顕微鏡をもって金剛山へ



- GPS
- 05:55
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 675m
- 下り
- 594m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
半袖シャツ
アームカバー
ズボン
靴下
グローブ
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
筆記用具
携帯
時計
タオル
カメラ
顕微鏡
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感想
金剛へのお誘いがあったので二つ返事で応じる。
先日転職先で使おうと顕微鏡を買ったので練習のためにもっていくことにする。
前準備としてスライドグラスにセロハンテープを張る。
セロハンテープに花粉を付着させてスライドグラスに張り付ければプレパラートの完成。
今回はオオベニウツギとクリンソウを採取することができた。
オオベニウツギは細長い花粉、クリンソウは丸い花粉で種によって花粉の形状が違うことが観察できたのだが、
最初に見たオオベニウツギの花粉の写真はうまくとれていなくてお見せすることができないのです。
それとカトラ谷の淀みで雲母を採取した。
金剛山は花崗岩という岩でできており、この岩に含まれる雲母は軽く柔らかいので、
侵食されやすく、流れのないところで沈殿する。
手に取るとキラキラと光るのだ。
持っている顕微鏡は、鉱物を見るためのものではない、生物顕微鏡なので見えるかどうかはわからなかったのだが、
意外に立体に見えてこれがまたきれいだった。長石、雲母、石英が確認できた。
やってみるものですね、固定観念はダメです。
そして同行した少年が素手で(!!)捕まえたセセリチョウの仲間と思われる蝶の鱗粉。
蝶の鱗粉は羽をもったときに指につくので、それをセロハンテープにつけて、
スライドガラスに貼ってプレパラートを作成します
顕微鏡写真はいずれも顕微鏡の接眼レンズにスマホを近づけて撮影するので、
視野が欠けてしまっていたりピントが合っていなかったりしています。
テクニックの向上は今後の課題です。練習すればうまくなるはずです。
登りはカトラ谷、沢を遡上しながら採取できそうなものを探す。
まずオオベニウツギを発見、花をみたらおしべとめしべが花弁の外に出ているので、
スライドガラスに採取しやすい。
同行の少年が「帰ってから顕微鏡で見るの?」と聞く。
私がザックに顕微鏡入ってるというと、
「電気ないのにどうやって見るの?」という
今どきの子やな、顕微鏡には反射鏡がついているんだぞ。
最近の顕微鏡は光源はLEDで電源はコンセントなのです。
あちらこちらにクリンソウが咲いているのが見える。
いい時期です。
フェンスの手前の淀みで雲母を採取、キラキラした雲母を見た少年が採取したがって袋をちょうだいという
よしよし、顕微鏡にぱっくり食いついてきた
フェンスを越えるとニリンソウエリア(すでに時期は終わっていますが)へ突入。
急登を登りきると山頂だ。
9時半過ぎの山頂広場は結構人が多い。
静止画に映った後は顕微鏡を取り出し、検鏡。
少年は広場にある石の手水鉢?にたまった水を見ている。ボウフラを見つけたようだ。
見たいアピールをしてくる。
やめなさい。そんなものはみたくありません。
顕微鏡の結果は先述の通り。
どれもうまくみられて結果は上々。
特に実体顕微鏡じゃないとダメだと思っていた雲母を見られたのは大きな収穫でした。
しばらく遊べるな。
この間少年の父はメスティンと釜でご飯を炊いていました。
遊んでばかりですみません。
反省しているがもうしないとは言えません。
一度片付けて食事タイム。
湯を沸かし肉を焼き、炊けている飯を食わせてもらう。
食事後はカタクリポイントから園地を回り、沢のルートから下山。
なんか色々見た気がするがしゃべるのに夢中で写真を撮っていなくて何を見たか覚えていません。
クリンソウは、春の庭先にピンクや白の花を咲かせるサクラソウとおなじ、サクラソウ科サクラソウ属。
「クリン」はお寺の五重塔の先端にある「九輪」に似ていることからこの名がついています。
画像検索してみてください。
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