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Yamareco

記録ID: 3167295
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無雪期ピークハント/縦走
伊豆・愛鷹

万二郎岳バリエーションルート

2021年05月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
04:41
距離
6.1km
登り
662m
下り
666m

コースタイム

日帰り
山行
4:12
休憩
0:30
合計
4:42
10:03
48
スタート地点
10:51
10:51
20
11:11
11:12
17
11:29
11:35
12
11:47
11:48
57
12:45
13:04
50
13:54
13:57
36
14:33
14:33
12
14:45
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
午前9時、JR伊東駅前に集合。Yさんの乗用車にて、登山口へ。
コース状況/
危険箇所等
登山道と呼ばれる整備された道は一切ありません。随所に滑落、転落の危険個所がありました。
その他周辺情報 登山口はかなりの山の中です。道中も崖崩れしている箇所が何カ所もあり、走行注意です。
正面のゲートの脇をすり抜けます
2021年05月09日 10:07撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
5/9 10:07
正面のゲートの脇をすり抜けます
明確な登山口はありません。GPSを頼りに、山に入りました。この看板を目印にしてください
2021年05月09日 10:18撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
5/9 10:18
明確な登山口はありません。GPSを頼りに、山に入りました。この看板を目印にしてください
道なき道をどんどん登る。登り一辺倒できつかった。また、足を滑らせれば、そのまま転げ落ちます
2021年05月09日 10:28撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
5/9 10:28
道なき道をどんどん登る。登り一辺倒できつかった。また、足を滑らせれば、そのまま転げ落ちます
東京都大島町の無線設備
2021年05月09日 10:37撮影 by  SO-02K, Sony
5/9 10:37
東京都大島町の無線設備
箒木山の山頂。向こうに見えるのが万二郎岳
2021年05月09日 10:49撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
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5/9 10:49
箒木山の山頂。向こうに見えるのが万二郎岳
お花畑のよう
2021年05月09日 10:51撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
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お花畑のよう
広々としています
2021年05月09日 10:51撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
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広々としています
立派な道までついている
2021年05月09日 10:51撮影 by  ANE-LX2J, HUAWEI
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立派な道までついている
伊豆だけど、東京都の施設
2021年05月09日 10:53撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
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伊豆だけど、東京都の施設
東京都の防災無線の中継所だそうです
2021年05月09日 10:54撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
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東京都の防災無線の中継所だそうです
ツツジ
2021年05月09日 11:05撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
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ツツジ
万二郎岳へ向けて進む。繰り返しますが、登山道はありません
2021年05月09日 11:07撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
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万二郎岳へ向けて進む。繰り返しますが、登山道はありません
こもれびの中を下る。滑らないように慎重に
2021年05月09日 11:12撮影 by  ANE-LX2J, HUAWEI
5/9 11:12
こもれびの中を下る。滑らないように慎重に
アセビ
2021年05月09日 11:15撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
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アセビ
マルバダケブキの中を登る
2021年05月09日 11:27撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
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マルバダケブキの中を登る
遠くからでも山頂直下の急傾斜がわかります
2021年05月09日 11:31撮影 by  ANE-LX2J, HUAWEI
5/9 11:31
遠くからでも山頂直下の急傾斜がわかります
万二郎岳と奈良本林道の分岐。帰りは林道方面へ行く
2021年05月09日 11:47撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
5/9 11:47
万二郎岳と奈良本林道の分岐。帰りは林道方面へ行く
急坂延々
2021年05月09日 12:01撮影 by  SO-02K, Sony
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急坂延々
たまに赤いテープが現れ、ほっとする
2021年05月09日 12:01撮影 by  SO-02K, Sony
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たまに赤いテープが現れ、ほっとする
高いところでは緑がまだ若く、トウゴクミツバツツジときれいに協演
2021年05月09日 12:05撮影 by  SO-02K, Sony
5/9 12:05
高いところでは緑がまだ若く、トウゴクミツバツツジときれいに協演
ここからは随所にトラロープがあり、進む方向を示してくれた。ありがたい
2021年05月09日 12:18撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
5/9 12:18
ここからは随所にトラロープがあり、進む方向を示してくれた。ありがたい
岩が見えてきた
2021年05月09日 12:20撮影 by  ANE-LX2J, HUAWEI
5/9 12:20
岩が見えてきた
「一号」と書かれた大岩が現れる。「一合」(目)じゃなくて良かった
2021年05月09日 12:20撮影 by  SO-02K, Sony
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「一号」と書かれた大岩が現れる。「一合」(目)じゃなくて良かった
なぜ「一号」なのか。ここから先も急峻な道が続くが、山頂まであと一息
2021年05月09日 12:21撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
5/9 12:21
なぜ「一号」なのか。ここから先も急峻な道が続くが、山頂まであと一息
道標が落ちている。文字はハッキリと読めますね
2021年05月09日 12:38撮影 by  ANE-LX2J, HUAWEI
5/9 12:38
道標が落ちている。文字はハッキリと読めますね
万二郎岳山頂
2021年05月09日 12:44撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
5/9 12:44
万二郎岳山頂
万二郎岳からの眺め。黄砂のせいなのか、かすんでいます
2021年05月09日 12:46撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
5/9 12:46
万二郎岳からの眺め。黄砂のせいなのか、かすんでいます
万二郎岳山頂の全景。あまり広くはない
2021年05月09日 13:02撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
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5/9 13:02
万二郎岳山頂の全景。あまり広くはない
なんとか「奈良本」と読める。ちゃんとした道標は万二郎山頂だけだった
2021年05月09日 13:53撮影 by  SO-02K, Sony
5/9 13:53
なんとか「奈良本」と読める。ちゃんとした道標は万二郎山頂だけだった
奈良本林道に出た。地図に「万二郎登山口」とあるのはここ。スタート地点のゲートまであと少し
2021年05月09日 14:33撮影 by  SO-02K, Sony
5/9 14:33
奈良本林道に出た。地図に「万二郎登山口」とあるのはここ。スタート地点のゲートまであと少し
Yさんの愛車。お世話になりました
2021年05月09日 14:47撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
5/9 14:47
Yさんの愛車。お世話になりました

