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記録ID: 3127411
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奥多摩・高尾

八王子城・西部中腹軍道跡ミッション(7/19更新)

2021年04月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:29
距離
10.8km
登り
615m
下り
600m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:43
休憩
1:42
合計
6:25
距離 10.8km 登り 615m 下り 615m
9:24
9:27
46
10:13
10:38
153
15:05
25
15:41
ゴール地点
八王子城の本丸の西尾根の北斜面には、ほとんど水平に近い巻き道が2本ある事が知る人ぞ知るバリハイのコースになっている。実はこの道、戦国時代に整備された周辺の砦や陣馬山方面を結ぶ軍道であった。
上側の道は高ドッケを回り、板当て峠に達してから南斜面を巻いて関場峠まで繋がっていたと推測するが、林野庁の度重なる使い捨て林道掘削による破壊行為を受け、2018年の台風24号の倒木も多く、この3年程は通行不能の状態になっている。
ほぼフル装備の3人のボランティア作業にて開通を目指すが・・・
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
コース状況/
危険箇所等
倒木・土砂崩れ多数あり
804:9時半に八王子城の登城口に取り付き
804:9時半に八王子城の登城口に取り付き
806:登城道に新しい補修跡が出来ていた。本丸まで全て私有地なので、行政の道整備が入らないのが一番の問題だっただけに、進展があったのは一歩前進
806:登城道に新しい補修跡が出来ていた。本丸まで全て私有地なので、行政の道整備が入らないのが一番の問題だっただけに、進展があったのは一歩前進
809:上の鳥居の上道の補修跡。若干やっつけ仕事っぽいのが気になる。荷揚げは大変になるが、本来の石+セメントでやって欲しかった。止水効果や耐久性も違うはず
809:上の鳥居の上道の補修跡。若干やっつけ仕事っぽいのが気になる。荷揚げは大変になるが、本来の石+セメントでやって欲しかった。止水効果や耐久性も違うはず
811:金子曲輪の下のS字部分が現在補修中。上の段がオリジナルの石+セメント工法
811:金子曲輪の下のS字部分が現在補修中。上の段がオリジナルの石+セメント工法
814:八王子神社の裏手の石段の上から。八王子神社の祠(やしろ)は屋根の下にある
814:八王子神社の裏手の石段の上から。八王子神社の祠(やしろ)は屋根の下にある
816:本丸の祠(ほこら)。賽銭泥棒に扉が破壊されたので撤去された。ほとんど賽銭が貯まらないので賽銭泥棒も来ないはず
816:本丸の祠(ほこら)。賽銭泥棒に扉が破壊されたので撤去された。ほとんど賽銭が貯まらないので賽銭泥棒も来ないはず
817:振り返って本丸の北側。狭いので天守閣は建たない。2間四方3階建の櫓が建っていたと言われる
817:振り返って本丸の北側。狭いので天守閣は建たない。2間四方3階建の櫓が建っていたと言われる
819:下の松木曲輪で小休止
819:下の松木曲輪で小休止
818:装備を取られて草刈りを始める人に遭遇。地元衆が平日に草刈りをしている
818:装備を取られて草刈りを始める人に遭遇。地元衆が平日に草刈りをしている
821:北高尾縦走路方面を西に進み、馬冷し場から北斜面の軍道跡(北部砦連絡道)に入った所にある倒木帯
821:北高尾縦走路方面を西に進み、馬冷し場から北斜面の軍道跡(北部砦連絡道)に入った所にある倒木帯
824:奥側の一番低い倒木を1本だけ退治。メインの目的場所以外は、無理に全部片付けないのが鉄則
824:奥側の一番低い倒木を1本だけ退治。メインの目的場所以外は、無理に全部片付けないのが鉄則
827:石垣尾根の先端近くにあるモミノキ?の大倒木。真ん中を一発斬る
827:石垣尾根の先端近くにあるモミノキ?の大倒木。真ん中を一発斬る
A067:ちなみに去年の4月までは通れなかったのを1時間かけて太い枝を払った因縁の倒木
A067:ちなみに去年の4月までは通れなかったのを1時間かけて太い枝を払った因縁の倒木
830:何度か交代しながら斬る
830:何度か交代しながら斬る
833:メンテしたばかりの大鋸なので何とか切れたが、長径で34センチある
833:メンテしたばかりの大鋸なので何とか切れたが、長径で34センチある
870:落とした根元側の幹は、谷下までは落ちずに写真に収まってくれた
870:落とした根元側の幹は、谷下までは落ちずに写真に収まってくれた
835:石垣尾根を西に回り込むと尾根筋の石垣の残骸がある。石垣が残っているのは長さにして10%程度しかない。ここも保存作業をしないと50年後には無くなっているかも知れない
