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Yamareco

記録ID: 323581
全員に公開
ハイキング
尾瀬・奥利根

尾瀬ヶ原(天上の楽園アヤメ平)

2013年07月19日(金) 〜 2013年07月20日(土)
情報量の目安: S
都道府県 福島県 群馬県
 - 拍手
sinsengumi その他2人
GPS
32:00
距離
15.5km
登り
561m
下り
563m

コースタイム

7月19日22:30池袋23:00(夜行バス)4:30尾瀬戸倉(シャトルバス)5:20鳩待峠
7月20日鳩待峠5:30−6:20横代ー7:10アヤメ平−7:30分岐ー9:00竜宮十字路9:30−10:05牛首分岐ー10:40山の鼻12:00ー14:00鳩待峠14:30(シャトルバス)14:50尾瀬戸倉15:20ー19:10池袋
天候
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
コース状況/
危険箇所等
ポイント毎にしっかりした道標があり道は明瞭。
鳩待峠から横田代までと富士見分岐から竜宮分岐まの道はヌタ場のようなぬかるみがいくつもあり歩きにくい。
早朝の戸倉
2013年07月21日 17:13撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
1
7/21 17:13
早朝の戸倉
鳩待峠の朝
2013年07月20日 05:26撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 5:26
鳩待峠の朝
樹林帯を抜けて横田代
2013年07月20日 06:18撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 6:18
樹林帯を抜けて横田代
振り返れば至仏山
2013年07月20日 06:24撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 6:24
振り返れば至仏山
鶯がしきりに鳴いています
2013年07月20日 06:25撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 6:25
鶯がしきりに鳴いています
山上の草原
2013年07月20日 06:27撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 6:27
山上の草原
ニッコウキスゲとワタスゲ
2013年07月20日 06:29撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 6:29
ニッコウキスゲとワタスゲ
アヤメ平に向かいます
2013年07月21日 17:16撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
7/21 17:16
アヤメ平に向かいます
2013年07月20日 06:59撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 6:59
天上の楽園と言われたアヤメ平
2013年07月20日 07:01撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 7:01
天上の楽園と言われたアヤメ平
2013年07月20日 07:03撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 7:03
植生はかなり回復しているよう
2013年07月20日 07:06撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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7/20 7:06
植生はかなり回復しているよう
2013年07月20日 07:10撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 7:10
シンボルのキンコウカ
2013年07月20日 07:11撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 7:11
シンボルのキンコウカ
天下一品の燧ケ岳
2013年07月20日 07:03撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 7:03
天下一品の燧ケ岳
富士山が見えました
2013年07月21日 17:15撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
7/21 17:15
富士山が見えました
これは浅間山のよう
2013年07月21日 17:15撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
7/21 17:15
これは浅間山のよう
赤城山の連山の右隅に富士山
2013年07月21日 17:16撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
7/21 17:16
赤城山の連山の右隅に富士山
赤城連山と片品村
2013年07月21日 17:17撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
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7/21 17:17
赤城連山と片品村
富士見峠に向かう道
2013年07月21日 17:12撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
7/21 17:12
富士見峠に向かう道
稜線の上がアヤメ平
2013年07月21日 17:19撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
7/21 17:19
稜線の上がアヤメ平
富士見田代からの燧ケ岳
2013年07月20日 07:29撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 7:29
富士見田代からの燧ケ岳
2013年07月21日 17:11撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
7/21 17:11
尾瀬ヶ原に到着
2013年07月20日 08:54撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 8:54
尾瀬ヶ原に到着
龍宮小屋
2013年07月20日 09:28撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 9:28
龍宮小屋
山の鼻へ向けて出発
2013年07月20日 09:29撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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7/20 9:29
山の鼻へ向けて出発
はるかな尾瀬 遠い空
2013年07月20日 09:33撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 9:33
はるかな尾瀬 遠い空
2013年07月21日 17:39撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
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7/21 17:39
2013年07月21日 17:20撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
7/21 17:20
2013年07月20日 09:33撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 9:33
2013年07月20日 09:43撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 9:43
逆さ燧の撮影ポイント
2013年07月21日 17:18撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
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7/21 17:18
逆さ燧の撮影ポイント
2013年07月21日 17:19撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
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2013年07月21日 17:17撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
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ニッコウキスゲの群落
2013年07月20日 09:49撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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7/20 9:49
ニッコウキスゲの群落
2013年07月20日 09:49撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 9:49
2013年07月20日 09:51撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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2013年07月20日 09:52撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 9:52
2013年07月20日 10:14撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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頑張って残っていた水芭蕉
2013年07月20日 10:32撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 10:32
頑張って残っていた水芭蕉
カキツバタの群生
2013年07月20日 10:30撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 10:30
カキツバタの群生
2013年07月20日 10:30撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 10:30
2013年07月20日 10:33撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 10:33
もうすぐ山の鼻です
2013年07月20日 10:34撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 10:34
もうすぐ山の鼻です
2013年07月20日 10:35撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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7/20 10:35
クルマユリ
2013年07月21日 17:21撮影 by  PHOTOfunSTUDIO, Panasonic
7/21 17:21
クルマユリ
峠への登りでお年寄りをエスコート
2013年07月20日 13:29撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 13:29
峠への登りでお年寄りをエスコート
戸倉に到着
2013年07月20日 14:52撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
7/20 14:52
戸倉に到着

