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Yamareco

記録ID: 3161282
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
氷ノ山

あれ? こんなはずでは… 荒れ気味だった扇ノ山登山道

2021年05月08日(土) [日帰り]
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体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:35
距離
6.5km
登り
559m
下り
557m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:10
休憩
0:26
合計
2:36
11:39
16
スタート地点
13:02
13:16
40
14:15
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口まで林道は繋がっているのだが、倒木や残雪で通行困難。春先だけなのか、通年こんな感じなのかはわからないが、不安な場合は手前の「ふるさとの森」という施設付近に駐車したほうが無難かも。
コース状況/
危険箇所等
危険な場所は特にないが、一部登山道が薄くなっている。倒木なども放置されていて著名な山のわりには荒れ気味だと感じた。
登山道へ向かう林道は途中で倒木によって塞がれていた。前を走っていた地元車と見られる軽トラ軍団は脇を無理やり抜けていったが…やめておこう。このあと長距離を走って帰らなければならないのだ。
登山道へ向かう林道は途中で倒木によって塞がれていた。前を走っていた地元車と見られる軽トラ軍団は脇を無理やり抜けていったが…やめておこう。このあと長距離を走って帰らなければならないのだ。
自動車によるアプローチを諦め、徒歩にて登山口へ向かう。路面は若干荒れている。春だからか、それとも通年に渡ってこんな感じなのか。
自動車によるアプローチを諦め、徒歩にて登山口へ向かう。路面は若干荒れている。春だからか、それとも通年に渡ってこんな感じなのか。
林道脇の斜面から滝が一条落ちていた。サラサラという水音が心地よい。
1
林道脇の斜面から滝が一条落ちていた。サラサラという水音が心地よい。
うーん、歩くとなると長いなぁ。時刻はすでに正午近くになっている。あまり余計な時間がかかるのは困るのだ。
うーん、歩くとなると長いなぁ。時刻はすでに正午近くになっている。あまり余計な時間がかかるのは困るのだ。
20分ほどの林道歩きで登山口に着いた。先程見た軽トラの姿は無い。登山をしにきたわけではなかったようだ。人の姿もない。入山者は我々だけ…なのか?
20分ほどの林道歩きで登山口に着いた。先程見た軽トラの姿は無い。登山をしにきたわけではなかったようだ。人の姿もない。入山者は我々だけ…なのか?
登山道に入ってすぐに感じたのは「踏み跡が薄い」ということだった。一度架けられた橋が落ちたらしいが、再建されたのは頼りない丸木橋。
登山道に入ってすぐに感じたのは「踏み跡が薄い」ということだった。一度架けられた橋が落ちたらしいが、再建されたのは頼りない丸木橋。
道標はことごとく落ちるか、地面に倒れ伏していた。なんとなくこの道の今の立ち位置がわかった気がする。
道標はことごとく落ちるか、地面に倒れ伏していた。なんとなくこの道の今の立ち位置がわかった気がする。
それでも植林地を過ぎると道は幾分明瞭になった。ここより下の道が不明瞭なのは枝打ちの残骸や倒木などが放置されているからだ。
それでも植林地を過ぎると道は幾分明瞭になった。ここより下の道が不明瞭なのは枝打ちの残骸や倒木などが放置されているからだ。
急な階段を登り尾根に出ると道は「登山道」の面目を取り戻したようだ。景色こそ平凡だが、ちゃんと登山道の形と雰囲気が備わった道になった。
急な階段を登り尾根に出ると道は「登山道」の面目を取り戻したようだ。景色こそ平凡だが、ちゃんと登山道の形と雰囲気が備わった道になった。
