社家郷山・南ルート全制覇(キジ谷〜林間〜キレット〜樫ヶ峰)〜北山公園〜夙川
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 452m
- 下り
- 712m
コースタイム
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:27
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(帰り)北山公園から徒歩で夙川さくら道を経て阪急夙川駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
「社家郷山・キジ谷ルート」について (1)この谷は「社家郷山」の西側に位置しており、取り付きは「社家郷山キャンプ場」の広場の西の端にあるので、ここを横切って通過していく必要がある。取り付きにはでっかい道標が立っている。 (2)取り付き地点からすぐに幅広の上り道(北方向に延びている)に出るが、その道はルートではないので進まないよう注意。幅広の上り道を横切るような形でさらに西へ進むと、狭い木の階段道があるのでそこを進むこと。 (3)谷に降りるまでの間の山道は以前よりも整備が進んでいたのが朗報。木の階段が目視でしっかり確認できるようになっていたので、そこを辿って行けばほぼ迷うことはないだろうという状態。ところどころに赤色の木製案内板やテープマーキングが残っているのでそれらも参考にすれば大丈夫。 (4)後半の登りは沢の中や沢のすぐそばの踏み跡を歩くことになるが、沢の中でも石ころや落石が散乱しているので歩きづらい。動く石も多いので転倒に注意。 (5)沢を上る途中で、3箇所ほどロープや鎖が付けられた急斜面がある。最近新たに付け直されているものなのでしっかりしていて安心。遠慮なく頼れば良い。 <2018年04月05日の山行記録はコチラ> http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1420959.html <2018年08月11日の山行記録はコチラ> http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1551641.html 「社家郷山・林間ルート」について 今回は下りで利用。西三ツ辻から南へ入り、双子岩を経由して下っていく。社家郷山に付けられた尾根道の中では最も歩きやすい安全なルートなのだが、下りでは手掛かりの少ないザレた急斜面を行くことになってしまうので、くれぐれも慎重な足運びが必要になる。 <2018年04月10日の山行記録はコチラ> http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1425635.html <2018年07月15日の山行記録はコチラ> http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1525139.html <2019年07月21日の山行記録はコチラ> http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1938412.html <2020年08月01日の山行記録はコチラ> http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2469965.html 「社家郷山・キレットルート」について 大変幅の狭い岩場交じりの急な斜面が続き、河原から東三ツ辻へと登り詰める。慎重に登れば大丈夫だが、油断して足の置き場を間違えないようにだけ注意。ルート本線上からは外れているが、キレット展望台へ行き来する道は以前よりもはっきりしっかりしている感じがした。 <2018年02月04日の山行記録はコチラ> http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1374466.html 「樫ヶ峰ルート」について 樫ヶ峰の山頂と社家郷山エリアの東端を繋ぐ。今回は下り利用だが、基本的に一本道なので迷うことはないが、下り始めの最初のうちは岩交じりの急斜面が連続するので転倒しないよう要注意。また下部のほうで電線鉄塔が出てくるが、その鉄塔を囲んでいる柵のところ迄行ってしまうと道がなくなる。分かりづらいが、鉄塔の直前右手に直角に続きの下り道が付いているので見落とさないように注意すること。社家郷山エリアの東端まで下ってくると進路が池のようになっていてそのままでは進めない。ここでは大きく北へ迂回して回り込むようにして車道へ出る道を探すこと。 <2017年08月26日の山行記録はコチラ> http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1239746.html 「樫ヶ峰の山頂」について 樫ヶ峰の山頂とされるピーク地点は山のほぼ中央にある。ちょうど中央付近の木々の合間にほんの少し盛り上がった場所があるが、そこが山頂だ。