鳥海山(七高山)「強風に耐え、良質バーンにシュプールを描く」猿倉滑走
- GPS
- 07:39
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,464m
- 下り
- 1,449m
コースタイム
天候 | くもり後 昼から晴れ 強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【猿倉コース】 猿倉コースとは書いたが、どこでも登れそうなので登山道沿いではなく、やや左よりを進んだ、特に急坂はなく緩やかな傾斜が続く。 またこの日は風が強く、アラレ交じりの強風が顔に当たったり、何度も耐風姿勢を取ることになった。風を凌げるところは少なく、2000m付近だけが何故か風が弱く安息の地になった。 標高2000m付近から傾斜が強くなる、クトーを装着して登ったが所々滑ることも多く、ジグを切って登り詰めた。 七高山直下だけはアイスバーンだったが、すぐ下は良質な雪質で気持ち良く滑ることができた。2000m〜1300m付近まで一面良質な雪のバーン、そこから下は所々ストップ雪が混じるようになった。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉 フォレスタ鳥海 入力料:400円 L)maniさんの変換ミスか(笑) 400円で何を入力するのかね? 法体園地キャンプ場 無料の河川キャンプ場、トイレ、炊事場もキレイ。 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
スキー板
シール
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感想
今年のGWは、2泊3日の日程で鳥海山へ山滑走。
3日に山麓のキャンプ場に前泊し、4日は猿倉コース、5日は祓川コースを滑走する予定である。
当初の予定では単独行だったが、3日の夕方、maniさんがGWなのに暇してる、と言う連絡があったので声かけたら、その日の夜にキャンプ場へと訪れた。
何とも、反応の良いヤツである(笑)
そんな訳で、4日の猿倉コースはmaniさんと共に七高山を目指す事となった。
4日の鳥海山の天気は、午前中は荒れ気味で、午後から晴れるとの予報。
7時半頃に猿倉登山口から出発するも、麓は晴れているのだけど、山の上の方は雲で覆われており、時折、強い風が吹き付ける。
山頂から滑走するのは絶望的な状況であるが、私が鳥海山を訪れた日は大抵晴れる。
己のジンクスと午後には晴れるとの予報を信じて、午後0時を登頂目標とし時間調整しながら進んで行く。
予報通り、午後に差し掛かると山頂の雲は消え始め、好天の兆しが見えてきた。
だが、依然として風は強く、午前中より大分弱くはなったものの突風じみた強風に時折に煽られ倒れそうになる。
この日はGW中、最も天気の良い日である為か人出は多く、最後の七高山への登りでは多くの方々が山頂目指して登っていたが、強風に煽られ倒れる人や、風で荷物を飛ばされてしまう人を多数見かけた。
かく言う我々も無事では済まず、登りの最中にmaniさんはクトーの片方を失くしてしまうというトラブル発生。
まぁ、これは強風とは全く関係の無いトラブルではあるが…
chicken_man氏から頂いたという、形見のクトー(まだ生きてます)を紛失した事で気分は沈み、沈痛な面持ちで我々一行は七高山へと登頂した。
だが、天気と共に、気分も晴れる。
七高山東斜面の滑走を終え、クトー捜索の為、もう一度登り返そうとしていた時、
件のクトーを拾ったというスキーヤーの方にお会いし、無事、手元へと戻る。
雪の上では目立たないシルバー一色の物である為、見つけるのは困難だと思っていたが、なんとも我々は運が良い。
見つけて下さったスキーヤーの方には、感謝感激雨アラレである。
さて、クトーは見つかった、となると登り返す必要は無くなってくるのだが・・・
シール貼って登行準備してしまったし、どうせなら2本目も滑ってしまおう。
トラブル解決して頭の中がお花畑になってしまった我々は、意気揚々と再び七高山へと登り、東斜面2本目の滑走を行う。
そして、そのまま猿倉コースへと突入し、何処までも続くような広大な斜面を満喫する。
雪質はとても良く、下の方になるとややストップ気味にはなってきたが、それ程、気にならない。
午前中は雲に覆われていた鳥海山だが、その頃にはすっかり雲は取れ、美しい三角形のたおやかな山容が眼前へと聳え立つ。
