちは雰囲気のある沢が続く。小滝が連なる沢の流れ沿いを歩いていく
2021年04月27日 12:02撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 12:02
水量は豊富。入渓して始めのうちは雰囲気のある沢が続く。小滝が連なる沢の流れ沿いを歩いていく
やがて「七曲谷第三堰堤」に突き当たるので、右岸側から巻く
2021年04月27日 12:09撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 12:09
やがて「七曲谷第三堰堤」に突き当たるので、右岸側から巻く
右岸の巻き道の傾斜は緩やかなので難なく堰堤上に立つ
2021年04月27日 12:12撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 12:12
右岸の巻き道の傾斜は緩やかなので難なく堰堤上に立つ
七曲谷第三堰堤を越え、かなりの大きさの巨岩を越えて進む
2021年04月27日 12:19撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 12:19
七曲谷第三堰堤を越え、かなりの大きさの巨岩を越えて進む
やがてとても沢筋とは思えないような巨岩だらけの谷が続きだす
2021年04月27日 12:28撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2
4/27 12:28
やがてとても沢筋とは思えないような巨岩だらけの谷が続きだす
重なる巨岩の隙間を水が流れているので紛れもなく沢だ
2021年04月27日 12:31撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 12:31
重なる巨岩の隙間を水が流れているので紛れもなく沢だ
「七曲谷右俣」の滝の中でも最も美しいのがこの「七曲滝」。直登はしんどいので右岸側から巻いたほうが安全だ
2021年04月27日 12:35撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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「七曲谷右俣」の滝の中でも最も美しいのがこの「七曲滝」。直登はしんどいので右岸側から巻いたほうが安全だ
すぐ先に、真横に斜めになった岩の上を流れる滝がある。変わった風景だ。けっこう水量があるので意外と滑りやすそう
2021年04月27日 12:40撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2
4/27 12:40
すぐ先に、真横に斜めになった岩の上を流れる滝がある。変わった風景だ。けっこう水量があるので意外と滑りやすそう
斜め岩は意外と角度がある。ずっと水が流れ続けているので滑りやすいため、直登での通過は危なっかしいので油断禁物。くれぐれも慎重に
2021年04月27日 12:40撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 12:40
斜め岩は意外と角度がある。ずっと水が流れ続けているので滑りやすいため、直登での通過は危なっかしいので油断禁物。くれぐれも慎重に
このような風景の遡行が続く
2021年04月27日 12:46撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 12:46
このような風景の遡行が続く
次第に水量が少なくなり、ところどころで水は地下に潜る。巨岩の脇を通過しながら高度を上げていく
2021年04月27日 12:53撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 12:53
次第に水量が少なくなり、ところどころで水は地下に潜る。巨岩の脇を通過しながら高度を上げていく
踏み跡が明快な場所もある
2021年04月27日 13:15撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 13:15
踏み跡が明快な場所もある
この後も進路の選択を間違えないよう。石積みのある2分岐では手前を左へ上って奥池分岐点前を目指す
2021年04月27日 13:30撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 13:30
この後も進路の選択を間違えないよう。石積みのある2分岐では手前を左へ上って奥池分岐点前を目指す
こんな場所を通過する
2021年04月27日 13:34撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 13:34
こんな場所を通過する
特徴的な倒木の下に見える踏み跡を辿っていく
2021年04月27日 13:35撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 13:35
特徴的な倒木の下に見える踏み跡を辿っていく
踏み跡は徐々にはっきりしてきて、周囲も明るくなってくる。そうなれば出口はもうすぐだ
2021年04月27日 13:36撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 13:36
踏み跡は徐々にはっきりしてきて、周囲も明るくなってくる。そうなれば出口はもうすぐだ
ほどなくして奥池方面への下り分岐点の真正面に出てくる。ここが出口だ。この後はせっかくなので観音山へ立ち寄ることに
2021年04月27日 13:38撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 13:38
ほどなくして奥池方面への下り分岐点の真正面に出てくる。ここが出口だ。この後はせっかくなので観音山へ立ち寄ることに
「観音山」の山頂でちょっと休憩
2021年04月27日 13:48撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 13:48
「観音山」の山頂でちょっと休憩
山頂に立ち寄った後は、「山道ルート」を少し東にあるこの赤い標識のところから下る
2021年04月27日 13:57撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 13:57
山頂に立ち寄った後は、「山道ルート」を少し東にあるこの赤い標識のところから下る
「山道ルート」にある鉄塔の周辺も更新工事のために一部伐採されており、今は新たに植林が行われていた
2021年04月27日 14:01撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 14:01
「山道ルート」にある鉄塔の周辺も更新工事のために一部伐採されており、今は新たに植林が行われていた
「山道ルート」にある鉄塔下の様子
2021年04月27日 14:03撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 14:03
「山道ルート」にある鉄塔下の様子
鉄塔の場所から見える「ガベノ城」ピーク(右上)と下界の街並み
2021年04月27日 14:04撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 14:04
鉄塔の場所から見える「ガベノ城」ピーク(右上)と下界の街並み
同じ場所から西の「七曲谷右俣」を挟んで「七曲谷南尾根」にある鉄塔周辺を見下ろせる。植林が行われている様子も良く見える
2021年04月27日 14:04撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 14:04
同じ場所から西の「七曲谷右俣」を挟んで「七曲谷南尾根」にある鉄塔周辺を見下ろせる。植林が行われている様子も良く見える
途中の岩場から見える景観はいつも素晴らしい。こういった景観をずっと楽しみつつ下れるのが山道ルートの特徴だ