標高が1000mを越えると少しずつ上空が明るくなってきた。常緑樹の森を抜け、春まだ浅い落葉樹の林となった。
標高が1000mを越えると少しずつ上空が明るくなってきた。常緑樹の森を抜け、春まだ浅い落葉樹の林となった。
おや? なんだか視界が霞んできているぞ。今日は一応終日晴れ予報なんだが…。
おや? なんだか視界が霞んできているぞ。今日は一応終日晴れ予報なんだが…。
登山道の状態も再び怪しくなってきた。左右から灌木が枝を延ばして行く手を遮り、地面はドロドロに泥濘んでいる。つい先日まで雪に覆われていた感じがする。
登山道の状態も再び怪しくなってきた。左右から灌木が枝を延ばして行く手を遮り、地面はドロドロに泥濘んでいる。つい先日まで雪に覆われていた感じがする。
ついに両側から笹がその触手を伸ばしてきた。藪こぎというほどのことはないが、ちょうど顔のあたりに笹の葉がバシバシ当たって不愉快極まりない。
ついに両側から笹がその触手を伸ばしてきた。藪こぎというほどのことはないが、ちょうど顔のあたりに笹の葉がバシバシ当たって不愉快極まりない。
周囲と比べて一段高くなった場所に人工的な物のシルエットを見つけた。小屋…か? だとすると、山頂は近いはず。
周囲と比べて一段高くなった場所に人工的な物のシルエットを見つけた。小屋…か? だとすると、山頂は近いはず。
バサバサと笹を掻き分け…というのは大げさだが、息苦しい登山道から広々とした山頂広場に飛び出た。山頂には数名の登山者が憩っていたが、どうも別の道から来たらしい。
2
バサバサと笹を掻き分け…というのは大げさだが、息苦しい登山道から広々とした山頂広場に飛び出た。山頂には数名の登山者が憩っていたが、どうも別の道から来たらしい。
山頂からの眺めは一方向のみ。それでも午前中に登った氷ノ山を眺めることができた。この景色を眺めなら一服する。
山頂からの眺めは一方向のみ。それでも午前中に登った氷ノ山を眺めることができた。この景色を眺めなら一服する。
帰りも同じ道をたどる。笹や泥濘に戻るのは少々憂鬱だったが、登りよりは重力を味方にして一気に突破できる。
帰りも同じ道をたどる。笹や泥濘に戻るのは少々憂鬱だったが、登りよりは重力を味方にして一気に突破できる。
不快な部分を突破してしまえば、あとは淡々と下っていくだけだ。道が不明瞭な場所も、一度通った場所であればあまり迷いはなく歩くことができる。
不快な部分を突破してしまえば、あとは淡々と下っていくだけだ。道が不明瞭な場所も、一度通った場所であればあまり迷いはなく歩くことができる。
無事に登山口まで下りてきた。
ここから15分の林道歩きで車に戻れる。
無事に登山口まで下りてきた。
ここから15分の林道歩きで車に戻れる。
ただいま、ジム爺。
これにて2021中国地方遠征は全て終了である。
ただいま、ジム爺。
これにて2021中国地方遠征は全て終了である。

感想

午前中に氷ノ山に登った我々は、その余勢をかって近くにある扇ノ山も登ってしまうことにした。ただしそのためにはコースを選んで登るなどといった悠長な事は時間的に許されなかった。必然的に、氷ノ山の登山口から一番近いコースを選択することになった。
事前調査では他のコースに比べてレポートが圧倒的に少なく、その記述もサラッとしたものであることが多かった。とくに険しいだの厳しいだのという記述は見られなかったので、それほど警戒せず入山したのだった。
ところが、現地に行ってみると林道は通行止めだわ、登山道の整備状況は悪いわ、景色も今ひとつだわで、正直なところあまり印象に残っていない。利用者も少なそうだ。
歩いている時はほとんど人に会わなかったが、山頂では別コースから登ってきたと思われる家族連れなどが楽しそうに弁当を広げている景色に遭遇。おそらく中国自然歩道に選定された他のコースは、我々が辿ったコースより状態が良いのだろう。失敗した。
とりあえず登頂には成功したが、なんだかやっつけのような登山になってしまった。もし次に機会があれば、今度は別のコースから登って扇ノ山の印象を良いものへと上書きしたいものだ。

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