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Yamareco

記録ID: 3191921
全員に公開
沢登り
丹沢

湯船沢左俣遡行・雷沢中俣下降・雷沢右俣遡行・湯船沢中俣下降

2021年05月15日(土) [日帰り]
 - 拍手
tamoshima その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:27
距離
8.6km
登り
1,075m
下り
1,071m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:27
休憩
0:01
合計
9:28
8:50
173
スタート地点
11:43
11:44
394
18:18
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
湯船林道は標高600mを少し越えたあたりにゲート有。その手前のスペースに駐車可能。
コース状況/
危険箇所等
【湯船沢中俣と左俣の二俣より下】
・林道から湯船沢に降りるところに道はないが、植林地であり適当に下れる。
・林道と湯船沢が交わる林道までは、小滝がいくつかあるものの容易。右俣出合の下の堰堤の高巻がやや面倒。
・林道はボックスカルバートでくぐる。
・林道の先は堰堤が連続するが、左岸に径路がついている。

【湯船沢左俣】
・狭いゴルジュ内の2.5m滝は小さい割に難しい。突っ張りで登る。
・いくつか小滝を経て740m二俣は同程度の水量だが右が本谷。出合の2段8mはこの沢の中では難しい方だが、容易に巻ける。
・易しい滝がいくつかあるゴルジュを経て810m二又は右の方が水量が多いが、左の方が詰めが楽そうなので左を選択。
・しばらくで水涸れとなり、涸棚を越えていくと、わずかの土斜面の詰めで稜線に出る。

【雷沢中俣】
・上部は火山灰が積もっており、ザレザレだが下りやすい。
・中部は凡流が長く続く。
・左岸から巻ける滝をいくつか下ると2段13mとなり、小さく巻くのは難しく、左岸から懸垂下降。この滝の直登は難しそうだが不可能ではなさそう。
・すぐの12m滝は右岸から比較的容易に巻ける。この滝はさほど難しくなく登れそうである。
・以降は容易な小滝2つで三俣となる。

【雷沢右俣】
・最初の8m滝は左から登れるが岩が脆く要注意。
・その後の9m滝がこの沢で最難。左を登るがホールドもスタンスも細かい。
・井戸底状ゴルジュの中の8m斜瀑は見た目よりは難しい。
・その上の6mも右から登れるが上部がハング気味で思い切りが必要。
・795m附近で二俣となるが、苔のついた涸棚のある左が本谷。この滝もやや難しいが、水はないので落ち着いて登れる。
・以降も涸棚が多くあり、大体は登れるが、4段17mは最上段が難しく、左から巻く。
・岩床が続いた後、比較的楽な詰めで稜線に出る。

【湯船沢中俣】
・ほとんど何もない沢。水のない区間が長い。
・12m涸棚は登れそうだがクライムダウンは不可。
・下部は土石流跡地と思われる荒れたゴーロが長く続く。
雷沢右俣ゴルジュ内の8m斜瀑
2021年05月15日 14:14撮影 by  SH-M08, SHARP
5/15 14:14
雷沢右俣ゴルジュ内の8m斜瀑
遡行図
2021年05月17日 22:45撮影
5/17 22:45
遡行図

感想

昨冬にアイスクライミングで何度も同行したS井さんとの初めての沢。翌日も西丹沢予定だったので、そこから遠くないところで、それほど難しくなさそうなところで、かつ行っていないところを探した結果、こんなマイナーな沢を選択。

本当はもう1人参加予定だったが、急な発熱とのことで参加取りやめ。このご時世、発熱は怖いね…

現地へ行ってみると、「もしかしたらないかも」と期待していた林道ゲートが出現。しょうがないのでその手前に車を停め、せっかくなので当初予定よりも下流から入渓してみた。その下流部はまあまあ綺麗な癒し系でちょっと堰堤が面倒なものの、歩いてみて良かったかなという感じ。

さて当初目標の左俣に入ると、堰堤の先は沢らしくなり、小滝も出てきて悪くない。登れる滝ばかりを連ね、飽きることなしに詰めまで。まだ、丹沢にこんな沢が未開拓で残っていたとは。これだから沢登りは面白い。

雷沢中俣は火山灰の積もりが凄く、近い沢なのに湯船沢左俣との違いに驚かされる。全体的には下りやすい沢で、登るにはつまらないので下降にして良かった。

雷沢の下流側にあるナメを少しだけ確認してから右俣に入ったが、凄いゴルジュなのに、意外にも登れる滝ばかりでかなり面白い。こんな面白いゴルジュが全然登られずに残っていたとは。大当たりを当てた気分で嬉しい。

嬉しい気持ちのまま詰めあがり、湯船沢中俣下降に入るが、これはまた下りやすい、しかし遡行価値のない沢で、荒れていて、下降で良かったなぁと思う。

なんとなく決めた登る沢と下る沢の組み合わせであったが、結果としてベストな選択であり、開拓も成功で、とても充実した山行であった。

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