2021年04月27日 14:06撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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4/27 14:06
途中の岩場から見える景観はいつも素晴らしい。こういった景観をずっと楽しみつつ下れるのが山道ルートの特徴だ
鉄塔を過ぎてさらに下ると南東方向に視界のある岩場の分岐点に出る。目の前には写真のような小山。この小山に向かって続いている明確な踏み跡を行くのが「北尾根」だ。普通は使わない道だろう
2021年04月27日 14:11撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2
4/27 14:11
鉄塔を過ぎてさらに下ると南東方向に視界のある岩場の分岐点に出る。目の前には写真のような小山。この小山に向かって続いている明確な踏み跡を行くのが「北尾根」だ。普通は使わない道だろう
その小山に向かって続いている踏み跡はこのような感じ。最初だけほんの少し登る
2021年04月27日 14:12撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
4/27 14:12
その小山に向かって続いている踏み跡はこのような感じ。最初だけほんの少し登る
岩場があるその先には真っ赤なテープが巻き付けてあるので、ここがルートであることが分かる
2021年04月27日 14:13撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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岩場があるその先には真っ赤なテープが巻き付けてあるので、ここがルートであることが分かる
小ピークの先に西宮市土木局の基準三角点がある
2021年04月27日 14:14撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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小ピークの先に西宮市土木局の基準三角点がある
「七曲谷北尾根(仮私称)」は滑りやすいザレ気味の急斜面を下る。手近にある木や草を掴んでようやく下れる感じ。木のない急斜面もあってちょっと怖い。ルート自体は赤テープ満載で迷いは一切なし。剣谷第4公園まで下る一本道だ
2021年04月27日 14:16撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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「七曲谷北尾根(仮私称)」は滑りやすいザレ気味の急斜面を下る。手近にある木や草を掴んでようやく下れる感じ。木のない急斜面もあってちょっと怖い。ルート自体は赤テープ満載で迷いは一切なし。剣谷第4公園まで下る一本道だ
特徴的な奇岩の向こうに見えているのは「ガベノ城」ピークだ
2021年04月27日 14:20撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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特徴的な奇岩の向こうに見えているのは「ガベノ城」ピークだ
振り返って撮影。巨岩の重なる合い間を縫って下る箇所もある
2021年04月27日 14:31撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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振り返って撮影。巨岩の重なる合い間を縫って下る箇所もある
振り返って撮影。ここがルート上で一番きつい急斜面下り。周囲につかまる木が全くないので、滑りそうになると草をつかむしかない状況
2021年04月27日 14:34撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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振り返って撮影。ここがルート上で一番きつい急斜面下り。周囲につかまる木が全くないので、滑りそうになると草をつかむしかない状況
このルートはこれでもかというぐらいに真っ赤なテープがあちらこちらに巻き付けてある。ちょっとやり過ぎだ
2021年04月27日 14:37撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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このルートはこれでもかというぐらいに真っ赤なテープがあちらこちらに巻き付けてある。ちょっとやり過ぎだ
堰堤に出会う。堰堤は越えずにその手前を左岸側から河原へ下って右岸側へ進む。続きの道は明快ですぐ見つかる
2021年04月27日 14:39撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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堰堤に出会う。堰堤は越えずにその手前を左岸側から河原へ下って右岸側へ進む。続きの道は明快ですぐ見つかる
珍しいデザインの西宮消防局の火の用心標識がある
2021年04月27日 14:42撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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珍しいデザインの西宮消防局の火の用心標識がある
明るい林の間を抜ける
2021年04月27日 14:43撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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明るい林の間を抜ける
振り返って撮影。ここまでマーキングしなくても良いだろうにと呆れ返る感じ
2021年04月27日 14:43撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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振り返って撮影。ここまでマーキングしなくても良いだろうにと呆れ返る感じ
特徴のある木と巨岩のそばを下っていく
2021年04月27日 14:46撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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特徴のある木と巨岩のそばを下っていく
振り返って撮影。ここがルートの出口で、右上から下ってきた。左端に見える踏み跡は「七曲谷右俣」だ
2021年04月27日 14:47撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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振り返って撮影。ここがルートの出口で、右上から下ってきた。左端に見える踏み跡は「七曲谷右俣」だ
剣谷第四公園まで戻ったら、住宅街を下って帰路へ。再び通る「夫婦橋」からは北に七曲谷のある山が見えている
2021年04月27日 15:09撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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剣谷第四公園まで戻ったら、住宅街を下って帰路へ。再び通る「夫婦橋」からは北に七曲谷のある山が見えている