835:石垣尾根を西に回り込むと尾根筋の石垣の残骸がある。石垣が残っているのは長さにして10%程度しかない。ここも保存作業をしないと50年後には無くなっているかも知れない
386:谷を渡るポイントで頭上を40センチ越えの倒木が。これを片付けるとなるとここでミッションが終ってしまうのでスルー。この後、シニア男性一人とすれ違う
386:谷を渡るポイントで頭上を40センチ越えの倒木が。これを片付けるとなるとここでミッションが終ってしまうのでスルー。この後、シニア男性一人とすれ違う
837:あと少しで林道土場(そこでお昼にしよう)という所で土砂崩れ跡にぶつかる
837:あと少しで林道土場(そこでお昼にしよう)という所で土砂崩れ跡にぶつかる
838:土砂崩れの上側。上の方は雑木が生えているので、斜面の途中から地下水圧が限界に達して地表が剥がれるように崩れた
838:土砂崩れの上側。上の方は雑木が生えているので、斜面の途中から地下水圧が限界に達して地表が剥がれるように崩れた
839:既に昼を過ぎているのに現場に到着しないという押しぶりに目を瞑って、ミニつるはしを使って土木工事を決行。ここで15分のロス
839:既に昼を過ぎているのに現場に到着しないという押しぶりに目を瞑って、ミニつるはしを使って土木工事を決行。ここで15分のロス
840:林道土場前でまたも倒木。軽く邪魔な枝を払って突破
840:林道土場前でまたも倒木。軽く邪魔な枝を払って突破
844:沢の上の方は濁流が流れた跡が生々しい。右を登ると林道土場なので、正面の紛らわしい赤テープは撤去
844:沢の上の方は濁流が流れた跡が生々しい。右を登ると林道土場なので、正面の紛らわしい赤テープは撤去
852:林道土場の昼飯ポイント。既に昼飯後で身仕度完了の状態
852:林道土場の昼飯ポイント。既に昼飯後で身仕度完了の状態
853:林道土場の上手で土砂崩れ。右斜面の下に営林の看板があったのが跡形も無い。左手から土砂の上を通って上には抜けられるが、富士見台方面への谷道は使い捨て林道で潰された後に急速に薮化している。ここを突破するだけでミッション1つになる
853:林道土場の上手で土砂崩れ。右斜面の下に営林の看板があったのが跡形も無い。左手から土砂の上を通って上には抜けられるが、富士見台方面への谷道は使い捨て林道で潰された後に急速に薮化している。ここを突破するだけでミッション1つになる
856:林道脇にいつの間にか水場が出来ていた。山肌から直接出る地下水なので飲めるはず
856:林道脇にいつの間にか水場が出来ていた。山肌から直接出る地下水なので飲めるはず
859:13時を回ってやっと現場に到着。道筋も不明瞭なので土木工事が必要だが、まだその段階ですらない。ここから林道沿いに戻りながら道を開通するのがミッションの目的だが・・・
859:13時を回ってやっと現場に到着。道筋も不明瞭なので土木工事が必要だが、まだその段階ですらない。ここから林道沿いに戻りながら道を開通するのがミッションの目的だが・・・
860:使い捨て林道で下から斜めに削られた断崖を越える。石垣は3度に渡る酷暑中の単独作業で去年の6月に構築したもの
860:使い捨て林道で下から斜めに削られた断崖を越える。石垣は3度に渡る酷暑中の単独作業で去年の6月に構築したもの
862:去年の6月の最終到達ポイントで見た倒木はそのまま。もちろん退治する
862:去年の6月の最終到達ポイントで見た倒木はそのまま。もちろん退治する
863:長い枝がたくさん張っているのでなかなかすんなりと片付かない。切った枝を撤去するのも難儀する
863:長い枝がたくさん張っているのでなかなかすんなりと片付かない。切った枝を撤去するのも難儀する
865:細い倒木1本に3人で10分近く費やしてやっと突破
865:細い倒木1本に3人で10分近く費やしてやっと突破
866:倒木帯に当るが、一番邪魔になっている1本だけ片付けて先を急ぐ
866:倒木帯に当るが、一番邪魔になっている1本だけ片付けて先を急ぐ
868:最初の尾根を跨ぐポイント。正面は高ドッケへと続く尾根道。右から来て左に抜ける予定だったが・・・
868:最初の尾根を跨ぐポイント。正面は高ドッケへと続く尾根道。右から来て左に抜ける予定だったが・・・
867:時は既に14時を越え、下山に1時間はかかるので、下山予定を安易に15時としていたのが大失敗で、ここでミッション終了という事に。尾根を下って林道に出る事にする
867:時は既に14時を越え、下山に1時間はかかるので、下山予定を安易に15時としていたのが大失敗で、ここでミッション終了という事に。尾根を下って林道に出る事にする
869:尾根筋を真っ直ぐ下ると林道の断崖になるので、途中で以前下から薮刈りしてあった使い捨て林道に入る。苔むす靴は、片方だけ落とし物か、野生動物が盗んで持って来たのか
869:尾根筋を真っ直ぐ下ると林道の断崖になるので、途中で以前下から薮刈りしてあった使い捨て林道に入る。苔むす靴は、片方だけ落とし物か、野生動物が盗んで持って来たのか
871:定番の眺望スポットからの眺め。水蒸気で霞んでいて遠方は見えない。中央やや右寄りが八王子駅前
871:定番の眺望スポットからの眺め。水蒸気で霞んでいて遠方は見えない。中央やや右寄りが八王子駅前

