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Yamareco

記録ID: 3169366
全員に公開
ハイキング
伊豆・愛鷹

風に負けない花だった@天城山万二郎-万三郎岳

2021年05月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:42
距離
9.0km
登り
668m
下り
675m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:53
休憩
1:42
合計
6:35
8:15
8:18
50
9:08
9:21
22
9:43
9:51
21
10:12
10:18
48
11:06
11:58
7
12:05
12:05
43
12:48
12:49
62
13:51
13:51
7
13:58
14:16
17
14:33
14:34
2
14:36
ゴール地点
万二郎岳山頂で小休止し、行動食を取っています。
昼食は万三郎岳山頂で取りました。
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
天城高原駐車場(101台分の無料駐車場-ハイカー用)
コース状況/
危険箇所等
石楠立ルートはところどころ登り区間で道が雨水でえぐられていて、左右に回避する踏み跡がところどころありました。
特に万三郎岳直下の登り下り両区間で道が荒れていて、丸木階段の土が流れてハードル状態になっていて歩きづらいです。
平坦な区間は問題はないものの、稜線での風の勢いがとても強かったです。
涸沢ルートは多少の起伏がありますが、基本的に万三郎岳からの下り区間が済んだら平坦なトラバース区間が続きます。
岩場やゴーロ、粘土質の湿った土の区間が出てきますので、気を抜くと転ぶ可能性が高いです。
その他周辺情報 駐車場には立派なトイレと、トレッキングシューズ等の土を落とす水道とブラシが備えられていて便利です。
天城高原駐車場。ハイカー向けの広い駐車場で、無料な上、トイレと泥落としの水道も備えられています。
2021年05月09日 07:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 7:57
天城高原駐車場。ハイカー向けの広い駐車場で、無料な上、トイレと泥落としの水道も備えられています。
駐車場入口の向かいに登山道入り口があります。およそ8時頃に登山開始しました。
2021年05月09日 07:58撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 7:58
駐車場入口の向かいに登山道入り口があります。およそ8時頃に登山開始しました。
鬱蒼としたところを少し下りますと、ヒメシャラの木がいくつか立っていました。花が咲いていなくても幹がきれいですね。
2021年05月09日 08:04撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 8:04
鬱蒼としたところを少し下りますと、ヒメシャラの木がいくつか立っていました。花が咲いていなくても幹がきれいですね。
しばらくは平坦な区間が続きます。
2021年05月09日 08:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 8:16
しばらくは平坦な区間が続きます。
予報は晴れでしたが、全体的に曇っていました。こうして時折雲が切れると木漏れ日が現れます。
2021年05月09日 08:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 8:30
予報は晴れでしたが、全体的に曇っていました。こうして時折雲が切れると木漏れ日が現れます。
涸れ沢のゴーロ帯を横切ります。
2021年05月09日 08:38撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 8:38
涸れ沢のゴーロ帯を横切ります。
しばらくすると万二郎へのキツい登り区間になります。階段が多くなりますが、土が流れて丸木がハードルと化したものも多いです。
2021年05月09日 08:56撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 8:56
しばらくすると万二郎へのキツい登り区間になります。階段が多くなりますが、土が流れて丸木がハードルと化したものも多いです。
子の折れ曲がりポイントも階段攻撃になります。山頂が近い証拠なんでしょう。
2021年05月09日 09:00撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 9:00
子の折れ曲がりポイントも階段攻撃になります。山頂が近い証拠なんでしょう。
こうしてルートがえぐれた区間も多々あります。勾配の緩い区間では必ず左右に回避する踏み跡がありましたが、急勾配や草木が多いところではそのまま歩くしかない場合が多くなります。
2021年05月09日 09:02撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
5/9 9:02
こうしてルートがえぐれた区間も多々あります。勾配の緩い区間では必ず左右に回避する踏み跡がありましたが、急勾配や草木が多いところではそのまま歩くしかない場合が多くなります。
ルートから逸れて斜面に出るところがありました。前にもちょっと覗きましたが、鬱蒼とした林の中から突然開放されたような感じになります。
2021年05月09日 09:06撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
5/9 9:06
ルートから逸れて斜面に出るところがありました。前にもちょっと覗きましたが、鬱蒼とした林の中から突然開放されたような感じになります。
そこからの風景は東伊豆の港や町が一望できますが、この日は曇りがちで、遠景はかすんでいました。正面の低山はおそらく伊雄山かと思います。
2021年05月09日 09:09撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
5/9 9:09
そこからの風景は東伊豆の港や町が一望できますが、この日は曇りがちで、遠景はかすんでいました。正面の低山はおそらく伊雄山かと思います。
登り切ると平坦な区間になります。風がかなり強くなってきました。
2021年05月09日 09:12撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
5/9 9:12
登り切ると平坦な区間になります。風がかなり強くなってきました。
そして万二郎岳山頂に到着。ちょっと手前で行動食を取って休んでました。
2021年05月09日 09:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 9:14
