奥秩父/東沢釜ノ沢東俣

コースタイム
6/7 塩山駅5:00=6:00西沢駐車場6:25−釜ノ沢−17:25甲武信小屋(小屋泊)
6/8 甲武信岳(ご来光)−甲武信小屋6:40−近丸新道−11:25西沢駐車場
感想
前夜は塩山駅の待合室にシュラフを被り仮眠したのであるが
変なおじちゃんが「俺の寝るとこがねぇじゃねぇか〜」と大声で叫びちらしていたので
なかなか寝付けなかった。
でもそんな寝不足を振り払えるかのように、東沢の遡行は快晴であった。
両岸から合わさる支沢のナメの景観に歓声を上げながら
各自持ってきたカメラのシャッター音が響く。
この後我々を徐々に襲う「カメラ悲劇」のことなどこの時知る由もなかった。
快適な徒渉を繰り返す最中、まずはTが倒木を渉る所で
彼のポケットから「暑い暑い」と急流に飛び込むポケトカメラ。
持ち主のTは「あ〜」と膝を崩し為す術もなく涼しげに泳いで行くカメラを
見送るしかなかったのである。
魚止ノ滝右岸を高巻きし、釜ノ沢のハイライト「千畳ノナメ」は本当にbeautiful!
思わず走り出したくなるようなナメ床が続き、沢登りの楽しさを大満喫だ。
と、うきうきしているのも束の間、
小釜を右岸から登り始めたKAMOGは、四つん這い状態のまま、ズズズリと
静かに釜の中に浸かるように沈んでいく。
首にかけたままのカメラが水面にプカプカと水浴びする姿を
悲壮な眼差しで見つめているしかなかった。
それにしてもこの夏の初泳ぎは、1分以上浸かっていれば心臓が止まるほど冷たかった。
(トホホ)
気を取り直して遡行開始。
30m両門ノ滝ではCL荒井がロープを張り直登。
滝上部でE谷さんはロープに固まったままの姿で3mほど流される。
彼女はKAMOGのスリップが本日のNO.1と言っていたが
いやぁ〜E谷さんのスリップがNO.1でしょう。
しばらくはガレ場と草付きの急登が続き、次第に水量も少なくなり
源頭が近くなってきたことがわかる。
最後のボロボロの急登を終われば甲武信小屋下の水場に着く。
5分ほど登れば登山客でごった返す甲武信小屋にご到着。
それにしてもさすがに百名山。
結構遅く着いたため、本日の宿泊部屋は食堂だって。
お陰で皆が食事を終えるまで入れなかった。
先日カモの会会員募集にニフティサーブでアクセスしてきたK宮さんが
今日同じ日に甲武信テン場で焼肉をしているとの情報が入っていた。
しかし山ほど張ってあるテントの中から彼女を捜すのは至難!
ここで頼りになるのはT。彼の人脈を作る能力は素晴らしいものがある。
目星をつけていたテントを隈無く探し、後にカモで大活躍をするK宮さんを
見事GETしたのである。
K宮さん、ご一緒だった皆さん、ジンギスカンご馳走さまでした!
翌朝徒歩15分くらいの甲武信岳山頂にてご来光。
6月とはいえ、山を越えてくる風はまだ冷たい。
けれど無事地平線から顔を出したお天道様を拝み
卵や海苔など朝食の定番をしっかり腹に蓄えて出発!
「それじゃあまた」とK宮さんたちに別れを告げて今日は一般道だい。
途中、K村・N尾・KEROは白く満開のシャクナゲに心うつしながら急勾配を下る。
ヌク沢ではあまりの陽気に大昼寝。
遠足倶楽部おばちゃん団体の追ってくる足音と
甲高い笑い声に脅かされつつ昼前に駐車場着。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する