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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

御嶽山 「田の原→御嶽山・剣ヶ峰→二ノ池 (ピストン)」

2013年06月23日(日) [日帰り]
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GPS
06:10
距離
8.7km
登り
970m
下り
965m

コースタイム

6:10 田の原・登山口 -
6:30 大江権現 -
7:25 富士見石 -
8:00 王滝頂上 8:10 -
8:35 御嶽山・剣ヶ峰 8:45 - (お鉢巡り)
9:50 二ノ池 10:10 - (トラバース道)
10:35 王滝頂上 -
11:10 富士見石 -
12:00 大江権現 -
12:15 田の原・登山口 (End)
天候 晴れ のち 曇り
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場;御岳スカイライン終点・田の原駐車場(無料, 100台以上)
コース状況/
危険箇所等
○ 田の原〜剣ヶ峰
登山ルートはよく整備されていて危険箇所なし。
※ 富士見石から9合目の間に雪渓が残っており注意。アイゼンは使わなかったが、特に下りは滑りやすく、装着した方が安全で楽だったかも。

○ お鉢めぐり
岩場は丸印や矢印があるが、ややわかりづらいところもある。ガス時は注意が必要だと思う。二ノ池への下りはややザレ気味なのでスリップ注意。

○ 二ノ池〜王滝頂上(トラバース道)
雪渓のトラバースが2箇所あった。アイゼンを使わなくても通過できたが、滑ったら止まらなそうな斜面なので注意。
田の原から鳥居をくぐってスタート。頂上は見えていますが、空は薄曇。
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田の原から鳥居をくぐってスタート。頂上は見えていますが、空は薄曇。
はじめは自然園の中のなだらかな道。正面に御嶽山が大きく構えます。
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はじめは自然園の中のなだらかな道。正面に御嶽山が大きく構えます。
大江権現から本格的な登りがはじまります。明治の初めまでは、これより上は女人禁制だったそうです。
大江権現から本格的な登りがはじまります。明治の初めまでは、これより上は女人禁制だったそうです。
樹林帯を抜けて徐々に展望が広がりはじめます。振り返ると中央アルプス(木曽駒あたり)。その後ろに見えているのは甲斐駒?
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樹林帯を抜けて徐々に展望が広がりはじめます。振り返ると中央アルプス(木曽駒あたり)。その後ろに見えているのは甲斐駒?
花はイワカガミぐらいしか咲いていませんでしたが、いっぱい。
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花はイワカガミぐらいしか咲いていませんでしたが、いっぱい。
山頂方面を見上げると、雲が切れて青空が見えてきました。
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山頂方面を見上げると、雲が切れて青空が見えてきました。
こちらのハイマツの中から「グワァ」という雷鳥と思われる鳴き声が聞こえました。探したけど、姿は見えず。
こちらのハイマツの中から「グワァ」という雷鳥と思われる鳴き声が聞こえました。探したけど、姿は見えず。
富士見石を過ぎてしばらくすると、雪渓が現れました。
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富士見石を過ぎてしばらくすると、雪渓が現れました。
アイゼンなしでも問題なく登れました。ただし、下りは滑りやすく、やや難儀しました。
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アイゼンなしでも問題なく登れました。ただし、下りは滑りやすく、やや難儀しました。
9合目の避難小屋から王滝頂上(山荘)を見上げる。もうひと登り。
9合目の避難小屋から王滝頂上(山荘)を見上げる。もうひと登り。
約2時間で王滝頂上に到着。ここから先は風が強く、けっこう寒く感じました。
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約2時間で王滝頂上に到着。ここから先は風が強く、けっこう寒く感じました。
神社の脇を抜けると景色が一変。緑はなくなり、火山らしい荒涼とした風景が広がります。中央の剣ヶ峰を目指します。
神社の脇を抜けると景色が一変。緑はなくなり、火山らしい荒涼とした風景が広がります。中央の剣ヶ峰を目指します。
奥の院に続く絶壁。谷の方では小さく噴煙が上がっているのが見えました。
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奥の院に続く絶壁。谷の方では小さく噴煙が上がっているのが見えました。
剣ヶ峰への最後の登りは、神社の境内の階段…。これがけっこう急でキツイ。
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剣ヶ峰への最後の登りは、神社の境内の階段…。これがけっこう急でキツイ。
御嶽山・剣ヶ峰に登頂。3067m。何気に初めての3000メートル峰の頂上でした。
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御嶽山・剣ヶ峰に登頂。3067m。何気に初めての3000メートル峰の頂上でした。
ニノ池を見下ろして。奥に乗鞍岳と北アルプスが見えます。
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ニノ池を見下ろして。奥に乗鞍岳と北アルプスが見えます。
乗鞍方面をアップで。乗鞍岳の右奥に槍ヶ岳から奥穂高、前穂高。左側は雲に隠れ気味だけど立山方面も見えていると思われます。
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乗鞍方面をアップで。乗鞍岳の右奥に槍ヶ岳から奥穂高、前穂高。左側は雲に隠れ気味だけど立山方面も見えていると思われます。
火口跡の一ノ池。これから外輪山のお鉢めぐりをして、ニノ池に向かいます。
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火口跡の一ノ池。これから外輪山のお鉢めぐりをして、ニノ池に向かいます。
御嶽山の西側はこんなに崩れているんですね。地獄谷に当たるのかな? 今なお活きている山ってことを実感。
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御嶽山の西側はこんなに崩れているんですね。地獄谷に当たるのかな? 今なお活きている山ってことを実感。
一度下って、外輪山のピークへ登り返します。
一度下って、外輪山のピークへ登り返します。
北西方面の眺望。手前の継母岳はなんだか惹かれるピークだけど、一般的なルートではない模様。麓の方にも山が連なっていますが…
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北西方面の眺望。手前の継母岳はなんだか惹かれるピークだけど、一般的なルートではない模様。麓の方にも山が連なっていますが…
雲の上に白山を発見。
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雲の上に白山を発見。
外輪山のピーク付近は岩場です。北アルプスを望みながら慎重に行きます。
外輪山のピーク付近は岩場です。北アルプスを望みながら慎重に行きます。
このあたりで唯一、咲いていた花。コメバツガザクラかな? 岩場で懸命に咲いている感じがしました。
このあたりで唯一、咲いていた花。コメバツガザクラかな? 岩場で懸命に咲いている感じがしました。
荒涼とした賽の河原とその奥に摩利支天、継子岳が続いています。今回は時間がなかったけど、
機会があったら歩いてみたいです。
荒涼とした賽の河原とその奥に摩利支天、継子岳が続いています。今回は時間がなかったけど、
機会があったら歩いてみたいです。
外輪山からコバルトブルーのニノ池に下ります。麓から湧いてくる雲もいい感じ。
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外輪山からコバルトブルーのニノ池に下ります。麓から湧いてくる雲もいい感じ。
ニノ池の畔にて。剣ヶ峰は賑わっていましたが、ここまで足を伸ばす人はそう多くなく、静かな時間が過ぎていきます。
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ニノ池の畔にて。剣ヶ峰は賑わっていましたが、ここまで足を伸ばす人はそう多くなく、静かな時間が過ぎていきます。
御嶽山は信仰の山。昔の人が極楽浄土を思い描いたのが、なんとなくわかります。
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御嶽山は信仰の山。昔の人が極楽浄土を思い描いたのが、なんとなくわかります。
帰りは剣ヶ峰を通らず、トラバース道で王滝頂上に抜けます。途中、雪渓を二箇所、通ります。
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帰りは剣ヶ峰を通らず、トラバース道で王滝頂上に抜けます。途中、雪渓を二箇所、通ります。
ふたつ目はちょっと距離が長く、滑ったら止まらないで下まで行っちゃいそうなので慎重に。
ふたつ目はちょっと距離が長く、滑ったら止まらないで下まで行っちゃいそうなので慎重に。
王滝頂上からはガスの中に入ってしまい、淡々と下りました。下の方ではガスを抜けて、田の原のゴールが見えました。
王滝頂上からはガスの中に入ってしまい、淡々と下りました。下の方ではガスを抜けて、田の原のゴールが見えました。