そして万二郎岳山頂に到着。ちょっと手前で行動食を取って休んでました。
あれ?ここは1299mですよ〜。100mほどサバ読んじゃってますね(笑。
2021年05月09日 09:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 9:14
あれ?ここは1299mですよ〜。100mほどサバ読んじゃってますね(笑。
少し進んだところに展望スペースがありましたが、突風が吹き抜けて危ないです。
2021年05月09日 09:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 9:16
少し進んだところに展望スペースがありましたが、突風が吹き抜けて危ないです。
万二郎岳のピークは結構横長です。
2021年05月09日 09:19撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
5/9 9:19
万二郎岳のピークは結構横長です。
しかしやっぱり山ですから普通に下ります。岩場で足の置き場に注意して下ります。
2021年05月09日 09:24撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
5/9 9:24
しかしやっぱり山ですから普通に下ります。岩場で足の置き場に注意して下ります。
上の方を見ると馬酔木がたっぷり咲いていました。
2021年05月09日 09:31撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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上の方を見ると馬酔木がたっぷり咲いていました。
下で見たヒメシャラは赤茶けたツルツルの木肌でしたが、この木は銀色に輝いているように見えました。この木何の木気になる木ですねぇ。
2021年05月09日 09:35撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
5/9 9:35
下で見たヒメシャラは赤茶けたツルツルの木肌でしたが、この木は銀色に輝いているように見えました。この木何の木気になる木ですねぇ。
平坦な区間になって馬の背に到着。これと言って何もないです。
2021年05月09日 09:43撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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平坦な区間になって馬の背に到着。これと言って何もないです。
よく見るとこの辺にまだマメ桜が残っていました。稜線の尾根は風の吹き抜けになってますが、よく耐えてますね。
2021年05月09日 09:44撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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よく見るとこの辺にまだマメ桜が残っていました。稜線の尾根は風の吹き抜けになってますが、よく耐えてますね。
馬酔木トンネルの区間に至ります。下の方でもまだ少し咲いていましたが、こちらの方がまだ残っている花は多めでした。
2021年05月09日 09:51撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
5/9 9:51
馬酔木トンネルの区間に至ります。下の方でもまだ少し咲いていましたが、こちらの方がまだ残っている花は多めでした。
岩場の下り。なかなか歩きづらいところも出てきますね。
2021年05月09日 10:03撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 10:03
岩場の下り。なかなか歩きづらいところも出てきますね。
石楠立(はなたて)に到着。ここからが気になっていたシャクナゲの群生地がある区間です。
2021年05月09日 10:08撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 10:08
石楠立(はなたて)に到着。ここからが気になっていたシャクナゲの群生地がある区間です。
早速ちょっと登ると道の脇に咲いていました。濃いピンクのつぼみが開いて行くと淡いピンクの花びらが何重にも開いてきて、色合いの変化も楽しめますね。
2021年05月09日 10:12撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 10:12
早速ちょっと登ると道の脇に咲いていました。濃いピンクのつぼみが開いて行くと淡いピンクの花びらが何重にも開いてきて、色合いの変化も楽しめますね。
馬酔木も負けじと密集して咲いていました。
2021年05月09日 10:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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馬酔木も負けじと密集して咲いていました。
またきれいなシャクナゲを見付けて記念写真。
2021年05月09日 10:19撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 10:19
またきれいなシャクナゲを見付けて記念写真。
きれいですね。
2021年05月09日 10:20撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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きれいですね。
こちらも見事に咲いています。
2021年05月09日 10:20撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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こちらも見事に咲いています。
シャクナゲに首ったけな嫁さん。
2021年05月09日 10:40撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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シャクナゲに首ったけな嫁さん。
これもきれいにまとまってますね。
2021年05月09日 10:43撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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これもきれいにまとまってますね。
