富士山の反対側、黒岳


- GPS
- 04:19
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 817m
- 下り
- 957m
コースタイム
天候 | 曇。富士山見られず。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
なぜ山に登るのか、それはふもとに温泉とビールがあるからだ。というわけで、今回は富士桜高原麦酒を目当てに河口湖北にある黒岳に挑戦しました。
新宿から高速バスで2時間弱、そこからスムースに乗り換えて無事出発地点の三ツ峠入口へ。なお、高速バスは休日に富士急ハイランド目当ての臨時便が出るので、前日でも簡単に予約できました。
上りも下りも結構な急勾配です。登山初心者卒業向けというのもあながち的外れではなく、蛇行しながらもかなりきつい。御坂茶屋までほとんど平坦な場所はありません。それでも楽しく登れるのは植生が豊かなことと、広葉樹林であること。謎のきのこや可憐な花、生い茂る緑が豊かで周囲を観察しながら登りたくなる。そして広葉樹林であることで、地面がとてもやわらかい。杉の多い奥多摩などでは根っこが露出して硬い地面の足がかりになっていることを改めて認識させられました。雨が降ったら滑りやすくて大変かもしれませんが、登坂当日は適度な湿り気があり、気持よく登れました。
市販の地図では御坂茶屋付近に「トイレあり」と記載されていますが、扉も壊れていて故障しています。ここまで来ると尾根沿いに移動する感じで勾配はだいぶ緩やかになります。このあたりからすずらんと思しき白い小さな花を見かけるようになります。
黒岳頂上は看板があるだけで周囲を木々に囲まれているため、頂上という実感がわきませんが、それでもきつい上りを終えた心地よさがあります。そこから少し南下すると展望台に出て、ここからの眺めは晴れていれば最高です。しかし、当日はたくさんの雲が広がっており、特に富士山の中腹からはすっぽりと覆われてしまって、美しい眺望をのぞむことはできませんでした。
下りは温泉天水に向かう「至広瀬」の看板を追っていきます。土が柔らかくクッションになるとはいえ、やはり勾配がきついので膝への負担が大きい。途中ロープがあるところでは本当に救いになります。途中では山椒の実がついていて良い香りがしました。秋になると紅葉などでまた美しさが変わるかもしれず、再度登ってみたくなる山です。
這々の体で山を降りると、そこには温泉天水。15時前ということもあるのか、とにかく空いていて湯船に入っている間はほぼ貸切。内湯はかなり熱いですが、露天風呂は広くてちょうどいい温度。加温していない源泉に浸かると確かに肌がびりびりしてきて、何か効果があるように感じられますが、30度くらいなので夏だけのお楽しみかもしれません。
駅までは路線バスで、そこからメインイベントの富士桜高原麦酒が呑めるというシルヴァンズへ。残念ながらバスがない時間になってしまったためタクシーで。2000円もかかるのでもうちょっと交通アクセスの改善を望みます。また、夕方の開店という17:30より前に着いてもすんなり入れてしまい、そういうことならもっと早めに来てゆっくりできたのに、と料理以外のところで少し不満。しかし、ビールと料理はすばらしいです。ビールはその前に少し飲んでいたこともあり、ピルスとヴァイツェンでおなかいっぱいに。料理はソーセージ、ムール貝のビール蒸し、辛い野菜スパゲティなど、ビール屋さんならではの料理に満足しました。普段はほろほろになって出されるアイスヴァインは、ここではしっかりした肉塊で食べごたえがあります。ハーフで頼めるのも少人数には嬉しい配慮。だからこそ、もうちょっと駅の近く、夜でもバスが普通に運行している場所に作って欲しいものです。
河口湖の周囲はだいぶ賑やかなので、次はちがうレストランでおいしい料理をいただくために黒岳に挑戦します。
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