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Yamareco

記録ID: 317809
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ハイキング
栗駒・早池峰

早池峰山 (日本百名山完登! でも、暴風雨で…)

2013年07月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:07
距離
4.9km
登り
663m
下り
664m

コースタイム

小田越 6:40 ⇒ 8:30 五合目(金蔵庫)⇒ 9:35 早池峰山頂上 10:10 ⇒ 10:50 五合目 ⇒ 11:45 小田越
【行動時間 5時間5分】
天候 暴風雨
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
この時期、土日は岳駐車場から登山バスに乗り換えなくてはなりません。
【バスの時刻】
 http://www.iwatekenkotsu.co.jp/oshirase/hayachine2013/hayachine-tozanbus.htm
コース状況/
危険箇所等
・本来は河原の坊⇒早池峰山⇒小田越の予定でしたが、前日からの大雨で、河原の坊
 コースは渡渉ができない可能性があるという現地の人の話で、小田越からの往復登
 山としました。

・小田越から登りましたが、強風と雨のため、多くの登山者が登頂をあきらめて、途
 中から下山していました。

・特に危険なところはありませんが、雨で岩が滑るので注意が必要でした。

・ウスユキソウは3合目あたりから見ることができました。きれいです。
 
・温泉
 花巻方面の「東和温泉」 500円でした。 露天風呂もありGoodです。
朝5:30の岳駐車場です。
天気が悪いので空いていますね。
2013年07月06日 05:46撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/6 5:46
朝5:30の岳駐車場です。
天気が悪いので空いていますね。
6:40 小田超登山口を出発。
2013年07月06日 06:34撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/6 6:34
6:40 小田超登山口を出発。
2013年07月07日 19:35撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/7 19:35
2013年07月06日 07:51撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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続々と撤退して降りてきます
2013年07月06日 07:54撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/6 7:54
続々と撤退して降りてきます
ウスユキソウ
2013年07月06日 08:09撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3
7/6 8:09
ウスユキソウ
五合目(御金蔵)
2013年07月06日 08:27撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/6 8:27
五合目(御金蔵)
2013年07月06日 09:10撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
7/6 9:10
2013年07月06日 09:10撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
7/6 9:10
2013年07月07日 19:36撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/7 19:36
2013年07月06日 09:24撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/6 9:24
コバイケイソウ
2013年07月06日 09:31撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/6 9:31
コバイケイソウ
早池峰山頂上です
2013年07月06日 09:35撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/6 9:35
早池峰山頂上です
2013年07月06日 09:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/6 9:39
山頂の避難小屋です
2013年07月06日 10:13撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/6 10:13
山頂の避難小屋です
2013年07月06日 10:31撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/6 10:31
転勤時に同僚のTさんに頂いたミトン
2013年07月06日 10:57撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/6 10:57
転勤時に同僚のTさんに頂いたミトン
小田超登山口に戻ってきました。
タッチの差でバスが行ってしまいました。
雨の中で1時間待ち。
2013年07月06日 11:55撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/6 11:55
小田超登山口に戻ってきました。
タッチの差でバスが行ってしまいました。
雨の中で1時間待ち。

感想



【日本百名山を完登して】
・今回の早池峰山登頂で、日本百名山100座を完登しました。
・昨年(2012年)までに97座を登り、今年5月に韓国岳、6月に光岳を済ませ、
 予定通り7月6日に登ることができました。
・ここまでの道のりは長く、期間を要しましたが、目標を設定して、一つ一つ
 計画を立て実行していくことは、意外と楽しく生きがいを感じられるもので
 した。
・迷惑をかけた家族、一緒に登ってくれた仲間、応援してくれたOUCACや
 会社の人たち、山で出会った数多くの登山者の皆さんに感謝したいと思いま
 す。ありがとうございました。
・今後は、百名山優先のために登り残した山とルートに足跡を付けていくこと
 と、これから山に登りたい人の応援をしていきたいと思います。

【記録】
 7月5日(金)、今回の参加者のうち、首都圏在住者10名が3台の車に分乗し、
花巻を目指します。
 天気予報では東北北部に梅雨前線が停滞し、等圧線の間隔が狭く「強風」が
予想されていました。しかし、花巻ではC先輩が、宿の手配、完登後のバーベキ
ューの用意などをしてくれていることもあり、「登れない場合もあり」と覚悟
しての出発となりました。
 また、北海道からも後輩のKM君が来てくれて、花巻駅で合流しました。
 その日は、C先輩の持つ貸家に泊めていただき、ささやかな宴会の後、最年少
のKY君が、なぜか用意してきた大なべで豚汁を作ってくれての夕食です。