ノイバラも咲いています。
2021年05月09日 11:02撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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ノイバラも咲いています。
花に見とれて歩いていると、いつの間にか万三郎岳山頂に至ります。山頂は広くはないですが、結構たくさんのグループが来ていました。
2021年05月09日 11:03撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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花に見とれて歩いていると、いつの間にか万三郎岳山頂に至ります。山頂は広くはないですが、結構たくさんのグループが来ていました。
今回持って行ったフィルムカメラは、1977年製のミノルタXDで、初の両優先AE機として名を馳せたモデルでした。レンズは28-70mmと24mmを持って行きました。
2021年05月09日 11:07撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 11:07
今回持って行ったフィルムカメラは、1977年製のミノルタXDで、初の両優先AE機として名を馳せたモデルでした。レンズは28-70mmと24mmを持って行きました。
山頂の北側の端にスペースを見付けて、シートを広げて昼食タイム。いつもは「出前山頂」ですが、ニラとニンニクの香りが強いバージョンに。それにしても「ゴリラ」ってどうしてその名になったんだろう(笑。
2021年05月09日 11:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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山頂の北側の端にスペースを見付けて、シートを広げて昼食タイム。いつもは「出前山頂」ですが、ニラとニンニクの香りが強いバージョンに。それにしても「ゴリラ」ってどうしてその名になったんだろう(笑。
天城縦走路の分岐点。八丁池に行ってみたいものの、ここから片道で6kmあるので、往復12km追加は厳しいですね。
2021年05月09日 12:02撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
5/9 12:02
天城縦走路の分岐点。八丁池に行ってみたいものの、ここから片道で6kmあるので、往復12km追加は厳しいですね。
素直に涸沢ルートに回り込むと、急な下り区間が続きます。山頂では風が強くて嫁が寒がっていたので、ワタクシめのレインウェアを着せましたが、かなりだぶだぶです(笑。
2021年05月09日 12:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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素直に涸沢ルートに回り込むと、急な下り区間が続きます。山頂では風が強くて嫁が寒がっていたので、ワタクシめのレインウェアを着せましたが、かなりだぶだぶです(笑。
またたっぷり出てくるハードル化した丸木階段。嫁は危ないのにわざと丸木の上に足を置いて下り、アスレチックだと喜んでいましたが、案の定一回足を滑らせて尻もちを着いていました(笑。
2021年05月09日 12:07撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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またたっぷり出てくるハードル化した丸木階段。嫁は危ないのにわざと丸木の上に足を置いて下り、アスレチックだと喜んでいましたが、案の定一回足を滑らせて尻もちを着いていました(笑。
急な区間を下り切ると幅広尾根になって歩きやすくなります。
2021年05月09日 12:36撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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急な区間を下り切ると幅広尾根になって歩きやすくなります。
そして程なくトラバース区間に。もう高低差はあまりないところを通ります。
2021年05月09日 12:38撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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そして程なくトラバース区間に。もう高低差はあまりないところを通ります。
こうして山の側面のトラバース路ですから、いくつもの涸れた沢を横切ります。
2021年05月09日 12:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
5/9 12:42
こうして山の側面のトラバース路ですから、いくつもの涸れた沢を横切ります。
途中にあった大きむむき出した岩壁の下で記念写真。
2021年05月09日 12:53撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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途中にあった大きむむき出した岩壁の下で記念写真。
高低差はなくなっても歩きづらいところはたくさん現れます。
2021年05月09日 13:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 13:10
高低差はなくなっても歩きづらいところはたくさん現れます。
大分四辻に近付いてきました。ヒメシャラが群生しているのもきれいですね。
2021年05月09日 13:46撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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大分四辻に近付いてきました。ヒメシャラが群生しているのもきれいですね。
手前で下の方にきれいな砂利の林道が見えましたがその先にそちらへつながるルートの分岐がありました。今では使われていないのか、地図に「X」が書かれていました。
2021年05月09日 13:50撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
5/9 13:50
手前で下の方にきれいな砂利の林道が見えましたがその先にそちらへつながるルートの分岐がありました。今では使われていないのか、地図に「X」が書かれていました。
四辻に到着して、ベンチでコーヒータイム。