国土地理院地図にもピーク地点の明確な記載があるが、まさに山の中央に位置する。 『社家郷山』と刻まれた石柱が山の北西端の少し広くなった場所に埋めてあるので、そこをピークの山頂と勘違いする人が居るようだが、それは誤りである。そこは単なる通過点であって山頂ではない。この石柱から10mほどさらに東へ行ったところの太めの木の立つ周辺が本当の山頂だ。この山に不案内な人が石柱のところを山頂だと思い込んでしまって、山頂を示す巨大な案内看板を本当の山頂の場所からわざわざ移動させてしまっている状況(5月3日時点)なので、ここを訪れる際はうっかり間違えないように。国土地理院地図と現在位置を照合確認すれば正しい位置は分かるので勘違いしないようにしたい。 巨大な案内看板は元々は本当の山頂ピーク地点にちゃんと立ててあったのだが、前述のようにどこからかやって来た何者かが勝手に移動させてしまっている。こういうことは最近2〜3年の間に何度かあったのだが、その都度有志がちゃんと元のピーク地点へ戻してくれていた。然し今回再訪してみるとまたも石柱の付近に移動されていたのだが、そういうことをするのは本当に止めてほしいなあと思う。 |
写真
装備
個人装備 |
通常のトレッキング靴のみ
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感想
今回は同行者との山歩き。近場だがあまり人が来ないであろうルートを複数組み合わせて歩くことを考えて思いついたのが、今回のコース。
「社家郷山〜樫ヶ峰」の一帯は六甲山系の主要ルートからは谷筋一つ離れているので、もともと人は少ない。ルートも南北に複数開発されているので、幹線となる展望ルート以外で人に会う確率もかなり低いし、ルートによっては皆無のこともある。さらに社家郷山キャンプ場はGW中は完全休業中なので、それ目当てのファミリーや子連れ集団は来ない。ということでこの時期の運動不足解消・体力維持、フレイル回避としては最適と判断。結果尾根筋で1人、稜線上で2人組とすれ違っただけで、ほぼ貸し切り状態の山行となった。
「社家郷山〜樫ヶ峰」の南側斜面にある4つのルートの一気制覇を果たした。山自体がコンパクトなのでそれが1日かからずに実現可能なのが嬉しい。なかでも楽しいのは「キジ谷」で、小規模な谷ながらも六甲山系の谷筋に特徴的な風景と遡行を味わうことが出来る。水の流れも常にあるので枯れ谷の遡行ではないのも良い点だ。道標は少なくてもマーキングや案内板、鉄の鎖やロープなども設置されているので安心感もある。初心者でも歩ける谷。
「キレットルート」は途中のキレット展望台に寄り道するのがお薦め。ここからの景色は、社家郷山の稜線上である「馬の背」から見るのとまた少し違った角度と印象になるので立ち寄らない手はないと思う。
「樫ヶ峰」の山頂は山のほぼ中央で、国土地理院地図にもピーク地点の記載がある。『社家郷山』と刻まれた石柱が埋めてある場所がピーク地点だと勘違いする人が居るようだが、そこをピークと思う人は多分大雑把にしか地図が読めてない人なんだろう。本当のピーク地点はそこからおよそ10m程東の場所とされているはず。最近ここ数年で気になるのは、もともと正しい山頂の位置に設置されていた巨大な案内看板(木製標識)を、この石柱の付近に勝手に移動させている人がいること。かなり重くて大きなものなので一人では運びづらいぐらいのものなのだが、どう見ても意図的だから何だか悪質さを感じる。思い込みによる冷静さを欠く独善的な行動は本当に怖い。本人は良いことでもしている積もりなのだろうか。自分の思い込み通りの姿になっていないと腹が立って辛抱できずに実力行使に走るのかも。まあとにかく理由は良く分からないのだが、迷惑というかやっぱり怖い。私の知り得る限りではもう随分前から正しい山頂の位置に巨大な案内看板が設置されていたのを記憶しているから、石柱のある場所は違和感大だ。例えて言えば六甲最高峰の標柱を南東のケルンの場所へ移すようなものだ。誰が動かしているんだろう・・・。
「社家郷山〜樫ヶ峰」を歩いた後は、引き続き延々と徒歩で北山貯水池経由で北山公園内を南下。北山貯水池周辺にはいつものように人出があったし、北山公園内ではさすがに何組ものハイカーと擦れ違った。それはまあ予想の範囲内で驚きはなかったが、この日一番驚いたのは銀水橋から阪急夙川駅に至る区間の夙川公園(夙川上流緑道〜夙川さくら道)の人の多さだった。晴れた休日だったが、武漢風邪の流行以前の普段の休日と何ら変わりない混雑ぶり。一般の人は意識せずとも何となく感じ取っているモノにもとづいて判断をしているんだろうなと感じた。
山歩き帰りの「双葉温泉」は二度目。開店直後の第一陣とその次の第二陣がちょうど重なるタイミングで入館してしまったので混雑していたが、着替えでぐずぐずしているうちに空いてくれた。ここの天然温泉のお湯は良いね。やっぱり山歩き帰りは風呂でさっぱりしてから気持ち良く帰りたいな。今は一時休業中の温泉が多いので困りものだけど。
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