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記録ID: 31670
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積雪期ピークハント/縦走
大雪山

原始ヶ原→トウヤウスベ→下ホロカメットク山→トムラウシ山→トムラウシ温泉

1990年12月31日(月) 〜 1991年01月07日(月)
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nezzrow その他6人
コース状況/
危険箇所等
原始ヶ原→トウヤウスベ→下ホロカメットク山→トムラウシ山→トムラウシ温泉

1990/12/31〜1991/1/7(8-0)

L:古川浩司(5)AL:石橋英二(5)M:鈴木修司(4)、石崎啓之(1)、小倉憲悟(1)、塩野義(1)、山崎吉之(1)

12/31 曇りのち晴れ 布礼別(9:20)→原始ヶ原 C1(15:00) 秋雲橋までスキーをひっぱっていく。やはり、雪が少なく二の沢とその前後の雪崩はまったく気にならない。三の沢は橋を渡らず上をいった方が早いだろう。

1/1 曇り−8℃ C1(7:00)→Co1038(8:15〜45)→トウヤウスベ(9:30〜50)→Co1083(10:15〜11:20)→シーソラプチ川左岸Co1020 C2(13:20)

ラッセルは靴上くらい。Co1083に荷物を置いてトウヤウスベをアタック。トウヤは上部でタンネが疎らでピークは白いので,ビンビラ(吹雪)だと行けないだろう。下りは楽しいスキーのはずだったが、ブッシュが多く、雪が重く面白くなかった。シーソラプチ川の手前の沢の真ん中の水線の沢は口を開けていて倒木を渡った。シーソラプチ川はCo1010ぐらいをスノーブリッジで渡る。焚き火をして正月を祝う。

1/2 雪とガス 谷の通過 C2(6:20)→下ホロのコル(9:20〜10:55)→下ホロ(12:45〜13:00)→コルC3(14:15)

一の沢に当てて沢の方向が変わるあたりからコルを目指していく。ラッセルはすねぐらいで気温が高く手がぐちょぐちょになる。コルの白くなる手前にテントを立てて下ホロアタックへ。Co1400まで行かないうちに木はなくなり、あとはパヤパヤとしたカンバとハイマツ地帯。雪面はクラストしていて、どっさり雪がついたら雪崩そうな斜面である。Co1580までスキーで上がった。そこから上は結構硬い。久々にアイゼンをはいてピークまで。下りは Co1400までスキーを担いで下った。

1/3 曇り風強し−13℃ C3(6:30)→ポン十勝川左岸Co940 C4(14:30)

シー十勝川への下り口はブッシュブッシュの急斜面でMは苦労していた。徒渉はCo960スノーブリッジ。上幌加川は案外深い沢で両岸上り下りできるのは990m二股くらいである。幅5mぐらいのところをスキーを中継してバシャバシャと渡った。上幌加の右股もスキーを投げた。ポン十勝はCo920二股で倒木を渡って少し上がったタンネの中に天張った。

1/4 曇りのち晴れ −14℃ C4(6:35)→トノカリ橋(9:15〜10:30)→三股山南東尾根(13:00)→崩壊沢右岸Co840 C5(16:50)

トノカリ橋は地図とは異なり、5万図の「カ」と「リ」の間にある。山スキー部のものと思われるトレースに乗って林道を三股山の方へ登っていった。 Co740屈曲にブル道がトラバースしていてそれを使う。ユウトムラウシ川に下りたところで適当に行くと崩壊地形のなかに入り込んだ。右岸の尾根に出て暗くなったのでテントを張った。

1/5 曇りのち晴れ −14℃ C5(7:30)→緑雲橋(8:15)→カムイサンケナイ二股C6(14:10)

天場の下にブル道があってそれを使って下りる。30分で下れた。カムイサンケナイはCo960を倒木を使って渡った。後は左岸をトラバース気味に二股へ。二股に明日のために橋かけをしておく。

1/6 無風快晴 −17℃(トムラウシ) C6(7:35)→Co1740(8:50〜9:15)→トムラウシ(10:50〜11:30)→Co1740(12:30)→C7(14:50)

Co1740の平らなところにシーデポ(スキーを置いて)し、硬い雪をカシカシ登っていく。天気はよかったが一応Co1800でデポ旗を打つ。ドームの上り口は消耗する。雪は氷が浮いている感じでとても硬く、踏み込んで歯が刺さるくらいでピーク直下では少しカッティングした。シーデポ付近は硬いのでスキーを少し持って下る。快調な楽しいスキーで下る。天場で豪勢な焚き火をして、夜が更けるまで成功を祝って唄いつづけた。

1/7 雪風強し −5℃ C7(8:15)→トムラウシ温泉(14:00)

積雪15cm。なおも雪が降り続く。沢の雪崩は気にならない。カムイサンケナイの徒渉はかろうじて出来た。あとはいで湯の湯煙を目指して歩く。
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