2021年05月09日 14:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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5/9 14:08
四辻に到着して、ベンチでコーヒータイム。
帰りは左に進みます。
2021年05月09日 14:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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帰りは左に進みます。
最後の木橋を渡ります。
2021年05月09日 14:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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最後の木橋を渡ります。
そしてゴールの「おつかれさま」(^∇^)v
2021年05月09日 14:31撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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そしてゴールの「おつかれさま」(^∇^)v
帰りの準備をしてから帰路につきます。
2021年05月09日 14:55撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 14:55
帰りの準備をしてから帰路につきます。
帰りは河津ループ橋を抜けて天城峠越えして、西伊豆スカイラインに乗って達磨山で富士山をパチリ。こちらから見る富士山は何かシャープな感じですね。
2021年05月09日 17:27撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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5/9 17:27
帰りは河津ループ橋を抜けて天城峠越えして、西伊豆スカイラインに乗って達磨山で富士山をパチリ。こちらから見る富士山は何かシャープな感じですね。
沼津に出て静岡では大人気の炭火ハンバーグ店で夕食を取ってから東名高速で帰りました。山もドライブも食事もたっぷり楽しめた充実の一日になりました。
2021年05月09日 19:24撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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5/9 19:24
沼津に出て静岡では大人気の炭火ハンバーグ店で夕食を取ってから東名高速で帰りました。山もドライブも食事もたっぷり楽しめた充実の一日になりました。

感想

 登山を始めてしばらくして伊豆の山々を歩きましたが、先日「グレートトラバース」の再放送で天城山を歩く田中陽希さんの姿を見て、今の時季シャクナゲの花がきれいな話を嫁にすると、是非行ってみたいと言うことになって、一緒に歩いてきました。コースはごく一般的な天城高原駐車場から周回する比較的楽なもので、高低差も最大400mほどしかありませんので、普段あまり歩いていなかったとしても問題なく歩けますが、それでも9km強は歩くので、それなりに疲れることは確かです。
 日曜日ですから人気の天城高原駐車場は遅くなるといっぱいになってしまう恐れがるので、朝5時に自宅を出発しました。新湘南・西湘BP・国道135号で熱海に出て、熱海峠ICから天城高原ICまで、伊豆スカイラインですいすい朝のドライブを楽しみます。7時半に天城高原駐車場に到着し、準備を整えて7時50分頃に登山開始しました。
 まずは鬱蒼とした苔むす岩がたくさんある森の中を少し下ると四辻分岐に至ります。四辻と名が付いていますが、三叉路になっていて、ここを左に向かいます。それが石楠立(はなたて)ルートで、万二郎岳に登って稜線を進んで万二郎岳に登ります。その区間に色々な花が見られるので、ワクワクします。前半の登りはほとんどきつさは感じられませんが、ところどころ本来のルートが雨の流れで掘られてしまってえぐれて歩きづらいです。そんなところには大体左右の脇に新たに踏み跡ができていました。そのうち万二郎への登りが厳しくなると、今度は埋め込んだ丸木階段が流された土の上にむき出しになって、まるでハードルのように出っ張っていて歩きづらいことこの上なしでした。ただ、高低差は300mほどなので、さほど疲れないで万二郎岳山頂に達します。
 山頂に登るにしたがって風は強くなりますが、大体は木々が防風林になってくれて助かります。しかし、稜線の平たんな区間では時折帽子が飛ばされそうな突風が吹いていました。そんな中、まずは馬酔木のトンネルと呼ばれる区間に入ります。馬酔木は下の方から見られましたが、足元を見ると結構もう花が散っていました。それでもトンネル区間にはまだしっかり残っているものも多く、こんな強風の中でも頑張っていました。それに、トウゴクミツバツツジも芽を出していて、一部咲き始めているものもありました。お目当てのシャクナゲは石楠立の区間の手前からぽつぽつ見られました。万三郎岳の手前が一番多く見られ、濃いピンクのつぼみから大きく花開いて淡いピンク色に染まったものまで、多彩な色合いを楽しませてくれました。
 万三郎岳の登りはキツい勾配になりますが、ここもさほどの高低差ではありません。ほどなく山頂に至ると、さすがは人気のピーク、たくさんのグループが狭い山頂で昼食を取っていました。我々もなるべく人から離れて、かつ、風の影響を受けづらいところを探して、シートを敷いてラーメンタイムにしました。
 万三郎岳からの下りは岩場やえぐられた大きな段差の急勾配区間が多く、時間が掛かります。それを抜けてしまえばあまり起伏のないトラバース区間が続き、なおかつ万二郎・万三郎岳が風よけになってとても快適に歩けました。それでも岩のごつごつしたところや粘土質の滑りやすいところ、ハードル階段も出てきてしっかり足元を確認しながら歩いていました。
 四辻に戻ってきてこの周回ルートでは万三郎岳頂上以外では唯一のベンチでコーヒータイム。ゆっくりのんびり歩いたので、嫁もこのくらいゆっくりならどこでも付き合うよと言っていました(笑。
 駐車場に戻ってきたのは午後2時半。無理なく余裕を持って歩きつつ、きれいな花を色々と見ることができて、充実した山歩きになりました。ちなみに時間があったので帰りは河津七滝方面から天城峠方面に出て、西伊豆スカイラインに出て達磨山の入口で富士山を撮ってから沼津に出て、静岡県内で評価がとても高い炭火ハンバーグの重背に寄って夕食を取ってから東名高速で帰宅しましたが、どこも全く渋滞することなく、すっきり戻れました。

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