その絶景を背景に滑走するmaniさんは、まだBC初心者とは言え、まるで一人前のスキーヤの様。
時折、「ほう、やるではないか。」と、感心してしまうようなターンも見せ、なかなか楽しませてくれる。
まぁ、背景が良いからそう見えるだけ、かもしれんがね(笑)
スキーヤーの聖地とも言われる鳥海山。
そんな錯覚をしてしまうのも、その山が魅せる魔力によるものなのかもしれない。
そして、その魔力に惹かれた者が、また一人。
この日、新たに生まれたようである。
今後のmani氏の鳥海山での活躍に、期待したい。
GWは天気が悪く、家でゴロゴロ。晴れそうな4日だけ月山に滑りに行こうかと考えていた所、Luskeアニキから板をもって鳥海へ来なさいと連絡が入る。ただ気づいたのが夕方、今から行くか?やめるか?と迷ったが、暇を弄ぶよりは全然いい、不安はあったが鳥海へを車を走らせた。
翌朝、猿倉登山口より出発、山頂付近はガスに覆われていた。予報では午後から雲は取れるらしいので時間を調整しながら登って行く、この日は強風でアラレが舞い顔に叩き付けられとても痛い。またこの強風で転倒するスキーヤーも多く見られた。
傾斜が強くなる前、この間chicken_manさんから頂いたクトーを初めて装着して登っていたのだが、気が付くと片方がなくなってる!?初クトーだったのにいきなり無くすか〜〜〜俺〜〜。無くして凹んだがまずはともあれ七高山のピークに登頂。
さて問題の滑走、前回の肘折コースでは全く思うように滑れず落ち込んでいたのだが、あれ以外と滑れるぞ?しかも初心者の俺でもわかる、これは良い雪質だ!
西斜面を下った所で休んで居ると、親切な方がクトーを拾ってくれていて諦めていたクトーが無事帰って来てくれました。これでテンションが上がってしまいもう一度七高山まで登り再び滑走。そこからも良質なバーンが続き滑走の楽しさに酔いしれることになった。
初めての鳥海山BCでしたが、スキーがこんなに楽しいと思えるのは今までなかった。山スキーのメッカと言われるだけありますね。BCのシーズンも終わろうとしていますが、まだまだ滑りたい欲求が高まってしまいました。今シーズンもう一回は鳥海へ行きたくなってしまいました。
コメント
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皆さん何処へ行っているのかと考えながら灌木と格闘していました。
この様なレコを見るとスキー始めようかとまたまた悩んでしまいます。それにしても、maniさん上手くなったような気がしますね〜
北蔵王縦走お疲れ様です
鳥海は流石にまだ灌木との格闘はありませんでした。
今回はザックが軽かったからバランスがとりやすかったのかもしれません
肘折ではもう全く滑れませんでしたので…
スキー始めちゃいましょう〜来年、中島台から鳥海登って一緒に滑り降りましょう!
ほほう、またお悩みですか。
そのように言われますと、レコを上げるモチベが上がりますな(笑)
これからもshinonさんを悩ませ、そして、何れは山スキーの道へと連れ込むべく、滑走の記録を上げ続けて行きたく思います
マーニー上手くなっちゃってる?
いくら鳥海山だとしても、そこはなんとかボーゲンでやり切って欲しい(ノД`)
最近は山での辛い登りの際には、マーニーだってボーゲンで頑張ってる!と自分を奮い立たせていたのに…。
Luske先生と一緒に滑っていればあっという間に上手くなって当然なのかな。なんかさみしいなぁ(笑)
俺のボーゲンがちーさまの登る活力になっていたとは…
大丈夫です、写真は撮られていないようだが、まだ盛大にコケていますから(笑)
ボーゲンからパラレルへの道は厳しいです
肘折の時よりも荷物が軽く、滑りやすい雪質だった、という理由はありますが、確かに上手くなってますね〜
でも、動画ではカットしてますが、所々で転んでますのでその点は御安心ください
今季のスキーシーズンは、そろそろ終わりが見えてきましたが、どこまで上達するか楽しみであります。
さて、今の雪質では滑れても、果たして来期、新雪のパウダーになった時、どのような反応を示すやら。
それもまた、楽しみなところです
トウモロコシいいですなぁ
戻ってキャンプに参加すればよかったか。
今でも心残りです。
少し寒かったけど、風は穏やかで良いキャンプだったよ〜
次回は、ぜひ、御参加下され
焚火がなければ寒かったかもしれませんな。
トウモロコシもいいですが、肉が旨かった
今度、キャンプだけでも私は一向にかまいませんよ
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