装備

個人装備
折り畳み雑鋸 枝切り鋏 GPS(etrex30) GPS(GPSmap62s)
共同装備
大鋸(SILKY なたのこ60/33cm) 中鋸(ゴム太郎 プロ剪定鋸 240mm) 大鋏(ニシガキ工業 太枝切りばさみ 太丸 ミニ) 長鎌(千吉 アルミ柄ステンレス刈払鎌 195MM) 長鍬(浅香工業 草削り 象 151281) 片手鍬(浅香工業 幅広 300mm) ミニつるはし(浅香工業ホームピック小) アースジェット薮蚊用
備考 ミニつるはしがあれば、長鍬は(邪魔になるだけなので)持って行かなくて良かった

感想

往路で時間を取られ過ぎた事もあったが、基本的に計画段階のペース配分に無理があった。
復路は急ぎ足だったせいもあってか、下山ルートで膝が痛くなり、逆にペースダウン。
下山は15時には間に合わず、全般的なルートの整備という意味では進展もあったが、色んな意味で失敗ミッションだった。

反省点
・下山時間(=リミット)の設定が根本的に間違っていた。2時間足りない。
・初参加、特に八王子城現地初心者がいる場合、城址観光に当てる時間(1時間程度)を余計に見なければならない(城跡を知らないまま作業だけして貰う訳には行かない)。
・ルートを知らないメンバーが目の届かない先を歩いてはいけない。
・体力の無いメンバーがしんがりを歩いてはならない。最悪は無理をして体を壊す。

ミッションの進展を優先すると、随伴メンバーに作業参加して貰うだけでは(終了時間などの制約もあり)ほとんどメリットは無いので(持って行く装備の種類は増やせるが)、このレベルの「山行記録」を3日以内に上げてくれる人が一番有り難い。
それ以外は、マップなどのデータ編集、道具のメンテなど初心者に任せられるようなものがない。1回のミッションで事後処理の在宅作業が4〜7日程かかる。山行記録は写真の整理を除いても1日かかる。

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