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Yamareco

記録ID: 314221
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

石転び雪渓から北股、門内岳

2013年06月22日(土) 〜 2013年06月23日(日)
情報量の目安: A
都道府県 山形県 新潟県
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yamano-kami その他3人
GPS
29:30
距離
16.5km
登り
1,819m
下り
1,803m

コースタイム

6/22
 06:40 飯豊山荘
 07:45 うまい水     07:55
 09:00 石転び沢出合い  09:05
 13:00 梅花皮小屋  (小屋泊)
6/23
 06:00 梅花皮小屋 
 06:30 北股岳山頂 06:35
 07:25 門内岳山頂 07:30
 08:00 扇の地神(梶川尾根へ)
 08:40 梶川峰   08:50
 12:10 飯豊山荘

 
天候 6/22 曇り&ガス
6/23 ガスのち曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小国町の飯豊山荘付近の駐車場を利用。
いくつかに分散していますが、混雑していても、
満車はないでしょう。
コース状況/
危険箇所等
 梅花皮沢の残雪は豊富で、残雪道に入ると、そのまま石転び、門内沢出合い
までつながっている。
 石転び雪渓は、出合いから見上げると直ぐ稜線に辿りつきそうだが、これが
遠近法というか錯覚と言うか、悲しいかな3時間以上はかかります。
 今回、休憩地点で大車輪のように転がる石を見たが、恐ろしいの一言であっ
た。雪渓上ではあまり休憩を取らず、ゆっくりと少しずつ歩くことを推奨する。
 中腹の中ノ島からは意識的に左へトラバースすること。直進すると、北股側
へ行ってしまい、最後は恐ろしいほどの急坂になる。要注意だ。
勿論、アイゼン、ピッケルは必携です。アイゼンも前爪付がベストだ。
 縦走路は快適に歩けるが、梶川尾根は残雪もあり、分岐点を見落としがちだ。
分岐の標は、雪の中なので、僅かに出ている頭部を見逃さないこと。
 梶川尾根は、所々残雪の急斜面はあるが、アイゼンは不要で、注意して歩け
ば問題ない。ただ、聞きしに勝る急下降なのでペース配分は慎重に。

下山後は勿論温泉。飯豊山荘、梅花皮荘、川入荘、泡の湯の温泉がある。
どれも風情があって良いが、少し遠い泡の湯は情緒もあり、一度は尋ねてみたい。
ここからスタートです。
ここからスタートです。
うまい水だそうです。
うまい水だそうです。
左側が石転びです。
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左側が石転びです。
振り返って。このあたりは
まだ傾斜が緩い。
振り返って。このあたりは
まだ傾斜が緩い。
北股沢方面。
振り返って。
だんだん急です。
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振り返って。
だんだん急です。
北股岳方面。
石が多いです。
注意しないとね。
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石が多いです。
注意しないとね。
梅花皮小屋付近
のウスユキソウ。
5
梅花皮小屋付近
のウスユキソウ。
ミヤマキンバイ
快適な小屋です。
特にトイレが道の駅
なみの清潔さ。
快適な小屋です。
特にトイレが道の駅
なみの清潔さ。
シラネアオイ。
北股岳です。
ガスです。
北股岳です。
ガスです。
門内岳。
ガスです。
門内岳。
ガスです。
梶川尾根に入った
すぐの平坦地。
梶川尾根に入った
すぐの平坦地。
ヒメサユリ。
石転び雪渓を中央に
飯豊の主脈。
10
石転び雪渓を中央に
飯豊の主脈。
石転び雪渓UP
ギンリョウソウ。
3
ギンリョウソウ。
エブリサシ岳UP

感想

 久し振りの石転び雪渓。生憎のガスで稜線への方向を間違い、僅かに北股
側に上がってしまい、大変な目にあってしまった。45度以上はあろう雪渓を
下降気味にトラバースするのは中々大変なことで、一旦クライムダウンで下
り、ほど良いところでトラバースを敢行。無事に梅花皮小屋に到着した時は
生きてて良かったとさえ思えるほどだった。
 山ガール、山ボーイ全盛の登山界にあって、一般にこのように呼ばれる人
達が極めて少ないのが飯豊連峰だ。いくつもある入山コースで楽なものは一
つとしてない。特にこの石転び雪渓や梶川尾根は、難易度、体力度はトップ
クラスで、見た目の優雅さより確実な一歩が要求される。小屋も基本的には
無人小屋で、「自分のことは自分で」と言う当たり前ことが当たり前に求め
られる。もっともこれらが実践できて初めて山ボーイ、山ガールと呼ばれる
人種から山男、山女に変わるのだろう。
 しかし、山男、山女になった登山者に飯豊は文字通り豊かな世界を見せて
くれる。細々した岩の峰が並ぶ日本アルプスに比べ、頬ずりしたくなるよう
な優しい山並みは心を豊かにし、優しい気持ちにさせてくれる。だから山男
、山女はまた飯豊を訪れるのだろう。東北アルプスはあなたを裏切りません。

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