瑠璃渓〜天狗岩〜掃雲峰〜深山〜船谷山 周回


- GPS
- 06:06
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 852m
- 下り
- 850m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●瑠璃渓は遊歩道があり、スニーカーでも問題なし ●天狗岩〜掃雲峰〜深山 天狗岩、掃雲峰への登山口は別荘地を抜けていきます。登山道自体は、所々にトラロープや木段が設置されており、問題ありません。掃雲峰からP706(興山)までは尾根沿いで、「能勢電」なる道標に沿って行けば大丈夫です。ゴルフ場への下りは、どこを通っても行けそうな源頭部を進むため、かえって迷いそうになります。地形図にはない貯水池の右側を進んで、堰堤を越えれば林道があり、すぐにゴルフ場です。ゴルフ場の横の車道と林道をしばらく進みます。林道終点から山道をしばらく進んだあと、幅の狭いトラバースを避けようと左手の尾根に進み迂回しましたが、結局下りることになりかえって危険でした。このあと、ピンクのテープに誘導されて行けばよいのですが、少し急な斜面です。深山山頂の近くで林道に合流しますが、あちらこちらに分岐しており、あらぬ方向に行ってしまいそうになりました。GPSを頼りに道の無いところをショートカットしています。 ●深山〜三府県境(船谷山)〜瑠璃渓 まったく問題なく、案内表示もたくさんあります。お気軽ハイキングコースです。 |
その他周辺情報 | るり渓温泉は日帰り入浴可能です。施設内のレストラン「山桜桃庵(ゆすらあん)」は11時から18時までの通し営業です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
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感想
自宅から車ですぐに行けるところということで瑠璃渓・深山へ。せっかくなので天狗岩・掃雲峰を含めた周回にしました。
深山まではほとんど人にも会わず、落ち着いた雰囲気でした。天狗岩の上からは絶景でしたが、高度感が半端なく、立ち上がると足がすくみました。
打って変わって、深山山頂周辺は多くの人で賑わっておりました。景色はよいのですが、山頂から登山口までの道になんだか風情がないのが残念でした。かえって、深山山頂から三府県境までの間はとても風情がありましたので、次に深山に登る時は篠山側から登ってみたいと思いました。
車窓から山々を眺めていると、見事な藤の花が次々と目に飛び込ん
できた。近所の公園や住宅街で見る藤はすっかり色が落ち、卯月の
花暦の慌ただしさを嘆いていたところ。山の藤はその房を長くして
待っていてくれたのか。
パーキングには既に何台もの車があり、近くで気球ツアーが準備を
始めていた。大型連休の喧噪から逃れるように通天湖の横を抜け、
工事中の仮設階段をどんどん下りていくと、今度は水の賑わい。
「るり渓」の遊歩道は、渓流の左岸に続いていた。
渓谷の岩はどれもおもしろい形をしており、誘導される水もまた、
歓声を上げるように岩の上を転がったり飛び込んだりしている。
ところどころに名勝よろしく三文字熟語の名称が記されており、
なるほどと思うものもあればよくわからないものもある。
別荘地を抜けて掃雲峰登山道に入ると、木に「とら」あるいは
「とら とら」と平仮名で書かれた白いテープが巻かれていた。
何の暗号かわからないが、ほかにも同様の白テープが見える。
「とら」ではなく「FRAE…」のような綴りのテープを逆さまに巻いて
いるのも多かったが、白テープが見える度に「あ、とらテープが
あった」と繰り返すうち、天狗岩にたどり着いた。
天狗岩は、その形が天狗の顔だと言われればそう見えなくもないが、
岩の上に登って立ち上がりぐるりと一周見渡したとき、天狗気分が
ゾクゾクと湧き起こってきた。だから天狗岩なのかもしれない。
この気分は、岩にしがみついたり座っているだけでは味わえないだ
ろう。
掃雲峰を出たところで、「能勢電」と刻まれた小さめの標石を見つけ
た。それは、まるで丁石のようにしばしば山道に立っており、しば
らくは「能勢電、あった」と繰り返しながら706mの興山に到着。
そこから深山までは大した標高差ではないが、鹿の髑髏、幻の湖の
ような貯水池、牛蛙など、次々とミステリアスなアイテムに出くわ
した。そうなると、岩壁はトロールに見えてくるし、珍しく見つけ
た花は、棘だらけのハリエニシダ。ようやく深山らしいススキの原
に出たと思ったら、小さな栗のイガが忍者の撒菱のように散らばっ
ていた。
広々とした深山山頂は、天狗岩の上と同じ360度の眺望でも、
山頂に来たという実感が随分違うものだ。四方を囲む稜線はほとん
どが未知の山々だが、京都の愛宕山を認めたとき、胸の中で郷愁が
小さな音を立てたような気がした。
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