 7月6日(土)
 昨夜は、一晩中、雨が降っていたようでした。朝4時40分に花巻を出発。5時
30分頃に岳駐車場に到着しました。予定のバスより1本早い6時00分発の登山バ
スに乗り込みます。駐車場はガラガラでしたが、バスは立つ人も出ました。
 バス会社の係の人から、昨日からの雨で、河原の坊コースは、雨で渡渉でき
ない可能性があるので、小田越コースから登ったほうがよいとのアドバイスを
いただき、バスを小田越で降ります。他の登山者も全員、小田越から登るよう
です。
 6時30分過ぎにバスは小田越に到着。この時点では雨も風も大したことはあり
ません。上のほうは雲の中で何も見えませんが、雨具の上だけ着て出発です。
 1合目を過ぎたあたりから雨が降り出し、急きょ雨具のパンツも着用します。
森林限界を超えると、急に風も強くなってきました。

 気が付くとKY君がいません。どうやら一人で先に行ってしまったようです。

 上に登るにつれて、どんどん風が強くなってきます。そして、続々と(団体
の)登山者が降りてきます。話を聞くと、上のほうは危険を感じるような強風
で、登頂はあきらめて戻る途中だとのことです。
 我々は、行けるところまで行こうと休み休み登り続けます。
 途中、KM君の20年使っているというオンボロザックカバーが、風に飛ばされ
て、ガスの中に消えてゆきました。ザックカバーは、強風であおられ、防水の
役には立ちませんから、まあ、無くてもいいでしょう。

 我慢して登っていると、3合目付近でウスユキソウに出会いました。こんな
暴風雨の中でも、可憐に咲いています。
 ここで、遅れているHさんら3名を待ち、Sさんに「まだ登りますか?」と聞
くと「もう少し行ってみよう」との返事。先に進むことにします。
 五合目(御金蔵)の手前でいよいよ風は強くなり、御金蔵の岩を風よけに
10名で相談です。
 私としては、晴れているときに百座目に登りたいし、それより、全員安全に
下山する必要もありますので、「山は逃げないので、安全第一ということで下
山しましょう」と言うと、リーダー格のKさんもHさんと下ると言います。
(Hさんは登りたいような感じでしたが…)
 結果、なんとなく全員で下山という雰囲気になったのですが、Sさんが
「先に行ってしまったKY君が心配なので、一人で探してくるよ」とのこと。
私「KY君は、昨日、天気が悪くても絶対登りたいと言っていました」
誰か「頂上の避難小屋で待っているかもしれないねー」
KM君が「一人で行くのは、止めたほうがいいですよ」と発言。
Kさんも「複数で行ったほうがいいだろう」とのことで、
 結局、比較的体力のあるSさん、KM君、Yさん、私、そして希望した同期の
F君の5名でKY君を探しに登ることに。
 残るKさん、Hさん、Aさんそして同期のSM君とT君の5名が先に下山して小田
越で待つことになりました。
 今回は参加できなかった後輩のK内君から預かった百名山完登の横断幕は、
SM君のリュックに入っていました。
SM君「横断幕持っていくかい?」
私 「いや、頂上まではいかないうちにKY君が降りてくるだろう。次回に取っ
ておくよ」

 そうして出来上がったKY君救助隊は、私が先頭で再度登り始めます。
横殴りの風は、さらに勢いを増し、風に逆らないながら慎重に登ります。
 やがて、ハシゴの所まで来ました。左からの西風が、体をハシゴから引っ剥
がそうとしますが、梯子自体はしっかりしているので、不安はありません。
ハシゴを登り終えて、少し登ると剣ヶ峰との分岐に到着。稜線の上にでました。
頂上まで0.4Kmの標識があります。ここまで来てしまっては、もう頂上まで行
くしかありません。
 やがてガスの中に避難小屋らしき建物が見えてきました。
 小屋の前に着いて、入口の引き戸を開けます。中は暗くてよく見えません。
「KY、いるかぁ?」と声を出すと
「いますよー」といつもののんびりした声。ひとまず安心です。
「頂上へ行ってくるから、帰る準備しとけよー」と言って、小屋には入らず、
扉を閉めて、後からきたSさんらに「小屋にいましたよ」と声をかけて、皆で
頂上に向かいます。雨と風の中、横断幕はありませんが、写真を撮ります。
 するとSさんが。「シャンパンがあるけど飲むかぁ?」
私「えっ、シャンパンですか? いただきます!」
ということで、コルク栓を抜くのは私です。コルクは大きな音を立てて飛び出
し、ガスの中へ消えて行ってしまいした。みんなで、回し飲みをして、百名山
完登を祝っていただきました。
(Sさん、Yさん、KM君、F君、そしてKY君、ありがとう)