装備

個人装備
通常のトレッキング靴のみ

感想

今回も単独行。先日「七曲谷南尾根」「剣谷」を続けて歩いたので、その流れというか勢いそのままに今回はその周辺のバリエーションルートである「七曲谷左俣」「七曲谷右俣」「七曲谷北尾根(仮私称)」の3つをまとめて歩いておくことにした。選んだルートがルートだけに、道中は誰にも会わない一人だけの世界。目論見通り。

先日の「剣谷」は進路が曖昧であり踏み跡もほぼないという意味で厳しいルートだったが、「七曲谷左俣・右俣」のほうはともに大小の岩がごろごろした沢筋や巨岩が立ち塞がる足場のない滝を乗り越えつつ進むという意味で厳しいルートだった。歩きづらいために想像以上に時間がかかるということでは同じ谷。個人的に異なる点は「剣谷」は下り、「七曲谷左俣・右俣」は遡行だったということ。下りと遡行では危険度や難易度、見える踏み跡等の風景という点で全く様相が異なる。滝や岩場がある谷は基本的にはあまり下りで歩かないほうが良いと思う。滑落の危険があるしね。遡行だとその危険性はだいぶ下がる。状況によっては尾根筋へ大きく巻かないと先に行けない場合もあるけれど。山では安全最優先が鉄則だ。

いづれも厳しいルートだし、とにかく普段から人が殆ど立ち入らない谷なので、それゆえに手つかずの秘境感が満載で、そういう冒険的なのが好きな人にはたまらないルートだと思う。独力での進路探しも必要だし、巻いて回避するかどうかの判断も自分次第。自分だけが歩いている秘境という感覚を味わえる。然しそのぶん危険も伴う。滑落したり転倒したりして万一動けなくなっても、おそらく誰一人来ない場所だからだ。見つけてもらう可能性は限りなくゼロに近い。それゆえに岩場の山行技術に自信のない人、遡行経験の少ない人は軽い気持ちで立ち入らないほうが良いかも。

GPSと国土地理院地図を携行し、時々自分の居る位置を確認しながら歩くことが理想。ルートを外れても早いうちに修正して復帰できることが大事。最近はスマホの普及で、国土地理院地図上にGPSによる位置情報を表示させることも簡単なので、そういう文明の利器を利用しない手はない。特に人が滅多に入らない山域や谷などでは大いに力を発揮する。それは経験済だ。軌道修正をいかに迅速に出来るかどうかが迷い道をなくす最大ポイント。とは言うものの、事前に地図をよく見てルートを十二分に下調べしてイメージおくことが一番大事なのは言うまでもない。また他の方の過去の山行記録が大変有用なのでそれも事前にしっかり調べておくことが大事。私自身も良く調べてから出かけるようにしている。だからこそ私も出来るだけ他の方の参考になるように努めておきたいなと思う。

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