感想

 地元に住んでいて天城山は何度か行ったが、いつもゴルフ場側のシャクナゲコースから。最近、アンテナが立つ箒木山のかなり上まで車で上がれることを地元紙のスクラップを見返して知り、一人では心細いのでOさんに声をかけた▲本当は地元紙が紹介していた万二郎岳山頂南側直下の巨岩「鬼の石積」を見たかったのだが、「一号」と書かれた大岩の左へ本隊から離れて少し進んでみたものの、はっきりしない急斜面で技量が追い付かず、引き返した▲道のあやふやな山行にお付き合いいただき、豊かな天城の森に改めて感じ入ったうえ、おいしい魚料理の反省会も良きかな、でした。

 伊東にお住いの会社の先輩Yさんから、天城山(万二郎岳)バリエーションルートのお誘いを受けた。箒木山という山を経由して登るという。もちろんお受けした。
 早速ルートを調べてみると、山と高原地図にはルートの記載がない。25000図を購入してみると、破線ルートだった。情報も少なく、ヤマレコでの山行記録がかなり役に立った。
 結論から言えば、登山道のないルートとわかった。GPSは必須、さらに25000図とコンパスも必要だ。さらに、念のために補助ロープとスリング、カラビナもザックに入れた。また、野生生物との遭遇にも備えるため、熊スプレーも持ちました。
 JR伊東駅前に集合し、Yさんの車で海岸沿いを南下し、山道に入った。かなり山深く、途中からは路面は荒れ、がけ崩れも随所であった。タクシーではここまでは来てくれないだろう。1時間後にゲート近くに停車し、出発した。荒れた舗装路を少し歩き、山に入った。当然ながら明確な登山口はない。もちろん踏み固められた登山道はなく、落ち葉の上を歩く。序盤から傾斜がきつく、息切れしないようにゆっくりと進んだ。
 50分後、箒木山に到着した。山頂は広く、芝が広がり気持ちが良い。しかし、シカの糞が随所にあり、ザックを無造作に置くと悲惨なことになる。要注意。風が強く肌寒かったが、ここで手早くパンを口に入れた。
 目の前には万二郎岳がそびえている。その急傾斜に、「あそこを登るのか」と気が重くなった。GPSを細かに確認して、稜線を外れないように歩く。急傾斜の下りは特に気を使った。足を滑らせると、そのままどこまでも転がり落ちそう。
 トラロープが随所に張られており、行くべき方向を示してくれている。また、ロープをつかむこともできる。先人の有難い配慮に感謝した。
 「一号」と赤ペンキで書かれた岩が出てくれば、山頂は間近だ。一号岩からも急斜面だが、すぐに山頂に出た。ここで長めの休憩を取り、パンと栄養ゼリーで腹を満たした。晴れてはいるが、黄砂の影響なのか、遠くはかすんでいる。太平洋もはっきりしない。が、風に吹かれて、登り切ったことに満足した。
 下りは急傾斜が続く。山頂から奈良本林道への分岐へ戻り、林道方面へ。小一時間も歩き、スタート地点に戻った。
 普段はしっかりと整備された登山道を歩くことが多いが、こうした道なき道を歩くのもいいものだ。地形を読む勉強にもなるし、緊張感をもって歩くことができた。
 ただし、上級者向きであることは間違いない。少なくとも、25000図とコンパスが使えないと正直怖い。GPSは電気がなくなれば動かないし、落とす可能性もある。地図と地形が読めなければ、遭難に直結する。
 お風呂は、ホテル緑風園(1000円)でお世話になった。伊東駅近くの居酒屋で新鮮な刺身も食べることができた。Y先輩、充実した一日をありがとうございました。

連休明けに在宅勤務を二日入れ、いよいよ関西へ戻る最終日に、天城山バリエーションルートの機会があり、参加しました。一人でバリルートを通る場合、足元や野生動物に全集中しながら登りますが、今回のパーティは4人。しかも好天に恵まれ、終始リラックスしながら歩くことができました。
箒木山までは高い木も少なく、比較的穏やかに登れます。下生えも少なく、新緑の木漏れ日の中、アセビやトウゴクミツバを眺めながら、自然を満喫できました。ただ、それほど長い距離ではありませんが、ルート上は傾斜がきつい場所が多いです。一番の頑張りどころは、山頂直下の急登です。踏み固められていない斜面は基本、滑ります。滑落しないよう、十分な注意が必要です。
下山後はホテルの日帰り入浴で汗を流しました。関西へ直帰するため、反省会に参加できなかったことは心残りですが、連休最後に、よい思い出ができました。いつもお世話になるOさん、車を出してくださったYさん、苔の生態を教えてくれたHさん、どうもありがとうございました!

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