装備

個人装備
飲料水
1リットル
雨具、傘
各1

感想

 7月20日に山へ行こうと誘われて、時期的にニッコウキスゲの見れる尾瀬に行こうと思った。忙しい仲間なので夜行日帰りで、来月の白山のトレーニングになるから、時間的にきついけどアヤメ平から竜宮、山の鼻、鳩待峠を計画。「ビックツアー」を申し込んだ。
 ツアーバスはどうやら2台仕立てだったようで、4時過ぎに戸倉に着いてからの乗り継ぎのマイクロバスは3台用意された。それぞれバスを指定されて満席になっても、どういう訳か6人ほどがあぶれていて、スタッフが調整に手間取っている間に他のツアーは出発してこちらは最後になってしまった。

 5時15分鳩待峠着。小屋前にはすでに多くの登山客が出発の準備に追われて賑わっていた。ここから尾瀬ヶ原、至仏山、アヤメ平の3コースが分岐している。私たちが予定しているアヤメ平コースは最も入山者が少ないと思うので、マイペースで歩けるだろうが、14時までにこの場に戻るにはコースタイム上さして時間の余裕がないので、あわただしく出発した。

 小屋の裏手あたりが入山口になっていてすぐに登りだす。樹林の中の緩やかな登りで暑さも感じない。少しでも時間を稼ぎたかったので、ピッチを速めて登るが汗ばむこともない。木道とぬかるんだ道が交互に出てきて歩きにくいが傾斜は緩い。

 1時間ほど登ると突然樹林が切れて草原に飛び出す。横田代だ。誰もいない。ウグイスの鳴き声だけが聞こえる。進むにつれて草原は広がりを見せ、展望も開けてくる。振り返ると至仏山がのびやかに聳えている。やがて周囲の山々が見渡せるようになり、はるかに富士山まで姿を見せている。
 左手に日光連山、中央に赤城の山々、その右遥かに富士山、武尊の奥に見えるのは浅間山のようだ。ベンチに腰掛け一息入れる。涼やかな朝の霊気、大展望、あちらこちらで聞こえるウグイスのさえずりだけが静寂をやぶる。実に開放的な気分に浸れる至福の時間だ。