 外へ出てきたKY君と一緒に小屋に戻り、Sさんがお湯を沸かしてコーヒーを
ごちそうしてくれました。何から何までありがとうございます。
 小屋には10名ほどの人が休んでいました。KY君の話では、我々を除いて延べ
20名ほどが頂上にやってきたのではないかと言っておりました。
 さて、小屋で休んでコーヒーを飲みパンを食べてから、6人で下山にかかり
ます。
 ちなみに、KM君がKY君に手袋を貸してあげていました。私もゴアのミト
ンが中まで濡れてしまったので、転勤時に会社の同僚のTさんに頂いたミトン
に交換しました。

 下りの時には、登りの時より、さらに風が強まっていました。しかし、下山
ですから気は楽です。慎重にハシゴを下り、強風に耐えながら一歩一歩進みま
す。 五合目の御金蔵で一休みです。残ったシャンパンを飲み干します。
この後も思わず笑っちゃうほどの強風でしたが、5人固まって先を進みます。
 やがて森林限界の下に入り、一気に風は弱まります。同時に暑さを感じるよ
うになりました。気づくと時刻は11:35です。確か11:42にバスがあったはず。
先に下山したみんなも待ちくたびれていることでしょう。
 先行していた登山者を追い越し、走るようにバス停に着いたのは11:45。
バスの発車が多少遅れてくれればと思いましたが、定時に発車していったそう
です。
 しかたがないので、みんなで冗談を言いながら時間を潰しました。
Q「礼文島にあるコンビニの名前は?」
A「レブンイレブン」(これは冗談)
Q「北海道の名寄・士別あたりにあるコンビニは?」
A「ノーソン」(これは本当らしいです)
 こうして、無事、早池峰山登山は終了し、帰途に着きます。

 帰りに東和温泉(500円)に入って、汗を流します。
 露天風呂では、地元のおじさんに話しかけられ、冗談を交換します。

 花巻のC先輩の家まで戻り、夜はバーベキューです。
 鍋奉行ならぬ鉄板奉行が3〜4人おり、黙っていても焼肉や海鮮物、焼きそ
ばなどが出てくるので楽です。
 C先輩のご家族とも交流し、楽しいひと時を過ごした後、K先輩の迫力ある
エールをお聞きし、山の歌を歌ってお開きとなりました。
 C先輩、本当にありがとうございました。

以上

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コメント

百名山完登おめでとうございます
umunaruhodoさん 初めまして
アップしたところ偶然にも百名山完登の山行記録
長年のご努力に敬意を申し上げます。

当方も完登を目指しており成就された方々の記録はとても為になります。
これからもどうぞお気をつけて楽しい山行をお続け下さい。
2013/7/8 22:29
ありがとうございます
 takeyukiさん、ありがとうございます。
 百名山達成のために努力をしたという気持ちはありませんが、その過程では、やりがいを感じていたのは間違いありません。
 仕事もそうかもしれませんが、目標を立て、計画し、実践していくことは楽しいことですね。
 takeyukiさんの早期完登を祈念しております。
2013/7/8 22:34
はじめまして
日本百名山完登おめでとうございます。
私も一昨年達成しましたが、薬師岳で大雨でした。
今回、登山口11:22に出発しましたので、
すれ違っていますね!
私は途中で断念しました。
2013/7/9 23:58
ありがとうございます
mieyamaさん、ありがとうございます。
記録にあるとおり、本当は次回に持ち越そうと思ったのですが、結局、登ってしまいました。
本当にひどい天気でしたね。

次の目標は、どうされているのでしょうか?
どこかの山でお会いして、百名山のお話を含め、お聞きしたいところです。
2013/7/11 19:51
おめでとうございます!!
100名山達成おめでとうございます。

最後の一座が嵐という、100名山達成する途中に何度もあったであろう困難な状況を乗り越えてこられたumunaruhodoさんの強靭さを感じられる最終章でしたね。

私は日帰り圏の100名山をとりあえず登ってみたいと思っています。昨日は鳳凰山に行ってきました。

今後も益々記録が充実していくよう楽しい登山を続けてください。
2013/7/15 22:38
お疲れ様でした
遅くなってしまいましたが

日本百名山完全制覇おめでとうございます。

凄いことを達成されたのに、気の効いた様な言葉がみつからなくて、
本当につきなみな言葉でしか表現できなくて申し訳ありません。

光岳で一瞬すれ違っただけなのになぜか親近感を感じています。
また、知り合いでもないのに知り合いの様に凄くうれしく感じます。

本当にお疲れ様でした。

自分も来年には達成出来る様に励んでみます。
2013/7/23 21:22
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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