感想

■ 雲上の極楽浄土へ

梅雨の晴れ間を狙って、木曽・御嶽山に登りました。

天気予報では昼過ぎまで晴れマークが並んでいましたが、6時前に田の原の駐車場に着くと空は薄曇。それでも頂上はちゃんと見えているので、青空を期待してスタートしました。

樹林帯を抜ける頃には雲が切れはじめ、気持ちのいい山歩き。すっかり夏山の雰囲気でしたが、途中、雪渓が残っていました。背後に木曽駒など中央アルプスを眺めながら、順調に登って、およそ2時間で王滝山頂へ。

御嶽山の最高峰、剣ヶ峰へはもう少し。景色は一変して、火山らしい荒涼とした風景に。最後は神社の境内の階段を登り、3067mの頂上に。何気に初めての3000メートル峰の登頂でした。

いつの間にか南側はガスが上がってきており、北岳など南アルプスや富士山は見えませんでしたが、乗鞍岳や穂高連峰を眺めることができました。

ここからは火口跡の一ノ池を取り囲む外輪山をお鉢めぐりをしてニノ池に向かいます。ちなみに、お鉢めぐりの入り口は神社の社務所の脇を裏に回る感じで、知らないとちょっと分かりづらいかも知れません。外輪山のピーク付近は岩場なので慎重に。西側は雲が多めでしたが、雲の上に白山を眺めることもできました。

外輪山からコバルトブルーのニノ池に下ります。そこにはあるのは静かな空間。御嶽山は信仰の山。穏やかな時間が流れていて、昔の人が極楽浄土を思い描いたのが、なんとなくわかる気がしました。

※ ブログもぜひ↓
https://ridgeline-wind.hatenablog.com/entry/33294500

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