 アヤメ平は美しさを取り戻していた。昭和40年代の荒れ果てたアヤメ平の写真を記憶している。それから現在に至るまで40年を超えて営々と続けられた植生復元事業はまだまだ継続されて、在来種の移植や播種に取り組んでいると説明板があった。確かに復元箇所の確認もできるスペースは何か所もあるが、よくここまで回復させたものだと敬服するばかりだ。
 「夏の思い出」の歌が親しまれて多くの人が尾瀬に訪れるようになり、天上の楽園と言われたアヤメ平にも人は入った。湿原にシートを拡げ憩ったという。フォークダンスを踊った連中もいたようだ。踏み荒らされた湿原が40年かけてやっとここまで復元した。元の姿に戻るにはこれからまだ100年の歳月が必要だという。深田久弥が大正末期この地を踏んだ時そこには無垢の儘のアヤメ平があったのだろう。ここから見た燧ケ岳の山容を天下一品だと言っている。

 仲間が焼酎を持参しているという。私のザックにはワインが入っている。されば山の鼻に何時に着くか。そこを12時に出発するまで腰を据えることができる。ここまで設定時間より1時間早いペースで来ている。これから500mの下りがコースタイムのポイントだ。

 長沢新道はぬかるんだ所が多く歩きにくい。特に長沢の頭からは急な下りで道も悪い。休憩に適した場所もなかったので一気に下りきり、長沢を渡る橋で川筋に下りて一息入れた。冷たい水で顔を洗うと生き返るように気持ちいい。もう後は平地だからと泥だらけの靴も洗って、さっぱり気分で尾瀬ヶ原に向かったがぬかるみはまだまだ続いて、竜宮十字路に着いた時には元の泥靴になっていた。

 竜宮小屋9時到着。1時間半早く着いた。この貯金が山の鼻で使える。とりあえずビールで乾杯!!。気分は上々、心配した仲間の足も問題なし。この調子で来月は白山に行こう。
 9時半出発。これから1時間半ほど平坦な尾瀬ヶ原の散策だ。遥かな木道の正面に至仏山、背中に燧ケ岳。天気晴朗、気分爽快、絶好調という感じです。

 牛首十字路あたりでやっとニッコウキスゲの群落を見ることができた。これまではそこかしこに点在して咲いている程度だった。しかしこの広々とした奥行きは気持ちいい。みづみづしい草の緑、点在する池塘、遠く湿原を限る白樺の木々、たおやかな山並み、この原の広さの中で木道を歩く人も点景に過ぎない。

 山の鼻到着10時40分。小学生の団体とすれ違う。そういえば今日から夏休みかな?。さっそくのんびりできそうな場所を探す。小屋周辺の雑踏を逃れて、山の鼻田代の見渡せるベンチを確保。ザックの荷を解いてゆっくり昼食タイムが始まる。やっぱりお酒があってよかったなぁ〜

 予定通り12時出発。登りも下りもぞろぞろと人の列が切れない。かなり峠の近くまで登ったあたりで、追い越したおばあさんの様子が心もとなかったので声を掛けると、だいぶ疲れているようなのでリュックを預かると言って肩から降ろさせた。そのリュックが小さい割に重量があるのに驚いた。ストックを貸したり、手を引いてあげたり、連れの人が先行しているというので迎えに行ったりとエスコートした。

 連れの人は娘さんの年回りより少し若い感じでどうも親子ではなさそう。峠まで上がってトイレを使って戻ってきたようだ。途中のベンチで休憩した時におばあさんに「皆さんはきっといいお仕事をされているんでしょうね。皆さんいい顔されているからそう思います」と言われて、3人でくすぐったい思いをした。イャーじつわぁ・・・、酔っ払ってちょっと筋肉が緩んでいるだけなんですぅ ゴメンナサイ・・・・。
 励まし、励まし、やっとの思いで峠に到着。「尾瀬はどうでした?」と尋ねたら、尾瀬は初めてで、念願だったのでとても嬉しいと泣かんばかりに喜んで、感謝もされた。本当によっぽど来たかったんだろうね。生涯の思い出になるね。「おめでとう!!」とハイタッチしてお別れした。

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